内容が無いよう!というギャグに笑えるようになってきた@kirekoです。
>今日の感想と批評
ふうらい屋さんが昨日ネタにしてた件をとりあえず短絡的な好奇心から覗いてみた。
( ゜д゜ )?
( ゜д゜ )?
( ゜д゜ )!
とりあえず皆、結構小説に対して真面目なんだなぁ。
いや、真面目なのは良いんだけど、場が場だけににんともかんとも。
こういう風に煽られたら、わざわざ熱っぽく議論するんじゃなくて
クールに自分の作品を提示して「へへへっ、俺はこんなの書けますぜ」
と宣伝に近い形で実践証明したほうが早いのでは?
前にも言ったけど、『沈黙は金、雄弁は銀』だよ。
口を開く前に、作品で見せるのが作家ってもんじゃないかなと思う。
どっかで習ってきた流暢な言葉だけ並べ立てて、それが実践できないというのは、お粗末極まりないし、説得力の欠ける実に白ける話だ。
ま、白熱した議論とか馴れ合いがしたいなら別の話ですがね…。
もう逆に「なろう」の評価システムを全部感想に変えちゃえば(本末転倒)
酷評を受け止める奴もいれば、憤慨するのも居るし、「そうですね」なんていって、お腹の中でぺロッと舌だしてる奴もいるってことよね。
(´゜ー゜` )好きか嫌いかの話にも繋がってくるし
論点の究極としてkirekoが言いたいのは、現在の業界は、前にも比べて商業主義だと言う事。どんなに高尚な文法を使う作家でも、売れそうでなければ紙くずだし、どんなに低俗な文才でも、売れそうなら売れる世界だと言う事。いつも小説で食っていこうと志す人を見て思うのだが、小説を趣味でやってる人以外は、商売と割り切って考えたほうが良いと思う。文化文論文学と声高に叫ぶ人が中には居るかもしれないが、結局出版は商業なのだ。今大衆が何を求めているのか、顧客のニーズにあった物を作り続ける、そしてそれがどれだけ出版に携わる者に有益なのか、その総合的マーケティング力が、実は今小説家に一番求められている事なのだと思う(作家のパフォーマンス、その営業力も関係)。文学の中で、良い小説は作家が選ぶかもしれないが、売れる小説は作家が選ぶのではなくて、大衆と編集者だということを加味していただきたい。
\(^o^)/もちろん自分の書くものが、超コアなファン向けである事は棚に上げるような発言。
まあ、だからって特殊記号を使うケータイ小説が面白いかって言うと
見識がたらんのか、まだ面白いものにぶち当たってないというのが実状。
さてさて…
■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9
*感想テンプレ
■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)
*感想テンプレ終わり
============はい開始==============
■赤い大巨人 ジャンル ファンフィクション 作:ズラえもん
:あらすじ
かつて、美しい地球と人間たちの心に感動した大巨人は、地球侵略を企む異星人と命をかけて戦った・・・そして、40年ぶりに地球に降り立った大巨人、しかしそこで見た光景は・・・!!
:感想
30日投稿作品。基本的にファンフィクション物(二次創作)は評価しないのだが、個人的に気になったウルトラものだったので、ちょっと読んでみた。侵略宇宙人から地球を、そこに住む人類を守り、数々の危機を救ってきたヒーローウルトラマンが、地球の現実に絶望して、自ら破壊を行うというのは、ドラマとして面白そうだし、ヒロイズムの逆転性を突いたようで話的には好きだ。うーん、でもいかんせん文章力が足らないっていうのかな。確かに思い込める熱さは伝わるし、実相時監督ぽいテイストも、金城脚本ぽい展開も好きなんだが、長期間虫歯に侵された乳歯のように文章構成がガタガタで、どうにも作者の思いが先に立ってしまった気がする。ネタが良いだけに惜しい作品だ。おそらく参考はマンか、セブンだと思うが、最期に老齢になったフルハシとキリヤマ隊長が出てきたのが、ファンとして嬉しかった。
■星の友達 ジャンル 学園 作:ドリーK
:あらすじ
【七夕小説企画『星に願いを』】の参加作品です。未熟だと思いますが、よろしくお願いします。
:感想
近年よくある雰囲気の作品。話としては起伏がなく、全体的にキャラクターの味付けが綺麗すぎる。こういう学園物は、昔流行ったスポ根もののように、アクの強い奴等が、ごった煮のように湧き出てくるという展開が命なのに、作者が生かしきれていない気がする。もっと行動面での説明をつけても良かったし、なんとも残念だ。で、小説的に表現や演出が優れてるかというと、言うまでもなく微妙。ただ、星の説明の部分は、ああ!これには比喩が使えそう!とか、表現的な意味で書き手として美味しそうだと思った。でもやっぱり作者には悪いが、題材に対して、スタミナの欠ける文章だなと感じた。
■Resistance ジャンル 恋愛 作:藤夜 要
:あらすじ
性格の悪い女が、寡黙で口汚い幼馴染に『男』を感じていたと気付いたのは、別れてから何年も後だった。――今更な事が巧く言えない、『告白』がテーマの企画恋愛小説。◆◆◆『べたべた恋愛同好会』企画第2回テーマ【告白】
:感想
恋愛物を読むときに一番怖いのは、地の文の独特の臭さというか、自分との性癖の違いというか、作者の妄想語りが何処まで食えるものなのか、自分の中で勝手に見定めてしまい、小説本来の面白みに対して平静を保てなくなる事だ。さて、そういうことを踏まえて感想に入ろう。結論から言うと、展開は面白い。が、序盤の切り出しが失敗している感じがするのと、視点の切り替えが下手なのと、妙に文章がパサついているというか、読んでいてドキドキするような潤いが足りない。どうも場面場面の心理面ばかりが目立って、全体的に眺めると味気ないのだ。あと、作者も語っているようにグダグダなのは、ジャンルの方向性なので仕方が無いと思う。描写に関しては足りない部分も見えるが、基本的に文章の質は中の中ぐらいだと思う。あとは、キャラクターの設定をしっかり書く事が必要かと思った。どこか作者の思い描くキャラクター像というか、その『性悪』さの性質がブレているというか、最初にゆがめた軸が段々直ってしまうのは、なんとなく遺憾だった。確かに文章は緻密なのだが、無駄が多いのも残念だ。他のキャラクターに関しても、外面的な行為に捉われ過ぎて、もう少し読者の心を掴む人間的な汚さが欲しいかなとも感じるし、うーん演出も、もう一捻り…。作者の文章に確かな力量はあると思うんだけど、いかんせんジャンルに殺された感じか。
■でんぱ「この話はフィクションです。」 ジャンル 推理 作:二十
:あらすじ
自称宇宙人の一般人と。自称銘探偵の銘探偵がコントをします。推理とか書いてますけど、あまり推理しないです。探偵出てくるから推理。
:感想
ちょっと独特の改行が気になるけど、読める小説の部類。サスペンスドラマの台本でも覗いているような感覚に陥るが、本質的にはミステリーホラーに近い。息を飲むような描写、背を刺す様なスリルは体験できないものの、とにかく展開が面白い。味があるというか、テンポが良い。パーツとパーツの接点の付け方、その着眼点が上手く他のジグソーパズルにはまっているというか、2万文字↑の短編にしては、推理物の醍醐味である謎の展開も楽しめたし、個人的にスラスラ読めたと思う。サウンドノベルにしたら面白い部類なのではないだろうか。台詞の中で一番気に入ったのは原文中の「私は目の前で鮪の死骸を解体するショーを見せてくれる寿司屋を知っているわ」の後に続く「何が? 何処が? 種族? 私と君もそういう点では違うわね。私は君を食べたいとは思わないわ。けれど餓死寸前なら厭わず頂くわよ?」という、人間的な思考を窺わせる表現が良い。
■白 ジャンル その他 作:しう
:あらすじ
あなたの人生は、面白いですか?自分が感じているものではなく、他人から見て。
:感想
最初に言わせてくれ作者に思わず嫉妬してしまった。
掲げたテーマも良いが、如何せんkirekoの嫉妬の炎を燃やしてくれたのは、台詞とキャラクター描写だ。ぐぬぬぬ…書き手として嫉妬の成分を他の人に公表するのは、なんとも醜い話なのだが、感想を続けよう。なんというか、地の文とキャラクターが起伏の小さな展開で、これだけ素直に動いてくれている面、そして無意味な情感を一切出さず、読みやすく、無駄の無い構成に仕上がっているところも、脱帽ものだ。同級生の女子からメールで告白されてるのに、「お前よりかはオナニーのがいいわ…」とか、ポツンと呟いちゃうキャラクター像を描ける事に、驚くべき才能を感じた。くっそー!嫉妬しまくりでこれ以上褒めるのもなんだが、秀作!
==========終わり===========
>くそーーー
本文中では冷静に徹しようとかなり隠してますが、
kirekoの他人への憧れと劣等感が如実に現れるような嫉妬の精神は、
実は手塚治先生並です。
くそーー石ノ森ーー
>今日の感想と批評
ふうらい屋さんが昨日ネタにしてた件をとりあえず短絡的な好奇心から覗いてみた。
( ゜д゜ )?
( ゜д゜ )?
( ゜д゜ )!
とりあえず皆、結構小説に対して真面目なんだなぁ。
いや、真面目なのは良いんだけど、場が場だけににんともかんとも。
こういう風に煽られたら、わざわざ熱っぽく議論するんじゃなくて
クールに自分の作品を提示して「へへへっ、俺はこんなの書けますぜ」
と宣伝に近い形で実践証明したほうが早いのでは?
前にも言ったけど、『沈黙は金、雄弁は銀』だよ。
口を開く前に、作品で見せるのが作家ってもんじゃないかなと思う。
どっかで習ってきた流暢な言葉だけ並べ立てて、それが実践できないというのは、お粗末極まりないし、説得力の欠ける実に白ける話だ。
ま、白熱した議論とか馴れ合いがしたいなら別の話ですがね…。
もう逆に「なろう」の評価システムを全部感想に変えちゃえば(本末転倒)
酷評を受け止める奴もいれば、憤慨するのも居るし、「そうですね」なんていって、お腹の中でぺロッと舌だしてる奴もいるってことよね。
(´゜ー゜` )好きか嫌いかの話にも繋がってくるし
論点の究極としてkirekoが言いたいのは、現在の業界は、前にも比べて商業主義だと言う事。どんなに高尚な文法を使う作家でも、売れそうでなければ紙くずだし、どんなに低俗な文才でも、売れそうなら売れる世界だと言う事。いつも小説で食っていこうと志す人を見て思うのだが、小説を趣味でやってる人以外は、商売と割り切って考えたほうが良いと思う。文化文論文学と声高に叫ぶ人が中には居るかもしれないが、結局出版は商業なのだ。今大衆が何を求めているのか、顧客のニーズにあった物を作り続ける、そしてそれがどれだけ出版に携わる者に有益なのか、その総合的マーケティング力が、実は今小説家に一番求められている事なのだと思う(作家のパフォーマンス、その営業力も関係)。文学の中で、良い小説は作家が選ぶかもしれないが、売れる小説は作家が選ぶのではなくて、大衆と編集者だということを加味していただきたい。
\(^o^)/もちろん自分の書くものが、超コアなファン向けである事は棚に上げるような発言。
まあ、だからって特殊記号を使うケータイ小説が面白いかって言うと
見識がたらんのか、まだ面白いものにぶち当たってないというのが実状。
さてさて…
■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9
*感想テンプレ
■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)
*感想テンプレ終わり
============はい開始==============
■赤い大巨人 ジャンル ファンフィクション 作:ズラえもん
:あらすじ
かつて、美しい地球と人間たちの心に感動した大巨人は、地球侵略を企む異星人と命をかけて戦った・・・そして、40年ぶりに地球に降り立った大巨人、しかしそこで見た光景は・・・!!
:感想
30日投稿作品。基本的にファンフィクション物(二次創作)は評価しないのだが、個人的に気になったウルトラものだったので、ちょっと読んでみた。侵略宇宙人から地球を、そこに住む人類を守り、数々の危機を救ってきたヒーローウルトラマンが、地球の現実に絶望して、自ら破壊を行うというのは、ドラマとして面白そうだし、ヒロイズムの逆転性を突いたようで話的には好きだ。うーん、でもいかんせん文章力が足らないっていうのかな。確かに思い込める熱さは伝わるし、実相時監督ぽいテイストも、金城脚本ぽい展開も好きなんだが、長期間虫歯に侵された乳歯のように文章構成がガタガタで、どうにも作者の思いが先に立ってしまった気がする。ネタが良いだけに惜しい作品だ。おそらく参考はマンか、セブンだと思うが、最期に老齢になったフルハシとキリヤマ隊長が出てきたのが、ファンとして嬉しかった。
■星の友達 ジャンル 学園 作:ドリーK
:あらすじ
【七夕小説企画『星に願いを』】の参加作品です。未熟だと思いますが、よろしくお願いします。
:感想
近年よくある雰囲気の作品。話としては起伏がなく、全体的にキャラクターの味付けが綺麗すぎる。こういう学園物は、昔流行ったスポ根もののように、アクの強い奴等が、ごった煮のように湧き出てくるという展開が命なのに、作者が生かしきれていない気がする。もっと行動面での説明をつけても良かったし、なんとも残念だ。で、小説的に表現や演出が優れてるかというと、言うまでもなく微妙。ただ、星の説明の部分は、ああ!これには比喩が使えそう!とか、表現的な意味で書き手として美味しそうだと思った。でもやっぱり作者には悪いが、題材に対して、スタミナの欠ける文章だなと感じた。
■Resistance ジャンル 恋愛 作:藤夜 要
:あらすじ
性格の悪い女が、寡黙で口汚い幼馴染に『男』を感じていたと気付いたのは、別れてから何年も後だった。――今更な事が巧く言えない、『告白』がテーマの企画恋愛小説。◆◆◆『べたべた恋愛同好会』企画第2回テーマ【告白】
:感想
恋愛物を読むときに一番怖いのは、地の文の独特の臭さというか、自分との性癖の違いというか、作者の妄想語りが何処まで食えるものなのか、自分の中で勝手に見定めてしまい、小説本来の面白みに対して平静を保てなくなる事だ。さて、そういうことを踏まえて感想に入ろう。結論から言うと、展開は面白い。が、序盤の切り出しが失敗している感じがするのと、視点の切り替えが下手なのと、妙に文章がパサついているというか、読んでいてドキドキするような潤いが足りない。どうも場面場面の心理面ばかりが目立って、全体的に眺めると味気ないのだ。あと、作者も語っているようにグダグダなのは、ジャンルの方向性なので仕方が無いと思う。描写に関しては足りない部分も見えるが、基本的に文章の質は中の中ぐらいだと思う。あとは、キャラクターの設定をしっかり書く事が必要かと思った。どこか作者の思い描くキャラクター像というか、その『性悪』さの性質がブレているというか、最初にゆがめた軸が段々直ってしまうのは、なんとなく遺憾だった。確かに文章は緻密なのだが、無駄が多いのも残念だ。他のキャラクターに関しても、外面的な行為に捉われ過ぎて、もう少し読者の心を掴む人間的な汚さが欲しいかなとも感じるし、うーん演出も、もう一捻り…。作者の文章に確かな力量はあると思うんだけど、いかんせんジャンルに殺された感じか。
■でんぱ「この話はフィクションです。」 ジャンル 推理 作:二十
:あらすじ
自称宇宙人の一般人と。自称銘探偵の銘探偵がコントをします。推理とか書いてますけど、あまり推理しないです。探偵出てくるから推理。
:感想
ちょっと独特の改行が気になるけど、読める小説の部類。サスペンスドラマの台本でも覗いているような感覚に陥るが、本質的にはミステリーホラーに近い。息を飲むような描写、背を刺す様なスリルは体験できないものの、とにかく展開が面白い。味があるというか、テンポが良い。パーツとパーツの接点の付け方、その着眼点が上手く他のジグソーパズルにはまっているというか、2万文字↑の短編にしては、推理物の醍醐味である謎の展開も楽しめたし、個人的にスラスラ読めたと思う。サウンドノベルにしたら面白い部類なのではないだろうか。台詞の中で一番気に入ったのは原文中の「私は目の前で鮪の死骸を解体するショーを見せてくれる寿司屋を知っているわ」の後に続く「何が? 何処が? 種族? 私と君もそういう点では違うわね。私は君を食べたいとは思わないわ。けれど餓死寸前なら厭わず頂くわよ?」という、人間的な思考を窺わせる表現が良い。
■白 ジャンル その他 作:しう
:あらすじ
あなたの人生は、面白いですか?自分が感じているものではなく、他人から見て。
:感想
最初に言わせてくれ作者に思わず嫉妬してしまった。
掲げたテーマも良いが、如何せんkirekoの嫉妬の炎を燃やしてくれたのは、台詞とキャラクター描写だ。ぐぬぬぬ…書き手として嫉妬の成分を他の人に公表するのは、なんとも醜い話なのだが、感想を続けよう。なんというか、地の文とキャラクターが起伏の小さな展開で、これだけ素直に動いてくれている面、そして無意味な情感を一切出さず、読みやすく、無駄の無い構成に仕上がっているところも、脱帽ものだ。同級生の女子からメールで告白されてるのに、「お前よりかはオナニーのがいいわ…」とか、ポツンと呟いちゃうキャラクター像を描ける事に、驚くべき才能を感じた。くっそー!嫉妬しまくりでこれ以上褒めるのもなんだが、秀作!
==========終わり===========
>くそーーー
本文中では冷静に徹しようとかなり隠してますが、
kirekoの他人への憧れと劣等感が如実に現れるような嫉妬の精神は、
実は手塚治先生並です。
くそーー石ノ森ーー