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kiske3の絵日記

一コマ漫画、トホホな人の習性、

映画批評、恐怖夜話、あらゆる

告知をユルく描いて書いてます。

コミカルな日々

2008年03月26日 | ボスヒコの「ブー太郎のクルクルミラクル」

「カノリンヌ」

先日、カノリンヌ邸で鍋でもしようかと言う事で、近くの業務用
スーパーに行きました。安くて大量は正に天国ですな。アメリカの
大家族か、ってくらいにいろんな冷凍物を大量に買いました。私と
カノリンヌの両手は大きな荷物で塞がっております。充分すぎる
重さに満足して店を出ようとした時、カノリンヌがいないのに
気づきました。カノリンヌは試食コーナーのメザシをじぃ~~っと
穴が空くくらい見つめております。おあずけをくらった犬のよう
です。カ、カノリンヌ君!!両手の荷物を置けば、試食出来るぞ!!



「ミワンコフ」

それは寒い寒い夜、オフィスで私とカノリンヌが最近のお気に
入り漫才師「髯男爵」と「インポッシブル」の話で盛り上がって
いる時にミワンコフのケータイが鳴りました。どうやら、クライ
アントからの訂正の電話っぽい御様子。そんな事はおかまいなし
の私とカノリンヌは「え~やないか~い」とか言って遊んでます。

背後でミワンコフが席を立つ音がしたので、私達に気を遣って
(本当は私達の声がうるさい上に、ふざけた会話をクライアント
に聞かれたらヤバいから)隣の部屋に行くのだと思い、更に
安心して「いくぞ!かぶとむし!」とか言いながら遊んでます。


その時、カノリンヌが「げっ!」と叫び、私の背後を指差した。


その方向を見てみると、そこにいたのは「頭が無い女」だった。


隣の部屋に行ったかと思われたミワンコフ。その部屋は暖房をつけて
いないので寒過ぎた。ミワンコフは暖房が効いているこちらの部屋
から、頭とケータイを持つ手だけを真っ暗な隣の部屋に突っ込んで
話してました。道理で気配だけはあって、会話だけが遠かったわけだ。



《ブー太郎》

「忙しい」「急いでいる」「寝ぼけている」が合体したメイクでした。












各自、個性あります。                   ボスヒコ

 押して
 

ブー太郎の素敵インテリア

2008年01月28日 | ボスヒコの「ブー太郎のクルクルミラクル」

ある日からずっと咳が止まりません。風邪なんでしょうかね。咳以外は
快調なんで風邪じゃないかもしれません。とにかくずっと咳が止まらない。

去年の年末の怒濤のライブペインティングスケジュールにやられたんでは
ありません。ブー太郎の!ブー太郎の部屋にやられたんですぅぅうう!!

ブー太郎は仕事が忙しくなると臭くなります。便秘や風呂に入ってない
のが原因でもありますが、彼女は極度の怠慢。面倒な事やややこしい事を
後回しにする悪癖があるのです。忙しくなると、まずトイレを出来るだけ
行かない。バカだから我慢するわけ。んで、次は風呂に入らない。まあ、
これは仕事がつまったら仕方が無い事だが、シャワーぐらい浴びれるはず。
でもまあ、1日ぐらいは仕方が無い。2日めもまあ、ん~、仕方が無い時も
ある。3日めは…、3日めはなあ、3日めはなあ、3日めはなあああああ!!

まあ~~~~、まあな、まあ、まあそれも許そう。んで次に起こる現象は、
「かたづけない」だ。洗濯物、食べ物、掃除など日常の生活をことごとく
サボる。そうなると生活から出るゴミはもちろん、使えるものもゴミと化す。

そしてあっと言う間に、立派なゴミ屋敷が出来上がります。あっと言う間と
言っても半年ぐらいだけどな。ゴミ屋敷って大げさに言っているんでは無い。
コイツは加減をしらない。ケモノ道すら無い状態のガチのゴミ屋敷を作ります。
ベッドの上には大量の洗濯した服と洗濯してない服!台所には台所のゴミ!
廊下はなんだか解らない引っ越しの時に開けてないダンボール箱など!!
リビングはもっと解らないモノ!!!トイレの電球が切れているので廊下の
電気の灯りを利用する為にドア開けっ放しのトイレ!!!ってか、ゴミで
ドアが閉まらない!!!ってか、電球かえろやああああああああああ!!!

そのゴミの臭いがブー太郎の衣服や身体につくんです。皆にバレない程度の
微量かもしれない臭いだが、私の勘と統計学と超嗅覚は絶対に騙せません。

これで3回目です。すなわち、3部屋めって事です。引っ越しする度になんだ
かんだと自分の生活と部屋に難癖つけてゴミ屋敷にします。ゴミ屋敷にする
人はひきこもりや鬱病といった神経性の病気の人が多いのですが、ブー太郎
は仕事もちゃんと出来るし、呑みにも遊びにも行っている。全く大丈夫です。

叱ったら3日で綺麗に片付けますからね。幼少の頃から親に「片付けろ」と
言われないと片付けない。片付ける意味が解らずに片付けるだけ。その癖、
モノには執着している。しかし、収集癖は無い。ああああもおおお!!!!

「叱られる」に慣れると自分で考えると言う事が出来なくなります。んで、
こういう風になります。子供が出すゴミなんてしれている。ほとんどが
ゴミではなくて「後片付け」が出来て無いだけ。子供の感覚で大人になって
しまい、大人が出すゴミの種類に気づいていないんですな。見えてないん
です。最近、またブー太郎の仕事のスケジュールがつまってきて、比例する
ように臭くなり、風邪をひきだした。ゴミ屋敷化している証拠です。だから、
私とカノリンヌとミワンコフでブー太郎邸へ抜き打ち検査に行きました。

案の定でした。子供用と大人用の叱り方でそれはそれは丁寧に言いました。


「塵や埃や、湿気から出るカビで病気になる。食べカスで害虫などが増える。
 風水的に悪い。たるんだ魂に悪霊が寄って来る。世界中の貧困で飢えに
 苦しんでいる人々に申し訳ない。と~~~~に~~~~か~~~~く、
 臭いんじゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!
 きゃああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
 うわあああああああああああああああああああああああああああ!!!!」


その日が1月の半ば。説教して、ブー太郎の部屋を出た瞬間から、私達3人の
喉がおかしい。完全に保菌者になりました。忌々しいとはこの事ですな。
もう3度目なんで、ここに公開したわけ。これでズボラ、サボリ、怠慢が
治るとは思わないが、恥かけば良い。ブー太郎は素敵なカレシ募集中です。












自分の作品もゴミまみれ。                  ボスヒコ


 かわいそうな私の為に押してください。
 

おみくじ最前線 後

2008年01月10日 | ボスヒコの「ブー太郎のクルクルミラクル」

浮かない顔で斜め下の一点をぼ~~っと見つめるブー太郎。新しい
恋愛にでもぶつかったのか?寝不足が原因か?餅の食い過ぎなのか?

ブー太郎の心配は全くしてないが、正月早々陰気な雰囲気が鬱陶しい
ので「何か御悩みかね?」と声をかけた。すると、意外な返答をされる。


ブ「凶だったんです。」

ボ「今日? 何が?」

ブ「おみくじ引いたら、“凶”だったんです。」

ボ「ほう……、で?」

ブ「もう今年は終わったなと……」

ボ「じゃあ、仕方が無いな。」

ブ「あ、そうですね。しょうがない…」


出た、「しょうがない」。ブー太郎の悪い口癖。何の努力もしてないのに
諦める敗者の感情。ってか、おみくじやろおうがっ!!たかだか凶が出た
くらいでそんなに落ち込むか?そんな事言うなら大凶とかもあるでしょうが。
「凶」=「気をつけよう」にならなくて「凶」=「良い事が無い」になる
思考はマイナス思考と言うよりも、何も考えずに与えられた情報だけで
動くロボットのようだ。それにしても!たかだかおみくじやろおうがっ!!


ボ「今年は残念だな!」

ブ「あ、はい。残念です!」

ボ「…じゃなくて…、あのな、凶が出たぐらいでな~~ぜそんなに凹む。」

ブ「だって、凶だから……」

ボ「だから!!凶が出たぐらいでなぜそんなに凹むんだっ!!!」

ブ「え!?だって!!凶だから!!!…………!?」


大声には大声で返すファミコン並みの思考パターンのブー太郎。細かく
説明をしてやらないと後々人類にとって厄介な事になるかもしれない。


ボ「吉でも凶でもな、毎年、毎月、毎日、毎時間、色んな事に用心しな
  ければならないだけでしょうが。特にお前は毎分、毎秒だ。」

ブ「あ、はい、解りました。……あ、でも、やっぱり良い事ないかも…」

ボ「は!?なぜ!?」

ブ「えっと、よくわからないんですけど、日頃の行ないが悪いっていうか、
  なんとなく……」

ボ「なんじゃ、その答え。じゃあ、“吉”だったら良かったのか?」

ブ「う~~~~ん、吉もちょっと……」

ボ「……吉じゃダメか!?」

ブ「吉は凶の次に悪いじゃないですかぁ~。」

ボ「……へえ~、そんな考え方初めてだわ~~。じゃ、大吉は?」

ブ「大きい幸せが来たら、後にどんな落とし穴があるか怖いんで、大吉は
  ちょっと怖いです。あ、だから、ほしくないです。」

ボ「はあああああ!?じゃ、何!?」

ブ「小吉か末吉あたりが程よいかと……」


こ、ここ、こいつ!!努力せずに中流家庭よりちょっと上の幸せを得ようと
してやがる!!!去年、この慢性のサボリ癖にどれだけヤラレただろうか!


ボ「じゃあああああ!!!!もっかい!引いてこいやああああああ!!!」

ブ「あ!!!!!引きました!!!!!」

ボ「ええええええええええええええええええええ!?!?!?!?!?」
カ「ええええええええええええええええええええ!?!?!?!?!?」
ミ「ええええええええええええええええええええ!?!?!?!?!?」

ブ「あ!!!!!大吉でした!!!!!」

ボ「なにぃいいいいいいいいいいいいいいいいい!?!?!?!?!?」
カ「なにぃいいいいいいいいいいいいいいいいい!?!?!?!?!?」
ミ「なにぃいいいいいいいいいいいいいいいいい!?!?!?!?!?」


結局、2度引きしている。セコいと言うか、諦めきれないというか……
でも大吉引いたのだから、もうソレで良いじゃないかと呆れ返った私達は
思うのだが、彼女は先ほど言ったように大きな幸せは怖い。じゃ、小吉が
出るまで引きまくったら良いじゃないか、と思ったが面倒臭いので言わな
かった。この次の会話で去年のあの言葉を思い出した。「バカは無限大」


ボ「凶より大吉の方が良いんだから、もうソレで良しとしろ!!」

ブ「ダメです!!それはズルだから!!」












ああ…                           ボスヒコ

 押して
 

おみくじ最前線 前

2008年01月09日 | ボスヒコの「ブー太郎のクルクルミラクル」

去年のバトルダメージが癒され出した1月4日に近所の神社に初詣に
行きました。ここに住んでから毎年ぶらりと行く程度で何も考えて
ません。手を清めて、さい銭いれて、ありきたりの事を祈って、
おみくじを引く。ま、これだけなんですが、これだけでも正月気分に
なるってもんです。さ、神社に着きました。昼間だったが神社内には
2、3人しかいません。手を清めて、さい銭いれて、ありきたりの事を
祈って、おみくじを……。おみくじんとこは開いているんですが、
おみくじの係の人がいません。おばちゃ~~~んっ!!って叫んでも
出て来ません。辺りにはお餅を醤油で焼いている良い匂いが漂って
います。……食ってるな。意地でも引いてやるとごねるミワンコフを
カノリンヌと引っ張って帰って来ました。後日改めて神社に行って、
おみくじを引けば良いじゃないか!!…ふふふ、もう行かないけどね。
それが解っているミワンコフは神社のハシゴをしようと考え出していた。


彼女をなんとか甘いモノで釣って引っ張って帰って来る途中、去年の
おみくじを思い出した。去年はたまたま起きていたので、1日になった
途端に神社に出向いた。おみくじは小吉でそこにはこう書かれてあった。


「貴方は勧善懲悪で行けば良い。」


おみくじさんよ!簡単にそんな事を一般市民に言わないで!言われなくても
できるだけやってるつもりだ! しかし!勧善懲悪って結構難しいんです!

この世の中、ミナミの帝王の萬田銀次郎レベルじゃないと勧善懲悪は難しい。
まともに闘っても損するだけで愛や慈悲だけでは勝てない世の中。議員や
役員達が人の年金で桁外れの豪遊しているのを何も解決できない国。それ
でも年金を払い続けなければならない国民。さすが特攻の国。さあ、皆で
重い腰をあげようじゃないか!って事にはなりません。誰かがやれよって
やつだ。偶像崇拝や死をもって動かないと生きた証しを感じられないのです。

何言ってんだか解りませんな。とにかく私は、偶然か必然かはどーでも
良いぐらいにバカ野郎が難癖引っ掛けてくるんで戦うハメが多いんです。

勧善懲悪ほど誰かにやってほしいもんは無いですな~。私は自分の事を絶対
正義なんて思うほど偽善者ではないが、その立場に置かれる事が少なからず
あるので「嫌々、正義感を持つ」しか仕方が無い。その正義感を持つ前に、
勧善懲悪を考える前に、バカと対峙して退治する前に、絶対に念頭に置いて
おく言葉がある。これを忘れると最終的にこちらがドえらい事になります。


バカは無限大。


ここで言うバカが「おまえ、アホやな~」と言う可愛いバカの事ではない。
自分が普通以上と思っているセコいバカ、エラそうなバカ、ウザいバカ。
殺しても殺しても増える。殺された事も忘れて、またバカとして行動する。
闘うには信念と知識がいるが、相手によっては権力や金もいる。そんな相手に
権力や金がない人間がまともにぶつかっても時間の無駄だ。だから、今年は
できるだけ奴らを遠ざけよう。闘いを放棄するのでない。遠ざけておいて力を
貯めるんだ。しかし、遠ざける事に失敗したら、全力で倒そう。奴らに情け
など必要ない。情けはバカを復活させる。バカ同士で独立国家を作ってくれ。

黒に近い灰色の空の下、去年はそんな事を思いながら手を合わすのであった。



で、無事に甘いモノを釣ってオフィスに帰って来たんだが、そこには仕事を
しているブー太郎の姿があった。なぜか、落ち込んでいるように見える。












ほんとうにたいしたことではないんです。           ボスヒコ
 押して
 

灼熱のアッザムリーダー 後

2007年12月30日 | ボスヒコの「ブー太郎のクルクルミラクル」

「もれちゃう」の連呼で早歩きになるブー太郎。走れれば良いのだが、
そんな事したら、尿意注意報から警報に変わってしまう。走る速度に
近い早歩きに私は笑いながらついていくが、皆は爆笑しながらこの状況を
傍観している。早朝の人気のない商店街に笑い声が響く。それどころ
ではない彼女はついに走り出した。とうとう尿意警報が出た!!しかし、
彼女の言っている事は「は、はしったらもれちゃう!!」だった。


ブー太郎の中で起こっている事は、心と身体と脳が各部分好きな事を
やり出している。酔ってふやけた脳は目の前にコンビニのネオンが
輝いているのにも関わらず、家に帰る事しか考えていない。身体は
膀胱が目の前のコンビニに入れと命令している。心は無い。「心
ここにあらず」だ。ただ排尿をしようとしている魂の抜け殻は爆走。


道をそれかけたブー太郎を私は急いで止めて、目の前のコンビニに
直行させた。「ほいれはります!!」彼女は酔っぱらいながらも店員に
トイレを借りる事を告げて、店員の返答を待たずにトイレに猛ダッシュ
した。その時、私は見た。ブー太郎はトイレのドアを開ける瞬間に、
かぶっていた白い毛糸の帽子を後方に投げ捨てたのである。擬音で
言えば「シュタッ!」だ。投げ捨てられた帽子は私と店員の間に落ちた。


私と店員はその白い帽子を見つめた。店員は我に返ってレジに戻る。


ブー太郎の脳がコンビニと家を間違っている事が解った。しかし、
帽子は排尿行為の邪魔をしないぞ、ブー太郎。とにかくそれでこそ、
ブー太郎の2006年最大のピンチだった事がうかがえる。

ブー太郎は“もうワタシにやるべき事はない”的な哀愁を感じる顔で
出て来た。その顔はまるで前線で戦って来た兵士に思えた。ガンダムが
撃てども撃てどもヒットしないランバラルのグフにアムロが苛立ちを
感じて、「ええい、どうせあと1回くらいしか撃てないんだ。」と
言って、ビームライフルを投げ捨てた時のようだった。まあ、帽子と
ビームライフルは全く違うんだけけどね。カラオケ出る時にしとけ。












なんじゃそりゃ。                   ボスヒコ
 押して
 


灼熱のアッザムリーダー 前

2007年12月29日 | ボスヒコの「ブー太郎のクルクルミラクル」

去年の大晦日に身内で忘年会してからカラオケに行きました。例の如く、
ブー太郎は自分で「年末だから、酔って暴れても良い」という勝手な
ルールを決めて暴飲暴食。ご機嫌さんがスクラム組んでブー太郎の脳内を
占領しました。カラオケに行く途中、なぜか全力疾走。死ぬ気満々です。


カラオケ屋の受付で若いバイトのにいちゃんにひとしきり絡んだ後、壁に
ぶつかりながら廊下を歩いて部屋に入る。さっそく歌を選曲するために
歌本を手に取ろうとするが、自分の腕の力加減がわからずに歌本を顔に
直撃させている。リモコンに挑戦するが1分で放棄する。そのリモコンの
液晶画面には「ににゅ」という文字が。ブー太郎は何の曲を入れようと
したんでしょうか。歌うのをあきらめたブー太郎は呑みに専念。グイッと
呑んだ酎ハイライムをテーブルのマイクの上に見事に置き、ドミノ式に
全ての飲物が倒されて、各自の飲物の中身が各自にかかると言ういらん
ミラクルを発生させる。そんな事など認識出来ないブー太郎は奇声を
上げながら一心不乱に踊りまくり、悪夢の泥酔カラオケが終了した。



1人機嫌良く店に出たブー太郎にピンチが訪れる。不憫に思った私達に
冬の女神が微笑んでくれたのだろう。ブー太郎に尿意注意報が発生した。

当時のブー太郎の家はカラオケ屋の近くだった。彼女は私の腕を引っぱり、
帰宅を急かした。ワガママ極まりない。面白いのゆっくりと歩く私達。


「も、もれちゃう!もれちゃう!もれちゃうもれちゃうもれちゃう~~!」


ちっとも可愛く無いです。「もれちゃう」1回につきカチン貯金が1つです。















マジ話だから、面白い。                 ボスヒコ
 押して
 

最近のブー太郎 後

2007年11月02日 | ボスヒコの「ブー太郎のクルクルミラクル」

夜中にオフィス行ったら、玄関が異常に芳香剤臭い。本来、消臭の為の芳香剤
なのに更に臭くしてどうする?ってぐらいのニオイが充満しておりました。

ミワンコフに事情を訊くと、やはりブー太郎の仕業らしいです。出勤する前の
ブー太郎にミワンコフは「無臭の消臭芳香剤を買って来て」とおつかいを頼んだ。
はい!と返事が良いのはいつもの事。買ってきたのは、何かのニオイがする安物
の芳香剤。ミワンコフが呆れていると同時に驚いているブー太郎。「ちゃんと、
無臭かどうか、確認したのに!!なぜ!?」こういう事もいつもの事なので、
ミワンコフは特に何も言いません。仕方が無いので、その芳香剤を玄関に置き
ます。なぜ玄関かと言うと、玄関入って左にバスルームがあるのですが、たまに
下水のニオイが上がってきては玄関に漏れるのです。玄関に置いて数時間。強烈
に立ちこめる芳香剤のニオイによって、仕事がはかどらなくなったミワンコフと
ブー太郎。ブー太郎は自己責任として、この憎々しい芳香剤を処分する事を決意
した。そこまでは良い。なぜか、その芳香剤のフタを開けようとしたのだった。

その芳香剤は元々開ける構造にはなってない。フタと思える箇所には、フタに
よくある斜めのラインなどない。無理矢理にこじ開けたとたん、中の緑色の粒が
四方に散乱した、当然の如くビックリするブー太郎。ここまで来ると流せません。


ミ「アンタっ!!な~~~~にやってんのよ!!!!!」

ブ「ワタシにもわかりませぇ~~んっ!!すいませぇ~~~んっ!!!!」


開けるなら開けるでどこかに置いて開ければ良いのに、とミワンコフは思った
らしいが、一瞬で「なぜ開ける?」と変わる。おそらく、ブー太郎の思考は
「実態はどれだけ臭うのだろう?」と「閉めたかった」のどちらかだろう。
無意識に開けてしまったとしても、普段からガサツでなかったらこうなってない。


ブー太郎は仕事を中断して、緑色の粒をかき集める作業に入った。開けた勢いが
凄かったのか、何かの産卵時期のように玄関と洗面所の全面を覆い尽くしている。

1時間後、やっとの事で最後の一粒を拾い上げたブー太郎。そこで言った言葉は。



「ニオイ吸い過ぎて気分が悪くなっちゃいました……。自分でやったのにも
 関わらず、アレなんですけど、今日はこれで帰らせてもらいますぅ~。」

スイマセン!!とペコリ頭を下げて、ふらつきながら玄関を出て行くブー太郎に
呆れかえった薄目のミワンコフは思った。「残されたワタシはどうなる…?」



最近のブー太郎 前

2007年10月31日 | ボスヒコの「ブー太郎のクルクルミラクル」

ブー太郎情報が無いぢゃないくぁ!!と嘆きの皆さん。ちゃんとあるんですよ。
書く程でも無い事件とか、書けない程凄い事件とかあるんですよ。その中でも
ま~、描けるけど、なんだかな~ってのをチョイス。周囲で何も起こっていない
のに本人だけがトラブルに見舞われている。そのトラブルも自分で起こしている。
読み損っぽいけど読み応えがある、素晴らしい程のミラクルを御堪能ください。



からほりまちアートが終わり、撤収してオフィスに帰る。チャリで行ける距離
とはいえ、荷物が多い。カノリンヌのミワンコフはチャリ用リアカー。私は
180cm×90cmのキャンバス5枚分を素手で持つと言う荒技。ブー太郎は比較的
軽いキャンプ用の折りたたみ長椅子を担いで帰路を急いでいた。東京コンテンツ
マーケットの疲労が重なり、全員が限界に近い。でも、あと数分で我がオフィス。

先頭の私がマンション前に到着した。私は腕の感覚が無くなるぐらいの重さの
キャンバスを横に置いてしばし休憩する。その後、後続のカノリンヌらが順々に
到着する。キャンバスを置いた方に到着したブー太郎がなんだか焦って降りよう
といているように見える。いや、完全に焦っている。トイレでも行きたいのか?  

「ガッシャ~ン!!」


まずは左肩に担いでいた折りたたみ長椅子を落っことした。(ちっ)と心の中で
呟く。コイツはなぜいつも雑なんだ。その後、ブー太郎はチャリから飛び降りる。


「ガッシャ~ン!!」


降りたとたん、ブー太郎の右側にあるチャリの前輪が横を向き、ぬる~~っと、
傾いて倒れた。ブー太郎の両わきには折りたたみ長椅子とチャリが倒れている。


私とカノリンヌがユニゾンでつっこむ。「なんやねん!!」関西に住んでいるが、
そう「なんやねん」と言うツッコミをする機会はそんなにない。この「なんや
ねん」は「一体、何がしたいのだ」と「オマエと言うやつは何者だ」を意味する。


「ワタシもわかりませんっ!!」


これがブー太郎の返答だった。たぶん、私がキャンバス傍らに休憩しているのを
見て、「このキャンバスを退かさなければ、ボスはチャリを降りれない」と、
勘違いしたのだろう。目の前でキキッ!!ガッシャ~ン!!ガッシャ~ン!!の
あとどっちを立てていいか迷って焦っているブー太郎は、大気圏を出る際に
ブースターを外しながら宇宙に突入するスペースシャトルの様に私には見えた。


ブー太郎快挙!!ギャルへの道 終了

2007年07月12日 | ボスヒコの「ブー太郎のクルクルミラクル」

躍動感が必要なはずのエアアスリートにスローモーションとは!!ただでさえ、
恥ずかしい選考に、自ら更に恥ずかしさを上乗せをしたブー太郎。ハードル走
だけに、ハードルを高くしたのか!?と、上手い事言っている場合じゃない。

再び、私の心配が当たった。なぜなら、ブー太郎はお客さんの方に向かって、
息を整えているのだ。このステージはエアアスリート用に作った簡易ステージ
で、そんなに広くは無い。バックに「エア☆アスリート」と書かれた壁があり、
横に長いステージ。お客さんや一番前に座っている選考会スタッフとブー太郎
の距離は手を伸ばせば届きそうなくらいだった。他のギャル達は全員、演技が
しやすいように、リーチの長い横に向かって演技をしていた。それなのに、
ブー太郎は後ろの壁ギリギリまで下がったのだ。 おい!!それじゃ、ほとんど
走れないぞ!!そしてスタンディングスタートではなく、クラウチングスタート
(両手の指を地面につき、前足側の膝を立て、後ろ足側の膝を地面につける)
から始めたため、さらに走る距離が縮まった。ハードルは短距離走だから、
正解は正解なんだが、こんな時だけに正解してどうなる!!彼女は腰を上げて、
スタートを切った。………おおおおおおお!!!走ってねえええええ!!!!

ほぼ、左足を軸にして、両手と右足だけがゆっくりと、別々に弧を描いている。
キングギドラだ!!3つ首をピアノ線で釣ってるだけなので、独特なランダムの
動きを見せるゴジラの宿敵、キングギドラの首の動きにそっくりだったのである。

ブー太郎は2つの事に気づいたに違いない。ひとつは、スタートした瞬間に走る
距離が無い事。もうひとつは、急遽、その場で走ろうとしたが「走る動き」を
したら、前に進んでしまった事だ。どれだけの単細胞!!だから、しっかりと
左足を杭のように打ち付けて、前に進まないようにしたのだ。ブー太郎はその
状態に焦っている様子は見当たらない。彼女は正にオリンピック選手ぐらいの
気持ちで競技場を走っているのだ。そして、1つ目のハードルが来た。…わお。
左足はずっと固定だったんだ……。2つめも3つめも、左足固定のまま、右手と
右足が上げ、上げると同時になぜか口を開ける。こ、こわい!!!まるで溺れて
いるのか、夢の中で何かに必死で逃げている感じの動きだ!そこで、観客からは
大失笑が起きた。……ん? コレはイケルかも!? 他のギャルには笑いは
起こらず、演技終了後に「はいはい、おつかれさん」程度の拍手をもらうのが
精一杯だったが、ブー太郎は、その雰囲気をぶち破るかもしれない。行け!!
そのまま走り抜くんだ!!!彼女は、選考会の審査員席ギリギリの所で、両手を
高く上げ、かったあ~~~い身体をくねらせた。ゲソが焼かれていくようだった。
そこで、司会者の終了の笛が鳴った。意外にも拍手の数は他のギャルとほとんど
同じだった。違うところは、拍手に埋もれながら、各自「……あ~、アレはゴール
インか…」と聞こえた後、笑いに変わっていた。暖かい拍手となったのである。




んで、受かってしまいました。点数とかは解りません。



ブー太郎快挙!!ギャルへの道 3

2007年07月11日 | ボスヒコの「ブー太郎のクルクルミラクル」

わざわざ、ブー太郎の写真を撮りに行って参りました。 大阪北区役所前には
「ギャルみこし面接会場」とだけ書かれた寄席文字のそっけない看板。区役所
に 入ると、開会式が行なわれていました。ブー太郎の姿は一目瞭然です。

油性黒マジックでデカく「ギャル」と自分で描いた白いTシャツを着ているからです。

他の生粋のギャルはそんな恥ずかしい事はしてません。

がしかし、ゼッケンが配られ、ギャル文字見えじ。

ほとんどが参加者だけで構成されている開会式。ギャラリーは 私達を入れて
10人ぐらいでした。後は報道カメラマンとスタッフ。 そりゃ、土曜の昼に
どーでもいいオーディションを見に行く暇人はいません。ヒゲロンゲで身体の
デカい私は完全に浮きまくっています。それにもめげずにカノリンヌらと撮影。

★第1種目 ○×クイズ
女性の司会者が「みこしギャルになりたいかああああ!!」 と叫び、ギャル
達が元気よく「イエ~~~イッ!!! 」と応える。ブー太郎もワンテンポ
遅れて応えてます。問題が出た後、○ゾーンと×ゾーンを選ばなければならない
アメリカ横断ウルトラクイズちっくなアレでした。ブー太郎は作戦通りに、
賢そうなギャルについて行き、着々と残って行く。その時、司会者がワナを
しかけた。「ステージに立っている去年のミスギャルみこしのAさんとBさんが
これから、ジャンケンをします!Aさんが勝つと思う方は○ゾーンへ。Bさんが
勝つと思う方は×ゾーンへ…」こういう運にはすこぶる弱いブー太郎。一発で
撃沈しました。しかし、半分以上は勝ち抜いたので、成績は中の上って感じだ。

★第2種目 万歩計トライアル
 ここで区民会場から少し移動して、とうとう、商店街のど真ん中の立派な
 ステージで競技をする事になる。万歩計を体につけて30秒間、身体を動かし、
 カウント数で競うヘヴィな競技。ブー太郎の出番は中盤だったので、私達は
 この間にマクドナルドで昼食を買う。しおれたハンバーガーを口に含みながら
 ブー太郎を撮影。ブー太郎は始まってすぐにふらついております!振り過ぎて
 頭が痛そうだ!ようやく終えて、結果発表。意外に良い。上位に食い込んで
 ました。やはり、悪魔にのり移られた動きの「吹かしイモ作戦」が効いた模様。

★第3種目 みんなでジャンプ!サバイバルなわとび
 縄跳びを独りづつ配られ、ブロックごとに全員で跳び、いかに 長く跳んで
 いられるかを競う耐久戦。体力に自信がないブー太郎は早速、不安げに縄跳びを
 見つめている。 そんな事はおかまいなしに競技開始の笛が鳴った。久しぶりに
 跳ぶ縄跳びはぎこちなく、危なげだった。ギャル全員が一心不乱に一方方向を
 向いて縄跳びをする様は学生時代の体育を思い出すほどに圧巻だ。その美しい
 均等を破るブー太郎。なんと!! ブー太郎だけがゆっくりとその場で方向転換を
 しだしたのである。もう今は1人だけ100度ほど違う方向を向いて跳んでいた。
 しかし、そのマイペースの御陰で、なんとか乗り切り、決勝のブロックに入れた
 のだった。ま、決勝では即効に足に縄跳び引っ掛けましたがね。でも、躍進です。

★第4種目 エア☆アスリート
 問題のエア☆アスリートです。なんせ、エアとアスリートの間は☆ですからね。
 頑張っていかないと。エアギターさながら、スポーツ競技を身体で表現ってわけ
 ですが、早い話がパントマイムです。世界陸上に無理矢理、合わせた感があり
 ましたが、 非常にゆるい選考競技でした。予想通り、ほとんどのギャルは中途
 半端な演技。たまにガツンとくるギャルはブー太郎と同じ、とうの昔にギャルを
 卒業された方ばかりでした。しかし、私が選考会なら年齢関係なく、天神祭りを、
 そして、商店街を元気にしてくれる人にみこしを担いでもらいたい。ここは絶交の
 チャンス。元気だけが取り柄のブー太郎に期待が膨らむ。確か、彼女がする競技は
 ハードル走だった。練習の時に右手と右足、左手と左足が同時に出て、まるで、
 若き頃の欽ちゃんのように、ハードルを越えてました。あまりの面白さにこれで
 行こうと本番を迎えたわけです。そして、緊張したブー太郎の出番がやってきた。




「22番!!ブー太郎ですっ!!え~~っと、ハードル走を、スローでやりますっ!!」



ええええええええ!?!?!?!?!?スススス、ス、スロオ~~~~!?!?!?