ネタバレ満載かもしれません。ってか、そんなの気にしないで書いてます。
9月11日辺りでテレビで放送されていた“9.11”関係の映画を2本です。
内容が内容だけにコメントしづらいと言うか、しなくても良いと言うか、
映画批評だけをするのは難しい問題ですね。
『9.11アメリカ同時多発テロ 最後の真実』(The Path to 9/11)2006年
監督…デヴィッド・L・カニンガム 脚本…サイラス・ナウラス
出演…ハーヴェイ・カイテル、ドニー・ウォールバーグ、ウィリアム・サドラー
映画と言うよりか、アメリカテレビドラマみたいな感じですね~。と思ったら、
全米ABCネットワークが制作・放送し、話題となったドキュメンタリードラマ
でした。映画としてはアレだが、単体ドラマとしては秀作。いぶし銀の俳優、
ハーヴェイ・カイテルも頑張っています。水面下でテロと戦い続けていたFBIと
CIA。ウサマ・ビンラディンをなんとか出来たチャンスがあったのにふっつ~に
取り逃がしたことや、ツインタワーを狙って来るのも予測していたのにふっつ~
にやられたのも、政府のゴタゴタが問題。どこの国でも同じですな。まあ、
私としては、どちらかと言うと、アメリカやらせ説の方が納得出来るんで、
それに振り回された人のドラマとして観ていました。テロであろうが、アメリカ
のヤラセであろうが、全然関係ない人を大勢巻き込んだ事件。人間って…と
呟いてしまいます。ハーヴェイ・カイテル演じるFBIの対テロ専門家オニールの
運命は、実話ならではの怖さがあります。戦争反対。テロ反対。
『ワールド・トレード・センター』(WORLD TRADE CENTER)2006年
監督…オリバー・ストーン 脚本…アンドレア・バーロフ
出演…ニコラス・ケイジ、マイケル・ペーニャ、マリア・ベロ、マギー・ギレンホール
で、コレ。オリバー・ストーン監督だから、過激な感じかと思いきや、ほとんど
瓦礫の下のシーンばかりの映画でした。まあ、それが真実なんだろうけど。
ニコラス・ケイジは大好きな俳優ですが、基本的に彼の映画は「赤ちゃん泥棒」
しか認めません。だって、ニコケイ、どんな映画でも締まりのない、ぼぉ~~っ
とした顔なんだもの。当然、この映画でもぼぉ~~っとした顔で警察官を導き、
ぼぉ~~っとした顔で瓦礫に埋まり、ぼぉ~~っとした顔で救助を待つんだから
しょうがない。まあ、彼にメリハリを感じようとしても無駄ですけどね。
映画は映画。題材が何であろうが面白く無いといけません。それにしても、
戦争反対でテロ反対と言う言葉しか出ません。あと、飛行機は乱気流だけで
コワイので絶対に乗っ取ったり、カミカゼしたりするのは禁止だ、テロ野郎。
4日の深夜、毎日放送「ゴーストバスターズ(1984・米)」を録画しました。
なぜなら、吹き替えがテレビ朝日版だったからです。故広川太一郎さんと
故富山敬さんのアテレコは最高です。DVDにはテレ朝版もフジ版も収録されて
んですが、吹き替えは声優に限ります。もうコレは当然で、タイアップで
俳優や女優、芸人が主役級をアテたりしてますが、最悪に近いですからね。
<DVD版>
ビル・マーレー(安原義人)
ダン・エイクロイド(玄田哲章)
ハロルド・ライミス(牛山茂)
シガーニー・ウィーバー(駒塚由衣)
リック・モラニス(高木渉)
アニー・ポッツ(安達忍)
アーニー・ハドソン(菅原正志)
<フジテレビ版>
ビル・マーレー(野田秀樹)
ダン・エイクロイド(堀勝之祐)
ハロルド・ライミス(西沢利明)
シガーニー・ウィーバー(田島令子)
リック・モラニス(山口良一)
アニー・ポッツ(藤田淑子)
アーニー・ハドソン(銀河万丈 )
<テレビ朝日版>
ビル・マーレー(樋浦勉)
ダン・エイクロイド(広川太一郎)
ハロルド・ライミス(小川真司)
シガーニー・ウィーバー(鈴木弘子)
リック・モラニス(富山敬)
アニー・ポッツ(藤田淑子)
アーニー・ハドソン(玄田哲章)
このゴーストバスターズ、2ではまたガラリと吹き替え陣が代わります。
シリーズなのにガラリ変わるのって続けて観れません。誰コイツ?みたいな。
私は基本的に字幕で観ますが、やはり耳が英語に追いつかない時は字幕を
辿ってしまうので、映像は後回しになります。だから、その後は吹き替えで
観ます。英語圏以外の映画は確実に吹き替えで観ます。苦手なフランス映画
(暗くて長いやつね)でも吹き替えなら観れます。それにしても最近の
邦画は日本語なのに観れないのが多いですな。ホラーブームの亜流は仕方が
無いとして、闘病、死、動物、子供を出して動員を稼ごうとしている映画、
たまりません。もう、日本の邦画はアニメだけという設定でも良いんじゃ
ないかと思うくらいです。誰かここ最近の良質な邦画を教えて下さい。
今年のアニメ映画の『サマーウォーズ』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』
はサイコーの賞賛しか聞きませんな。『サマーウォーズ』は胸がキュンと
なりすぎる傑作に仕上げたあの『時をかける少女』の細田守監督だから早く
DVDを手に入れたい。ああ、なんだか自分の文章でアニメを観たくなって
きました。今夜はアニメ三昧します。手始めに『すごいよ!!マサルさん』
でリラックスさせて、『ルパン三世 ルパンVS複製人間』&『ルパン三世
カリオストロの城』か『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』
&『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』をはさみ、
『AKIRA』か『伝説巨神イデオン 接触編&発動編』で死んでみます。
ネタバレ満載かもしれません。ってか、そんなの気にしないで書いてます。
昨夜、「リーピング(The Reaping)」って言うホラー映画をわざわざ
エカキョー潰して観たのですが、途中で二回めだったのに気づきました。
忘れるくらいの内容だったようですが、バカな私は再び楽しく観れました。
それにしても、劇中の女の子のようにイナゴを自由に操りたいもんです。
『リーピング』(The Reaping)2007年
監督…スティーヴン・ホプキンス
製作…ジョエル・シルバー、ロバート・ゼメキス
脚本…ケイリー・ヘイズ、チャド・ヘイズ
出演…ヒラリー・スワンク、デヴィッド・モリシー、アナソフィア・ロブ、
スティーヴン・ホプキンス監督の「プレデター2」は1作目のそれよりも好きです。
古代エジプトで奴隷状態にあったイスラエル人を救出するため、エジプトに対して
神がもたらしたとされる十種類の災害の「十の災い(とおのわざわい)」を元に
して作られているホラー映画。まあ、良くあるネタです。最初のうちはそれなりの
オカルト的な進み方だったのが、最後辺りで一気にバカ映画になるので楽しい。
1. 水を血に変える(7:14-25)
2. 蛙を放つ(8:1-15)
3. ぶよを放つ(8:16-19)
4. 虻を放つ(8:20-32)
5. 疫病を流行らせる(9:1-7)
6. 腫れ物を生じさせる(9:8-12)
7. 雹を降らせる(9:13-35)
8. 蝗を放つ(10:1-20)
9. 暗闇でエジプトを覆う(10:21-29)
10. 長子を皆殺しする(11章、12:29-33)
こういうの嫌いじゃないです。でも7点です。だって、忘れてたくらいだから。
サスペンスとオカルトの表現が微妙なのが難点ですね。でも、嫌いじゃない。
嫌いじゃないけど、忘れてしまう惜しい映画です。あ~、もったいない。
風邪で寝込むついでに、普段読まないマンガをカノリンヌに借りて読破しました。
最近、映画化で賛否両論の『20世紀少年』が全22巻、『21世紀少年』は上・下巻の
2巻、全24冊を一気読みしました。“ともだち”の正体を確認したいだけで24冊
引っ張るのはスゴい。
ネタバレ満載かもしれません。ってか、そんなの気にしないで書いてます。
『アザーズ』(The Others,Los Otros,) 2001年
監督…アレハンドロ・アメナバール 製作総指揮 トム・クルーズ他
脚本…アレハンドロ・アメナバール
出演…ニコール・キッドマン、フィオヌラ・フラナガン、
クリストファー・エクルストン、アラキナ・マン、ジェームズ・ベントレー
血や残虐な暴力などのグロテスクな描写がほぼゼロの良質のスリラー映画。
屋敷内だけの物語な上、子供が光りに当ったらいかん子らしいんで、ずっと
暗い画面です。これのラストは解る人にはすぐ解るんですが、それはそれで
古き良きモノクロ映画時代前後を思わす映画の内容なんで良い感じにゴシック
となっております。屋敷内だけなので、お化け屋敷的に楽しめます。
『ダークネス』(DARKNESS) 2002年
監督…ジャウマ・バラゲロ
脚本…アレハンドロ・アメナバール
出演…アンナ・パキン、レナ・オリン、イアン・グレン、
ジャンカルロ・ジャンニーニ、ジフェレ・マルティネス
『アザーズ』を生んだスペインから、新たなる鬼才が放つスパニッシュ・
ミステリー・ホラー!!…らしいです。スペインの映画ですが、全編英語です。
この映画も設定が古い。でも映像は斬新って感じの焼き回し映画ではありますが
私には好印象です。少し『エクソシスト』に雰囲気があります。もっと言えば、
『エクソシスト3』なんですけどね。皆既日蝕のある日、スペイン郊外の森で
起きた7人の子供の失踪事件。1人だけ発見された少年は記憶がなく、「丸い家」
「暗闇」といった謎の言葉を呟くだけ。それから40年。ある家族がスペイン
郊外へ越してくる。古い家に住み始めてから弟は暗闇を異常に怖がり、また
父の言動も日増しに粗暴になっていく。家族の変化に気付いた娘は全てが
40年前の皆既日蝕の日に起きた7人の子供の失踪事件に関係していると気付く。
って感じの内容ですから、惨殺シーン抜きのホラー映画を楽しみたい方は
是非観て下さい。家の構造が悪意に満ちているって言う話なんで風水的にも
悪いんでしょう。しかし、悪霊、悪魔の存在意義が少し薄いんで、8点です。
ネタバレ満載かもしれません。ってか、そんなの気にしないで書いてます。
『ゾンビーノ』(Fido)2007年
監督…アンドリュー・カリー 脚本…アンドリュー・カリー
出演…キャリー=アン・モス、ビリー・コノリー、ディラン・ベイカー、
ヘンリー・ツェニー、ティム・ブレイク・ネルソン
カナダのゾンビコメディー映画。原題のFido(ファイド)とは、英語圏に
おいてペットの犬に対してつかわれる名前。放題がまたまた今イチ。内容は
ゾンビを召使などとして利用している1950年代のパラレルワールドが舞台と
なっている。まあ、ほのぼのしていました。『シザーハンズ』を哀愁やラストを
省いて、最大限にマッタリさせた感じのファンタジーって感じです。ゾンビ
好きの私にはこういった良質のパロディは好印象です。バイオレンスシーンは
ほぼゼロなんでパンチは弱いです。。自主的には観ることはおそらくないですが、
楽しい映画でした。
ネタバレ満載かもしれません。ってか、そんなの気にしないで書いてます。
『ザ・インターネット』(The Net)1995年
監督…アーウィン・ウィンクラー
脚本…ジョン・ブランカート、マイケル・フェリス
出演…サンドラ・ブロック、ジェレミー・ノーザム、デニス・ミラー、
ダイアン・ベーカー、レイ・マッキノン
邦題のザ・インターネット、「ザ」「ジ」でしょうがと言っても始まらない日本。
昔のアニメの「ザ・ウルトラマン」の「ザ」を許してしまい、ダイソーがなんでも
かんでも「ザ」をつけたが為に、こうなったと言えよう。ウソです。映画自体は
軽く楽しめる作品です。軽いサイコスリラーって感じです。サイコスリラーなのに
軽く楽しめるってハナシです。テレビの吹き替えで丁度良いかもしれません。
『ブラックサイト』(Untraceable)2008年
監督…グレゴリー・ホブリット 脚本…ロバート・フィヴォレント他
出演…ダイアン・レイン、ビリー・バーク、コリン・ハンクス
「killwithme.com」というサイトで殺人の実況中継を行なう犯人と、それを
食い止めようとするFBIサイバー捜査官の戦いを描く。公開拷問ピタゴラスイッチ
って感じで、アクセス数増加すればするほど、じわじわと殺していく機械。
それを作った犯人役も良い感じに狂った顔をしています。拷問映画なんで、
アクション、バイオレンス的な要素は一切ありません。ただ、ネットは怖いな
って感想ですね。匿名性とか、現実性とかの部分で。映画の雰囲気は全体的に
少しブルーがかったモノトーン風の映像。『羊たちの沈黙』のような感じです。
もう、サイコスリラーでFBIが出る映画はこの映像の雰囲気で良いと思います。
この3日間、引っ越しの準備&本番(夜逃げでは無い)を迎えながら、天神祭の
花火を大急ぎで観に行きました。ここ数年、天神祭の花火は今イチだったの
ですが、今年の花火は凄く良かったです。その後、本屋に立ち寄ってから、
タコ焼きを食って帰りましたが、充実した普通の週末を過ごした感じで非常に
満足しています。とはいっても、軽く疲れています。その軽さが私を寝付かせ
なかったので、映画を観る事にしました。しかしいつ、うたた寝するか解らない
ので、うたた寝しても良いであろうと思われる映画をチョイスしました。
『ゴジラ2000 ミレニアム』
ら