kirekoの末路

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訃報 緒形拳さん71歳=「楢山節考」「鬼畜」など演じ

2008年10月07日 17時27分20秒 | 訃報
突然の訃報@kirekoです。

>訃報 緒形拳さん71歳死去



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081007-00000000-maip-soci

 「楢山節考」「鬼畜」などの映画、テレビドラマ、舞台で幅広く活躍した俳優の緒形拳(おがた・けん、本名・明伸=あきのぶ)さんが5日、死去した。71歳。葬儀は7日、近親者で行った。死因などは明らかになっていない。

 東京都出身。58年、劇団「新国劇」に入団し、辰巳柳太郎に師事した。60年、「遠い一つの道」(初主演舞台の映画化)で映画デビュー。65年、NHK大河ドラマ「太閤記」の豊臣秀吉役で注目を集め、68年に新国劇を退団した。

 映画では、78年「鬼畜」と83年「楢山節考」で毎日映画コンクール男優主演賞を受賞。他にも、79年「復讐するは我にあり」などで個性的な演技を見せた。長男の幹太さん(41)、次男の直人さん(41)も俳優。

 先月30日には出演するテレビドラマ「風のガーデン」の制作発表会見に出席し、元気な姿を見せていた。

 ◇ブログに最近も元気な姿を掲載

 緒形さん本人の公式ブログは9月30日までほぼ毎日更新され、同日付のブログでは今月9日にフジテレビで放映開始予定のドラマについてに触れていた。「連続ドラマ『風のガーデン』全て撮影が終了しました。本日、記者会見です」とした上で「是非是非ご覧下さい」と結んでいる。

 また、ブログでは9月下旬に食事中の写真なども掲載され、最近まで健在な姿を見せていた。
(毎日新聞)


世代的に遅いので、ちょっと熱が違うというか、
全盛期の氏の活躍は余り知らないんですが、kireko個人としては
キリンの一番搾りとか、タバコ広告のCMに出演していたイメージが強いです。
たぶんマイナーな部類に入るんだと思うんですけど、
氏の役者家業で一番思い出すのは、リアルタイムで見ていた大河ドラマ「毛利元就」の尼子経久役ですかね。
終始領外の敵である元就とのにらみ合い、心理戦、頭脳戦もさることながら、
人物が好意的に見れたのは、氏の演技があったからかもしれません。
実子に裏切られたり、敗れて落胆するシーンなどは、なんだか判官贔屓にもなるんですが、完全な敵役ではない氏の人間的な演技は好きでした。

大河ドラマの表の主役は若い役者さんですが
裏の主役は、氏のような渋い役者さんって気がします。


ご冥福をお祈りいたします。


【訃報】女優・深浦加奈子さん死去 48歳

2008年08月27日 21時32分54秒 | 訃報


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080826-00000960-san-ent

 深浦加奈子さん(ふかうら・かなこ=女優)25日、S状結腸がんのため死去、48歳。自宅は東京都杉並区久我山4の13の18。葬儀・告別式は近親者のみで執り行い、後日お別れ会を開く。喪主は父、栄助(えいすけ)氏。

 明治大学在学中に劇団「第三エロチカ」旗揚げに参加、看板女優として活躍。退団後もテレビドラマ「家なき子」「スウィート・ホーム」「私の青空」などに出演、脇役として幅広く活躍した。
(yahooニュースより)


 二時間サスペンスドラマとか、家族ドラマとかに『悪い脇役』として良く出てた印象が非常に強い女優さんなのですが、私が一番印象に残っているのは、やはりNHK大河ドラマ秀吉に出てきた秀吉の姉役と、科捜研の女に出てきた京都府警会計の小向光子役でした。
 悪い脇役、というか、そういうのを得意とされていた感はありますが、この女優さんが良い人を演じた時もまた、個人的には味わいがあったと思います。どちらかというと、主役に対して言い難いプレッシャーを感じさせる役というか、サバサバした演技が好評でしたが、kirekoは彼女が人間的な演技をする役に当たった時が、一番好きでした。人間の不完全さ、それを表すことの出来る数少ない脇役として、いつも面白く拝見してましたね。だから今回の死去に至っては、本当に早すぎるという印象を受けます。また、主役を映えさせるいい脇役が居なくなってしまったかぁ…。
 どうでもいい余談ですが、どうも彼女が出ると、悪役も全て、憎めない悪役になってしまうのは、おそらく人間的な不完全さを表す演技力にkirekoが惚れてしまっていたのかもしれませんね。

 ご冥福をお祈りいたします。


■深浦加奈子WIKI

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%B1%E6%B5%A6%E5%8A%A0%E5%A5%88%E5%AD%90

十戒のモーゼ役チャールトン・ヘストン氏死去

2008年04月08日 03時07分34秒 | 訃報
ついにモーゼがシナイ山の光の下へ旅立った@kirekoです。

>チャールトン・ヘストン氏死去



http://journal.mycom.co.jp/news/2008/04/07/009/

猿の惑星、十戒、ベン・ハーなどで有名な俳優
チャールトン・ヘストン氏が亡くなりました。
まだ原因はわからないのですが、やはり名優の死というのは悲しいです。
僕の中では猿の惑星の悲劇的な主人公のイメージも強いのですが
やはり目に焼きついているのは十戒のモーゼ役でしょう。

ラムス王による奴隷殺しの弊害で逃がされた子どもが
エジプトの勇敢な王子となって、最後はエジプトの奴隷の人々を解放していく。
ロマンスや冒険、そんな映画の中でも大スペクタクルを感じさせ、
映画の中で時に強く、時に優しく、時に厳しく、時に寂しげに、
演者としてのチャールトン・へストンは立派なモーゼ像を作り上げたと思います。
奇跡の数々、巻き上がる炎、杖がコブラに変わるなど
見ていたのは小学生の頃でしたが、その数々の演技が目に焼きついています。
氏の映画をそのあと色々見たのですが、やはり自分の中での氏のモーゼが
どれよりも最高の演技だったと思います。

海を割るシーンは有名ですが、僕が一番好きなのは
映画のラストシーンで、十戒石版を腐敗した市民の象徴である
偶像に投げ込むシーンですね。BGMの壮大さと相まって
素晴らしい映像になってると思います。

十戒は、ラムス二世やメヌエット、ネフレテリなど、周囲の悪役悪女達にも魅力がありましたが、やはり聖人であり人間であるモーゼありきの話なのだと思います。映画の長さもすごいですが、何度見ても飽きさせない
あの全身が震えるような感覚は、他の映画では二度と味わえないと思いました。

熱意の余り、文章が文章になってないかもしれませんが、
小さな場所から、ご冥福をお祈りいたします。

あの感動のBGMと供にモーゼが光に包まれて消えてゆくように
ヘストン氏も、天に召されていったのでしょうね。

後年はおつかれさまでした。

【訃報】アニメーターの逢坂浩司さんが癌で死去

2007年09月25日 07時27分53秒 | 訃報
時代の足音は、なんと無残に命を奪う@kirekoです。


>アニメーターの逢坂浩司さんが死去

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A2%E5%9D%82%E6%B5%A9%E5%8F%B8

http://news23.2ch.net/test/read.cgi/news/1190639664/


80年代のアニメアール黄金期、90年代アニメを支えた御仁が早世した。
Vガン、Gガンのキャラクターデザインや、ガリアン、レイズナーなどの
高橋良輔作品にも原画や動画マン、気に入りのタイトー発の3D格闘ゲーム
サイキックフォースの続編2012のキャラデザも担当してたりと
kirekoの人生において必ずツボをつけるお方と思っていたのに…
ショックという安っぽい言葉を用いるには、余りある訃報ですよこれ…
44歳で癌で早世するとは…余りにも悔しいじゃないですか
ねえ!そうでしょカテジナさん!
サンライズ作品の作画監督を彼が勤めると、だいたい神がかり的な色合いで
キャラクターの魅力を十二分に引き出すことのできるお方で、
カウボーイビバップのセルとデジタルの境目を見事に融和させた、あの力は
日本に誇れるアニメーターだったのに…0083の作画監督勤めたときの特典インタビューの時は、あんなに元気だったのに、癌なんかで死ぬなんてちくしょおおおお!なんでなんだよ!まじやるせないわ…!!!!!!

朝記事を読んだ時、リアルに「えっ!」て声をあげて、情けない話なんですが
首がうなだれて、顔面から涙が出ましたわ…歳ですかね…。
まあこうやって自分が憤っても、悲しんでも、御仁は生き返らないこと、
それは仕方のないことなんですが…これは流石にクるものがありました。
…アニメーター、キャラクターデザイナー長年ご苦労さまでした。
気骨なきファンではございますが、ご冥福をお祈りいたします…。


■Vガンダム
http://www.nicovideo.jp/watch/sm763344

■BONES公式
http://www.bones.co.jp/index2.html

羽田健太郎氏の追悼番組

2007年06月10日 09時36分24秒 | 訃報
偉大な作曲者の死に黙祷@kirekoです。


>ハネケン追悼番組
ああ・・やばい始まりがフルオーケストラ西部警察とは・・・
うおお春待草・・・渡る世間は鬼ばかりーッ!
クラシックに変わりラプソディインブルーッ!
やばい譜面読まずに演奏してるあたりが
流石ジャズマン!演奏するピアノにも浸透して力を感じる!
ジャズユニット、トリプルピアノによるジャズアレンジ花のワルツ
映画音楽のシェルブールの雨傘・・・
番組も終盤に差し掛かりラストにかかる曲は、星に願いを・・・


「音楽ってのは楽しみを十倍にしてくれる、悲しみを10倍にしてくれる」


番組の最後に羽田氏自らのこの言葉、ああまさにと思われる
その言は心に響きました。

ピアノを弾く羽田氏の笑顔、悲しみ、寂しさ、ウッと感極まる部分
千変万化の氏の表情、首を大きく左右に振って曲に酔う姿、
たまに見る演奏者同士の目の配りあい
ピアノを弾かないパートでは指揮となり、グランドマスターとして振る舞い
まさに名ピアニストであり、名作曲家でありました。

ファン、クリエイター、クラシックの普及、
スタジオ音楽の素晴らしさを独特のユーモアセンスと
色々なドラマ、色々なゲーム、あるときは自ら出向いて実音にもって
私たちに教えてくれた羽田健太郎さん。


―――感動をありがとう。


ピアニストの羽田健太郎さんが死去

2007年06月05日 19時23分03秒 | 訃報
良い人ほど先に死ぬ、時には敵わんなぁ…@kirekoです。


>ピアニストの羽田健太郎氏が死去



http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20070604i503.htm?from=main5

ブログ更新しようとしてgooのニュース見たら
なんとも目を疑いたくなるような訃報が・・・。
自分はピアニストよりも、作曲家としての氏を尊敬していたので
今回の訃報は残念でなりません。

自分らの親の世代ならば知らないものは居ないとも言われる
ハネケンと愛称され、70~80年代のドラマなどの作曲で
大活躍された方なのですが・・・その壮大な音感と、静かな曲調の間が
自分は非常に好きでした。

古くは西部警察のメインテーマなんかが有名ですが、
まんが水戸黄門のザ・チャンバラ、スペースコブラのコブラ
ドラグナー中期の共同音楽担当などのアニメ作品にも多く参加され
やはり有名なのは、スタジオぬえの河森氏の超時空要塞マクロスや
その後に続くオーガス・・・シリーズ二つを又にかけ作曲を担当されていて
ドッグファイトやOPテーマ曲など、幅広く壮大な音楽センスを
遺憾なく発揮されていた御方で、アニメ原作がグダグダになっても、
羽田氏のこの曲あればこそ!というところも多くあったはずです。

ドラマ渡る世間シリーズの音楽などでも、壮大な曲を
手がけていた氏において、どこか抜けたような
ポップな音楽も手掛け、しかしやはりそこにも羽田氏独特の曲に風潮があり
才能の幅というものを感じさせたドラマ音楽でした。
メインテーマは今なお語り継がれ、放映され
ドラマ音楽の確立を築いたといっても過言ではないものだと思ってます。


しかし、本当に惜しい・・・惜しいです。
まさしく日本の誇る名作曲家を一人失ってしまった・・・。
記事を読んで、久々にもの凄い喪失感に襲われました。
自分の本心から尊敬できる、まさしく名作曲家でした。


心からご冥福をお祈りいたします・・・。



■羽田健太郎氏 公式ホームページ

http://www.haneken.com/index.html

船越英二さん死去

2007年03月20日 15時57分04秒 | 訃報
聞こえてしまう訃報@kirekoです。


>俳優 船越英二さん死去




 映画「私は二歳」など市川崑監督作品やテレビドラマ「時間ですよ」「熱中時代」で知られる俳優の船越英二(ふなこし・えいじ、本名=栄二郎)さんが17日午後10時57分、脳こうそくのため静岡県内の病院で死去した。17日は84歳の誕生日だった。長男で俳優の船越英一郎さん(46)は同日朝に面会したが、最期をみとることはかなわなかった。英二さんは99年に俳優を引退し、神奈川・湯河原で余生を過ごしていた。

 関係者によると、英二さんは15日朝、神奈川・湯河原の自宅で突然倒れた。すぐに救急車で静岡県内の病院に搬送され、ICUに。直後はわずかに意識があったが、16日夜になり容体が悪化。17日夜、妻で元女優の長谷川裕見子(本名=船越琴子、80)さん、長女と長女の夫の3人に見守られ息を引き取った。17日は英二さんの誕生日だった。

 家族は多忙な英一郎さんのことを気づかい連絡を控えていたが、16日夜に、英一郎さんの妹にあたる長女が報告。英一郎さんは翌17日早朝に病院を訪れ面会したが、すでに英二さんの意識はなかった。すぐに主演映画「マリと子犬の物語」(12月公開)の撮影のため千葉県に向かった。亡くなった時、英一郎さんは病院に向かう途中で、みとることはかなわなかった。

 英二さんは1947年に大映ニューフェースに合格し、映画「第二の抱擁」でデビュー。甘いルックスで、大映の看板俳優となった。59年の映画「野火」(市川崑監督)での極限状況にある一等兵の鬼気迫る演技が絶賛され、“演技派”と評されるように。約200本もの映画に出演した。

 71年の大映倒産後、テレビに活躍の場を移し「時間ですよ」「熱中時代」「暴れん坊将軍」などのドラマに出演。味わいのある名脇役として活躍したほか、入れ歯洗浄剤「ポリデント」のCMでもお茶の間に親しまれた。

 65年には神奈川・湯河原に会員制旅館「旅荘 船越」を創業。現在も続いており、長女がおかみを務めている。99年に俳優を引退。旅館に近い自宅で妻、娘夫婦に支えられながら、趣味の庭いじりに興じるなど穏やかに暮らしていたという。98、99年にフジテレビ系で放送された連続時代劇「隠密奉行朝比奈」が遺作となった。

 葬儀は英二さんの遺志で密葬。英一郎さんはこの日も群馬・前橋で「マリと−」の撮影を行い、終了後、通夜に向かったという。

 ◆船越 英二(ふなこし・えいじ)本名・船越栄二郎。1923年3月17日、東京・四谷生まれ。専修大経済学部卒業後の47年に俳優デビュー。58年に結婚。59年に「野火」の演技でキネマ旬報賞・主演男優賞受賞。89年に紫綬褒章、95年に勲四等旭日小綬章を受けた。

 ◆森光子「穏やかで無口な人」

 TBS系ドラマ「時間ですよ」で船越さんと夫婦役を演じた女優・森光子(86)は19日、主演舞台「雪まろげ」(東京・帝国劇場)の上演中に訃報(ふほう)を聞いた。 「『時間ですよ』のDVD化に関して、(共演した)堺正章さんたちと『このごろ船越さんはどうなさったのかな』と話していたところ。穏やかで無口な、ごく普通の方。自分の意見を表に出すのではなく、私に合わせてくれ、話していて気が治まりました」と故人をしのんだ。時折、声も震え「一緒に仕事をしてきた同志みたいなものですから、もっとおなかを割っていろいろな話ができたらよかった。静かにおやすみください」と語った。

 ◆マツケン「可愛いがってくれた」

 テレ朝系時代劇「暴れん坊将軍」で共演した俳優の松平健(53)は19日、英二さんとの思い出を語った。 撮影現場では寡黙だったそうで「近寄りがたかったが、僕も現場であまりしゃべる方ではないので気に入ってくれて。息子みたいにかわいがってもらった」と懐かしんだ。 「(飲むと)すごく明るくて。結構はしごが好きで、ほろ酔いになると、僕の腕を組んできたり」。プライベートでは一緒にお酒を飲みに行くことも多く、2人きりで海外旅行へ行ったことも。最後に会話したのは昨年12月、長男・健太君誕生の時にかかってきたお祝いの電話。「また会いたかったんで、本当に残念です。もっともっと長生きしてほしかった」と故人をしのんだ。

 ◆草笛光子「夫婦と間違われた」

 「熱中時代」で夫婦役を演じた女優の草笛光子(73)は19日、「英国紳士のようなムードを持っていらっしゃった。気品があり、校長先生役がよくお似合いでした。84歳なんて、今の時代ならまだお若いのに」と故人をしのんだ。 本物の夫婦と間違われたことも多く「(息子の)英一郎くんと『私たちは親子ね』なんて話したこともあります」と懐かしげ。「ああいう個性を持った役者さんは、ほかにいない。仕事に厳しかったけれど、撮影の合間には冗談を言って笑わせてくれた」と振り返った。



【スポーツ報知】より。



昭和中~後期の往年のテレビドラマファン、暴れん坊将軍などの時代劇ファン
英二氏の演技に魅了された我々にとって、今回の訃報は
耳をふさぎたくなるような気持ちがしますね。

自分は知らなかったのですが、1999年に引退してたんですね
このお方。道理でドラマやテレビやCMで見なくなったはずだと
事件について納得した点もありました。

私kirekoのイメージだと昭和映画版ガメラや、
昭和後期平成に流れていたポリデントのCMなどで有名な方ですが
やはり、暴れん坊将軍の爺役の名演技が記憶に残っていますね。

独特の溜めるような下あごの動かし方による語り口調、
どこをとっても安定感のある演技、視聴者が見ていて滑稽とも思える仕草など
印象に残るものが多いです。

暴れん坊将軍シリーズだと、名古屋章氏についで
二人目の爺役の死去ですか・・・胸が痛くなります。



ああ・・・人の命とは、なんと儚いものか。