kirekoの末路

すこし気をぬくと、すぐ更新をおこたるブロガーたちにおくる

5月31日

2008年05月31日 12時53分33秒 | 小説の感想と批評
五月も終わるというに、この雨は如何に@kirekoです。

>今日の感想と批評

徐々に増えるアクセスに怯えるどころか喜びを得ること
この上無きにしも非ず(どっちやねん)
そんなこんなで起きるのが遅かったので、
おきてすぐ散髪に行く予定が、ぐずぐずになっちまった。
まあこれ更新したら行ってみるよ!


■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

ケータイ小説 ジャンル その他 作:ごはんライス

:あらすじ
ケータイ小説は愉しい。どこでも読めるから愉しい。

:感想
現実味のある題材と突拍子も無い状況を繋げて、いわゆるナンセンスにナンセンスを重ねて書いたような作品。読んだ読者の誰もが「キャラクターの書き込みが足りないんじゃないか」「オチは?」と思うのが、実はすでに文章に張り巡らされた作者の仕掛けの一つ。総じて面白いかと言われると個人差があって疑問だが、ただこれは実質中身のある小説なのかと言われるとNOと答えられる自信はある。こりゃ、どっちかっていうと外国の飲み屋で話すユーモアの種の部類。しかも日本人しかわからないというオマケつき。


私のカルダク ジャンル ファンタジー 作:栗田隆喬

:あらすじ
嵐の夜、羊飼いの少女シアは、はじめて子羊をとりあげることになった。へその緒が首に絡まる難産。なんとか子羊は生まれたが、片足が曲がってしまっていた。その子羊をシアは「カルダク」と名付けた。風の強い、嵐の夜に生まれたから、『風』という意味だった。だが、カルダクは、野原を風のように駆けることはなかった……。羊飼いの少女シアと子羊カルダクの織りなすつつましやかな生活を描く。

:感想
ファンタジー物というのは前にも言ったように余り好きな部類じゃないのだが、これは読める作品。というか、読み手に読ませようとする作者の努力が見受けられる作品。構成力と表現力ともに充実していて、とかく無駄の無い軽やかな描写が目を惹かせる文章には、同じ書き手として圧倒されてしまう。明瞭簡潔…とまではいかないが、実際良く出来ていると思う。演出に関しても無駄がなく、これ以上事象を起こすと作品の雰囲気を壊しかねない、そのバランスを作者は知っていると思った。そんなベタ褒めする中で、しいて苦言を呈すとすれば、話自体は文句無くわかりやすい反面、それを伝えるキャラクターたちの描写が些か不得意な面が見受けられる。おそらく文章を読ませたいがために削っているのだろうが、終盤の文面の旨みを得るためには、もう少し『人間らしさ』というか『生の匂い』のするキャラクター描写が必要なのでは無いかと思った。まったくどうでもいいことなのだが、反芻して呼んでいく内に、羊の鳴き声である『めぇぇ』の部分で反射的に笑ってしまう事に気付いた。これは何かの病気だろうか。


梅雨コイ ジャンル 恋愛 作:merado

:あらすじ
梅雨の季節。降りしきる雨に思う、男の話。あいつと彼女にある壁。

:感想
一種の盛り上がりというか、文章の過激さが足りないというか、構成的には悪くないと思うんだけど演出面での粗が目立つなぁ。あと気になったのは、ちらほら見える助詞の使い方に間違いがあり、句読点の間隔が長すぎるのも問題と感じた。うーん。お口を辛めに言うとすれば、作者は小手先で覚えた文字を使って空間の雰囲気を作ろうとしているが、実質的な文字の意味を理解していないから、描写や情感に亀裂が生じていると思う。「どうして」「なぜ」「なに」を付け加えると、もう少し広がりが見えたようにも思える。恋愛短編という物において、読者が読みたいと思う必要な条件があるとすれば、それは、演出過程の雰囲気であって、弾き出された無機質な結果ではない。と一歩退いて読み返してみると、自ずとこの作品の粗が出てきてしまうような気がする。


しゃぼん玉 ジャンル 恋愛 作:夢喰

:あらすじ
しゃぼん玉好きという事がバレて、そして自分の陰口を聞いて……

:感想
言いたい事はだいたい理解できるし、表現の小技も小難しくなく、文脈自体は読みやすいと思う。ただ、細やかな描写や、場面転換についての説明が欠けている部分が多く、それに応じたように全体的な構成力が著しく低いため、読み手としては非常にとっつきにくい内容とも思える。おそらく読み手の90%ぐらいが、「こんなもの」と思って流し読みしてしまうのではないかと思う内容ではあったが、個人的な感覚で言えば、諸々の展開と演出面のクオリティの低さを抜きにすれば、各所表現の使い方が素直で良いと思った。ただ、面白くは無い。


星が輝くその日まで…… ジャンル その他 作:Karyu

:あらすじ
16という年になるまでヒトと出会ったことのなかった少年。幻とされてきた生物、鵺により育てられた少年。その少年の名は星。星はヒトと出会い、ヒトを人と知り、そして…………

:感想
まず最初に、この短編は他のに比べて長いので、この感想を見て読もうと思う人は、読もうと思う十分なスタミナと、濃い目のコーヒーと、ドロ甘の砂糖菓子などを横に置いて、比較的心の充足がある状態で読むといいかもしれない。実際読み終わった自分から言わせてもらうと、非常に『疲れる』文章であった。『読み疲れる』という点で特筆すべき部分は、作者の意図的とも思える改行と句読点の打ち方がとにかく絶望的であることと、なおかつ台詞描写に関して無駄な要素が多すぎて食傷気味。仕切り直しというか、場面の盛り上がりを展開したいと思う部分で『長々と台詞描写を羅列すること』や『薄っぺらい表現の無意味な描写』ばかり続くと、せっかく乗ってきた読み手が飽きてしまう可能性があるのを作者は気付いていないのだろうか。実際問題、半分ほど読んで目が疲れを訴えてきて、この企画初めて読むのを挫折しそうになった。それで話の本筋は面白いのか?と言われると、これがまた眼を見張る演出もなく、作者の想像の中で動くキャラクターの『他人の茶の間のお喋り空間』を見せつけられた読者としては、拷問の末、毒饅頭を食らった気分だ。ここまで悪辣な感想を述べておいて、こういうのを言うのは余り好きじゃないんだが、終始致命的とも思える構成面からすれば、
ノリの悪さも含めて正直ケータイ小説以下。面白くも無いので、はっきり言って読む価値なし。時間の無駄。


大好きなキミへ…… ジャンル 恋愛 作:椿☆

:あらすじ
「恋はすべてが叶う訳じゃない…」主人公亜美のちょっとセツナイ?失恋ストーリーです。

警告
この小説はガールズラブ要素を含みます。
苦手な方はご注意ください。



:感想
いやっほぉぉぉー!待ってたぜこういうのー!
とりあえず上記で酷評した作者に、この作者の爪の垢でも煎じて飲んでほしいですかな!
はい、というわけでこの手の妄想作品の良し悪しの『悪し』を決める時に重要なのは、言うまでもなく主観的なモノローグの多さと、無駄で無意味な改行で出来たスカスカ構成なわけです。設定は物凄く美味しいわりに、内容がスカポンタンなのは、前の文章がアレだっただけに逆に新鮮でした。で、恋愛作品としてどうかと言われると、やっぱり面白くないです。妄想は他人に伝わってこそ面白いのであり、自分だけが「わかるわかる」と頷くような枠組みでは、決して共感は得られないと思います。台詞に「☆」はどうかと思います。はい、感想終わります。




============終了=============




( ゜д゜ )散髪いってきます
コメント (2)
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テスト

2008年05月30日 13時58分58秒 | 末路話


























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5月30日

2008年05月30日 13時49分10秒 | 小説の感想と批評
真正直に生きるのが何より難しい@kirekoです。


>今日の感想と批評

そろそろガチで書けなくなるスランプ期に入ってまいりましたが
色々なものを企画段階で諦めるには、まだまだ早そうです。


■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============



兵隊 ジャンル その他 作:三太夫

:あらすじ
短いので、お読み下さい(嘘泣)

:感想
他の読者はどう思うかわからないが、作者のあとがきにもある通り、これは雰囲気を楽しむ作品だと思う。事実、kirekoはこういう物が嫌いではないのでスラスラ読めたし、特筆すべき表現や描写も無いのだが、『眼を瞑るには勿体無いし、眼を開けすぎると痛ましい』、その心情とやり取りのバランス、ややリアルに進む作者の文脈には好感がもてた。予備知識が無くても、それほど苦にはならないと思うし、日常という部分では良く描けていると思う。最後の呟きも、意味さえ判別できれば面白い。


ゲーム感想雑記 ジャンル その他 作:三太夫

:あらすじ
ふと、これまでのゲーム人生を辿ってみると・・・。感慨深くも無い逸話がちらほらと。たかがゲーム。されどゲーム。趣味とは何ぞや??

:感想
あれ?これさっきのと同じ構成じゃね?と思ったら同じ作者だった。
そのままタイトルを読んで字の如く。古き良き思い出というか、ゲームというものと社会を繋げて啓発するというか、内容に関しては殆ど回顧録に近い。問題は小説という枠組みの中に入るかどうかだが、これはおそらくエッセイに近いかなぁ。考えるとするならば、人生の日記帳にツラツラ話すという御伽噺的なジャンルか。個人的に共感は得れたと思ったが、物語として補足説明部分である(○○)の多用が、文章の重みを失わせている気がする。まあ、それほど重い文章でも無いが(笑)


後悔 ジャンル 恋愛 作:真浦塚真也

:あらすじ
未熟な男が未熟な恋を後悔する短いお話

:感想
終始『もやもや』の印象を受けた作品。なんというか、本末転倒というか。事実までのプロセスは上手いが、後が続かない。『もやもや』を解消させるためのオチが、また『もやもや』を呼ぶといった感じで、このもやもやの連鎖に耐えられない人はオススメしないかも。二度目の反復の仕掛けは物凄い上手なのに、最後が、なんだかなぁー。まだ読んでない人に、この気持ちを例えるとするなら、長さ50mのプールを息継ぎなしで一気にバタフライで泳いだ感じ。慣れてない人だと酸欠状態に陥ってプールに沈んじゃうよ。


ありえない、本当の話 その2. 怪 ジャンル その他 作:渓 かおる

:あらすじ
10年前の怪が怪により怪となる。

:感想
あらすじからして捻りが見えて面白そう!と感じながら読んでみたら、謎が謎を呼ぶミステリー色(あくまで色)が強い文脈。文章に色気が無いというか、読み取るに実話らしいので実際そうだとは思うのだが、興味半分で読む読者側にとっては、理解の範疇を超えた点(意地悪な作者のマーキングか?)が幾つかあって、とても読み辛い。最後の五行と、終盤の相関図でやっと理解が出来てスカッとするが、それまで読者の記憶の容量が耐え切れるかが問題。スローテンポになってしまうのは仕方ないが、起承転結の転に繋げる部分で、構成的にもう少し説明の描写があっても良かったんじゃないかと思える。


声にならない僕達の声 ジャンル その他 作:スグル

:あらすじ
多感な時期の少年、青年達の叫びの数々。

:感想
なんというドコメディー。
いわゆる小ネタ集というか、コメディーに入り浸るものなら誰でも通る道といっても過言ではない『こういう風に突っ込みをいれますから笑ってね』というショートショート。いやー、久々に笑った笑った。なんといっても作者が考えたであろう、各々のネーミングセンスが抜群。2chのVIP臭いという意味合いで捉えてもよし、昔のはがき職人的なネタと捉えてもよし。個人的に良いカンフル材であった。うむ!天晴れ!


ガマガエルの仮説 ジャンル コメディー 作:後藤詩門

:あらすじ
醜い男が何故か、極上の美女と一夜を共にできた。その背後にある理由は?

:感想
この企画をやり始めて1週間以上たつが、良くも悪くも覚えた作家の名前の一人や二人出てくる。この作者さんは、その中の『良い方』の一人なのだが、毎回この作者さんの話を読んで思うのは、『始点からオチまでの二段、三段のギャップ的発想』に頼りきるという単純なプロセスで上手くまとめあげていることが凄いと思う。話の展開は好き嫌いがあるかもしれないが、実際、男の抱く仮説の部分は説得力があり、美人局などの実例を挙げる辺りがリアリティをかもし出している。だが、それをも上回る仮説が最後に出てくるあたりが、やはりコメディーとしてのこの作品の完成度を高めていると思う。事実、この作品が描く話の筋書き的には、いわゆる『やっつけオチ』に近いものを感じるのだが、なぜだか納得してしまう部分が幾つかあった。それはやはり、作者の文脈に対するバランス感覚が秀逸だったからだろう。後付として、コメディーとして笑えるかどうかは別として、実際想像してみたら、脛に傷のある男性諸君であれば、ゾゾッとするホラー話なのでは?とも感じた。秀作。


==========終わり==========


>ロケットスタートにはまだ早い

2シグナル目でアクセルを吹かすのが俺のジャスティス!
ところでgooブログがニコニコ動画に対応したらしいが、ちょっちやってみるか。
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5月29日

2008年05月29日 09時06分59秒 | 小説の感想と批評
今日は早めに@kirekoです。


>今日の感想と批評

三時くらいに雨音で目が覚めた。
外に出してた洗濯物\(^o^)/


■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============


お人好しの牛乳 ジャンル コメディー 作:後藤詩門

:あらすじ
深夜2時、毎日のように牛乳を買いにくる女。彼女の魂胆は……

:感想
読みやすく素直に面白いと思う。個人的に手放しで褒めたいタイプの小説。出す説話に説得力があるというか、作中の作り話が実に上手。途中でコメディー展開が予想出来てしまったのは、読み手として残念だったが、最後の一文の締めも良く、タイトルを思い出して「ああなるほど」と感心してしまった。改行、構成的にも文句なし、ライトな作風ではあるが、全体的な押し引きのバランスが取れていて、とても読みやすかった。秀作。

悲しみの伝染 ジャンル ファンタジー 作:狐狸川ゆうら

:あらすじ
一人の女の悲しみが、彼女を囲む全てのモノの心を悲しみに染めてしまう。そんな話。

:感想
作者のあとがきにあるが、十代特有の不安が文章に出た感じか。ファンタジーの雰囲気はあるものの、なんとなく童話のような展開。ただ答えは出てないので注意。もっと答えが明確に出たらよかったかなと思う作品。まあ迷うのが若さなんだろうけど…うーん。やっぱり若い時はこういうの書きたくなるのかな。自分も昔これと似たような物に挑戦した気がして、なんとなく贔屓目で理解はできるんだけど…。構成的には悪くないと思うんだが、表現がまだまだ…。あとオチが謎過ぎる。


========終了===========

頭を起こしてみようと思ったものの、がっつり眠いな

http://chasoku.blog.shinobi.jp/Entry/333/

( ゜д゜ )
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空腹に勝る調味料は無い

2008年05月28日 20時23分18秒 | 末路話
若さが枯れてゆく思いがする@kirekoです。


>東方の話

東方って、もう同人会の1ジャンルで食っていけるジャンルなのね…。

よくわからんけど、ファンがたくさん増えて、
1ジャンルイベントでも総動員数は凄いってことかな?
ただ写真で覗える秋葉の場景は酷いwwwwwwwwwww
数年前の冬コミ後のテンバイヤーだらけの秋葉を越えたなこれは。
わざとやっているとしか思えないところも、またしかり。


>これをカイジ風に訳すと


オタクは生まれながら心中に怪物を飼っている…………
普段は心の深部、奥の奥の最奥の部屋に鍵を掛け閉じ込め、
閉じ込めることによって忘れようとしている…
しかし、それは確かにいるのだ……………!
オタクの夢や希望、目標や計画、協力や親切、愛情…
そんな真っ当な精神を食い尽くす醜鬼………
すべてを握り潰す鬼の中の鬼………
純粋な欲望…「購買して満足する」ということ………!



または



すべてのオタクに手は届かない、触れられない、
すべて遠くに離れている……できることは通信、通信だけ…………!
闇の中を尽きることなく交差する言葉たち、繰り返される通信……
「コレイクラ」「オツリアル……?」「チガウチガウ」「ホシイデス」
不確かで、心もとないその言葉たち、オタクからの通信は基本的に一方通行だ……
本当に自分の心が相手に届いたかどうかは、誰にもうかがい知れぬ…
返答があったとしても、どこまで理解しての返信やら……
しかしそれで仕方ない……………………………………………………
通信は通じたと信じること、伝達は伝えたら達するのだ…
それ以上を望んではいけない、理解を望んではいけない…
真の理解など不可能、そんなことを望んだらそれこそ泥沼…
売れば売るほど、焦燥は深まり、孤独は拗れる……………………
そうじゃない、そうじゃなく売ろう…………………………!
無駄ばかりの誤解続き、人間不信の元、理解とは程遠い通信だが
しかし、売ろう!
あるから!
確かに伝わることが一つ!
温度、存在、生きているものの息遣い、その儚い点滅は伝わる……!



こうなってしまうことが…実際ある…!
購買にいたる満足に現実は儚い…!現実を売るというのは難しい…!
売買という名の豊穣のゲームは…!
事実こういう『流行』という流れでしか…
つかめない…つかめないんだ…っ!


はて。何がやりたかったんだ?
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5月28日

2008年05月28日 19時45分36秒 | 小説の感想と批評
素直になれない気持ちも必要@kirekoです。


>今日の感想と批評

最近暑い日が続きますが、コンビニとかは早々に冷房いれてますね
物品がヤバイのかどうかわかりませんが、個人的には
まだ冷房機器に頼るような時期でもないしーとは思ってます。

てか、それよりももう少しで一年の半分である六月なのかよっていう思いのほうが強いです。

半年ってのは意外と早いもんだ。


■企画の意図は、こちら
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*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

盲目の少女 ジャンル 文学 作:粉雪

:あらすじ
盲目の少女に天使が助けの手を差し伸べます。『あなたは目が見えるようになりたいですか?』と。そんなおはなしです。

:感想
反復を使い過ぎて読み難いどころか、くどい。あと、ところどころ用法の間違いが多い。『現実と理想の違い』に関してのお題と、喪失という着目は良いと思うが、五感において視覚を失うと、他の器官に頼らなければならなくなる、すると他の器官が自ずと発達するのは誰でも知っている事だろう。と、なると、実際盲目であっても『匂い』や『音』は強烈に感ぜられるわけだから、相手の表面的な『天使の格好』が見えなくても、霊験的な何かを感じれるはずだと思った。そして『口』がある限り喋れるわけだ。ここで口が利けないとか耳が聞こえないとなると、話はグッと盛り上がったのだが、『幻想的なもの』を目に見えるものばかりだと思い、そこに集中しすぎてしまった作者は、kirekoから言えば『盲目』ではないかと感じた。


自分 ジャンル その他 作:ぉっくん

:あらすじ
自分を見つめてみました…そして自分の不甲斐なさを改めて感じました…ただそれだけです…

:感想
自戒の日記帳を文章にした作品。読んでみるとわかるが、作者の自虐的思考の表れが、『何に』偏ってるか読者には見えると思う。まあようするに、人生を面白く生きる事の出来ない人の未来を憂う机上の空論。自己紹介としては理解できるが、ただの言葉の羅列で個人的に面白くないと感じた。やるならもっと絶望や、そこに至るまでの空虚さを現して欲しかったと思う。


滝目翠の筆記征服 ジャンル コメディー 作:黒桐梓

:あらすじ
さあやってきた、シリーズ第3弾。そして修学旅行前の中間テスト!果たして俊哉……というか翠は補習を免れるのか!?そして俊哉はバイトのクビを免れるのか!?

:感想
ノリは嫌いじゃない。読むのも疲れない。ただ、得る物なんもないなーって感じ。改行部分を減らして、コメディーラインである話の掛け合いをもう少し『らしく』練りこめば、相当面白くなるかも。
で、思ったんだけど『――~どれそれ~』って表現最近流行ってるの?こういう表現を多用するのって、フェイト作ってたなんたらきのこだっけ?どうもこの手の文章表現の羅列は、作者の演出センスが問われるというか、多用すると稚拙に思えてしまう気がする。重要な部分で使ってこそ、映えると思うんだがなぁ。…あ、これは自分だけの考えかな。


追い詰められたある作家 ジャンル その他 作:コマそら

:あらすじ
作家のエー氏は、なかなか良いアイディアが思い浮かばないことに悩んでいた。しかし、書かなくては出版社との契約を解除されてしまうという。

:感想
テンポは物凄く良い。ありふれたネタだけど、文脈から受け取れる作者の錯綜ぶりも単純で面白いと感じた。注文をつけるとするならば、実際書いてみると浮かばないという部分を例題をあげながらもう少し綿密に書いて欲しかったかも。ただオチの「ギャフン」という言葉は、個人的に好み。あと最後のオチの前に読み手を攫うような説明文が一つ欲しかった。そういう夢を見てました的なものがあると締りが良いかも。


安楽の黒 ジャンル 推理 作:水平

:あらすじ
孝也の前にいきなり現れた人間の死体。その死体は奇妙に笑っていた。孝也はその死体が最期に見た物を確かめ様とするが…。一方、暗闇を落ち続ける男の正体とは…。

:感想
無意味な改行が多すぎじゃねえかなぁ。『推理物を楽しむ』という点で『謎』を読ませる書き方や構成は悪くないと思うんだけど、どうしても部分部分での刺激が足りないというか、読み手が途中で飽きてしまうんじゃないかと思った。展開の起伏が少ないのが問題。物語に入れない人にはオチも微妙と感じられるかも。


大丈夫だよ。心配ないよ。 ジャンル その他 作:森山功盛

:あらすじ
優しいお祖母ちゃんと孫のお祖母ちゃん子の少年の話

:感想
圧倒的に情感が欠けてるというか、言葉に頼りすぎて臆面の部分での表情が見えないと思った。たとえば誰かにこの話をしたときに、その他人が「君はおばあさん思いだね」と平坦な感想しか言えない文章なのではないだろうか。どこか文章に魅力的な部分があれば、批判なり何なり感想が出来るのだが、これはただ慕情的な描写でしかなく、たられば的な比喩が足りない感じ。緻密な描写が必要とされる小説としては、実際落第なのではないだろうか?



=========終了============

色んな事のたまってるけど、好き嫌いの激しい子でごめんね。
スパゲッティ上手く作れなくてごめんね。
というわけで、ドロ甘い小説あったら教えてくれー\(^o^)/
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5月27日

2008年05月27日 21時18分32秒 | 小説の感想と批評
この一歩の後退が@kirekoです。

>今日の感想と批評

太陽の牙ダグラムを久々にVHSで見てたら
アレだけ嫌いだったカルメルの最終回での成長ぶりに
同調してしまったので更新が遅くなりました。(言い訳)
あのテロ行為まがいの太陽の牙に対して、デロイア自治を
仮初とはいえ任されているという重大なポジションと状況に置かれていながら、
高圧的なラコック(地球)の傀儡にならなかったのは凄い決断力だよなー…。

あ、すいません。
本当は水中奇襲しか出来ないマッケレルが好きなんです。


■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

魂管理事務所 ジャンル ファンタジー 作:Kei

:あらすじ
『魂管理事務所』。死んだ者の魂が集まる、不思議な場所。そこは、生前成し遂げることができなかったことをやり直すチャンスを与えてくれる。

:感想
ファンタジーというジャンルにしておくには勿体無いほど、非常に読みやすい文章。簡素だが説明不足と感じる部分は少なく、現世に戻ってきた主人公の焦燥感や、それに伴う疾走と間髪いれずの演出がまたニクい。小説として、実に良く描けていると思う。展開はベタっちゃベタだが、変に難しく考えさせようとする文章より、読み手に不偏なく受け取られるものを素直に書いていると感じた。終始の節も、少し考えれば十分に理解できる点が良い。この節のおかげで、読み手をもう一度作品を読ませたくなる気持ちにさせてくれる。特化している部分は、本当に評価できる作品。久々の秀作。


夕日とブランコと君と僕 ジャンル 恋愛 作:忽滑谷冷火

:あらすじ
一緒に帰って夕日道、途中で公園よりました。昔遊んだあの公園。君と並んでブランコに、キィキィ鳴らして夕日を蹴った。

:感想
いわゆる『ホの字』が言い出せない系。大事な部分を耳打ちで済ますあたりの演出は好み。あとはシチュエーションというか、雰囲気自体は好きなんだけど、男性視点な部分と、話自体が短いこともあり、キャラクター描写がまだまだ荒削りといったところ。やはり恋愛は、対する二人なら二人なりの心情が見え隠れして、初めて恋愛だと思うのは自分だけだろうか。この文章が退屈だと思う人は、想像力を働かせてみよう。その理想像に適えば、この短編は面白いと思う。


神さんのお告げ ジャンル その他 作:ガルド

:あらすじ
つまるところ、顔の作りがもしかしたら悪いかもしれず肥っていないとは言い難いかもしれない少年であるところのおれは、神さまなんてものはこれっぽちも信じていなかった。

:感想
少年野球だけじゃなく、一度でも野球をチームで体験したことのある人なら想像しやすい内容だと思う。かく言うkirekoも少年野球を体験しており、当たれば伸びる代打バッターとして活躍した口なのだが、この小説の主人公には一個人としてニヤリとさせられる部分が多い。個人的な事ばかりを言うのもなんなので、内容に入っていくが、いわゆる細やかな描写よりも、事件に至るそれまでの情報を淡々と箇条書きにして繋げて読ませるタイプ。ノンフィクションとして考えれば悪くはない。悪くはないが、そこまで。小説なのだから、もう少し脚色というか、面白みのある演出が出来るんじゃないかと思った。ただ、終盤の相手ピッチャーの投げる球速120km越え、ストレートしか投げられない少年野球ルールは、体験者として面白いと思った。


 ジャンル 文学 作:詩穂

:あらすじ
転校生が来た。そんな誰もが経験するごく当たり前のこと。ではもしその子に告白されたら?ではもしその子が

:感想
読み手失格な事を言っちゃ悪いとは思うんだが、これの答えって何?
謎かけ的なオチ部分をどうにか理解しようとしたが、本文にヒントというか情報が少なくて、最初読みきったときに頭がポカンとしてしまった。ちょっと考える謎の展開が好きな人は、好きかも。全国深読み振興会東京支部長のkirekoとして、個人的な文章の解釈を考えるとすれば『人間』『転校生』という概念が『菜食主義者』と思わせておいて、その実は謎かけとして作用して、実はこの『彼女』というのが『動物』か何かだと思うのが正解かと思った。『八重歯』が可愛く『赤いトマトジュース』しかダメという部分を考えると、該当する動物が居ないのだが、ペンチで歯を抜いたのが、実は主人公だったら…?と考えるとハムスターとかそういう感じなのかなーと思った。答えがわかった人だれか教えてくれ。


小指の約束 ジャンル 恋愛 作:灯夜

:あらすじ
指切りの約束、ずっと昔の出来事なのに、小指なんて、普段意識して使わないから、その想い出が強く結び付いて……。

:感想
カーッ!どろ甘だねー!甘い甘すぎるよ!
というわけで、なんとも数奇なめぐり合わせな作品。構成としては起承転結の『転』の部分が非常に弱いが、ところどころの台詞の俯瞰は上手いと感じる。が、物語に追随しすぎて若干キャラクターがブレたことが気がかりだなぁ。もう400文字くらい主人公視点で伏線めいたものがあっても良かったかも。あと散々甘い甘い言ってますが、これはkirekoの視点で甘いと感じただけであり、読み手の受け取り方次第で「え?どこが甘いの?」って感じる方も多いかもしれません。


狂想曲 ジャンル 詩 作:天月黎璽

:あらすじ
初期の作品です。「改行」や「文字の加減」といった修正をして、光の下に出すことにしました。

:感想
良い作品が連続して読めただけに、いきなり総スカン食らったようなパンチ力がなんとも。いや、別に恋愛叙情詩を否定するわけではないが、総じて表現が稚拙で薄っぺらいんだよね。実際読むにも一苦労だよ。作者もあとがきで『暗黒時代』と語っているが、実際読んだ者としては『大した逸脱もせず独りよがりに恋に恋した詩文』ほど読み難い物は無いと思う。恋や愛というものをより幻想的に捉えるのなら、それに追随する比喩表現が必要になってくるし、断片的にしか捉えられないとなると、もっと他人がドン引きするような趣向に殉ずる作品であって欲しいと思う。情感を大事にする詩なら、なおさら。詩は、ただ書き連ねるだけではなく、その瞬間の『要訳』という意味も伴っているので、もっと相対的にレベルの高いものに挑戦していただきたい。

===========短編終わり==============

>とりあえず、短編ばっかりもなんなんで、突発的にkirekoのオススメ長編小説を紹介

戦いの果てに ジャンル 歴史 作:川本流華

:あらすじ
戦争を終わらせた英雄は、ただ疲れ果てていた。なぜ戦わなければならなかったのか、その果てに何を得たのかを物語る。

:感想
4月初頭に発見して、非常に面白かったと思えた作品。個人的に長編小説に大事だと思っているのは、主人公たちの人格を上手く伝える事、ブレの無い構成力、読み手を飽きさせない展開、描写などで小技を演出できる文章力だと思う。この小説は、その中で演出の部分が欠けていると思うが、非常にレベルが高いと思う。ジャンルの好き嫌いがあるが、いわゆる時代を生きる者たちの群像劇に興味のあるkirekoとしては、非常に気に入りの作品だ。最初の設定さえ飲み込めれば、全てにおいて面白いと思う。特に終盤は、劇的というには余りにも…のシーンが続くので、読んでみて損は無いと思う。


==========終了==============-


>さて、と
今日は割と文章的に好きなものが多かったので、いつものカミソリkirekoこと『毒マムシ針男』の切れ味が出てないと感じた人も多いだろうと思うが、褒めるものは褒めるし、貶す物は貶す。ぶっちゃけ「変に馴れ合うのが嫌いだ」というと、また反感を買ってしまいそうだが、酷評する人ほどちゃんと文章を読んでいるし、素直な感想を言ったほうが本人のためだと思うので、このスタイルを変えるつもりはない。

ただ更新するのがめんどくさくなるぐらいの駄作を読み続けると、俺の心も折れてしまうわけで。
是非、作者一同には秀作を目指して頑張って欲しいと思う。

最近、小説書く時間減った\(^o^)/
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5月26日

2008年05月26日 21時09分04秒 | 小説の感想と批評
ぽめらぽみゅー@kirekoです。


>今日の感想と批評

まさかこの時間に更新することになるとは…
体たらくと時間の渦の中でワーオッ!


■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

はじまっていない恋 煮え切らない僕 ジャンル 恋愛 作:ヨネ@ハイテンション

:あらすじ
「付き合ってください」突然の女の子からの告白を俺は受ける。恋愛感情もなにもないまま、俺はなんとなく付き合うような感じになるのだけれど・・・・・・

:感想
構成が良く、恋愛模様というか、男性視点での日常が良く描けてると思う。メールのやり取りは、こういうのもありかなーと思うほど、読み手として感情移入が出来た。実際恋愛物というのは、筋立てをかなり精巧に作らないと、中盤でダレてしまうのが多いが、個人的にこの作品は、ダレることなく最後まで読める作品だと思う。ただ、オチというか、終盤の流れが些か力不足な気がした。あれだけ長い前フリやって、開放感が無いというか、情感が閉塞して終わるという締め方は、あまり好きじゃないというか、もっと素直にやってもよかったんじゃなかろうか。台詞がもう少しクドい模様でもいいかなー。


ありがとう。 ジャンル その他 作:戦国うぐいす

:あらすじ
援助交際というものでつながった。一人の女子高生と喋らない一人の男の話

:感想
ネタは良いが、唐突の連続で読み手置き去りの感じが否めない。実質、人が感動を受けるというのは、それが瞬間的だとしても様々な過程が必要で、そこに作者の細やかな演出が光ってくるのだから、説明の部分を集中して描けないと、読み手が疑問に思ってしまうのではないだろうか。雰囲気は良いんだが、書き足りないと思った。


琥珀の夢(アンバー・ドリーム) ジャンル その他 作:金城 ユウ

:あらすじ
女性バーテンダーの前に現われたは、元彼とその婚約者だった。「シンデレラ」「貴女に真紅のバラを」に続く、カクテルを題材にした短編の第3弾。

:感想
同じような(カクテルで描写)作品を書いた自分としては、表現回しは上手いと思うし、話事態は簡潔に纏められており、読みやすいと思う。ただカクテルの説明が詳しくなされていないのは、読み手に調べさせるために作者が意図的に仕組んだものなんだろうか。知ってる部分はいいけど、知らない部分は察せれないかなぁ…


瓶詰めの中身は ジャンル ホラー 作:マグロ頭

:あらすじ
夜中にこっそりと父さん秘蔵の焼酎を飲もうと思ったぼく。奇妙な出来事は、前触れもなく、突然ぼくの目の前に現れた。

:感想
お話で言うと「のっぺらぼう」的な流れを組む古典的なホラー作品。個人的には怖さというよりも、主人公が何故焼酎を飲もうと思ったのか、最後まで気になってしまった。純粋な心の描写よりも、なぜそうなったかの動悸の部分をもう少し書き足して欲しいかなと思った。


夢芽(ゆめ) ジャンル 恋愛 作:早村友裕

:あらすじ
初めて自分が狂う夢を見た――吉原の花魁、夢芽(ゆめ)は、時期太夫候補と称され華やかな日々を送っていた。ところがその実、夢芽の胸内では既に黄泉への憧れが澱んでいたのだった。

:感想
個人的には大好きなネタだが、おそらく読み手を選ぶ作品。中途中途で出てくる的確というか所謂『ぼやけたレンズ越し』の表現は、物語の筋と雰囲気を崩さず凄く良くまとめられていると関心する。文化風俗という部分で言えば、もう少し乱れているのが当時のセオリーだが、そこは物語なので眼を瞑るとして、そこを作者が読み手に向かって説明する部分がやはり欠落しているような気がした。空気を崩さないためとはいえ、吉原の花魁という題材を使っているのだから、読み手の事を考えて、もう少し柔らかい文面を使っても良かったとは思う。個人的にはキャラクターの心情の縺れの描写以外にも「吉原でこういう風習がある」みたいな、当時の慣例的な例題をいくつかあげるのも良いかと思った。


失恋2 ジャンル 恋愛 作:日向葵

:あらすじ
野地さんが風邪をひいた。晶子は彼の為にこっそりプレゼントを用意しますが、それには秘めた思いがあって―。失恋の続編となります。

:感想
うーん。前作を読んでみたけど、まあ現実の恋愛ってのは、上手く回ればこんなもんなのかなと思う作品。終始飛びぬけて面白いということもなく、作者には悪いが、普通だなという感を受けた。


黄昏の空 ジャンル 恋愛 作:女医

:あらすじ
最悪なんて言葉はよく使われる・・・。けれど、そんな街から逃げ出した主人公・郁己は、祖父の死を母から知らされ帰郷することとなります。思い出したくない過去。会いたくない人・・・。そんな思い出しかないこの街で・・・彼は、再び彼女と出会うのでした。

:感想
初めての投稿らしいが、すごく改行が気になるわーーー。
短編なのに章立てされてるが、実質は場面が飛ぶだけで、読み手としては恐れず読めると思う。それほどスタミナが必要かというとそうでもない。むしろ読解力が必要になってくる。そのままつらつら読むとポケーッと置いてきぼりにされるから注意。内容は、うん。その。あの。なんて感想を言えばいいのかな。
こんな時どういう感想すればいいのかわからねえよ



=========終了============

>うわああ
\(^o^)/…なんという投稿数…これは流石の俺も疲労困憊
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5月25日

2008年05月25日 19時05分53秒 | 小説の感想と批評
甘葛を飽くほど飲んでみたい@kirekoです。

>今日の感想と批評

そろそろ俺の中のO型の血が飽きてきたといわんばかりのこの企画。
だが、A型の生真面目な血がそれを許せねえんだ!
はい、というわけで雨の中更新しまーす。


■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

夏のうた ジャンル 詩 作:小手先 棉

:あらすじ
暇でもあれば見てやってください。

:感想
3つの俳句と詩が一つ。えっとまず俳句にしても詩にしても、kirekoは基本的に門外漢なので、偉そうな事はいえない。ただ、作者の意図を汲むとすれば、夏という季節を現している、この俳句に季語が無いという致命的な矛盾。花火は夏だったか思い出せないけど、ホタルイカは季語で冬だっけ?キャベツは春だっけ?まあ、もし気になる人がいたらググッて欲しい。で、いわゆる解説文に関しても、句にこめられた作者の思いのほうが先に来て、なんとも微妙。ただ解説文自体は、理解と想像がしやすくなるように良くまとめられているから、この部分だけピックアップして欲しかったかも。詩は…まあ、うん。


願おうよ、泉。 ジャンル その他 作:伊東 光

:あらすじ
二人の若者がある日、泉の精霊に出会い・・・・。

:感想
設定も雰囲気も良いが、過程がまるで描かれないことによって若干容量不足といった感じを受ける。オチまでの流れを二転三転させても面白そうだし、もっと人間らしい部分を出しても良かったと思う。場をサッと攫えなかったオチに関しては、もう少し気の利いたというか、読み手の心情になって考えるべきだと思った。粘り気というか、短編としても基本的に練りが足りない。


スリーピース ジャンル 恋愛 作:モリノツグミ

:あらすじ
軽音楽部の理花は新入部員によって身に覚えのない三角関係になりかける。本作品は理花から見た観察恋愛物です。

:感想
好き嫌いで言えば嫌いじゃないタイプの文章。読ませるというか、読むのが辛くない文章。恋愛という種類だとすれば、まだ始まっても居ないプロローグ的な作品で、個人的に言えば続きが気になる作品。ただ、読み手として漠然と感じたのは、至るべき点での主語不足と改行不足が目立つところか。せっかく描写や転換、大まかな表現は上手いのだから、文章の小技で損するような危険は、是非避けて欲しいと思った。


マフィアZIGOKU組へようこそ! ジャンル コメディー 作:テルル

:あらすじ
マフィアZIGOKU組の新参入会者説明会が行われる。その説明会に顔を見せたのは何と子供?!楽しく愉快なマフィアの説明会をご覧下さい。

:感想
なんだろう。ネタが良くても握る職人がダメだと、こうなっちゃうのかー。まあコメディーというジャンルは幅広いから、笑える種もあるんだろうが、終始台詞を駆使したキャラクター設定を見せられてる感じがして、笑うに笑えない。見張るような斬新な言葉の使いまわしも無いし、展開もはっきり言って凡庸未満。小説としての練り直しを要求したいところだ。


新緑の季節に ジャンル 恋愛 作:灯夜

:あらすじ
ゴールデンウィークを特別講演の参加と準備に充てた俺は、遅まきの連休に帰省する。三年ちょっと離れっぱなしだったその場所は、桜の後の葉桜の緑が強く降り注ぐ。『テーマ小説』参加作品。

:感想
背景描写、とかく回りくどくない表現に関して言えば、終始上手だなと感じた。とくに『張りぼての街』という部分は、素直に賞賛に値する表現だなと素直に感心してしまった。kireko的には、こういう静かなペース配分で進む恋愛は好きな部類なのだが、それでも気になるとすれば若干見受けられる心理描写の弱さ。表現が上手い分、細やかな心理描写が書ききれて無い気がした。ただ久々に「俺だったらこうするのになー」と思わせる秀逸な文章だった。まあ、でも作者の文脈から察するに、ヒロインの立たせ方が恋愛というパーツをくっつける作業を邪魔している感じがした。『キャラクターに話の本筋を奪われまいと必死に表現に力を入れた作品』、という感じにも見受けられた。


短編 ジャンル 恋愛 作:更紗。

:あらすじ
チョットワカリニクイハナシニナッテマス.ハジメテノトウコウサクヒンデス。イロイロメンドクサイコトシテココマデキマシタドウゾヨロシク

警告
この小説はボーイズラブ(BL)要素を含みます。
苦手な方はご注意ください。


:感想
なんだろう、この良く知らない他人の自由帳を休み時間に勝手に覗いてしまった気分。
キャラは、いいんだけど、さ、書き手と、して、句読点、と、改行、くらい、ちゃんと、つけないと、あきまへんで。
サクッと読んでみると設定は面白いんだけどなぁ。残念。



=========終わり==========

>ハンバーグ
なんだろう、ハンバーグの中身が実は良く焦げたさつま揚げだった的な今日の流れ。うーん、なかなか自分が好みとする文章ってのは見つからないもんだね。流行ってやつなのかな、読み手を前提にして考える風潮が実は作者を縛っている気もしないでもない今日この頃。まあ、村上春樹クラスとまではいかないが、野島伸司書き下ろしドラマくらいに主張が激しくても良いと思うよ。前筆でも…面白くないのは総じてとことんダメだがw
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第十二話『タイトロープ』

2008年05月24日 21時55分22秒 | 超能力バトル物


 「お、おまえ…ど、どんな体の作りしてやがるッ!!」

 ダイスケは、焦っていた。
前歯で下唇を噛みながら、たらりと額から流れる汗は、目の前の信じがたい光景に動揺を隠しきれない彼の気持ちを代弁する。

 恐怖という感情の引き金に押され、意識を失うほどの精神力の放出に動かされたサイコランチャーから放たれた莫大な衝撃エネルギーは、確かに迫り来る赤毛の男を捉えていたはずだ。たとえば能力者だとしても、身体に関して言えば普通の人間と同じ。理解と理論の範疇で考えるならば、骨という骨が折れ、肉という肉が裂け、その全身がバラバラになってもおかしくはない。

 だがロイは生きている…!
白煙の中から僅かに見える赤い瘴気を灯らせながら、立っているのだ。

 「ふ、ふふ…あ、あなた達と違って…元々、殺し殺されが常識のスラムで鍛えられた私の体は…非常に頑丈に出来てますからね…くく…く…グッ…ガハァッ…!」

 白煙の薄らぎと供に、ダイスケたちの目に見え始めたロイの姿。
だが、その様子もまた尋常ではなかった。
紳士たる彼が着けていた黒服は衝撃に削られるように吹き飛び、上半身は無数の擦り傷に滲む赤い鮮血と、青紫色に鈍く色を放つ打撲の跡が、ダイスケ達の位置からも、まじまじと見えた。

 「し、失礼…見苦しいところを…ゴポッ…カハッ…」

 ロイが一度喋れば、胃に溜まった血流が吐血となって口からこぼれ、赤い瘴気を灯らせた右腕は、かろうじて傷が数箇所付くだけで直線を保っているが、反対の左腕は、落下した衝撃で『あらぬ方向』を向き、地につけた足は、すでに足の機能を殆ど失い。二本の松葉杖のように、ただ直立に体を支えているだけであった。

 重症だ。
虫の息…吹けば飛ぶような絶望的なダメージを体に抱えながら、必死に立ち瘴気を灯らせるロイの心中を支える物とは何か…?

 そんなことを頭の中で考えながらダイスケは、怯えた表情で竦むカレンに意識を失っているアカネを任せると、右手を構えながら仁王立ちをするロイの前に出た。そして…思わぬ行動に出た。

 「へへっ…口から血まで垂らして強がるんじゃねえよ!こけおどしに瘴気を灯らせているが…てめえの体力も精神力も、もう底の底のはずだ!撃てんのかよ!その体で!」
 「…な、なに」
 「それとも、てめえの命を落としてまで俺達とやるかい?ええっ?」
 「…」

 あからさまなダイスケの挑発は、事実をロイの体に教えるのには十分だった。
ロイの口腔内に広がる血の匂いと、鉄を舐めるような嫌な味。全身を感覚的に駆け巡る激痛の嵐。喋る事すら苦痛になっているのは事実。そんな体で、右の掌に灯した瘴気を放てば、例えダイスケ達を倒しても死は間逃れきれない。

 「そこで相談だ。俺も余り好きじゃねえが、ここは痛み分けだ。一つ互いに命を惜しんでの取引といこうじゃねえか」

 ダイスケの思わぬ行動。
痛み分け…いや、立場からすれば命乞いと言うべきか。
自分が無法の能力者を狩る立場だというのに、狩られる側の能力者を見逃し、交渉する。それは、命賭しても戦うハンターという職務において、許されざる行為であった。だが、精神力も尽き果てたダイスケの胸中には、たとえ自分が裁かれようと、背後にたたずむアカネとカレンの命を助けようという思いしか浮かんでいなかった。

 だがロイは、そんなダイスケの胸中をあざ笑うかのように、唇から流れる血を震わせ、薄気味悪い笑みを浮かべて言った。

 「ふっ、ふふ…命を惜しんでの取引…?くだらないことを聞く人だ…」
 「なんだと?てめえ、命が惜しくねえのか…!?」

 ダイスケの言葉を待たずして、ロイは瘴気が灯る右手をダイスケの方へ向けた。
袖の千切れたスーツの先から伸びる右手に揺らめく陽炎が周囲のコンクリートを焦がす。ロイの掌は、目に見える巨大な赤光を放ち始め、それまでどんな熱にも衝撃にも破れなかった特殊な加工のされた白手袋が、炎熱の瘴気の増大に従って、焦げ臭い黒炭となって地に落ちてゆく。

 ダイスケは、その光景に再び唇を噛んだ。

 「…イカれてやがる…!」

 思わず発した言葉は、相対したロイの笑みを増徴させる。

 「い、イカれてる…?これが普通なのです。どんなに傷ついても…、私は支配者(マスター)が居る以上…私が雇われた召使(サーペント)である以上…その命令は絶対に守らなければならないッ!それが、たとえ命を失う結果だとしても!」
 「クレイジーすぎるぜ…あんたも!…あんたの支配者って奴も!」
 「い、命など軽いのですよ。と、特に、我々のような使い捨ての雇われ召使(サーペント)のはね!ぐぐ…さ、さあ、あなたが先ですか…そ、それとも、後ろのレディ達が先ですかね!に、逃げようとしても無駄ですよ。ヒートブースト一発分の力は、残してありますからね…!」
 「く、くそやろうが…命を粗末にしやがって…クレイジーすぎるぜ、あんた等はよ!」
 「こ、殺し殺されが常識のハンターにしては、随分と軟弱な思考をお持ちで…」
 「…そうかい?へっ、へへ…俺は良かったと思うぜ。あんたみたいにクレイジーに命を捨てれないだけでもな」
 「な、なんとでも言いなさい。わ、私はただ、あなた達を殺すだけです」

 ロイの執念は、ダイスケが閉口してしまうほど強い物だった。
恐ろしいほどの支配者に対する忠節…いや義務感と言ったほうが良いそれは、ロイを死の覚悟へと誘った。

 「(チッ…どうするんだよ。逃げる前に消し炭になっちまうぜ、ありゃ)」

 どうにかその場から逃亡しようと、思考を繰り返すダイスケの眼前には、ロイの右手に灯った赤光が見えた。ロイの確固たる信念を燃料にくべたように、さらに熱を帯び、輝いてゆく瘴気。自らの死を覚悟しながら、不敵に微笑むロイに、初めてダイスケの心がたじろぐ。

 「(…この俺をここまでビビらせるとはな…正直、稀に見る怖さだぜ…)
 
倉庫街に吹きつける嫌味のように塩を含んだ海風が、顔を垂れる一筋の汗を肌に張り付かせ、背筋を冷たくする。並々と注がれた恐怖の海に、一度焦燥という名の巨大な氷塊が落とされると、怯えという海水が心に広がってゆくのを感じていた。

 「(…けて…)」

 だが、その時。
後方で発せられた、小さな思念波の声がダイスケの心に入ってくる。
小動物が助けを求めるように鳴く声は、ダイスケが良く知る人間の声であった。

 「(助けてよ…!助けて…!ダイスケさん…)」

 そう、それは、恐怖を覚えたダイスケ以上に、眼前のロイに恐怖感を抱いていた、カレンの心の声だった。恐怖に零れ始めたカレンの思念波を受け取ると、ダイスケは汗の垂れる顔面を一度手で拭い、強張っていた表情を解き、軽く口元を緩ませて、心の中で呟いた。

 「(へっ…女にそこまで期待されちゃ…張るしかねえか!この命をよッ!)」

 ダイスケは、己を取り巻く怯えを振り切った!
目の前で命を賭して迫るロイと、対等の覚悟の炎が今ダイスケにも灯された。するとダイスケは、動揺と恐怖に満ちたカレンと、苦悶の表情で気絶したアカネに向けて、誰にでも聞こえるほど大きく強い思念波を送った。

 「…カレン!俺が失敗したら、うまく逃げろよ!これがダイスケさんの一世一代の大勝負だぜ!」

 「えっ?」とカレンが驚きの思念波を送る前に、ダイスケの足はロイに向かって走り出していた。全身に残された力を振り絞り、鍛え上げられた拳をグッと強く握ると、捨て身の攻撃に出ようと、ただがむしゃらにロイの前に突進した!

 「(…おそらく奴を倒すには…これしかねえ!奇跡って奴よ、今だけでいいから起きてくれよ!)」

 ロイとの距離を詰めながら、ダイスケは冷静な思考で最後の思念波を全身に行渡らせると、考え付くべき最後の切り札を胸に、ロイの燃え盛る瘴気の渦の中へ飛び込んだ。

 「く、くく…助かりますよ…そうやって近づいてもらうと…私の移動する手間が省けるというものですよ!」

 苦痛に歪み、狂気に満ちたロイの右手は掲げられ、突進してくるダイスケを今か今かと狙い済ました。膨らんだ熱の瘴気は、今や周囲を焦がすほど爆発的なエネルギーの塊となっており、普通の人間が触れれば、一瞬にして水蒸気になってしまうほどの炎熱を含むものだった。

 「何をするつもりなの、ダイスケさん!」

 ダイスケの行動は、殆ど自殺行為だった。だが、ダイスケは止まらない。背中から聞こえるカレンの悲鳴に似た声を振り切って、炎熱の瘴気を灯すロイの懐へと飛び込んでゆく。

 「うおおおおおおおりゃあああっ!」

 二人の距離。およそ目先2mの位置で、ダイスケはレビテーションを使って跳躍した!互いの腕先が伸びれば、顔に届くほどの至近距離に、音の出るほど強く握られた右の拳を空中から直角に飛び込ませるダイスケに対して、腕を掲げたまま、大きく弧を描きながら空中を裂くように流れる、熱エネルギーの塊と化したロイの右手の赤い閃光!

 「逃れられない空中からとは…愚かですね…!死になさい!」

 リーチは完全に瘴気を伴うロイのほうが上…!
例えば相打ち狙いの突撃でも、熱エネルギーに触れた瞬間に蒸発すると考えれば、まさにダイスケのとった行動は自殺行為以外の何物でもなかった。
 だが、空中に飛び上がったダイスケは、レビテーションする思念波すら切れたのか、重力に逆らわず、方向を変えることもせず、ただ一方方向に向かって…ロイの懐へと飛び込んでゆく!

 ブゥン!

 大きく弧を描きながら、辺りの空気を巻き込んだロイの灼熱の右手が、空中に踊るダイスケの体を今まさに捉えた!

 ズドォォォォォンッ!

 けたたましい爆発音と、海風を吹き上げる衝撃が、倉庫街を震撼させ、振り下ろしたロイの灼熱の右手が、地面に突き刺さると、地響きが波打ち際に入る波を打ち返し、地面を固めていたコンクリートが熱量に耐え切れずに蒸発する。

だが、その瞬間ロイは、何かに気付いたように声をあげる。

 「しっ、しまった…!」

ロイは、慌てて振り返った。
気付いていた。
物質に当たる手ごたえが無かった。
ダイスケの体を捉えたまさにその瞬間、空気を斬るような感覚を覚えていたのだ。
だが、気付いた時にはもう遅かった。
腕を地面から抜き、振り返った顔面に重なるように現れ、目の前に映り込んだ影。
そこには、握力の篭った屈強な拳が、強烈な回転を見せながら迫っていた。

 バゴォォォォン!

 「ぐごっっ…!」

 ロイは、振り向いた方から迫るダイスケの拳を止める事も出来ず、そのまま肉が削がれるほど強固なストレートパンチを、思い切り顔面に喰らって、右手に灯した瘴気が消えてゆくのを感じながら、自らが作った蒸発するコンクリートの池の中に二回、三回と横転して、消えていった。

 ドタッ…

 空中からロイの顔面に強烈な拳を当てたダイスケは、思念波を使い切ったのか、地上に降りると膝を屈するように、その場にうつ伏せで倒れた。そして、おそらく二度と立ち上がれないロイを消え行く意識の中で見ながら、呟いた。

 「へっ…ど、土壇場で成功しやがったぜ…。至近距離空間移動(ラピッドテレポート)、相手にバレてたら、今のは終わってたな…。しかし、き、奇跡ってのは、わりと起こりやすいもんだよなぁ…」

 満足気にダイスケは呟くと、後ろでわめくカレンの声を聞きながら気絶した。
気付けば辺りの海風は止み、波は落ち着き、場内を照らしているライトは落ち着きを取り戻した。静まり返った辺りには、破壊された闘技場(コロッセオ)と、肉と物質が焦げ臭い匂いを放つだけだった。

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これはワロタ

2008年05月24日 16時47分26秒 | 末路話
仕切りなおして@kirekoです。


>声だしてワロタ

http://nantara.seesaa.net/article/97723956.html

ちょっと歴史かじってる人なら絶対面白いwwww
時代問わずのこの流れはwwwwwwwwwww
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5月24日

2008年05月24日 15時10分12秒 | 小説の感想と批評
お腹が痛い@kirekoです。

>今日の感想と批評

物が当たる温度になってきた。皆、気をつけろ。


■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============


生贄の女 ジャンル コメディー 作:光太朗

:あらすじ
「生贄」の風習が根強く残る村を訪れた、一人の雑誌記者。彼は、その村の奥地で、彼女に出会った──

:感想
いわゆるラストでズッコケさせる作品。本編が始まるのは大分後という、読み手にとっては良いのか悪いのかわからないが、個人的にオチまでの流れの悪さが、オチを引き立てさせたかった作者の心を表してるようにも見える。ただ、もうちょっとカチョリスの文明の利器っぷりを詳しく書いたほうが、面白かったかも。


Dream World<ドリームワールド> ジャンル 恋愛 作:Wiz

:あらすじ
平凡な毎日には辟易だった。そんなある日、黛(まゆずみ)は夢の中である女の子と出会う。女の子が残した「ありがとう」という謎の言葉。果たして、その言葉の意味は?記憶を繋ぐ儚い恋愛短編ストーリー。

:感想
設定自体は無茶苦茶美味しいんだがなぁぁぁッ!
話の筋も好きなんだけど、なんか薄っぺらい(二次元に投影した理想像が見えてこない内にオチが先に来てしまう)気がするのは俺だけだろうか。なんというか、設定を生かしきれてないなーと思う。オチまでの流れを再構築し、描写に関して再考すべき。


それは苦しむ暇もなく真っ直ぐと洗面所の中に落ちて死んだ ジャンル 文学 作:小林太陽

:あらすじ
母子家庭での親子の葛藤.悲しみを癒すことの出来ない人間の苦悩.親の不在による心への影響.都会の片隅でありがちなこんな光景.

:感想
はて?わしの想像力不足かのう。ちっとも面白いと感じなかった。
うーん。息吸いっぱなしで息を吐くタイミングがない小説ってのも、なんだかなぁ。


ハンター ジャンル ファンタジー 作:秋月あきら

:あらすじ
仕事に疲れたルイーズは田舎へ帰ろうとしていた。しかし、地下鉄の事故に巻き込まれ、霧の漂う魔層に閉じこめられてしまったのだった。

:感想
突然のハプニング…というか、老婆のニヤリと最初の行動は中々良かったんだが、アクションテイストという意味合いでは、目玉であるアクションシーンが殆どスカスカという何とも残念な作品。どうも全てにおいて表現がフンワリしすぎ。弾丸がどういう物で、銃がどういうもので、それがジャムったんなら主人公の焦りの描写を書くとか、血の飛沫が飛ぶなり、硝煙の匂いなり、観客の恐怖なりをもっと鮮明に書くべきだと思った。作者はイラストを参考にしたと言っていたが、多分にイラストの説明付けをしたいだけで、小説として何をしたいのか最後までわからなかった。比重をキャラクター描写に置くなり、何なりしてより趣味深い物に仕上げれば、いっそ読み手も飽きずに読めると思う。どうも個人的に重厚感の欠けるアクションものは、酷評になってしまうなー。


咲良と私 グダグダ日記 ジャンル その他 作:藤野 朔夜

:あらすじ
愛犬との日常生活。小説復活に書いたものなので、題名どおりグダグダです。暇じゃない人はスルーしてください。

:感想
犬との日常。構成的にも描写的にも久々にすっきりと読める文章。ちらほら大げさな表現が出てくるが、それも作者の味なのではと思うと、途端に笑えてきてしまう。実際、質感というか、キャラクターの様々な描写に関して言えば文句なく纏められていると思う。実際に起きたことなのかもしれないが、こういう雰囲気の作品は色眼鏡無しで、推したい。倍プッシュだ…!仮にもしも、読み手側が「動物」を飼っているなら、この文章に共感を抱けること請け合い。是非捻くれた感情を抱かずに読んで欲しい。個人的に良作の部類。作者前述曰く日常グダグダというが、印象としてグダグダでは無かったと感じる。


大らかな空とギャグに ジャンル その他 作:高本順二朗

:あらすじ
実験作品。内容の出来は度外視。

:感想
元ネタが判れば十分面白いが、いかんせん読みにくいのが玉に瑕。なんだろう、ネタも雰囲気も好きなんだけど、まだ引っ張れるだろ!ってところで、もうそこでオチ!?みたいな感じを受ける。コメディーというジャンルでいえば、大分笑えるネタなのだが、これは人を選ぶかなー。台詞回しに出てくる表現は、なかなか面白いと思うのだが…うーん。文章の不足が目立つ…。でも、滑り芸が好きな人は是非読んで欲しいかも。


このコンクリートの道に ジャンル 文学 作:レィの助

:あらすじ
中学2年の春、愛しき小学校の通学路。何を探しに来たんだろう…何かを手に入れたくてやってきた名津のちょっぴり切なくて温かいストーリー★

:感想
最初地雷と思わせといて、実は地雷じゃないと思ったところに地雷があるという、いわば読み手の心をもてあそぶ連鎖的なブービートラップの連続で構成された作品。
まあ、台詞は、今風でいいんじゃないかな。
うん。今風で。


============終了============


>ヒャア我慢できねえ!
最後の地雷がなんとも、やりやがったな!って感じだった。
個人的に読む側の人間として、世間とのズレが問題なのかなと思ったりもする。
いや、そもそもkirekoの趣向が現代とはかけ離れているのか…
kirekoは社会という心臓に放たれた折れた針…
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5月23日

2008年05月23日 19時10分40秒 | 小説の感想と批評
ギャラクシアンエクスプロージョン@kirekoです。

>今日の感想と批評

今日暑過ぎ。夏の匂いはまだ先でいいですから!

■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

Baby, ジャンル 恋愛 作:Maria

:あらすじ
不倫はイケないけど、好きになったら仕方がない。だけどきっと、ただ純粋に幸せにはなれないですよね。

:感想
設定厨の考える設定的にはオイシイと思ったが、作者の文法レベルが最早語るまいと言った感じなので、うーん、なんとも。ただ雰囲気は嫌いじゃない。補足的な説明を数箇所加えて、文法とキャラクター描写さえ直せば読めるレベル。あれ?ほとんど全部じゃね?


長寿 ジャンル その他 作:馬河童

:あらすじ
長生きを目標に生きた男の栄光と苦悩。ある小説のオマージュ的作品です(知ってる人は知ってるかも)。

:感想
上手い!と、素直に感じた文。節々の箇所にヒントと、オチまで読み手を飽きさせない工夫がされていると思う。個人的には内容と発想よりも、読ませる文章として評価したい。作者がオマージュした作品が良くわからなかったが、理屈と雰囲気は、文法が良く解釈された中井英夫あたりの作風じゃないかとkirekoは感じた。


あなたがいたとして ジャンル 詩 作:小手先 棉

:あらすじ
恋人との生活を詩で表現しています。日頃のモヤモヤした感じをモヤモヤした感じで綴ってます。たいして意味のない人生だとおもってしまった「わたし」。「あなた」といることが良いことなのかどうなのか・・・・・。

:感想
理屈じゃなくて想像力で感じろといった作品。まず、詩という分類として考えれば背景描写が殆ど無い反面、心情を表す比喩の構成は良いと思う。ただ筋書きが殆ど、読み手任せなので、そこを察することが出来るかが問題。ちなみにkirekoは想像力次第で面白くなるのでは?と感じた。あとはそうだな…作者の意図的な変換方法に読み手がついてゆけるかどうか…。


君のそばで ジャンル 恋愛 作:ヤンヤン

:あらすじ
言葉が届かなくて苦しむ彼と、彼を見つけた彼女の話。あなたの大切な場所は、どこですか。

:感想
誤字と無意味な反復が多い。場当たり的で、文の何処にも売りの無い尻すぼみ型展開が、読み手を厭きさせてしまう可能性あり。このブログで感想書き始めてから結構頻繁に感じたのは、やはり作者側の圧倒的な描写不足だと思う。個人的にだが、キャラクターを生かしたいと思うのなら、動作なり心情なりを『さもそこに居るように』リアルに描かないと情感というのは生まれないと思う。やはり文章で何らかの魅力が無いと読者は面白くないと思ってしまうのではないだろうか。そういう意味で、独特の改行方法は無駄では無いと思うが、一歩身を引いて構成的に考えると話の雰囲気を台無しにしているとも思える。作者には頑張って欲しいところだ。


暗殺者 ジャンル ファンタジー 作:洋輝

:あらすじ
暗殺業界でも有名だった、とある女の暗殺依頼を受けた二人の男。だが女はそんな二人を歯牙にもかけない程強く、そして哀しかった。

:感想

説明は良いんだが、話として成り立ってるのこれ?


BIRTH. ジャンル その他 作:冬穹 ゆきと

:あらすじ
総ては死刑台から命が生まれる。生まれ変わっても何も変わらない、だからそこ誕生に祝福をあげるのであろう。そんな命の誕生の論文的個人文学

:感想
作者が説明を凝って書いているつもりなのだろうが、内容スカスカ。教科書で習って知った語句を並べて頑張ってみましたって感じが否めない。共感も出来ず、リアルな描写も無し。個人的に「心情を言葉で表すことが出来ない意味不明の怪文書」と受け取った。上記にもあるけど、もう読み手は素人さんなんだから、そんな高慢ちきな文章じゃ理解できないよ!ぷんぷん!
それに理解を求める、範疇ってのがあるだろうがーッ!
作者は論文とか文学とか言ってるが、本を読み返すことをオススメする。論文的でも文学的でも無い。というか死による生への輪廻という事象を書きたいのなら、本筋から逸脱しないこと。くだらない。


宇宙からの贈り物 ジャンル SF 作:松本めぐみ

:あらすじ
ある日、巨大な宇宙船が地球にやって来た。そして宇宙船は地球の人々に兵器を渡していった。そしてそれを使った人々は……。

:感想
あらすじに惹かれてしまった人!誰か居ませんか!ははは、俺もです。
というわけで、人間って馬鹿野郎だなー的な作品。なんだろう、この作品の使うネタは好きとか一瞬思ったけど、話的にはイミフwwwwだった。宇宙人という豪華な素材を存分に殺してしまった作品。もうオチの???ぶりは地球ヤバイクラス。あと、無変換部分と誤字が物凄い気になる。


血族と写真 ジャンル ホラー 作:神名代洸

:あらすじ
写真に写される事を極端に恐れる母の言うまま俺はずっと写真に写されないようにしていた。それは―――。

:感想
?????????????
勝手にしてくれと放り投げるような謎な本筋と、理解不能の症例。うーん。もうあれなんだよ。ホラーというジャンルがもし、多様化されるとすれば、これは『自己中ホラー』。なんだろうなぁ…面白くなくて怖くも無いってのが、うーん…。
今日は暑いから不思議な作品が続くなあ(ビキビキ)


==========終わり=============

>おい
読めない面白い文章より、読めるつまんない文章のが怖く感じてきた。
あれ、これってホラー?
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エセリアルの風がー吹きすさぶ谷間ー

2008年05月22日 21時33分12秒 | 末路話
最果ての塔を開け放ち会いに行こう@kirekoです。


>魂の慟哭
随分前に発売されたゲームのOP曲らしいですが、今さらハマりました。
評判によるとゲームはクソらしいですが、曲は良いということ。
もうこのサビの突き抜ける感じがいいっすねー
なんというか、久々にデュオ出来たらカッコ良さそうな曲っすよ!
ただ、作業用BGMでは決してないですwwwwwwwwwwwww


>二次元と三次元どっちが

http://guideline.livedoor.biz/archives/51077127.html

おかしいな目から汗が…
いやなんというか、出来すぎる世界に入れるってのも面白そうだなと
一瞬思ってしまった。
落ち着け…!これこそが悪鬼…!邪気…!


>関連

http://guideline.livedoor.biz/archives/51077133.html

基本的に絵に好き嫌いは無いが、
一時期、とあるアンソロジーで描いてた作家の
少女趣味全開というかこの人本当にセミプロなの?って思う作画を見て
「これは読めない…!」と思ってしまったことがある。
あの時は、アンソロごと捨てようかと思ったくらいやばかったなー。
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5月22日

2008年05月22日 15時25分16秒 | 小説の感想と批評
変幻自在無窮無法完全無敵@kirekoです。


>今日の感想と批評

私がおばさんになったら、あなたはおじさんよ
これって当たり前の言葉なんだけど、しみるなぁ。


■企画の意図は、こちら
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/7e03a0212eb392c37028780a1c7f63d9

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:あらすじ(小説家になろう投稿時に書いてあるあらすじ)
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

花火とあの子 ジャンル 恋愛 作:冬穹 ゆきと

:あらすじ
2年前の夏に、あの子と見た花火は2年後の今日、独りで眺めている。自らの固定概念を花火が消えるかの様に一つ一つ消し去り、それと同時に花火は今ではもう、二度と触れる事の出来ない、あの子の事を優しく包み思い出さしてくれた。

:感想
失った恋人の影を求めて…みたいな切ない類。作者が頭の中で理解している部分が読者に伝わっていない感じ。文字の小難しさにとらわれて、何が言いたいのか説得力に欠ける。中身スカスカな文脈から察する事が出来るが、外観の描写と主人公の心理描写が大量に不足して、幼稚というか、慕情はこういうもんだと言うテンプレから抜け出せず、浮かぶ言葉も比喩も表面的でしかないから、実際問題読んだあとに読者が何か得ることができるかと言われると、疑問に思う。時折の比喩表現をもう少し練るべき作品。


殺人鬼 ジャンル ホラー 作:神名代洸

:あらすじ
ストレス解消として痴漢をしていたが捕まってしまった。それからの俺は坂を転がり落ちるように転落していく・・・。

:感想
支離滅裂。この一言に限る。
作者は猟奇的な感覚の目覚めを描きたいんだろうが、それにしても説得力が無い。思考が完全に殺人に以降するまでもなく、中途半端に主人公が自首する姿は、逆に「これはコメディか?」と思ったほど話に一貫性の無い支離滅裂ぶりだった。作者が何を言いたいのかわからないっていうのが一番感想言いにくいんだが、これに関しては終始支離滅裂だなとしか感じなかった。支離滅裂ぶりを直し、主人公が殺人に目覚めてからの行動をもっと鮮明に描くべき。


ふたごっち ジャンル ホラー 作:立花泉

:あらすじ
ずっと前から家の中にいる「かげ」ぼくにしか見えない。みんなに話すと怖がるんだ。でも、怖いお化けなんかじゃない。

:感想
ゆっくりと理解すると確かにホラーと感じる作品。全てが箇条書きの文章表現は、主人公の主観が入っているようで、なかなか面白い。事実、オチの流れはつかめてしまったが、それでも読みやすさとストーリーの展開の仕方は上手いと思う。シナリオとしては一本道でブレが無く、読み手がラストまで辿り着いた時に、善し悪しの観念でどういう反応をするか、楽しみな作品。


三匹のねずみ ジャンル 文学 作:カタハタ

:あらすじ
地下深く淡き光のみかろうじて届く場所に、三匹のねずみが住んでいた。

:感想
文学っていうよりホラーじゃ…?
まず好き嫌いで言うと好きな類。実際眼を見張る描写は少ないが、想像力をかきたてられる文章。問いかけと答えの流れがテンポ良く上手い。閉鎖空間の中に入っているのが、自分とキャラクターに良く似た友達と想像して読むと、恐さが倍増するかもしれない。


仁和寺~桜の中の桜~ ジャンル その他 作:不動啓人

:あらすじ
桜の頃に京都の仁和寺を訪れた三橋雪絵は、奈良田融に煽られながら、御室桜を前にして発展的に自論を展開していく。

:感想
作者の旅イズム全開ですなぁ、こりゃ。個人的には好きだけど、一般読者に受けるかどうかは、読み手の知識次第かなぁ。場所に視点が行き過ぎていて、いわゆる経過の部分である旅情があるかと言われると疑問だし、これを読んで旅に出かけたくなるか?と言われると、なんともいえない。表面的な文化の説明は設定資料に近いし、キャラクターは作者の肉付けが上手く出来なかったのか、台本を喋る棒人間でしか無いと感じた。


原付ライダー ジャンル ファンフィクション 作:竜太郎

:あらすじ
仮面ライダー本堂猛は改造人間である。歴代ライダーの中で最高の戦闘能力を持っている彼には原付免許しか持っていない弱点があった。


:感想
ファンフィクション(二次創作)は評価しないと言っておいて、これの感想言うのもなんですが、これだけはやっておこうと思って感想言います。これは原付きにしか乗れなかった龍騎の城戸真司に対する挑戦作品と思って取り上げたから是非、リアルな仮面ライダーの1ページとして好きな人には読んで欲しい。
しかしこの仮面ノリダーぽいノリが好きだわ


==========終了============


>あれ…?
おかしいな、難しいと思っていた二次創作が今なら書ける気がするわ!
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