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kiske3の絵日記

一コマ漫画、トホホな人の習性、

映画批評、恐怖夜話、あらゆる

告知をユルく描いて書いてます。

東京コンテンツマーケット2006 おわり

2006年11月03日 | ボスヒコの「ブー太郎のクルクルミラクル」

マキエロ様は出発前の新幹線の入り口前に荷物を置いて、弁当好きのバカな
私達に好きなだけ弁当を見て、好きなだけ買って来いとおっしゃられたのだ。

バカかっ!!どんな気の利かしようだっ!!そんな事で足を止めた自分に
ムカつくわいっ!!と、急いで乗り込んだ。ま~、間に合ったし、疲れて
いるし、後日シバけばいいか。駅弁は中で買えるしな。さあ~て、席、席と…

げっ!…な~んで2名と2名離れてんだ!?しかも、3人席の中の2席じゃん!
知っての通り、新幹線は3人席と2人席が横1列にある。ミワンコフは2人席
と言った。確かに言った。あくまで大量の荷物を置きやすくする為だ。仲良し
こよしで帰りたい訳ではない。これでは寂しいマキエロの為に席替えしただけ
ではないか!……帰りぐらいゆっくりと帰りてえ……。神よ、休ませておくれ。
私は朦朧とする中、周囲に人がいる事も忘れ、マキエロ目がけて怒鳴った。

ボ「ゴラァ!!コレはなんでじゃボケっ!!」
マ「(30分台発の新幹線に2人席2つが)無かったんですぅっ!!」
ボ「33分発にないだけだろおうがっ!!それか、行きのようにキスケ3人席
 とお前はどっかに1人でいいだろうがっ! IQどっかに落としてきたんかい!」

狂った返答に物事を完全に諦めた私は、ミワンコフと席に着いた。スマン、
ミワンコフ君。私は身体がデカイから窓際に座らせてくれないか、と窓際に
座った時に左腕に違和感が。…トレイだ。窓の横にトレイがある席だった。
肩幅が広い私には避けようも無いトレイ。んふふふ、んふ、と狂いかけた
そん時に「終点、広島」と言うアナウンスを聞く。……終点、新大阪じゃ
ねーのかよっ!3日3晩ほとんど寝てねーのに、寝たら誰が起こすんだ!?
すっげーコンボ!頼む!もうヤメてくれ!私が悪かった!キスケもあげちゃう!

ミワンコフは自分の伝達不足だと言って、しなくていい反省をし、マキエロを
シバキにマキエロの隣のカノリンヌと交代しに行った。重い荷物を荷台に置いた
その頃には私達の隣にサラリーマンが弁当をもりもり食い出している。社内に
駅弁を売りに来たねーちゃんが遠く感じられ、私達は誰も駅弁を買う奴はいな
かった。遠く離れたマキエロ&ミワンコフを見ると、窓際の方をのうのうと
マキエロが座っている。その時、私の隣のカノリンヌが大きな舌打ちをした。

「ちっ!くそっ!交代したもんだからあっちにiPod忘れてきた!」

一切の娯楽がないまま、カノリンヌは新大阪駅まで腕を組んで起きるハメとなる。


地獄の新幹線をさっさと降りてタクシー乗り場へ。半笑いで謝って来たマキエロ
に構わず、重い荷物を積んで乗り込んだ。(どーして日本人は失敗した時、笑って
誤摩化すんだろう。神様…日本人の笑い顔を消し去ってくださいな)とか思って
たらオフィス手前でタクシーが軽くバウンドする。その時になんと、タクシーの
メーターがぶっ壊れた。タクの運ちゃんも仕方がなく、1メーターの料金だけを
請求した時、私達は思った。神様が災難なkiske3にプレゼントしてくれたのだと…。

いや、違うな。マキエロも乗ってる。

はい!これにて、TCM2006リポートは終わり~。ま、色々ありましたが、非常に
楽しかったです。kiske3のブースに寄られた皆様全員に感謝の気持ちを込めて。













酒を浴びる程、呑みたい。                    ボスヒコ


東京コンテンツマーケット2006 2日目 その4

2006年11月02日 | ボスヒコの「ブー太郎のクルクルミラクル」

3時10分

新幹線のチケットを変更する為にゾロゾロとJRの方へ向かう。ホーム内での
駅弁は食い尽くしたのと、あまり美味くはないと言う理由で駅に入る前に
買うと言う事で、その辺を物色。ミワンコフがチケットを換えに緑の窓口へ
入ろうとした時にマキエロが声をかけた。「私が行ってきますよっ!!」
私はいや~な予感がした。なぜならば、東京へ行く段階でもホテルや新幹線を
彼女に頼む事は出来たのだが、マキエロはミラクルを起こす奴だ。しかも全然
良くないミラクルをだ。だから、君とは別行動だっ!と言う、一見大人げない
形にした。まあ、東京へ行く前にも叱られる事してたしね。罰も兼ねてそんな
形にしたのだ。それがだな、最後という最後に気を利かしたのか、自ら名乗り
出たマキエロに不覚にも信用してしまった。ってか、ガキじゃあるまいし、
チケットぐらい取れるだろうって考えだ。ミワンコフはマキエロに言った。

「行きは私達3人席だったけど、帰りは荷物もあるし、2人席、並びで取って。
 え~っと、今から3、40分後の便ね。じゃ、お願いしま~す。」


3時20分

マキエロが帰って来た。どうやら混んでいたらしい。さて、無事に変更できた
事だし、キスケメンバーが一番楽しみにしている新幹線内の「駅弁&睡眠」の
駅弁の方でも買いに行くかっ!!と、鼻息荒く意気込んだ時にマキエロが一言。

「のぞみ号の33分発でニィニィ(2、2)で取れましたっ!」

そうか!わかった!さあ~って、どんな駅弁を買お……。33分発……。もう
すぐじゃねえーかっ!!私達はクソ重い荷物を持って早歩き(走れないから)
し出す。もちろん「3、40分後の便」を「30分台の便」と間違えているのは
言うまでもない。ゼエゼエ言いながらホームに着いた時には新幹線が止まって
いた。私が乗り込もうとした瞬間、マキエロが思いがけない一言を発する。


3時30分

「ワタシ!ここで荷物見てますんで!駅弁買って来てくださいっ!!!」


東京コンテンツマーケット2006 2日目 その3

2006年11月01日 | ボスヒコの「ブー太郎のクルクルミラクル」

さ、気を取り直して出発しよう。私はマキエロによるプチストレスを紛らわす
為にヘッドホンをし、iPodをつけた。さ~て、何聞こうかな~♪と検索して
いる間に六本木駅構内に入る。電車が来るのを待っていると、1つ横の列に
パンダを発見する。私達は最後の挨拶(見つかるのも時間の問題だしな)を
しに声をかける。そこに1人の男性がいた。彼はテレビの「ランク王国」の
キャラクター・ラルフなどを手がけている3Dクリエイター、森孔版の森さん
だった。どうやら、パンダにモニターを貸した仕事関係者ってのは森さんの
ようだ。“偶然”モニターが余っていたらしい。電車に揺られながら「どっかで
キーボード買って来い!」以降の話をするパンダ。あの後、銀座でブツを購入。
その後、展示会は順調に進んだ。TCM終了と同時にMacなどの荷物を宅急便で
送る準備をする。そこで彼女はある事に気がついた。

パ「お金を持ってなかったんです。」
ボ「…なんの?」
パ「宅急便代の。帰りの電車賃は持ってたんですけど。」
ボ「…そ、そうか。んで、君は今、電車に乗っているって事はそのお金を
  使っているって事だね。じゃあ、あの荷物はどーしたんだ?」

そこで、隣にいた森さんがトホホ顔で「僕がお金を貸しました。」とポツリ。
どうしても「僕は運が悪かったのです。」と聞こえる。発送費が無いパンダが
宅急便の所でアタフタしている所に“偶然”通りかかった森さん。キャッシュ
カードの類いを持って来てなかったパンダはまたもや森さんのおかげで
助かったのである。私は「宅急便には、着払いってのがあんだよっ!!」って
言葉をグッと、いや違うな、んぎゅっっっっっっっっっっっっっっっっっと
抑えて「そーですかー まー 無事でなによりー」と感情のない返答をする。
森さんは普段もパンダにCGを教えているらしい。その彼女の今回の作品名は
「MORRY STORY OF FOREST」。“偶然”にも主人公の名は「モーリー」。
森ビル、モーリー、森孔版の森さん、モリボスヒコ…。おい、誰だ? 今、
“必然”って言った奴は。巻き込まれている方は「偶然」にしときたいところ。

しかしなんだな、パンダは「森を守れ!」的なCG作っている割には「森が
私を守れ!」って感じの生活しているな。なんだかんだ言っても仲良くなった
彼らと別れて、私達kiske3は東京駅に着いた。ここからですよ、キツいのは。


東京コンテンツマーケット2006 2日目 その2

2006年10月31日 | ボスヒコの「ブー太郎のクルクルミラクル」

結局、来場者がまばらなままTCM2006は終了した。盛り上がりに欠けたラストに
不平を言わすヒマ無く、猛ラッシュで始まる後片付け&搬出。凄まじい重量の荷物を
宅急便で送る手配をしに行くミワンコフ。カノリンヌ、マキエロ、私が掃除をして
いるところに、今回手伝ってもらったお礼を言いにお騒がせパンダがやってきた。

パ「今回はありがとうございました。助かりました。」
ボ「いいよいいよ。そのかわり、私の事は忘れてくれ。」

と、和やかに冷たい会話も済み、会場を後にした。新幹線は終電のチケットだったが、
何もする事もないので早めに帰る事にした。各自キャスターバッグやカートを引き
ずりながら、六本木駅の方向へ歩く。宅急便で送ったのは多数のパネル類だけ
なので、意外にカートは重いし、面倒臭い。TCMに向けた何ヶ月間の苦労と疲労が
バッグに詰め込まれている感じだ。今回の来場者数と開催場所は問題だが、やはり
TCMは面白い。それも今日で終わり。帰ってゆっくり熱い風呂にでも入るか……。

そこからだ。マキエロによるプチストレス連続攻撃が始まったのは。今回のTCMには
マキエロは呼んではいない。理由は単純明快で、マキエロは外注スタッフであって、
kiske3ではない。もひとつ重要な理由は「面倒くさい」からである。彼女の言動は
過去の日記でも解る様に、おっちょこちょいとすっとこどっこいとぱっぱらぱー
なんである。悪気があろうが無かろうが、面倒くさい事が起こるであろうと推測し、
呼ばなかったんである。それが自費を出してでも参加して手伝ってくれるという
ではないか。おつかい事が多かったので確かに役にはたった。それ以外は天性の
「猛烈に気が利かない」が発動しっぱなしであった。準備段階でのミス、当日の
遅刻、何千枚と言うパンフは折らない、ブースの入り口を塞いだまま客を中に入れ
ない、カノリンヌらより休憩が多い、書けばキリが無い。ま、彼女には諦めていた
んで何も言わなかった。しか~しっ!疲れ満載の帰りのkiske3には拷問同様だった!

まずは森ビルのエレベーターが開いた瞬間にトイレに行くマキエロ。よくいるで
しょ?トイレ時間あんのにトイレ行かない奴。それで出発ギリギリに1人トイレ
に行く奴。そんな奴のいいわけは「しなくても大丈夫だと思った」が定説。で、
マキエロが戻ってきた時には第2弾のエレベーターが閉まった瞬間であったり
する。まあ、いっか…。んで、次だ。あまりにも綺麗な東京タワーのイルミネー
ションを見た瞬間に「ちょ!ちょっとすいませんっ!」と、自分のバッグを置いて、
携帯を東京タワーに向けながらそちらの方角に消えて行った。お前は虫か!と
バカさ加減に呆れて待つ。……帰って来ない。私、キレました。ミワンコフに
マキエロのバッグを捨てて来い!と命令して駅へと向かう。え~、びっくり
しました。だって、駅の方角からマキエロが半笑いで走って来るんですもの。
東京タワーとは全然違う方角から登場したマキエロが「すいませ~んっ!迷子に
なっちゃってっ!」って言った瞬間に、休憩しようと思いました。クールダウン
だぞお、ボスヒコぉ、こんな事でおこっちゃあダメだぁ。そして、近くのスタバ
に行く。丁度、テーブルが1つ空いていた。私が確保しておくから、君たちは
コーヒーを買って来なさい。と言って座って待っていた。どーも、テーブルの
アチラ側の通路で他のお客さんの行動を狭めているモノがある。……マキエロの
荷物だ。狭い通路の真ん中にデンと置かれているマキエロの荷物。迷惑をかけた
お客に頭を下げながら、マキエロの荷物を足で蹴飛ばして端にやる。何も知らない
マキエロはほくほくで帰って来た。私は疲れていた。

新幹線の弁当&睡眠に最後の期待をかけるのであった。

がっ!!!しかしっ!!



あいきゅうゼロのおんな

2006年09月03日 | ボスヒコの「ブー太郎のクルクルミラクル」

昨日の続きでございます。西成ホルモン「がんさん」でトイレに入ったら、知った
顔が張られてた。おうおう、貴様達は日本のロックンロールを背負うバラケッツさん
じゃねーか。我らキスケより先にチラシ貼んじゃねー!なになに…、9月13日に
バラケッツ1stアルバム“青い月とあばずれ女”が発売されるだと!?それで10月8日に
十三ファンダンゴでのワンマンレコ発ライブだと?それを皮切りに全国ツアーもする
ってか? う~ん、おめでとう。よし、今から冷やかしに行ってやる!って事で
最後のシメはバミューダ★バガボンドの直蔵氏がバーテンしているバラケッツの
セイノ氏のバー・クリークに足を運ぶ。そこで朝まで騒ぎました。何を騒いだかと
いうと、とあるドアホの女の客の発言である。デザイナーの彼女の言う事が支離滅裂で
超傲慢(酔いのせいではなく)過ぎて、聞いた人全員(直蔵以外)がキレるんである。

その内容は、

「今の会社で働きたいが、大きい仕事は恐い。でもしたい。出来るならば責任がおえる
 程度の良い仕事がしたい。でも結婚もしたい。でも結婚したら会社で働く余裕がなく
 なるからそこでは働けない。でも結婚したい彼氏と別れたから結婚できない。でも
 したい。田舎にも帰りたい。田舎に帰ったら羽根を伸ばすけど、1ヶ月で後悔する
 だろうから帰らない方が良いかな?でも気持ちは帰りたい。それよりも休みたい。
 なぜなら、そこの会社のレベルが高過ぎて性に合わない。自分も高いフリしているが
 限界だ。限界だから休みたい? でも寝る時も風呂入っている時も仕事の事を強迫
 観念で考えてしまう。脳も体も休む暇もない?ある程度、楽で美味しいご飯と美味しい
 酒が毎日呑めるぐらいのお金があって、定期的に休める会社が良い。でも一番この
 会社が良い。この会社は凄い会社だから、自分が入れるだけでもラッキーだ。でも
 しんどい。辞めたいのかやって行きたいのかどうかわからないぐらい、会社の考えが
 高い。こわい?結婚したい?働きたい?働きたくない?会社は自分の為に仕事場を
 作ってくれた。その時は嬉しいけど、なんかちょっと違和感?ここにいるとしんどい。
 でも前の会社の時よりも楽。家で仕事をやってた時よりも楽。だから楽?でもしんどい?
 そこで働いているレベルに合わせれない。彼らに合わすとしんどい?疲れる?それで
 毎日社長に注意される。私の考えを根本的に注意される。私が無くなってしまう?
 無くなるのは嫌かな?無くならない?無くなるって事は自分がある?それとも最初
 から自分は無い? だから辞めたい。早く結婚したい。それよりもフジロックに
 行きたい。フジロックや野外フェスティバルは私の青春で生き甲斐。それを禁止に
 する会社は大嫌い。確かにフェスに行った後、風邪引いたり、疲れたりして、仕事が
 全く出来なかったけど、絶対に行きたい。だって、私は自然と触れ合わなきゃダメ
 だもん。だって。そこで彼氏が出来たんだもん。フェス仲間って一番大事なんだもん。
 それを仕事に支障が出るから行くなって言う会社は私の気持ちなんてわかっていない。
 毎回そうだったけど次は大丈夫だからって言ってもわかってくれない。だから辞めて
 フジロックに行きたい。だから辞める?でも出来る事なら辞めないでフジロックに
 行かせてほしい。あと、結婚したい。別れた彼氏に転勤するから俺について来てくれ
 ってプロポーズされたから、会社を突然辞めるって言った時に辞めてりゃ良かった?
 なんで辞めなかったんだろう。あ、私が3日後に辞めませんって言ったんだった。
 それは彼氏も馬鹿でつき合って1週間しか経ってなかったから?あの時にも注意された。
 そんな事情でそんな内容の結婚で会社に損害を出すのはもってのほかだ。君にいくら
 投資していると思う? 普通に結婚するならともかく、そのやり方は詐欺や泥棒と
 変わらん。そんな結婚は禁止だ。うちはこの5年が勝負だって言っただろ!!?
 わかったか!!?だってさ。そんなの分からない!だって結婚したいんだもん!早く
 結婚しないと子供を産めなくなる歳になるもん!結婚禁止する会社の方がおかしいわ。
 じゃあ、辞めろって言われたけど辞めない。だって辞めたくないんだもん。だから、
 普通の結婚をする。でも普通に結婚しても育児や何かで3年は休みたい。だから
 結婚したいし辞めたいし辞めたくないし休みたいし彼氏がほしいし3年以内には結婚
 とかしたいし辞めたくない。それよりもなによりも、フジロックに行きたい!!!」

ってな事を全ての客、全てのバーテンに相談しておりました。彼女の発言の問題点は
自分の事なのに質問することだ。質問に質問で返す様は吉本新喜劇の安尾信乃助を
彷彿させる。素晴らしい事に彼女は相談のシメに現会社の社長を選んだのです。上の
ムカつく内容を社長に言ったのです。皆が帰る頃には彼女は無職になっておりました。








ナオゾーよ、おつかれさん。君は鬼畜なのに良い奴だ。        ボスヒコ

バラケッツ http://balackets.tv/
バミューダ★バガボンド http://www.bermudavagabond.com/pc/


ミワンコの心霊現ショー 2

2006年08月30日 | ボスヒコの「ブー太郎のクルクルミラクル」

日記リターンズ 2006年03月06日



茶菓子を囲んで休憩していたある日、ミワンコが意を決して語り出した。

「ワタシのiTunesに入れた事がない変な声が入っているんだけど…」

私とカノリンヌ、マキコロ含めた3人は飲みかけたコーヒーを置く。

「バラケッツのマキシシングル1曲目の前に“その声”が入っているんですけど、
 ボスが持っているバラケッツのCDもやはり聞こえますか?」

私はミワンコが話し終わる前に否定した。それは噂に聞く「霊の声」なのか。
私達は昼3時の休憩だと言うのに、身を寄せ合う。その声は何て言ってるのか?
ミワンコはなぜか辺りを見渡してから言った。

「…ママ…」

うぎゃああああああ~!!! こ、こえ~~~!!! 超こえ~~じゃん!!
カノリンヌとマキコロは叫ぶ。その声に驚いて叫ぶミワンコ。もらい泣き
じゃなくもらい叫びである。それはさておき、その声を放っておくわけには
いかない。ここはゴーストバスター・ボスヒコが調べてやるからちと待ってろ。

ミワンコは自分のMacに電源を入れてiTunesを調べる。神妙な面持ちで待つ
私達。……あった。確かにバラケッツの1曲目「LIKE A ROLLING」の前に
1曲ある。そこには「ママー!」と印字されていた。…ん? 印字されている
ということは、録音したと言う事だが…。 息を殺してそのデータをクリック
する。…。鳴らない。もう一度クリックする。やはり聞こえて来ない。印字
されていてデータがないと言う事だろうか?そこで秒数に気付く。そのデータの
秒数は0秒。ありえない。じゃあ、なぜミワンコはその声が聞こえたんだろう?

私はいろんな可能性を考えた。…。ひょっとして、ミワンコは過去に何かあって
トラウマが作り出した幻聴なのかもしれない。そして、存在していない声が
聞こえてきて、無意識に自分で「ママー!」と書き込んだのだろうか? 私の
隣で首を傾げながら、「霊の声」を聞く為に何度も試しているミワンコ。

私はその時に気付いた。

Macには「情報を見る」という機能の中に再生機能があったはずだ。私は
「ママー!」と印字されているデータを取り出して、その再生機能を使った。


「ママ~!」


「タラちゃんやんけっ!!」カノリンヌの秒殺の一声。固唾を飲んでいた
私達は爆笑でした。その声はまぎれもなく、サザエさんの息子の声でした。
ミワンコがなんかの拍子でダウンロードしたんだね~。なんかの拍子って…。
















もうちょっとで同情するところだったぜ。            ボスヒコ


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ミワンコの心霊現ショー

2006年08月29日 | ボスヒコの「ブー太郎のクルクルミラクル」

「おつかれさまです。少し仮眠しますんで…」とマキコロはミワンコの机の
右側にあるソファの部屋に行った。徹夜続きのミワンコとマキコロは体力・
気力とも限界にきていた。「夜中の3時か…、私もそろそろ仮眠取らなきゃ」
とミワンコはマキコロと交代で仮眠をしようと思っていた。マキコロが
起きる2時間後まで頑張る為に、濃いホットコーヒーを作ることにした。



5時頃、まだ外はうす暗い。クーラーの冷気にやられたのかミワンコは
いつもより調子が悪く、頭も手も動きが鈍くなってきている。


(そろそろ、マキコロを起こさないと…)


Macの画面を見ながら思った時、ソファの部屋のふすまがスーっと開いた。






(あ、起きてきたんだ)

ミワンコはそう思いながら、ふすまの奥の暗闇には目を向けず、データの
保存に取りかかる。重いデータでMacがフリーズしない事を祈りながら、
散らかった机の上を片付ける。

…、……、………

! 何かが聞こえた。どこから聞こえたかもわからない微かな音だった。
背筋がゾッとしたミワンコはマキコロが起きてこない事を思い出した。

開いたふすまの奥には電気がつけられていない暗い部屋。しかし、わずか
だがソファの陰影が見える。そこにはマキコロの姿はない。私がデータを
保存をしている間に出て来たのだろうか?振り向いてマキコロの机を確認
するが、そこには誰もいなかった。(そういえば…)この部屋をオフィスと
して借りる時にあのソファの部屋に起こった恐ろしい事を思い出した。掃除
する為に和室だったその部屋の畳を裏返してみた所、血のような色をした
何かわからない液体が床の半分を覆っていたのだった。水と仮定して、後で
専門家に調べてもらったが、水の出所はわからなかった。
(kiske3の写真日記12/25に証拠写真。http://blog.so-net.ne.jp/roro/)


う…うう…

また聞こえた。それはまぎれもない女の泣き声だった。なんと、その声は
ミワンコの足下から聞こえて来たのだった。恐怖で硬直するミワンコ。
彼女はゆっくりと足下に目を移す。そこには髪の毛を振り乱した女が
ふすまの暗闇の部屋からトカゲのように這いずり出して来る姿だった。






「きゃあぁぁぁぁぁ~~~~~~~!!!!」

慌てふためくミワンコは机を蹴って椅子ごと後方に飛び出した。トカゲ女が
ゆっくりとこちらを這いずって来る。ミワンコはとうとう遭遇した心霊現象に
失神しかけている。しかし、トカゲ女の背中には見慣れた文字があった。


PEACE FESTIVAL



ピースフェスティバルと書かれたバックプリントTシャツを着ているのは、
ここではマキコロだけだった。マキコロは頭も顔もボッサボサで言った。

「……、う…う……、ね、ねむいぃ……」

ミワンコはトカゲ女をひと蹴りして言った。

「お前がピースフェスティバルじゃっ!!」








実話です。まあ、どっちもバカなんだけどね。       ボスヒコ

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公開注意

2006年05月15日 | ボスヒコの「ブー太郎のクルクルミラクル」

さて、今日はかなり日記に近い事を書く。日記なのに日記に近いと言うのはだな、

まあ簡単に言えば、独り言。ほとんどの人がこれから書く事を読んでもわからないと

思うが、書く。

 

マキ(仮名・女)とキック(仮名・男)は何も分かっちゃいない。しかし、キック

ってあだ名なのにパンチ弱い。そもそもキックってあだ名、どうやってついたのか。

本名も知らないが。4月の花見の時にこのマキックコンビの泥酔っぷりは凄かった。

酒は倒すわ、人に乗りかかるわ、泣き出すわ。暴れだすわ。段ボールで朝を迎えるわ、

屁をこくわでもう。「悪い事をしても謝らない人」酔っぱらいにはそれが多い。

あれは酔っぱらってたから、あの酔っぱらった自分の代わりに酔ってない自分が謝ります、

すいません。って感じ。お前ら今度デュエット200曲ね。それを全部録音して、CD化して、

勝手にタワレコの邦楽「ま」の所に突っ込んできてやる。それで謎のユニットとして「流派-R」

で紹介されろ。すっかり有名になってから謝罪に来い。それまで待つ。