五月も終わるというに、この雨は如何に@kirekoです。
>今日の感想と批評
徐々に増えるアクセスに怯えるどころか喜びを得ること
この上無きにしも非ず(どっちやねん)
そんなこんなで起きるのが遅かったので、
おきてすぐ散髪に行く予定が、ぐずぐずになっちまった。
まあこれ更新したら行ってみるよ!
■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9
*感想テンプレ
■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)
*感想テンプレ終わり
============はい開始==============
■ケータイ小説 ジャンル その他 作:ごはんライス
:あらすじ
ケータイ小説は愉しい。どこでも読めるから愉しい。
:感想
現実味のある題材と突拍子も無い状況を繋げて、いわゆるナンセンスにナンセンスを重ねて書いたような作品。読んだ読者の誰もが「キャラクターの書き込みが足りないんじゃないか」「オチは?」と思うのが、実はすでに文章に張り巡らされた作者の仕掛けの一つ。総じて面白いかと言われると個人差があって疑問だが、ただこれは実質中身のある小説なのかと言われるとNOと答えられる自信はある。こりゃ、どっちかっていうと外国の飲み屋で話すユーモアの種の部類。しかも日本人しかわからないというオマケつき。
■私のカルダク ジャンル ファンタジー 作:栗田隆喬
:あらすじ
嵐の夜、羊飼いの少女シアは、はじめて子羊をとりあげることになった。へその緒が首に絡まる難産。なんとか子羊は生まれたが、片足が曲がってしまっていた。その子羊をシアは「カルダク」と名付けた。風の強い、嵐の夜に生まれたから、『風』という意味だった。だが、カルダクは、野原を風のように駆けることはなかった……。羊飼いの少女シアと子羊カルダクの織りなすつつましやかな生活を描く。
:感想
ファンタジー物というのは前にも言ったように余り好きな部類じゃないのだが、これは読める作品。というか、読み手に読ませようとする作者の努力が見受けられる作品。構成力と表現力ともに充実していて、とかく無駄の無い軽やかな描写が目を惹かせる文章には、同じ書き手として圧倒されてしまう。明瞭簡潔…とまではいかないが、実際良く出来ていると思う。演出に関しても無駄がなく、これ以上事象を起こすと作品の雰囲気を壊しかねない、そのバランスを作者は知っていると思った。そんなベタ褒めする中で、しいて苦言を呈すとすれば、話自体は文句無くわかりやすい反面、それを伝えるキャラクターたちの描写が些か不得意な面が見受けられる。おそらく文章を読ませたいがために削っているのだろうが、終盤の文面の旨みを得るためには、もう少し『人間らしさ』というか『生の匂い』のするキャラクター描写が必要なのでは無いかと思った。まったくどうでもいいことなのだが、反芻して呼んでいく内に、羊の鳴き声である『めぇぇ』の部分で反射的に笑ってしまう事に気付いた。これは何かの病気だろうか。
■梅雨コイ ジャンル 恋愛 作:merado
:あらすじ
梅雨の季節。降りしきる雨に思う、男の話。あいつと彼女にある壁。
:感想
一種の盛り上がりというか、文章の過激さが足りないというか、構成的には悪くないと思うんだけど演出面での粗が目立つなぁ。あと気になったのは、ちらほら見える助詞の使い方に間違いがあり、句読点の間隔が長すぎるのも問題と感じた。うーん。お口を辛めに言うとすれば、作者は小手先で覚えた文字を使って空間の雰囲気を作ろうとしているが、実質的な文字の意味を理解していないから、描写や情感に亀裂が生じていると思う。「どうして」「なぜ」「なに」を付け加えると、もう少し広がりが見えたようにも思える。恋愛短編という物において、読者が読みたいと思う必要な条件があるとすれば、それは、演出過程の雰囲気であって、弾き出された無機質な結果ではない。と一歩退いて読み返してみると、自ずとこの作品の粗が出てきてしまうような気がする。
■しゃぼん玉 ジャンル 恋愛 作:夢喰
:あらすじ
しゃぼん玉好きという事がバレて、そして自分の陰口を聞いて……
:感想
言いたい事はだいたい理解できるし、表現の小技も小難しくなく、文脈自体は読みやすいと思う。ただ、細やかな描写や、場面転換についての説明が欠けている部分が多く、それに応じたように全体的な構成力が著しく低いため、読み手としては非常にとっつきにくい内容とも思える。おそらく読み手の90%ぐらいが、「こんなもの」と思って流し読みしてしまうのではないかと思う内容ではあったが、個人的な感覚で言えば、諸々の展開と演出面のクオリティの低さを抜きにすれば、各所表現の使い方が素直で良いと思った。ただ、面白くは無い。
■星が輝くその日まで…… ジャンル その他 作:Karyu
:あらすじ
16という年になるまでヒトと出会ったことのなかった少年。幻とされてきた生物、鵺により育てられた少年。その少年の名は星。星はヒトと出会い、ヒトを人と知り、そして…………
:感想
まず最初に、この短編は他のに比べて長いので、この感想を見て読もうと思う人は、読もうと思う十分なスタミナと、濃い目のコーヒーと、ドロ甘の砂糖菓子などを横に置いて、比較的心の充足がある状態で読むといいかもしれない。実際読み終わった自分から言わせてもらうと、非常に『疲れる』文章であった。『読み疲れる』という点で特筆すべき部分は、作者の意図的とも思える改行と句読点の打ち方がとにかく絶望的であることと、なおかつ台詞描写に関して無駄な要素が多すぎて食傷気味。仕切り直しというか、場面の盛り上がりを展開したいと思う部分で『長々と台詞描写を羅列すること』や『薄っぺらい表現の無意味な描写』ばかり続くと、せっかく乗ってきた読み手が飽きてしまう可能性があるのを作者は気付いていないのだろうか。実際問題、半分ほど読んで目が疲れを訴えてきて、この企画初めて読むのを挫折しそうになった。それで話の本筋は面白いのか?と言われると、これがまた眼を見張る演出もなく、作者の想像の中で動くキャラクターの『他人の茶の間のお喋り空間』を見せつけられた読者としては、拷問の末、毒饅頭を食らった気分だ。ここまで悪辣な感想を述べておいて、こういうのを言うのは余り好きじゃないんだが、終始致命的とも思える構成面からすれば、
ノリの悪さも含めて正直ケータイ小説以下。面白くも無いので、はっきり言って読む価値なし。時間の無駄。
■大好きなキミへ…… ジャンル 恋愛 作:椿☆
:あらすじ
「恋はすべてが叶う訳じゃない…」主人公亜美のちょっとセツナイ?失恋ストーリーです。
警告
この小説はガールズラブ要素を含みます。
苦手な方はご注意ください。
:感想
いやっほぉぉぉー!待ってたぜこういうのー!
とりあえず上記で酷評した作者に、この作者の爪の垢でも煎じて飲んでほしいですかな!
はい、というわけでこの手の妄想作品の良し悪しの『悪し』を決める時に重要なのは、言うまでもなく主観的なモノローグの多さと、無駄で無意味な改行で出来たスカスカ構成なわけです。設定は物凄く美味しいわりに、内容がスカポンタンなのは、前の文章がアレだっただけに逆に新鮮でした。で、恋愛作品としてどうかと言われると、やっぱり面白くないです。妄想は他人に伝わってこそ面白いのであり、自分だけが「わかるわかる」と頷くような枠組みでは、決して共感は得られないと思います。台詞に「☆」はどうかと思います。はい、感想終わります。
============終了=============
( ゜д゜ )散髪いってきます
>今日の感想と批評
徐々に増えるアクセスに怯えるどころか喜びを得ること
この上無きにしも非ず(どっちやねん)
そんなこんなで起きるのが遅かったので、
おきてすぐ散髪に行く予定が、ぐずぐずになっちまった。
まあこれ更新したら行ってみるよ!
■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9
*感想テンプレ
■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)
*感想テンプレ終わり
============はい開始==============
■ケータイ小説 ジャンル その他 作:ごはんライス
:あらすじ
ケータイ小説は愉しい。どこでも読めるから愉しい。
:感想
現実味のある題材と突拍子も無い状況を繋げて、いわゆるナンセンスにナンセンスを重ねて書いたような作品。読んだ読者の誰もが「キャラクターの書き込みが足りないんじゃないか」「オチは?」と思うのが、実はすでに文章に張り巡らされた作者の仕掛けの一つ。総じて面白いかと言われると個人差があって疑問だが、ただこれは実質中身のある小説なのかと言われるとNOと答えられる自信はある。こりゃ、どっちかっていうと外国の飲み屋で話すユーモアの種の部類。しかも日本人しかわからないというオマケつき。
■私のカルダク ジャンル ファンタジー 作:栗田隆喬
:あらすじ
嵐の夜、羊飼いの少女シアは、はじめて子羊をとりあげることになった。へその緒が首に絡まる難産。なんとか子羊は生まれたが、片足が曲がってしまっていた。その子羊をシアは「カルダク」と名付けた。風の強い、嵐の夜に生まれたから、『風』という意味だった。だが、カルダクは、野原を風のように駆けることはなかった……。羊飼いの少女シアと子羊カルダクの織りなすつつましやかな生活を描く。
:感想
ファンタジー物というのは前にも言ったように余り好きな部類じゃないのだが、これは読める作品。というか、読み手に読ませようとする作者の努力が見受けられる作品。構成力と表現力ともに充実していて、とかく無駄の無い軽やかな描写が目を惹かせる文章には、同じ書き手として圧倒されてしまう。明瞭簡潔…とまではいかないが、実際良く出来ていると思う。演出に関しても無駄がなく、これ以上事象を起こすと作品の雰囲気を壊しかねない、そのバランスを作者は知っていると思った。そんなベタ褒めする中で、しいて苦言を呈すとすれば、話自体は文句無くわかりやすい反面、それを伝えるキャラクターたちの描写が些か不得意な面が見受けられる。おそらく文章を読ませたいがために削っているのだろうが、終盤の文面の旨みを得るためには、もう少し『人間らしさ』というか『生の匂い』のするキャラクター描写が必要なのでは無いかと思った。まったくどうでもいいことなのだが、反芻して呼んでいく内に、羊の鳴き声である『めぇぇ』の部分で反射的に笑ってしまう事に気付いた。これは何かの病気だろうか。
■梅雨コイ ジャンル 恋愛 作:merado
:あらすじ
梅雨の季節。降りしきる雨に思う、男の話。あいつと彼女にある壁。
:感想
一種の盛り上がりというか、文章の過激さが足りないというか、構成的には悪くないと思うんだけど演出面での粗が目立つなぁ。あと気になったのは、ちらほら見える助詞の使い方に間違いがあり、句読点の間隔が長すぎるのも問題と感じた。うーん。お口を辛めに言うとすれば、作者は小手先で覚えた文字を使って空間の雰囲気を作ろうとしているが、実質的な文字の意味を理解していないから、描写や情感に亀裂が生じていると思う。「どうして」「なぜ」「なに」を付け加えると、もう少し広がりが見えたようにも思える。恋愛短編という物において、読者が読みたいと思う必要な条件があるとすれば、それは、演出過程の雰囲気であって、弾き出された無機質な結果ではない。と一歩退いて読み返してみると、自ずとこの作品の粗が出てきてしまうような気がする。
■しゃぼん玉 ジャンル 恋愛 作:夢喰
:あらすじ
しゃぼん玉好きという事がバレて、そして自分の陰口を聞いて……
:感想
言いたい事はだいたい理解できるし、表現の小技も小難しくなく、文脈自体は読みやすいと思う。ただ、細やかな描写や、場面転換についての説明が欠けている部分が多く、それに応じたように全体的な構成力が著しく低いため、読み手としては非常にとっつきにくい内容とも思える。おそらく読み手の90%ぐらいが、「こんなもの」と思って流し読みしてしまうのではないかと思う内容ではあったが、個人的な感覚で言えば、諸々の展開と演出面のクオリティの低さを抜きにすれば、各所表現の使い方が素直で良いと思った。ただ、面白くは無い。
■星が輝くその日まで…… ジャンル その他 作:Karyu
:あらすじ
16という年になるまでヒトと出会ったことのなかった少年。幻とされてきた生物、鵺により育てられた少年。その少年の名は星。星はヒトと出会い、ヒトを人と知り、そして…………
:感想
まず最初に、この短編は他のに比べて長いので、この感想を見て読もうと思う人は、読もうと思う十分なスタミナと、濃い目のコーヒーと、ドロ甘の砂糖菓子などを横に置いて、比較的心の充足がある状態で読むといいかもしれない。実際読み終わった自分から言わせてもらうと、非常に『疲れる』文章であった。『読み疲れる』という点で特筆すべき部分は、作者の意図的とも思える改行と句読点の打ち方がとにかく絶望的であることと、なおかつ台詞描写に関して無駄な要素が多すぎて食傷気味。仕切り直しというか、場面の盛り上がりを展開したいと思う部分で『長々と台詞描写を羅列すること』や『薄っぺらい表現の無意味な描写』ばかり続くと、せっかく乗ってきた読み手が飽きてしまう可能性があるのを作者は気付いていないのだろうか。実際問題、半分ほど読んで目が疲れを訴えてきて、この企画初めて読むのを挫折しそうになった。それで話の本筋は面白いのか?と言われると、これがまた眼を見張る演出もなく、作者の想像の中で動くキャラクターの『他人の茶の間のお喋り空間』を見せつけられた読者としては、拷問の末、毒饅頭を食らった気分だ。ここまで悪辣な感想を述べておいて、こういうのを言うのは余り好きじゃないんだが、終始致命的とも思える構成面からすれば、
ノリの悪さも含めて正直ケータイ小説以下。面白くも無いので、はっきり言って読む価値なし。時間の無駄。
■大好きなキミへ…… ジャンル 恋愛 作:椿☆
:あらすじ
「恋はすべてが叶う訳じゃない…」主人公亜美のちょっとセツナイ?失恋ストーリーです。
警告
この小説はガールズラブ要素を含みます。
苦手な方はご注意ください。
:感想
いやっほぉぉぉー!待ってたぜこういうのー!
とりあえず上記で酷評した作者に、この作者の爪の垢でも煎じて飲んでほしいですかな!
はい、というわけでこの手の妄想作品の良し悪しの『悪し』を決める時に重要なのは、言うまでもなく主観的なモノローグの多さと、無駄で無意味な改行で出来たスカスカ構成なわけです。設定は物凄く美味しいわりに、内容がスカポンタンなのは、前の文章がアレだっただけに逆に新鮮でした。で、恋愛作品としてどうかと言われると、やっぱり面白くないです。妄想は他人に伝わってこそ面白いのであり、自分だけが「わかるわかる」と頷くような枠組みでは、決して共感は得られないと思います。台詞に「☆」はどうかと思います。はい、感想終わります。
============終了=============
( ゜д゜ )散髪いってきます