
僕らは、クリス・コナーとハンク・クロフォードを失った。
"King of Pop" マイケル・ジャクソンも亡くなった。
そして、忌野清志郎さんも逝ってしまった。
清志郎さんは、僕に
大人になることはつまらないことじゃない
と、教えてくれた人だ。
ハイティーンのころ、
僕のような人間がマトモな大人になれるだろうか?
と、不安だった。
そんなとき、忌野清志郎という人が現れて、
「大人だってこんなに自由なんだぜ、ベイベー!」
と、音楽を通してあっさりと言ってのけた。
目の前の霧が晴れて、胸がすく思いがした。
清志郎さんは、いつも社会にコミットしていた。
清志郎さんは、いつも権力にキックしていた。
清志郎さんは、いつも転がりつづけていた。
僕もそんな大人になりたい。
なれるだろうか?
2010年のテーマが朧気ながら見えてきた。