kiske3の絵日記

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キングコング

2006年07月04日 | カノリンヌの「男前ですよ!」

先日、ボスんちで「キングコング」を見せてもらいました。

部屋いっぱいに広がるスクリーンに、巨大ゴリラが所狭しと。あと、巨大○○とか巨大○○が・・・。マキコロは、あまりの気持ち悪さに巨大○○が見えないようクッションに隠れていたのですが、それだといつ消えたかも分からないので、結局見るハメになってしまったようでダメージを受けていました。

いや、しかし面白かったな。
3時間もあるなんて思わせないほどの展開の上手さ、テンポの良さ。いらない部分や説明は全てカットしてくれているので、まったりする部分がないのです。話の辻褄が合わないとか、そんな無粋な事は言いっこ無しですよ。テンポが崩れたら凄くつまんない映画になってたんじゃないかな。

結構、ドカンとびっくりさせられるシーンがあったり緊張が重なる部分も多く、体にギュっと力が入るのですが、それがちょっとジェットコースターに乗った感覚に似ていて、楽しいのです。

何度かリメイクをしているので結末なんか分かり切っているのに、私もミワンコも号泣です。人間のエゴが、とか、あいつがあんな事しなければとか、もうそんな事どうでもいい、何だか知らないけど泣けて来るのよ~。もしかしたら、コングに「オヤジの哀愁」みたいなものが漂ってたからかも知れません。オヤジってなんか哀しいもんな。

そのコングですが、80年代にリメイクされた映画では「巨大セクハラ・ゴリラと美女」みたいなイメージしかなかったのですよ。1930年代のオリジナル版ではそんな事なかったと思うんだけど、やっぱ80年代という雑多な時代のせいなのでしょうか。

キングコングが子供にも人気であった事は、こんなのを見ても分かるんだけれど、まぁ子供ってデカけりゃ良いみたいな部分もあるからね。
これ、かなり気さくな感じのコングさんです。「よっ!やってる?」って感じ。腕を噛みちぎられてもキレたりしないんだろな。相談にも乗ってくれそうだよね。

とにかく、今回見た映画のキングコングは「男ならこうあれ!」と言っているようでした。この時代に背中で語れる男なんて、キングコングか高倉 健くらいのもんじゃないかと。「不器用ですから」そんなセリフがぴったりですよ。
女なら、コングのような「黙って俺に付いて来い」タイプに一度は惹かれるんじゃないでしょうか?命がけで守ってくれるなんて、女冥利につきるってもんですよ。でも、私はちょっと勘弁だけどね(案外このタイプ、融通が効かないんだよね)

それにしても面白い映画を見せてもらいました。感謝です。ちなみに、動物ではございますが、キングコングも「私の男前列伝」に殿堂入りした事をここに記します。

Anthrax / The Greater Of Two Evils


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