kirekoの末路

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第三回『豪傑、凡人を担ぎ世直しを決意す』

2007年05月31日 11時25分56秒 | 架空大河小説『英雄百傑』
英雄百傑
第三回『豪傑、凡人を担ぎ世直しを決意す』



―あらすじ―

昔々、巨大な大陸を統治する皇帝がいた時代。
東国のある郡の町の牢の中、無銭飲食の罪で捕えられた口ばかりの優男は、
犯した罪を棚に上げ、自分の今の境遇を嘆いていた。
そんな優男が牢屋の冷たい石の壁に窓を発見し
そこに見える星空の見事さに目を奪われ、自分は皇帝を救った
英雄の末裔だと嘯いた。
もちろん役人は信じなかったが、その時、星空の明かりの影に隠れ
優男と同じ牢の暗がりから男がニュッと現れ優男に話しかけてきた。

―――――――――――――――――――――


「…その話は本当か?」

牢屋の暗がりの中からの声に少し驚いた優男であったが、
どこか自分に酔っていたと言うか、ヤケになっていたので、
再び胸を張り、こう答えた。


「おう、本当だとも。100年前、時の大臣ゴーロギーンの専横を破った平民出の英雄ガムダが嫡流。ザンゴーとは俺のことよ!」

「おぉ…なんと数奇な縁でしょうか」

暗がりから震えるような声が響くと、影はすくと立ち上がり
輝いた星空の光に当たるように優男の前に出て行く。

スタ…スタ…ズゥン!!

月と星の光が当たると、まるで牢屋の天をも貫くような
熊のような大男が、優男の前に姿を現した。


「ひっ、ひい」
「何を驚きなさる、わしはガムダ様と一緒に闘った武家の一門の者。名をスワトと申す」
「そ、そうなのか。う…うん、このような場所でかつての戦友に出会うとは、なんとも、そ、そのう、す、数奇な運命じゃ、じゃのう」


優男はスワトと名乗った男を見て、動揺を隠し切れなかった。
その余りの長身骨太、相手を威嚇するような真っ直ぐな目、
筋骨隆々な肢体から繰り出される威圧に加え凄みの利いた声に、
今までの怒りなど何処吹く風
優男の体は一瞬ですくみあがってしまった。


「しかし本当に数奇な縁ですな。ガムダ様の一族は皇帝を救った後、官職につくでもなく、誰にも見つからぬように東山の奥に隠れたという噂であったが…」

「は、はは。やっ、山暮らしも退屈でな。そろそろ都に降りて、天下に蔓延る悪党でも退治しようかと思ってなぁっ」


「そ!それではザンゴー様も気づかれていたのですか!」

「えっ?」


「今、天下に蔓延る悪党。つまり現皇帝をないがしろにする者達、『頂天教』の教徒と、その教祖『アカシラ』の野望に!」

「え?え、ええ、ええ!ああ!うん!もちろんです・・・いや!もちろんだ!アカシラの野望は実に!実に許せませぬな!」


「新帝が御即位なされてから、この数年で相次ぐ天変地異が起き、人々は不安を抱え、神を作り、崇めた!その時流によって伸し上がった頂天教は、ついに牙をむき出しにし皇帝陛下に逆らって、南北国の数郡を抱き抱え謀反を起こしたのです!」

「そ、その噂は、聞き及んでおりま・・・おるぞ!」


「アカシラの魂胆はわかっています!皇帝を倒し、自分が新しい皇帝になろうとしているのでしょう!」

「む、むう!その罪万死に値するぞ!アカシラの奴め!」


「流石ザンゴー様!今こそ我々が立ち上がり、忠を国に広める時ですぞ!」

「そ、そうじゃ!忠じゃ!義じゃ!帝を救うのじゃ!」

熱く語るスワトに対し、内心嘘がバレて殺されないかとひやひやしていた優男は
持ち前の演技で英雄の嫡流を演じていたが、外見から見ればバレバレ
むしろバレていないことのほうが不思議に感じれるくらい
不自然な表情と相槌であった。

しかし、この優男は世の中の情報を知っていた。
『頂天教』のことや教祖のことなどは、地元や噂話で聞いていたので
なんとかスワトの話も飲み込めたのが好転していた。

そして優男は、スワトの熱弁が止むその一呼吸の間に
若干の平静を取り戻すために、スワトの顔を見、恐れながら口を開く。


「・・・し、しかしスワト殿。我々は今や囚人の身。どのように申しても、この強固な鉄牢が我らの歩みを止めましょう」

「ん?こ、これが強固な鉄牢ですと?ふっふっふ、あーっはっは!!」

スワトは怪訝そうな優男の表情を見て
静まった夜の牢屋だというのに、そぐわない大笑いを始めた。
流石にこれには疑問を浮かべた優男は、追随するように質問する。


「す、スワト殿?何がおかしいのですか?」

「ハッハッハ…いや、余りにもそれがしの力を過少に評されるので、つい場をわきまえず笑ってしまったわい」

「過少な評ですと・・?」

優男の表情が疑問で塗りつぶされる中、スワトはニヤッと笑いながらスッと
鉄の格子が張ってある牢の前に立ち、スゥッと息を吸い込み、大声でこう言った。


「やいやい牢番!今からそれがしがこの牢を破るぞ!しかし牢を破るのは私事や罪を逃れるためではない!全て我が忠義のために破るのだ!それが判らば少しの間、我らの邪魔をせず、我らが獄を脱するのを許したまえ!それでは御免!!!」


大声と共に鉄の牢の格子に手を付くとスワトは、
全身の力を腕に込めて、格子の真ん中を揺るがし始めた!


ガキッ!ガキッ!


「す、スワト殿、いかにお主が万力でも鉄の牢を相手にそれを破れるなど夢現の出来事では…」


ガシッ!ガシッ!!ガキッ!!グァキィッ!バギィンッ!


その瞬間、優男の声を掻き消すように鈍い音が牢に響く。
そして小さな壁の岩片が若干沸き立ち降ると、
優男の前には恐るべき光景が広がっていた。


「ば、ばかな。俺は夢を見ているのか・・!?」


優男がそういうのも無理は無い。
そう、およそ人間には考え付かない。
常軌を逸した現実が目の前に広がっていたからだ。

ズ、ズシーン。

なんと!スワトが握っていた鉄の格子は、天井と床に刺さっている
上下の格子を分断するように亀裂が入り、格子は大きな音を立てて
スワトの前に倒れているではないか!


「ふんっ、なんと柔らかい牢よ。オナゴの二の腕のようじゃのう、ハッハッハ!」


スワトはそう言い笑うと、長身を牢から潜らせ
振り返り、優男を見てこう言った。


「ザンゴー様。さあ行きましょう我々の忠義を天下に示しに!」

「・・・」

「どうされました?ザンゴー様」

「・・・こ、こしがぬけた」

「はっはっは!だらしの無い英雄様じゃ!それがしの腕に掴まりなされ!」

「う、うむ・・・うおあ!?」

「しっかり掴まっていなされ!ハッハッハ!そおうれっ!」

スワトの腕に優男が掴まると、スワトは包むように自分の脇に
優男を抱え持ち、重厚感ある足音で颯爽と牢内を駆けて行く。


「牢破りだー!」
「脱獄だー!」
「追えっ!追って捕まえよ!」


その異様な光景と音に集まっていた牢番達は声を荒げると沸き立ち、
夜だというのに牢屋は祭りの如く騒ぎたてられた!
数にしておよそ20人の牢番達がスワトの逃げる姿を追い、
他の30人の牢番達はスワトの逃げるその方向を察知し
武具を持つと、一斉に出口周りを囲み始めた。

「いたぞー!追えーッ!」

「なんだ、もう見つかったか。だが今我々を止めるものはおらん!」

「ひぇー!あ・・・あ・・う、うぐぐ」

牢番20人に見つかったが、物怖じすることなく
スワトは脇に抱えた優男をギュッとしめるように脇に力を入れると
その場を出口に向かい風のようにかけた!
追いかける牢番の執拗な追い込みも凄いものであったが
恐ろしかったのはスワトの驚くべき脚力だった!
いくら優男とは言え、人一人を抱え追いかける20人の牢番達を
速さにおいて寄せ付けなかったのだ!


「ウスノロ牢番め。これが日ごろの訓練の違いよ!」


そう言っていたスワトだったが、
そのうち、出口へと走る前を牢番達にふさがれてしまったのだった。


「チッ、追いかける足が無い割には仕事が速いじゃないか、ここの牢番は」

「もう逃げられぬぞ牢破りめ!覚悟して縄につけい!」

「ふん。どうやらそれがしの力をまだわかっていないようだな!牢番!」

「貴様がいくら怪力だろうと、30人の武具をつけた番兵にかかれば赤子の手をひねるようなものよ!番兵隊!奴は人一人殺し獄を破った大罪人ぞ!手向かえば切り殺してもかまわん!それっかかれーっ!」

「愚か者め!我らの忠義の想い!止められるものなら止めてみせよ!」


スワトは抱えた優男がすでに気絶しているなど気にも止めず
ダッと再び走りだすと30人の番兵達に襲い掛かった!


バキッ!グシャ!

「ぐわーっ!」

まずは正面で剣を構えた番兵の顔面に一撃を当てた!
拳が当たったとは思えない音を出すと、兵士はその場に血を噴出し倒れた。

ブーンッ!ガンッ!

「うわーっ!」

体勢そのままに、右に居た兵士二人に長身から繰り出される後ろ回し蹴りを
浴びせると、兵士は剣を突きたてることもなく壁に吹っ飛ばされた!

「このやろう!」

ヒュウ!

スワトが体勢を戻す前に、槍を突き立てる番兵の一人!

「甘いわ!」

パシッ!ガキッ!

「ぐ、ぐむーっ!」

しかし槍はスワトの体を捕えることなく、かわされ
スワトの上段からの手刀の振り下ろしで兵士は首ごと地面に叩きつけられた!

「そうれ!お仲間だぞ!」

グワッ!ブーン!

叩きつけられた番兵の鎧の一片を片手で掴むと
多数の番兵が待ち構える群の中に物凄い勢いで放り投げた!

「わわわ!」
「うおあーっ!」
「ぎゃーっ!」
「むぎゅーッ!」

鎧を着けて重量が増した番兵の体が待ち構えていた者達に当たる!
まるで巨大な石の塊のような物体が、勢いをつけてとんでくるのだから
いくら武装した番兵と言えどひとたまりもなく、その場に無様な様相を
晒すのはしかたがなかった!


「このような鈍(なまく)らどもでは相手にならんぞ!ハッハッハ!」

「ぬうう!このままではマズイ!少し引いて弓で射殺せ!」

「ふっふっふ、少々遊びが過ぎたな!それではお暇するとするか!」

番兵が出口からスゴスゴと引くとのを見たスワトは
グイッと足に力を入れると、猛獣のように出口に向けて走りだした!


「ザンゴー様!少しゆれるが我慢いたせよ!」

ドンッ!

そういうとすでに気絶している優男を再び脇の上に抱え上げ、
締めを強くすると、出口の所で何を思ったかスワトは
そのまま足元を深く踏み込むと番兵が控える所までジャンプした!


「な、なにーっ!」


出口の後ろで弓を構え始めていた番兵達が、自分達の眼前を飛ぶ
スワトを見て思わず声を上げる。
距離にしておよそ10m程の大跳躍をその男はやったのだ!
まさしく歴史に残る大跳躍を!


「さあて、じゃあまたいつぞ会う時までさらばだ!鈍ら番兵ども!」


そういうとスワトは番兵達に手を振り
再び足に力をいれ、颯爽と立ち去った!


「あ、あ・・・お、お前たち何をしている!ゆ、弓じゃ!罪人を射殺せ!」
「は、はっ!」

ヒュン!ヒュンヒュン!

あっけにとられていた番兵だったが、やっと我を取り戻し
弓矢を構えるが、もうスワトは夜の闇に消え
矢は暗闇の中へと吸い込まれていった。


闇にそびえる夜空には、輝かしい星空が
キラキラと豪傑スワトの道筋を照らすように浮かんでいた。


日本人のこういう技術は世界一だと思った

2007年05月31日 07時07分02秒 | 末路話
やばすぎるだろこれ@kirekoです。


>XBOX360のレースゲー
フォルツァモータースポーツ2というレースゲーのソフトがあるらしいんですが
そこで車に自分で車に自由なペイント出来るらしいんですよ、ペイント。
で、まあちょっと覗いてみたら「な、なにこれ」とか
「同じ地域に住んでるとは思えない」とか思う作品ばかりで
流石に日本人の己が熱中する趣味に対する技術力に焦った。
OK、何を言っても始まらないので、まずは論より証拠これを見てくれ。


http://news4vip.livedoor.biz/archives/50987166.html


ガリガリ君とぺヤングソース焼きソバ車作った奴は天才すぎる。

しかもこれペイントが結構幼稚な作りらしくて
実際に作るのは貼り付けとかではなく、全て手打ちの至難の技だとか・・・
まさに技術の粋って感じがいいわこれ・・・。


でもこれみて最初思ったのはFF6時代の神ドット職人の事だったわ。


第二回『天下乱流の時、牢に凡人在りて天を仰ぐ』

2007年05月30日 11時29分15秒 | 架空大河小説『英雄百傑』
英雄百傑
第二回『天下乱流の時、牢に凡人在りて天を仰ぐ』



ここは皇帝が治める大陸の東国のある郡の牢屋。
鉄で出来た格子に、冷たい石の床、雨水が流れこみポタポタと流れる水滴が
いかにも牢屋という気分をかもし出している。

スタスタスタ・・・

牢屋の外の通路の奥から、二人程の足音が聞こえてくる。


「町で無銭飲食などけしからん!お前のような奴は牢にぶち込んでやる!」
「お役人様人違いですよ、私は無銭飲食などしておりません」
「馬鹿な事を申すな!店主は一部始終を見て言っておるのだ!」

着物の上に鉄の鎧を着た役人らしき男が、左手一本で優男を捕え離さずにいる。
優男はその拘束を解こうと必死になっているが、口ぶりと表情はどこか
余裕が見えるというか、落ち着いているというか、まあ必死ではない様子だ。

「お役人様、私は無銭飲食ではなく、犬に餌をやっておっただけでございます」
「犬に餌を?それはお前の犬か?」
「いえ、私の犬ではありません」
「では何処の犬だ!」
「野良犬でございます」
「野良犬に餌をやるために無銭飲食をしたのか!」

『子どもが考えつくような嘘』と言っては子どもに失礼だが、
そんな馬鹿馬鹿しく幼稚な嘘をつかれ、役人の真っ赤な顔が
さらに怒りに満ちて真っ赤になっていく。

「では問うが!店の品物を故意に野良犬にやったのはお前なのだな?」
「はい、可哀想な野良犬に餌をやるために頼んで食事を運んでもらいました」
「では金はお前が払うのが当然ではないか!」

再び憤慨する役人に対し、ニコッと屈託の無い笑みを浮かべると優男は言った。

「いえ、私の犬ではないただの野良犬ですが、もしかしたら皇帝陛下が飼われた由緒正しい『お犬様』かもしれません。それを何も知らない『民』の私が身銭を切って払うというのは『お門違い』というものでしょう役人様」
「こ、こやつ。なんたる屁理屈だ!」

とてつもない馬鹿馬鹿しい嘘を並べ、屁理屈をこねる優男に
これまた憤慨する役人であったが、この嘘に一つ乗って
屁理屈のぐうの音も出ないようにするため、再び優男に問いかける。

「百歩譲って犬が食べたとしよう。では、犬の餌に手はつけなかったのか?」
「はい、私は畜生の餌には手をつけるほど落ちぶれてはおりません」
「はっはっは!貴様の嘘もこれまでだ!」
「?」
「馬鹿者め!店の者が見ていたわ!お前が丼を抱え込み食らう姿をな!」
「…んぐ。」

流石に店主の他に店の者が見ていたのでは言い逃れできまいと
表情を少し曇らせた優男を見て役人は勝ち誇ったように言う。

「さあさっさと牢に入れ!刑は追って沙汰する!」

牢の前まで行くと左手を開放し、優男を牢の中に入れようとする役人だったが
優男は役人の左手から離れると、何かすっきりしたように役人に語りかけてきた。

「お待ちを、飯を喉に詰まらせまして上手く喋られなかったのです」
「この期に及んで時間稼ぎなど、面白くも無いことをする奴じゃ!」

しかし、役人は反論を聞く良い人物であったため
一応優男の言い分も聞いてやることにした。

「丼を抱え込んだのはたしかに私ですが、野良犬・・・いえ、お犬様がもし丼の毒物などに当たり、体を壊しましては、ご寵愛された皇帝陛下の悲しむ姿が目に見えます。それを回避するために私が毒見をしたのです。私の陛下への忠義の心がそうさせたのですお役人様」

「ぬぬぬ、口の減らぬ盗人め。また屁理屈をこねおって!」


また幼稚な言い訳で切り抜けようとする優男に憤慨する役人。
だがそれをよそに、さらに口の勢いが強くなる優男。


「それに、あの店主は元から私を蔑み、忌み嫌っておりました」
「・・・」
「忌み嫌う客に対してあらぬ罪をけしかけ役人様を動かすとは・・・」
「・・・」
「客を客とも思わぬ所業!奴こそ牢にぶち込むべきです役人様!」
「・・・」
「私怨から私がしたことを罪にするなど、凡愚の気持ちはわからぬものですなぁ」
「・・・」
「それでは役人様、私はこれで。いえいえ誤逮捕の謝罪の要求など滅相もございません。人間誰しも間違いはございますからね、ハッハッハ」


その一言を聞き、今まで黙って怒りを押し殺していた役人が
ついに顔面を真っ赤にして、逃げようとする優男に言い放った!


「黙れ愚か者!!!盗人たけだけしい!言うも言ったり凄まじいわ!ワシがお前が金を払わず逃げるところを見つけて捕まえたのだ!間違いなどない!」

「げえーっ!」

ドンッ!ガシャン!!!

勢い良く放たれた役人の蹴りが優男の腹に当たると、
優男の体は牢の中の石の壁まで吹っ飛び、それを確認した役人は
重苦しい鉄の格子を閉め、けたたましい音と共に戸を閉め、施錠した。


「うぐぐ・・・もう少しで成功するところだったんだが」

牢屋の中に入った優男は、腹に食らった一撃と
背中の石壁に当たった衝撃で、食べたものを吐きそうなくらい
気分が悪くなっていた。


「あの役人め、俺がこの郡の太守になったら即刻逮捕して同じ目にあわせてやる!」

冷たい石の壁、鉄の格子によたりながら必死に幻想を訴える
優男であったが、牢屋の役人はすでに奥の椅子に座り、自分の書き物に
熱中しているようであった。

その様子を憎たらしく思った優男は、怒りに任せて
とんでもない嘘を言い放った。



「おい!そこの役人!私のような忠義者をこのようなところに閉じ込めてよいと思っておるのか!私は100年前、大臣ゴーロギーンの専横に立ち向かった時の英雄ガムダが嫡流!ザンゴーであるぞ!」



「うるさいぞ囚人!ギャアギャアわめくと極刑にするぞ!」
やれやれと言った感じで脅しの文句を送る役人。
流石に嘘をつく囚人達には慣れているのか、流石の優男も
極刑、つまり死刑は嫌だと思い、鉄格子に手をついたまま黙ってしまった。


「ううう、悔しいが死刑はたまらぬ。世の中、命あってのものだね。生きていれば良いこともあるだろうし・・・」


優男はふと石の壁にめり込むようにあった、唯一の外界との接点である窓を見た。
窓の外は暗く、すっかり夜になっており、輝きだした星空が
牢屋の中を少しではあるが照らしている。

「光の差し込みさえ少ないが、なんという見事な星空だ。外を出れば俺も酒でも飲みながら、見れるのになあ…」

牢屋で見る星空の余りの見事さに、優男は何を思ったか
鉄格子につけていた手を窓に掲げ、嘘を嘘として考え
どこか芝居がかった感じで今の自分の境遇を嘆いた。




「天よ!見ているのなら私を救いたまえ!たしかに私の不徳ゆえに今を招いたことは認めよう!だが英雄の血を引く私の血が言っているのだ!再び麻のように天が乱れ!地が割れ!乱世となり!この国が再び危機に瀕している時!どうして英雄の血筋である私が、このような場所に居なくてはならないのか!?」




「うるさいぞ囚人!本当に極刑にしてやろうか!」


ガンッ!!


牢屋中に伝わる怒号が優男の演技を一気に冷めさせ、優男は
驚きの余りに自分が吹っ飛んだ石の壁に再び躓き転び当たった!


「くうう・・・」


優男は自分の愚かさと覆いかぶさる痛みに嘆き悲しみ、その場で涙を流した。


ガタッ、、、


「おい、さっきの話は本当か?」
その時、音と共に優男の横から声をかける影が一つあった。


第一回『大陸に人生じ、争う中に英雄生まれ統治し、時流れる』

2007年05月30日 09時10分43秒 | 架空大河小説『英雄百傑』
英雄百傑
第一回『大陸に人生じ、争う中に英雄生まれ統治し、時流れる』



遠い遠い昔の話、一つの大陸があった。
四方を美しい海に囲まれ、その外海には島国が細々と点在している。
この大陸は山や野の自然に恵まれ、獣が良く育ち繁栄していたが
いつの頃からか、獣と共存するように人と呼ばれるものが介在するようになった。

最初は草や実、弱い虫などを採って単独で生活していた人々だったが、
安定を求め、やがて人々の集まる集落を築いていった。
時が立つと、自分達の天敵である大きな獣から身を守るために武器を作った。
やがて武器は進化し、獣を狩る道具として成長するまでになり
その後、自分達で足りないものを補充するため武器を精錬する技術で農具を作り
武器は形を変え農耕という文明が始まった。

穏やかな日々が続いたが、問題もあった。
土地の寒暖や土壌の差、風の吹き具合による天候の違いによって
集落農耕で収穫できる収穫量に差が出来始めたのだ。

そして、収穫量の違いから、いつの間にか人々の心には他人を妬む心が生まれ
人々は他人を支配しようと農具を武器に変え集落での争いを始めた。

弱きものは強きものに飲まれ、強きものは弱きものの支配を得た。


―――――それから500年ほどの年月が流れる。


人々は小さな統治と分裂を繰り返し、未だ大陸は争いの中、
それぞれ豪族達は自分達の地方の名を『国』、統治者である者を『王』とし
『王族』『大臣』『兵士』『平民』という身分を設けて隔て、
明確な支配制度を打ち出すと、再び互いの国と反目しあいながら
100年間、自らの力を誇示せんと争いあった。

そして100年後、一人の男が現れる。
光り輝く彗星が見える西の空から出立した一人の男は、
人と人を結び、時には力を行使し、支配を繰り返していき、
ここに誰もが成し遂げなかった大陸の全てを統治する王となった。


『英雄』


誰がそう言ったかわからない。しかし、その文字通りの活躍をした男は
大陸の全土を支配する『皇帝』となり、地方を治めるものを『王』
その中の一郡を収めるものを『太守』と呼び始め、平和を第一とし
法によって国を統治すること、大陸に暮らす人民達に戦の無い世の中に
することを確約した。


しかし、英雄となった男を取り巻くもの達も人である。
全てを収め、全てを支配した英雄と呼ばれた男が死を迎えてから
100年の歳月が流れると、不穏な動きが現れる。


幼くして即位した王族ゆかりの『皇帝』に政治を一任されていた
時の『大臣』が自分の一族だけの専横を始めたのだ。
皇帝に代わり支配をし始めた『大臣』に怒った『兵士』達だったが
その謀略に乗せられ、有能なものは全て殺され、無能なものは
『大臣』に媚び諂い、その力を蓄えていった。


専横を極めた『大臣』と『兵士』だったが、最後には
いつの間にか力をつけてきた『平民』の『英雄』に敗れ、
『英雄』は『皇帝』を擁立すると再び大陸は平和となった。



その後、『英雄』は皇帝の下を去り、再び『平民』となった。



そしてまた100年の月日が流れる。
皇帝の一族が途絶え、再び野心に駆られた人物達が己が牙を研ぎ始めると
大陸全土に天変地異が起こり、人々は不安を感じて自分達で皇帝に代わる
神を作り始め信仰し、それはいつの間にか一軍となって
天下は再び揺らぎ始めた。


一人の英雄が皇帝となってから202年、
時代はここから動き出すことになる。



マリオペイント作曲ツール動画まとめ

2007年05月29日 07時31分32秒 | 末路話
ニコニコ動画で見れるマリオペイント作曲ツール動画@kirekoです。



>ファファファ、無に飲まれるがいい

■FF4 通常バトル
http://www.nicovideo.jp/watch/sm317953

■ロックマン2 ワイリーステージ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm161863

その2
http://www.nicovideo.jp/watch/sm188836

■スーパードンキーコング2 とげとげタルめいろ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm144823

■悪魔城ドラキュラ bloody tears(前にyoutubeで紹介したもの)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm141516

■星のカービィ 曲メドレー
http://www.nicovideo.jp/watch/sm143484

■FF8 チョコボのテーマ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm328094

■メタルギアソリッド メインテーマ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm202892

■ロックマン3 タップマンステージ(前にyoutubeで紹介)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm141550

■FF 町のテーマ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm142220

■イース2 TO MAKE THE END OF BATTLE
http://www.nicovideo.jp/watch/sm148800

■この木なんの木
http://www.nicovideo.jp/watch/sm262459

■実機で もじぴったん
http://www.nicovideo.jp/watch/sm278788

■オマケ 無呼吸猫パンチ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm339775

架空大河小説『英雄百傑』序文

2007年05月29日 05時19分20秒 | 架空大河小説『英雄百傑』
-序文-


天下の大勢とは大きな河のようであり
また誰にもその流れを止めることも出来ないものである。
支流が大きな河の本流に飲み込まれるのと同じように
大きな時代の波は、小さな歴史を飲み込んでゆく。

天下の大勢とは大きな河のようであり
また誰にもその揺らぎを止めることも出来ないものである。
本流が再び河川に別れ支流に流れ込むのと同じように
大きな時代の波も、揺らげば緩やかな川となって波は消えてゆく。


時代という波は流れれば凡夫を英雄に変え、英雄は時代を作る。
時代という波は留まれば英雄を凡夫に変え、英雄は時代を去る。
時代という波は勢いを無くせば英雄を求め、凡夫は時代を得ようとする。
時代という波は英雄を煌かせ、その勢いによって再び流れを得る。


百の英傑があらば、百の物語がある。


徳に強く、愛されることに長ける者。
数に強く、政をすることに秀でる者。
統に強く、人を纏める事に上手な者。
力に強く、武に名を馳せ邁進する者。
謀に強く、策知を生きがいとする者。

仁者、識人、軍将、豪傑、謀士…この世に人あらば綺羅星の如く。

凡夫が英雄に成り上がるか、はたまた英雄が凡夫に成り下がるか。
すべては時代という大きな河の流れだけが知っている。

はるかなる歴史の中で時代を掴む英雄は誰なのか。
そこに至るまでの物語。
英雄達の長き戦いに及ぶ、その幕開けを今紐解こう。



『英 雄 百 傑』

凍結宣言

2007年05月28日 07時38分25秒 | NightmareWithoutEnd
義も忠もなければ人は動きませぬ@kirekoです。


>ちょっとふと思うことがあって
最近めっきり更新が止まっているOB小説NightmareWithoutEndですが
こちらの諸事情があり、少しの間、更新を凍結させていただきます。
諸事情と言いますのは、まず前作からのやる気が続行できていないことと
所為、惰性で続けていた部分もありましたのと
本編での文章題の指摘や、進歩の無い展開などの声を受けまして、
自らもたしかにと感じる部分がありましたので、再度練り直しをするため
自分の気負いとして完成してから次の作品に移りたいという気持ちが
あったのですが、熟考に熟孝を重ねた結果、続編の凍結と
相成りました次第でございます。
ですので、OB小説に至っては少しの間、
続きを気になされている稀少な方には大変申し訳ないのですが
休養期間をいただきたいと思います。

あと割と気分転換に始めた短編のほうに目がいってしまっていたので
若干オチが弱い、展開がわかりやすい、テーマが安直などなどの
問題点を教えていただいたので、再び心機一転、
OB小説を開始するためにも、新たな力を蓄えるために
長編を書いていこうかと思います。

次回更新予定品目といたしましては、自分の好物である
謀略渦巻く横山光輝御大風の架空戦記物を書こうと思っているので
期待されている方も、そうでない方も、了解お願いいたします。

なお、凍結解除は未定でございます。
一応期間を設けようと思いましたが、力もついていないのに
再び惰性で続けてしまっては、面白くないと思ったので
期間は無期限に設定いたしました。

では、再び私の筆の向くその日まで
多少自惚れた台詞ではございますが、読者の方々はお待ちください。

人間の尊厳とは

2007年05月26日 16時14分37秒 | 末路話
コマンダー氏のニュース論文を読んで@kirekoです。


>コマンダー氏のところから

http://blogs.yahoo.co.jp/commander8202001/49098332.html

■感想
人の手に握られた生きた鳥を、サファリカーのケージから
擦り付けるように肉食動物に与えるのは流石に耐え切れんかった。
私は動物愛護団体とかも好きなほうじゃないが、
この映像で笑っている観客に唖然とし、落胆した。
しかし私がこれも人間の一つの真理と捕えてしまったことや、
常識では考えられない異常な快楽を求める富裕層のためには
その命を生きたまま嬲り殺す事例があるという事、そしてそれを見る輩が
人間としての快楽の美徳と考えているとも思えてしまうという情景は
言葉にするに私の考え含め『凄まじいもの』だと感じた。


動物愛護の精神はそれほど無いが、命を扱う者として非常に憤りを感じる。
これは人間として、人間の尊厳をかけて許されざるべき行為だと痛感する。


しかし、ここで私の悪い癖が出てしまう。
金銭的に見ると非常に方法が悪辣だが
合理的で正しいことのように思えてしまう。
動物園の回転資金が無くなり、餌を与えることも出来ずに殺すことよりは
非常にキツイ言い方かもしれないが、有益だとは思う。
動物が居なければ動物園という見世物小屋も成り立たなくなり、
今度は飼っていたはずの人間がのたれ死ぬ。

事実ただ餌を与える場面を見ても観客は来ない、
それなら餌を追い立てて価格にして売ったほうが合理的で
なおかつ人間の残虐性を刺激するには十分な材料だろう。
餌を与える金が無ければ、動物は死んでしまうし、
経営の成り立たない動物園を復活させるために手段を選ばない
非常の選択をして、こうなったのならば正義常識はどうあれ、
本人達はやっきになってアイデアをひねり出し、金を儲けようとする
例えは極論だが、北海道の旭川動物園とある意味
努力の方向を間違えたカタチではあるが
やっていることは同じだと私は考える。

コマンダー氏は闘牛などの例題は非常に判りやすく
命にかける尊厳がいかに重要であるか、それも理解できる。
が、どんなに尊厳めいた事を言っても、それは人間のエゴだろう。
どこかで読み聞いたが、闘牛が終わった後
その試合で使われた牛はその場で解体され、食肉として売買されるという。

そのことを思うと人間の原罪とは実に罪深いものなのだなと思う
食べるものをただ食べるために飼っているのではなく、刺し殺し、
射殺し、お互いが皮を抉り、血を流し、力出し尽くすまで闘わせ、
そこに興奮を得る。

この行為のどこに尊厳があるというのだろうか?いや、存在しないだろう。

言葉は悪いと思うが、今回のサファリパークも、闘牛も、
競馬やドッグレースなどのギャンブルも
全て動物を使った見世物小屋だと思う。


まあ他に金銭を稼ぐ方法を知らない無知さも、
残忍なショーを見せて金が入ればいいのかと思ってしまう
人間としての自尊心や、良心の呵責に苛まれることがない人間が行う
愚かな行為の一つだとニュースを見て、私はそう認識した。

ただ残念なことに、この報道によって
面白半分の快楽を求めて海外からの客が増えてしまうことが
あるとしたら酷く遺憾だと思う。

対価と自尊心を天秤にかけて、真実はどうかわからないが
そのバランスが対価に寄って、なおかつその快楽のために金を出す輩。
つまり需要があったからこそ、やっているのかもしれない。

たしかに人間の常識と尊厳の範疇から考えると狂っているが、
必死の事態ということになったり、金のためになら悪魔にも魂を売れる。
そこもまた人間の一部なのだと思った。


2007年5月26日 kireko

ソクラテス「悪法も法なり」 劉邦「死んだら終わりだろ鴻門の会的に考えて…」

2007年05月25日 20時59分08秒 | 末路話
無知の知で有名なソクラテスの最後は、三国志でいうと頑固すぎて応用の利かない張任、関羽系@kirekoです。


>励まされた名言
http://imihu.blog30.fc2.com/blog-entry-2819.html


心理をついてるなー
努力する者は希望を持っているし、怠け者は不満を持っている
これは飽和に慣れて権利の主張ばかりする今の日本国民を表してるよな。

まあ怠けることをしなかった戦後の人々は希望を持っていた
なんて話もあるけど、ようは国力を根底から持ち上げられるだけの
時流を掴んでいたというか、時代背景に押されての生産力と、それを支える
個々の持っているエネルギーが凄かったんだよな。
文献や親以上の世代の伝聞を聞き入る度に、
当時の国民の精神のタフさと信仰心の熱さだけは凄かったことが理解できる。

まあ精神薄弱でも、ちゃんとやることやって
仕事ができりゃそれでいいって感じだけどね。
でも「根性論なんて」って馬鹿にする輩もいるけど
大成する人に根性と度胸の無い奴はいないと思うんだよね
それなりの修羅場も潜ってきてたし、いろんな意味で根性が無ければ
やっていけないと思うし・・・。

新入社員が3ヶ月~1年で辞めるという実態に関して
上記のそういう意味で「根性が足りない」と思う。

人に言われて辞めることが実はたんなる逃げであること、
それを正当化しようとすること、繰り返し間違えを起こすこと、
他人の不特定な情報に操られて本当の面を知らずに過ごすこと、
自分を棚に上げて努力することをしないこと、
それらを認めることもせず、自分に甘く
全ての責任を自分ではなく、国家や他人にせいにしてただ嘆くことしか
出来ない事は、実に愚かだと思う。


まあ言ってる自分も、世間的にはその一人に加味されちゃってるんですがね。


てか、話を元に戻すけど
戦後の仕事のイメージっていうと、なんとなく
はだしのゲンに後期に出てくるゲンの通っている会社の
「精神棒を食らわしてやる!」の外道社長を思い出すぜ!

小学館\(^o^)/オワテタ

2007年05月24日 22時57分19秒 | 末路話
久々にゴエモン漫画を見つけて読み返したら@kirekoです。


>地獄編
とりあえず最初に出てくる茶店のババァの
「へっへっへ・・・地獄の沙汰も金次第ってね!」
が余りにも懐かしくて号泣。
その後、もちろん金など持ってないゴエモン一行の乱痴気ぶりといったらwwww
当時はゴエモンよりエビスマル視点だったなぁ
むしろ正直おみっちゃんが空気化してた時期が懐かしい・・。
同時期に漫画ドラえもんの創世日記も読んでて
序盤のスネオとジャイアン攫う、カマキリ型別世界人の動きに
ちょっと藤子F先生の力を感じて、凄い郷愁感に襲われたわ。


■というわけでヤエちゃん張っておきますね(18未満はクリックするな!)

http://www.kajisoku.com/archives/eid1382.html

ボトムズ&レイズナーOP

2007年05月22日 12時09分43秒 | 末路話
明日に!ああ繋がる今日くらい@kirekoです。


>装甲騎兵ボトムズのOP

昨日リボルテックの話をしてたんですが、いつのまにか
政治批判とか外交未来予測とか真面目な討論は生でやるべきだろ常識的に(ry

というわけでダグラムの24部隊仕様のソルティックのリボルテックはあるのに
なぜボトムズのスコープドックライトカスタムのリボルテックは
ねえんだよ海洋堂!メッセージを送るのが怖いのでOP特集します。


■まずテレビ放映OP
http://www.youtube.com/watch?v=mgjAJx3Asno&mode=related&search=


OPのカットとしては斬新というより凡庸なところが目立つけど
曲がいいよね。曲が。歌詞は暗めに作ってあるけど、この
ゆっくりなところが、本編の動きまくるATアクションとのギャップがあって
ボトムズのOPはじまったって感じがする。


■谷口守泰ver

http://www.youtube.com/watch?v=yFfo-u--Qyk

アニメーターの谷口守泰氏の描くOVAだったかの特典OP。
中盤のATアクションがなんともいえない風味をかもし出している。
アメリカコミックのキャラクターに近いキャラデザの塩山氏に対して
キャラクターがどちらかというとレイズナー寄りの作りなのが谷口氏OPの
賛否をかもし出している所。

まあ中盤のファッティーが見れるだけで良作。


■ゲーム版ボトムズのフルCGOP

http://www.youtube.com/watch?v=FSOm8fE-fOQ&mode=related&search=

PSゲームで出た奴ですね。本作のOPをまるまるCGにしたという意欲作。
フィアナとキリコの造形とか、スコープドックが綺麗すぎるとか
多々問題ありますが、ゲームの特典としてなら全然有りな作りだと思う。
むしろこれ作るのに本編より力いれてるきがするww


■オマケ レイズナー本編OP

・前期ver
http://www.youtube.com/watch?v=hWanzCVruKY&mode=related&search=

ゲイル中尉率いる部隊が迫る、火星編第一話OP。
サビ前の予告台詞がなんともカッコイイカットイン・・・。
(ちなみにコズミックカルチャークラブ含め火星にいる地球人は、スカルガンナーとかにやられてどっかの大佐以外マジで殆ど死にます)

・後期ver
http://www.youtube.com/watch?v=0oAXmTW1il4&mode=related&search=

やっぱ北斗の拳の匂いがぷんぷんする地球編のOP。
ゴステロ「へっへっへ!約束ってぇのはするときより破る時のほうが刺激的でおもしれえんだぜぇ!」

が聞けるのはレイズナーだけ!


■編集台詞ありバージョン 燃える編集だわこれ

http://www.youtube.com/watch?v=e69p7ZooV5E&mode=related&search=


閣下がカッコよすぎる・・。え?もちろん父上のほうね。

感動した!

2007年05月19日 11時37分21秒 | 末路話
人間2日くらい寝なくても大丈夫だ!@kirekoです。


>これは泣ける

http://blog.livedoor.jp/blog_ch/archives/50860012.html


久々になんという名スレ。
漂うスレ主の焦燥感と覚悟と勇気、無力な己との葛藤。
懸命に応援をする住人達、伴う生命の危機の匂いと不安、動向・・・
そして告げられた衝撃の結末。
久々に目頭が熱くなった。

今まで偽善、博愛を批判してきたが
勇気と覚悟がある偽善、痛切たる人間の本気は
他人を感動させ、その善をも超える判例を作り出す事が
あるのだなと感じた。

これがもし作り話だったとしても、
人を感動させる文章を読めたことに代わりは無い。
人の善と良心の葛藤と、実行することの凄味、
現代に失われてしまった人々の優しさの中で
胸中の芯の芯を突く良作だった。

失った五時間

2007年05月16日 16時25分17秒 | 末路話
失った五時間は二度と帰ってこないのだ@kirekoです。


>会津若松の事件に関して
事件の情報がようやく次の段階へ進んだようですが
相変わらず新情報が入ってきた時のコメンテイターの議論豹変が
ムカついてたまりません。視聴する側としては実に不快です。

で、割と自分ところのブログを見て
意見を言ってくれる人が居たようで(自意識過剰)
どうやら自分の放った波紋が伝わったことに嬉しさを覚えました。
ブログにて自分なりの返答をしてくれたSWATとヌカみそには感謝だな。
こういう数少ない言動が、死に際の世論に生きる燃料を投下することが出来る。


>で、SWATブログで悶えるという言葉があったので

一服もってみた。
http://blog.livedoor.jp/blog_ch/archives/50570040.html

http://image.blog.livedoor.jp/blog_ch/imgs/f/0/f0b061c5.jpg


いかにテイルズシリーズが、この世の邪気眼クリエイターに影響を与えたか、最新のFFでさえ狙っているようにしか見えないのを見ると、ナムコによる事実上の同属人民支配が始まったではないかと不安がよぎるkirekoであった。


問題は、そういうゲームクリエイターを
野放しにしてきたファンと今のゲーム会社の体制だ。


スクエニ「新作?今年はリメイクだけやりますwwwwww」


経営経済的には正解。ゲームを売る者としては不正解。