マキエロ様は出発前の新幹線の入り口前に荷物を置いて、弁当好きのバカな
私達に好きなだけ弁当を見て、好きなだけ買って来いとおっしゃられたのだ。
バカかっ!!どんな気の利かしようだっ!!そんな事で足を止めた自分に
ムカつくわいっ!!と、急いで乗り込んだ。ま~、間に合ったし、疲れて
いるし、後日シバけばいいか。駅弁は中で買えるしな。さあ~て、席、席と…
げっ!…な~んで2名と2名離れてんだ!?しかも、3人席の中の2席じゃん!
知っての通り、新幹線は3人席と2人席が横1列にある。ミワンコフは2人席
と言った。確かに言った。あくまで大量の荷物を置きやすくする為だ。仲良し
こよしで帰りたい訳ではない。これでは寂しいマキエロの為に席替えしただけ
ではないか!……帰りぐらいゆっくりと帰りてえ……。神よ、休ませておくれ。
私は朦朧とする中、周囲に人がいる事も忘れ、マキエロ目がけて怒鳴った。
ボ「ゴラァ!!コレはなんでじゃボケっ!!」
マ「(30分台発の新幹線に2人席2つが)無かったんですぅっ!!」
ボ「33分発にないだけだろおうがっ!!それか、行きのようにキスケ3人席
とお前はどっかに1人でいいだろうがっ! IQどっかに落としてきたんかい!」
狂った返答に物事を完全に諦めた私は、ミワンコフと席に着いた。スマン、
ミワンコフ君。私は身体がデカイから窓際に座らせてくれないか、と窓際に
座った時に左腕に違和感が。…トレイだ。窓の横にトレイがある席だった。
肩幅が広い私には避けようも無いトレイ。んふふふ、んふ、と狂いかけた
そん時に「終点、広島」と言うアナウンスを聞く。……終点、新大阪じゃ
ねーのかよっ!3日3晩ほとんど寝てねーのに、寝たら誰が起こすんだ!?
すっげーコンボ!頼む!もうヤメてくれ!私が悪かった!キスケもあげちゃう!
ミワンコフは自分の伝達不足だと言って、しなくていい反省をし、マキエロを
シバキにマキエロの隣のカノリンヌと交代しに行った。重い荷物を荷台に置いた
その頃には私達の隣にサラリーマンが弁当をもりもり食い出している。社内に
駅弁を売りに来たねーちゃんが遠く感じられ、私達は誰も駅弁を買う奴はいな
かった。遠く離れたマキエロ&ミワンコフを見ると、窓際の方をのうのうと
マキエロが座っている。その時、私の隣のカノリンヌが大きな舌打ちをした。
「ちっ!くそっ!交代したもんだからあっちにiPod忘れてきた!」
一切の娯楽がないまま、カノリンヌは新大阪駅まで腕を組んで起きるハメとなる。
地獄の新幹線をさっさと降りてタクシー乗り場へ。半笑いで謝って来たマキエロ
に構わず、重い荷物を積んで乗り込んだ。(どーして日本人は失敗した時、笑って
誤摩化すんだろう。神様…日本人の笑い顔を消し去ってくださいな)とか思って
たらオフィス手前でタクシーが軽くバウンドする。その時になんと、タクシーの
メーターがぶっ壊れた。タクの運ちゃんも仕方がなく、1メーターの料金だけを
請求した時、私達は思った。神様が災難なkiske3にプレゼントしてくれたのだと…。
いや、違うな。マキエロも乗ってる。
はい!これにて、TCM2006リポートは終わり~。ま、色々ありましたが、非常に
楽しかったです。kiske3のブースに寄られた皆様全員に感謝の気持ちを込めて。

酒を浴びる程、呑みたい。 ボスヒコ