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SIDEWALK TALK

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拭えぬ過去

2009-08-15 21:45:00 | アニメ・コミック・ゲーム
Sleggar_law終戦記念日のきょう、NHK BS-hi で、
硫黄島の戦いについての特番が放送されていた。
平和ボケした国家で温々と育った僕に、
この番組についての感想を述べる資格はない。
戦争というのは、人間を兵士という名の一部品にして
理性や人間性を排除する装置なのか?
番組では日米軍双方の生存者とも、拭えぬ過去として
その重すぎる記憶を背負って生きていた。


子ども向けのアニメである「ガンダム」にさえ、特攻のシーンがある。
ソロモン攻略戦、スレッガー・ロウ中尉が、コア・ブースター(G ファイター)で、
「悲しいけど、これ戦争なのよね」
と言って、ドズル・ザビ中将のビグ・ザムへ突っ込むシーンだ。
富野由悠季監督が特攻シーンを安易に採用するはずはないから、
これには敵機を倒す以上の意味が込められているのとみるのが妥当だろう。


わが国の拭えぬ過去、「特攻」について考えてみる。

片道分の燃料と爆薬だけを装備して若き兵士を出撃させる。
この愚かで恐るべき作戦は、いったい誰の発案だったのか?
耳学問だから、以下のことは思い違いなどあるかもしれない。


海軍として最初の組織的な航空機特攻作戦は、大西瀧治郎海軍中将により提唱された
と、されている。
僕はこの説を採らない。
大西のフィリピン赴任前の時点ですでに「神風(しんぷう)特別攻撃隊」の各隊の名称が決まって
軍令部から現地に指示されていたことや、
大西自ら「特効は統帥の外道である」と発言していたことから察すると、
発案者は軍令部の参謀のだれかだったのではないだろうか?


今となっては、真実は闇の中である。
大西がいっさいを語らず、敗戦を見届けた8月16日に自決してしまったからだ。
大西は発案者じゃなくても発令者だったことにはまちがいがなく、その責任をとったと思われる。
その死は割腹自決だったのだが、
介錯人を敢えてつけず、彼が見送った614人の特攻隊員に詫びつつ、
数時間苦しみながら息を引き取ったという。


後生の僕が軽々しく特攻隊について語るのは気がひけるけど、
特攻兵も発令者も悲しみにあふれていたと思う。
当時の士官や兵士は、原理主義者でもナショナリストでもなく、ふつうの日本国民だった。
ただ、参謀本部や軍令部に悪魔が棲んでいた。


「終戦記念日じゃなくて、敗戦記念日っていうべきだ」
なんていう自虐趣味のひともいるけど、
呼び名などはどうでもよくて、要するに平和を祈る日にしなきゃいけない。


過去を拭えないなら、正面から向き合って教訓とすべきだと思う。


GUNDAM SUBMARINE

2009-08-14 16:21:00 | アニメ・コミック・ゲーム

Heirs_to_the_stars


お盆の潜水生活つづいてます。
俗に「宇宙世紀シリーズ」と呼ばれているガンダム劇場作品に潜っています。
きのう今日で、以下の4作品を鑑賞。

   ZGⅠ 星を継ぐ者
   ZGⅡ 恋人たち
   ZGⅢ 星の鼓動は愛
   逆襲のシャア


劇場版 Z は、富野監督の意向によって、エンディングが変更されている。
賛否両論あるだろうけど、僕は劇場版を支持する。
TV 版の精神崩壊という暗いラストは悲しすぎる。
あれほど戦死しまくったんだから、最後くらいはハッピーエンドじゃないと救われないよ。


このストーリー変更によって ZZ への繋がりに矛盾が生じるけど、
僕は ZZ をまったくといっていいほど見たことがないから、このことは気にならない。
ZZ を飛び抜かして「逆襲のシャア」を観ても何の違和感もないしね。


この中で僕が1番好きなシーンは、アムロとシャアがアウドムラで再会するシーン。
ファースト世代にとっては感動的でさえある。
あのとき、二人の胸にはどんな想いが去来してたんだろう?


ひさしぶりにガンダム熱が再燃した。
福井晴敏氏による小説「ガンダム UC 」を読んでみようと思う。


YES WE CAN

2009-08-13 10:30:00 | コスメ・ファッション
Yes_we_can例年、僕の誕生日は初盆参りに忙殺されている。
最低でも10軒、多い年は20軒を超える。
お祝いムードの欠けらもなく、
日がな一日お線香を上げまくるという、奇妙な誕生日だ。


ところが、今年は2軒のみ。
それも、昨日すませた。
10数年ぶりに、穏やかな誕生日の朝を迎えています。


歳に不足はないから特別な感慨はないと思ってたけど、
朝、玄関にでてみると紙袋が!
中身はノッチ、もといオバマ大統領の T シャツとソックス。
ガールフレンドからのプレゼントでした。
やはり、幾つになってもうれしいものですね。


あのとき流行った「 YES WE CAN 」のフレーズ。
誕生日を機に、あらためて自分に問いかけてみようと思う。

Yes, I can!


きょうは、今からお墓参り。
やっぱ、抹香臭い僕の誕生日。


四十代の潜水生活

2009-08-10 15:28:00 | アニメ・コミック・ゲーム
Gundam3Now, I am an "Around 40 Submarine"
Enjoying the peaceful solitude

孤独を気取るのも愉快なアラフォー潜水艦。
さて、日曜日の潜水生活は…


ファーストガンダム劇場版をイッキに鑑賞。
といっても、フルに観たのは「GUNDAMⅠ」と「哀戦士編」のみ。
クライマックスといえる「めぐりあい宇宙編」は、
過去何度も観てるので、早送りしながらいいこと取りで。
お盆休みの潜水では、ゼータの3部作を観るぞ!


午後からは、ジャイアンツ戦を見ながら、地味に窓拭き。
メンドイけど、サッシを外して丁寧に。
けっこう疲れました。
ジャイアンツは激勝。
神様、亀様、亀井様!


そして、お風呂へ。
FM で、「あ、安部礼司」を聞きながら。
日曜の黄昏時、僕はこの番組を聞くのが習慣となってる。
そして風呂上がりには、もちろんビール。


こうして、四十代の潜水生活の日曜日は過ぎていきました。


およよん NEWS&TALK

2009-08-08 16:11:00 | テレビ番組
アラフォーになって、早起きが染みついてしまった。
毎朝のように日テレ系の「おはよん(Oha!4 NEWS LIVE)」を見てるんだけど、
時たま、「およよん」という奇妙な報道番組にぶち当たることがある。


およよん NEW&TALK は、
(プロ)インタビュアーの吉田剛と日テレ報道キャスターの丸岡いずみが
自分たちが気になるニュースについてあまりにも自由にダラダラ?喋るだけの番組。
くわえて、AD 中川くんも重要な役割を果たしている。
とにかく、報道番組の既成概念から完全にはみ出している。


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月イチ放送だと思うけど、もしかしたら不定期なのかな?
僕がこの番組を見るのはいつも偶然だ。


けさ、およよんはスペシャルだった。
スペシャルといっても、いつもどおり、肩に力がまったく入ってない。
それどころか、丸岡さんは寝違えたそうで首が回らないとのこと。
いいです、この番組。


ところで剛さんは、ベジタリアンであり、ストレート・エッジ(SxE)の実践者でもある。
僕は、若いころ、SxE 的生活者になれるんじゃないかと思ってたけど、
SxE の3原則のうちの1つ「酒を飲まない」はクリアできなかった。
それどころか、今では毎晩飲んでる。


けさのスペシャル、
丸岡さんが次回放送日の告知で日にちをまちがったのにもかかわらず、
画面の端っこでゆる~く訂正しただけだったのにはツボりました。
さすが、およよん!さすが、奇跡の38歳!


The Curtain

2009-08-07 11:30:00 | 国際・政治
エコライフを気取って、グリーンカーテンにトライしている。
ナントカブルーっていうアサガオ系とユウガオ、
そして、さして好きでもないゴーヤ系を3種類ほどプランターで育てている。


ナントカブルーが一番勢いがあるんだけど、
北東に面した窓で育ててるんで、実際の防暑効果は幾ばくもない。
けど、目覚めにグリーンカーテン越しに朝日が差し込んでくるのは心地いいです。


Green_curtain


カーテンといえば、
冷戦中、ビリー・ジョエルが『 The Nylon Curtain 』というアルバムをリリースした。
そのころティーンだった僕はビリーに夢中で、これ以前のアルバム
『 The Stranger 』、『 52nd Street 』、『 Glass Houses 』などを聴きまくっていた。


『 The Nylon Curtain 』は The Iron Curtain (鉄のカーテン)を皮肉ってつけられたタイトル。
かつて栄えたペンシルヴェニア州の炭鉱都市「 Allentown 」の衰退と貧困を歌った曲や
ヴェトナム戦争の兵士への鎮魂歌「 Goodnight Saigon 」などが収められている。


このアルバムはビリーにとって会心のデキだったようで、
「僕のとっての『 Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band 』だ!」
と、コメントしている。
けど、まだ当時の僕には、このアルバムに込められたテーマは理解できなかった。


このアルバムのエンディングを飾るのが「 Where's the Orchestra? 」というバラード。
リリックは思い出せないけど、大国をオーケストラに擬してるんだと思う。
今月末、わが国のオーケストラ -と呼べるほど豪華な布陣じゃないだろうが- はどういう編成になるんだろう?


不協和音はもうたくさんだ!
「調子っぱずれはやめてくれ」
「調子っぱずれはやめてくれ」
僕たち(の国)にも調律の時期がやってきた。


以上、カーテン雑感。  


Live On...

2009-08-06 12:40:15 | 日記・エッセイ・コラム

Flowerpot

思うところがあって しばらく潜水生活をすることにした
I'll be an "Around 40 Submarine" for the time being

これは決して後ろ向きなアティテュードじゃない
This is definitely not a negative mind attitude

〈生活〉という うすのろを乗り越えるんだ
Get over the simpleton called "daily life"

瞳を輝かせながら live on するために
To live on shining my own eyes

翼を広げて live on するために
To live on spreading both wings

胸の奥に ribbon をかかげて live on するために
To live on wearing a ribbon in my soul

僕は live on するために
reborn する I'll reborn to live on

Live On...


Under the Flog

2009-08-05 11:11:00 | ニュース
Union_jackビル・クリントン元米大統領が電撃訪朝し、
米国人女性記者2人の解放交渉を北の将軍様とおこなった。
結果は、既報のとおり、特赦という形で決着した。


将軍様が無条件で譲歩するとは思えないということで、
裏取引や水面下の密約もささやかれてるが、
アメリカが元大統領を派遣してまで自国民の生命を救ったということは
評価していいと思う。


拘束された2人は、アメリカ社会の中では、いわゆるマイノリティに属するんだろう。
けど、星条旗の下では中国系も韓国系もない、ということだろう。
いうまでもなく、国民の生命と財産を守ることは国家の最低限の役割だ。


1980年代初頭のフォークランド紛争の際、英国サッチャー首相が、
「ユニオンジャックの旗の下、祖国に助けを求める人間がひとりでもいる限り、英国は出撃する」
といったことを思いだした。
軍事行動を安易に肯定するつもりはないけど、これは気位 -覚悟- の問題だ。


わが国に目を転じると、事実上の選挙戦に突入している。
なんでも今度は、歴史上初のマニフェスト選挙ということとらしい。
しかし、やってることといえば他党のマニフェストのあら探しだ。


僕は各党のマニフェストを精読したわけじゃないけど、
各党とも、北朝鮮による拉致被害者救出についてのプライオリティは低いといわざるを得ない。
あの国には、日の丸の旗の下、声なき声で祖国に助けを求めている同胞が確実に複数人いる。


国防や安全保障の責任力を主張するならば、
まずは彼の地に乗り込んで同胞を連れ帰るべきだ。
年金・介護・景気対策も大切だが、国民の生命を守ってこその国家だと思う。


永遠と続く迷宮のようなこの国の政治情勢。
果たして僕らは、日の丸の下で安心して暮らせるのだろうか?


珈琲の話

2009-08-03 17:26:00 | 日記・エッセイ・コラム
Cappuccinoガキのころはパスタなんていう気取った呼び名はなく、
スパゲッティといえば、ミートソース or ナポリタンだった。
いつの間に、あれほどの種類のパスタがわが国に上陸したんだろう?


コーヒーも同じようなもので、
僕は未だに「カフェオレ」と「カフェラテ」の区別さえつかない。
四捨五入して、上等なコーヒー牛乳だと思ってる。


きょう、わけもわからず、アイスカプチーノをオーダーした。
カプチーノって何だ?


大学時代、学校の貸し室の管理人のバイトをしていて、
管理人室のドアにコーヒーについての標語が貼ってあった。
管理課の H さんが大のコーヒー好きだった。


   珈琲は
   悪魔のように黒く
   地獄のように熱く
   天使のように純粋で
   愛のように甘い


僕は特段コーヒー好きってことはないけど、
この標語にはなぜかグッときた。
どこの国の標語なんだろう?


Kimchi Resotto

2009-08-02 08:38:32 | 日記・エッセイ・コラム
Risotto焼き肉マニアからいえば、僕は奥手ということになるんだろう。
キムチ炒飯をはじめて食べたのは、20代半ばだったと思う。
その美味しさにビックリした。


こないだ、家でキムチリゾットにチャレンジした。
僕は、リゾットなんていう気取ったメシを1度も自分からオーダーしたことはないし、
40年生きてきて、10回ほども食べただろうか?


その夜、わが家のメニューはキムチ鍋だった。
というよりごった煮で、
キムチ鍋の素にモツ(テッチャン)や餃子をぶち込み、適当に野菜を入れて、
ビールで喉に流し込んだ。


残ったスープが美味そうだったんで、雑炊でもするかとワイフに提案すると、
「卵がない…」、と。
板東英二なら激怒するところだろうけど、
穏やかな僕は、「じゃあ、リゾットにするか」、と方向転換。


調味料は何も加えず、トマトとチーズを入れて煮立たせると、
これがチョー美味。
初キムチ炒飯以上の衝撃が、僕の身体を突き抜けた。


キムチリゾットというか、チーズ入りキムチ雑炊かな?
わが家の定番メニューになりそうです。