kirekoの末路

すこし気をぬくと、すぐ更新をおこたるブロガーたちにおくる

愚痴と小話

2007年09月30日 12時58分56秒 | 末路話
文字を使う人間は、まず文字の意味を知らねばならん。並べ立てた言葉は立派なれど、その意味を理解せず、書を読み、文を書き、知を気取り、知らずの内の我を放ち、他人の反感を買うのは愚かなことだ。だがそれを知ってもやってしまうのが人間の性(サガ)か…@kirekoです。


>若干俺独走主義、自慰的、フェティッシュな記事
ちょっといつにもまして傲慢で、変な事を書いているので
「お前の文章の語り口が気に入らん!」ってな人は見ないほうがいいです。
あと多大な手前味噌ですいません的な内容が含まれているので
そういうのも嫌いな人は見ないほうがよかです。

あとあと関係無い人の独断独見分析もしちゃってるんですが
それは自分一個人の分析なので、気を悪くしたら本当すいませんです。
もし気を悪くしたら↓の土下座で許してください。





↓↓では覚悟のある人だけ読んでくだされ↓↓

















>最近衰えたのか自信が…
ブログ内で居なくなってた数日間を思い出して、若干自信喪失したので
それを補うために、時間もあったので自分の短編と長編シリーズを
見直す意味も込めて、パラパラと一気読みしてました。
それで、物を書く身分として感じたのですが、色々な諸説あれど
好きなジャンルと得意なジャンルは違うんだなぁと思いました。

http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/c/c1fb5e3ef216c716c76d3a4f4f4653e2

今書いている英雄百傑は架空の時代背景で始まる、架空戦記という
オリジナルの話を展開でき、なおかつ趣味として好きなジャンルなんですけど、
読み直すと結構荒っぽい状況描写があったり、人物の特徴や時代の風俗の設定を
余り作りこんでいないためか、説明不足の部分が多々存在していて、
前に作ったアウトブレイク小説より、緻密という意味では
状況描写が下手になったなあとも感じました。
ガチガチの設定で自由度が少ない分、展開が固まっていて文に迷いがないのか…。

http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/f32d7be564b51424d06bcbe3b5156875

まあ、それとは反対に、固定台詞を用いて
数人が競って書いた短編の旅路なんかは、自分としては一番苦手なジャンルの
恋愛ものだったのですが、今読むと割りと完成度が高いような感じがしました。
思えば全てが一人称の主人公達の内面的な一人芝居という、見る人によっては
情景描写を事欠いた大味なものを書くのが、この時初めてだったかもしれません。
ただ大味であるその分、心情の動きが表しやすく、余計な文章がない分すっきりと主人公達のキャラクターを付けることができたのは、読んでいて良かったなと思いました。


やはり書くもののジャンルの好き嫌い得意不得意よりも、
書く時の時間のかけ方やこだわり、その時の心理状況にもよるんですかね?
それとも自分が好きな物は世間的に特殊なのか…うーむ。

まあ今回、自分が書くものを読み返してわかったのは、
その文体が余りにも独和的説話的というか、文として無味無臭すぎて
読む人の理解がないと読めないなと感じたのは、ちょっと反省点でした。




>勝手に周りの文章を分析
大変失礼な話なのですが、ちょっと気持ちを落ち着かせる意味もこめて
悪辣非道の批評家気取りの好き嫌い評定を独断でしてみたいと思います


■ライクアシャーク、コマンダー氏

≪参考≫
http://blog.livedoor.jp/commander_rp/archives/cat_50029286.html
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Pen/3701/STRS/index.html

≪すげえ!と思った≫
コマンダー氏の小説の全てに当てはまることなのだが
文に非常に無駄が無く、要所抑え以外の描写を書かないため
読者の想像や空想を掻き立てる部分が多く、全体的にすっきりとして
スリムな形であるため読みやすく、台詞や立ち回りも難解なものが余りなく
始まりと終わりがしっかりしてるため理解しがたいといった事柄が少なく感じる。
複線の配置や展開云々よりも、構成力が優れており、一回一回の話の
区切りの良さは特筆に値する点といっていいと思う。

≪あんまり?と思った≫
急激な展開、起承転結で言うところの『転』の部分のカットインや
淡白な台詞動作に読み落としが多く、「これ」という印象的なシーンの深さが
余り無いような感じがした。この名シーンといわれて背景は思いつくのだが
動作を促がす特徴的な台詞や、リアルな登場人物の描写は弱いような気がした。


■破天荒ボーイ、ギゴロ氏

≪参考≫
http://home.interlink.or.jp/~nobuakim/shosetu/shosetu.htm

≪すげえ!と思った≫
一手、また一手という連鎖的な場景描写が非常に上手い。
また、出るキャラクター全ての造形が一変通しのあるような部分があるが
簡潔でわかりやすく、放つ台詞一つ一つが素晴らしい。
特筆すべきはキャラ同士の掛け合いによる、予見もできない
唐突なギャグ路線に読者を引き込ませる文章力だ。
突拍子もない設定など、独創性に溢れ、どのキャラをとっても場面場面で
映し出される、キャラクターの魅力が十分引き出せているのは羨ましい限りだ。

≪あんまり?と思った≫
外面的には完璧なキャラクター描写だが、心理描写が余り得意ではない?様子。
台詞によって心理の揺れ動きが、ギャップとして楽しめるのは良いことなのだろうが、ちょっと作者の意識が浮き出すぎてて、内面心理の動きが、ひどく幻想的というか、現実味が無いような…。
あとごくまれに場景描写がクドいと思われる一面も…。


■王道パーソン、ドリム氏

≪参考≫
http://www.geocities.jp/ronburi/text.html
http://drim.blog61.fc2.com/blog-category-8.html

≪すげえ!と思った≫
展開的には王道ヒロイズムや鬱屈、屈折した主題のものが多いが
昨今の場当たり的な場景描写にとらわれず、小説としては王道、
独創的世界を文面に映し出す、詩文に似たキャラの感情表現が素晴らしい。
特筆すべきは説明的な描写の妙と、場面の引き際、手加減の上手さ。
どちらかといえば突出した設定は少なく、終始の強さでいえば
王道的な展開が多い設定や情景描写だが、一旦噴出した感情を表に出す時の
表情の動きを説明的に捉えるのが非常に上手い。

≪あんまり?と思った≫
全体的に印象的な文章の強弱というか、起伏の部分が弱い。
オチへの複線や、目を見張るような行動が、終盤に連続的に偏るためか
一回一回のお話の広がり、平素一場面のパンチの弱さが目立つような気がする。
あとは心理描写を表すのに、表情意外の描写が余りないのが残念かな。







小説を書いている周りの著名な人をピックアップして書いたが
今、この批評している文章を読み返しても好き嫌いの話だよな、これって。
おそらく技術的な部分で言えば自分のほうが劣っていると思う
コンプレックス的なところが「すげえ!」と思ったところなんだろうな。

…ふう、さて、今から土下座の練習するか。

部屋動画は大変な計算機をNAGOYA!

2007年09月29日 22時38分07秒 | 末路話
確認してなかったけど、完成品の音ズレひでえ・・・@kirekoです。


>部屋動画は大変な計算機をNAGOYA!

出来たわ。正直コマ落ちとか音声あわせとかしても
最後動画にすると全部ズレてるあたりが、まじこのシリーズの編集の
恐ろしさの片鱗を味わったわ。
正直言って、一回作ったら二度と作りたくないだろー


というわけでほしい人がいたらあげます。
部屋動画に参加した人には必ず配布します。


>部屋動画
動画を編集してて思ったけど、もう、あれから、一年か・・・
やっぱ何回見てもポロポロの「トイレ」連打とチャック上げ下ろしはゲラ防御しててもゲラる、きつい絵だなあ

素材の味を叩いて砕く、俺がやらねば誰がやる

ククク・・・カカカ・・・

2007年09月28日 07時19分56秒 | 末路話
さ~て、ここでネタばらし!@kirekoです。


>流石はヌカみそ、わしの心をわかっている。

俺様の心を理解しているのは、やはりヌカみそだのう!
誰かが本気になれば本気で参加する、その意気込みを利用した
ブログ集客アップ作戦をしってかしらずか、意気込みある文面で書いてくれて
本当にありがとう!そしてすまない!
実はこれ、ドッキリなんだ…
少々みなさんの心象を悪くするために、なんやかんやとヤクザ並の
イチャモンめいた難しい話をふっかけまして場を荒らしましたが
それはすべて加速度的にブログを盛り上がらせるためなのですよ!

■ドッキリが含まれる記事
http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/f2d439dfbb52735046a7d4a3318823a7

まあ、この記事をよく読んでいた人には、
今回の事柄が喧嘩を仕掛ける『ドッキリ』だったことに気づくだろう。
ドラえもん話中盤以降の文字列を反転させると、何かが浮き出てくるぞ!

というわけですいませんこの話をしてる間は
ブログの来客数がいつもの2倍くらいになりましたぐふふ!やっぱ論争って支持不支持があるから楽しいよね!も、もっと論争しようぜ!!


>コマンダー氏へ

へへっ、あんたの分析文章があって、リアルな争っぽくなって
まじ感謝だった(二日目のタイトルはマジ感謝の証)
正直、8割納得の記事に対して全部否定するのは難しいと思ったので
それっぽくやんわり思考で敵を攻める通称:真綿で首をしめる作戦が成功して
擁護文章が一つ二つあって本当に嬉しかったぜぇ!あんがとな!(無双孫策


>で、ただいまのkirekoの状況
人の心理を操るなんてなんて奴、信頼度がた落ちにきまってるー!へたこいたー!でもそんなの関係ねえ!でもそんなの関係ねえ!ハーイ!オッパッピー!



こうして、kirekoの末路は全員からブックマークを消された。
時代がそうさせたとはいえ、kirekoの人生は客を裏切る人生であった。

うへへぇ、まってたぜあんたみたいな本気で餌に反応してくれる奴をな

2007年09月27日 08時05分21秒 | 末路話
それっ、ひともみに、釣り上げろ!@kirekoです。


>鷹(ヌカ)を狩ろうと思ったら、猪(コマンダー)が罠にかかったby孔明

ふふふ、匹夫の勇コマンダーめ。
わしを超えたと思ったが、まだわしの胸中におったわ!

■まずはヌカみそ氏の記事
http://kisa8321.blog9.fc2.com/blog-entry-481.html
http://kisa8321.blog9.fc2.com/blog-entry-478.html

■そしてコマンダー氏の記事
http://blog.livedoor.jp/commander_rp/archives/51109151.html


とりあえず最初にヌカ宛と書かなかったのが悪かったところだな。
まあ真意は千里の道も一歩から。百聞は一見にしかず。能書きより実を示せ!
つまりヌカ氏ができた絵を晒して、そこを俺がボッコボコに叩きのめして、怒りのスーパーモードからレベルアップをはかる策だったのだが…。これでヌカが動かなきゃ、わしの負けじゃ。あの星の光が消え、夜空に落ちるころにわしは死ぬであろう。


で、匹夫コマンダー氏の文章を仕事終わりの悩で読み取ると…


>上手になりたい、と思うならば、何か目的を持って描く事。

これは理解できるっていうか、絵を描く人なら
その時に必ず思う所じゃないだろうか?
平面的な人間の絵に感情を持たせるためには
頬を紅潮させたり、眉を動かしたり、目じりを上げたり下げたり
つむらせてみたり、口を開かせてみたり、豪快に斜線で潰してみたり(横山光輝御大及びボクロク大王さんすいません)

まあ例題としてだしたけど、感情表現は顔だけとは限らないし、
ポーズもそういうことに付随して描かれるものだと思うし
毎回「こういうポーズを描こう」と思って努力して描く事はいい事だよ
上手に見える表面上の工夫ってそういうことだよね?…そうだよね?ねっ!?


>絵の枚数の話

記事中の100枚の絵っていうのは、これもやっぱりヌカみそさん宛で100枚くらい描かないと基礎的なものが出来上がらなくね?っていう暗喩だったんだけど。
ある程度、自分の形が決まると、目的意識無しに何かいても同じに見えるってのはあるかも。そういう意味で、やっぱ目的意識は必要だわ。

ただ、上手になる=技巧的な部分では必ずしもないと思うんだよね。

自分の中での上手になる=誰もが真似できないオリジナリティ(発想力)
なんだよね。流行廃りとかじゃなくて、独創性の溢れる絵ってのは魅力的だし
独創力が絵全体をカバーするっていうのが描く時の一種の醍醐味だと思うんだよね。

まあ、今のは一個人の考えだからそこらへんのゼニスのローラーダッシュでひき殺してもいいけど、世間がはたして何をもって上手になるというのかは、正直よくわかんないな。他人が上手いと思ったらどんな下手な絵でも上手いし、自分が下手と思ったらどんな上手くても下手だし。
うーん…わからん!

話は戻って、目的意識と枚数の話。
正直誰でも漠然と毎回『前作を上回る』くらいのイメージで挑むよな?
それくらいのイメージで挑めば俺はいいと思うけどな。
別に絵のプロでそれで飯食って生活してるわけじゃないんだし、
道楽で上手い下手を言い合うなんておこがましいとは思わんかね。ってことだよな。
問題は前作より自分や他人が納得する絵が描けるかどうか、自分のプライドが許せるか許せないか、そこに極まると思うわー。

前作を上回った時点(その過程)で、描いた枚数が100枚200枚を超えるのであって、枚数を描いたからといって、レベルがとんとん拍子にあがったりはしないよな。
枚数=上手とは必ずしも言えないってのは納得だわ。


>動いてカッコイイロボットは、立体感とディティール、状況次第ではポーズも重要だよな

これはなんか空想できるかできないかというよりも
『動いてカッコイイロボット』の意味合いの違いだな。

おそらく推測するにコマンダー氏の言う動いてカッコイイロボットは
=ポージング(スコープを覗いて銃を構える、地面を蹴飛ばしながらジャンプしている)などの、一枚絵で、且動きがあって躍動感のある絵という意味だろう。

kirekoが言いたい『動いてカッコイイロボット』というのは
脳内でアニメーション(絵の連続動作)にした時に、どう動かせるか
どう武器を持つか、どうジャンプするか、どう腕足を上げ下げするか、
どう機体熱を放射するか、どうエンジンがかかるか、どう兵装するか、など
つまり、一枚の絵で言うなら自分のロボットは、動かす自由度を広めるための
一個の像、いわゆるプラモデルの素体にすぎない。

歩くのに装甲板がここにあったら邪魔だろうなとか、細い足にこの上半身は耐えられるのかなとか、稼動部分はこことここで、エンジンはここに置くとか
短足でモジュール(関節)が装甲板に隠れてれば角度移動と砂煙だけで走ってる動きができるだろうなとか
動くことを念頭に置いたカッコイイロボット設計と言えばよかったか・・・。

まあ、でもたしかに『どう動く』を描かないで静止画を見せても
万人が万人、作者の思う動く通りに予想ができないってのは、最もな理由だよな。
立体感とディティール(大まかな素体以外のスコープドッグでいうところのローラーダッシュ的な部分)の細かさは装甲板を下から覗くように見るあの厚さがかもし出す奥行きや立体感が『そこにあるような質的リアル感』をあらわすもんだし。
それがなければ、普通の人にこのロボット動くように見える?ってきいて動かせるわけがないもんな。


http://jp.youtube.com/watch?v=jT5N-fIlxX0


まあようはアニメにしちゃえばいいんだけどNE!

NOBITA!をプロデュース

2007年09月26日 23時40分41秒 | 末路話
宇宙漂流といえばバイファムなんだけど@kirekoです。


>ドラえもんのびたの宇宙漂流記
というわけで、鑑賞自体はレンタルビデオ含む2回目なんですが
なんとなく見たかったので、久々に動画でご対面。


■あらすじ
スネ夫に、宇宙旅行のチケットをプレゼントされたということを自慢されたのび太たち。のび太はジャイアンとしずか、そしてスネ夫とともにドラえもんに宇宙旅行を頼みに行く。「本当に宇宙に行けるわけない」と言うドラえもん。かわりに「スタークラッシュゲーム」という最新版の宇宙探検ゲームで遊ぶことになる。一方そのころ、UFOに乗ってやってきた謎の一行が地球に降り立つ。ジャイアンとスネ夫の2人が「スタークラッシュゲーム」の中で迷子になってしまい、やっとのことでゲームから脱出するとそこはUFOの中だった。既に「スタークラッシュゲーム」を終えていたドラえもん、のび太、しずかの3人はすぐに2人を探しに行く。のび太たちは無事、スネ夫たちを探しだすことはできるのだろうか。ここから宇宙漂流記の物語が始まる。


>久々に見た感想
結構近年にしては力の入った佳作だと思ってたんですが
実際パラっと見て理解不能だった一回目より、意外とお話の内容は
わかりやすくて、簡単だったんだなぁと感じましたね。
話の大本はわかりやすいんですが、のびた達が宇宙船に乗って
色んな星を探索するときの緊張感は、やはり見ごたえありますね!
特に幻惑の星に不時着したときの木の実の使用と、気づいた時の衝撃、
カットが同じな分の、最後あたりへの複線は上手いと思いました。
で、特筆すべきは、やっぱ敵の無人攻撃艦のデザインがいいっすね!
ぬえっぽくてというか、トップをねらえの宇宙怪獣的なデザインが
いいって思ってたらメカニックデザイン宮武一貴かよ!
ダンバインってレベルじゃねーぞ!!!wwwwww

で、本編のお話的にはどうかというと、どうもいつもの悪い癖で
同じ映画の宇宙小戦争と比べてしまうんですが、やはり戦闘シーンが
間の抜けたオマケな感じになってるんですよねーどうしても。
ファンのワガママっていったらそれで終わりなんですけど
戦闘機から出るビームが曲線なのにあたる時は直線でゲンナリ。
しかも爆発するときのエフェクトがあんなにうまいのに戦闘シーンは、およそ2分くらい。
宇宙小戦争の時の、数を頼みにしてドラコルル長官が放った
無人戦闘艇はスネオ(かっこよすぎ)としずかちゃんの強化プラスチック戦車に全滅させられてたのに、この作品では近接から指揮レーダー破壊されて全部おじゃんっていう、なんとも消化不良な結果に…。

あと前見た時はあんま気になってなかったんですが、ゴロゴロが何の役にもたってないあたりと、ラスボスがスピード撃破すぎるのも…なんというかかませ犬というか、フラグ潰しというか、弱すぎじゃね?(オドローム並のスピード撃破)

まあグチをいっても仕方ないので、とりあえず二回目見た
独断総評をさせていただくと、こうなりました。

1、場面場面のカットは上手い。
2、戦闘シーンが最高なのに短かった
3、リーベルト司令官やフレイヤの気持ちのグラつき描写は異常
4、心の力が勝ったんだ!オチ←これなんてスウィートホーム?
5、やはり映画というくくりだと評価変わらず。佳作。

人間の慣れがそうさせたのかわかりませんが、
自分が一回目見た時は感じた物が薄れてるような気がしました。
ただEDの映画20作連続絵は演出的には・・・どうなのあれ?って感じでした。
まあ、ぶっ飛ぶような開放感というか、してやられたわー!みたいな
感じが少し薄い映画でしたが、別に見て苦痛になるとかは無かったので
皆さんも機会があれば見てください。損はしないはず。

ここからは相手の奮起を狙い、戦を楽しむための偽計をしますよ。

>ロボットを描く奴は総じて人間を描くのもうまい?

そんなわけないやろー(有野課長)

たぶん、それに適合する人はデッサン練習量が多いのと
想像力がたくましいってことなんじゃね?
例えば100枚ガンダムの絵描いたらガンダム上手くなるし
100枚ピカチュウ描いたら君もポケモンマスターじゃね?

描き方はその人次第だと思うし、左向き右向きしか得意じゃなくても
その完成度が高くて、色彩が上手けりゃ絵になるんですよ!(金にはならんけど)
アタリだのハズレだののレベルアップの話は100枚の絵を描いてからじゃね?

つまり俺が言いたいのは
グダグダいってねえでまずは今すぐ自分の絵を晒せってことだ

下手?全消し?厨絵?問題は意気込みだろうが!恥はかきすてーい!


>あえて俺流の余計な話

いつもロボットを描く時に気にすることは、これは
「動いてカッコイイ」ロボットなのか、
「動かないでカッコイイ」ロボットなのか、
というところだな。

kirekoは基本的に動いてカッコイイロボットを目指して描いてるけど
たぶん状況的にはドッチつかずの中途半端ロボットなんやろな。

まあようは、工事現場の設計図を描く人と、服飾デザイナーは
同じ物を作るという精神は当たっていても、作っているもののベクトルは
違うってことだな。

設計図を描く人=正確線、奥行きのある多面的な空間把握能力の世界
服飾デザイナー=自由線、数枚の静止画で美的感覚を刺激する表現力の世界


まあもっとわかりやすくいうと
設計図を書く人=横、縦、奥行きの三次元の世界(実質的世界)
服飾デザイナー=横、縦の並行的な二次元の世界(写真的世界)

だな。
自分的にロボットは2,5次元人のねじれが生み出した物として考えてるぽい。
でもそれがいい、本物じゃないけど不自然にリアルで夢が入る余地がある
2,5次元のねじれ万歳!

久々にペンいれ

2007年09月26日 00時35分15秒 | 我流ロボットデザイン
悲しんでばかりもいられないぜ@kirekoです。


>久々にペンをいれる
というわけで久々にフリーハンドオフラインロボットちゃんに
久々にアナログペン入れをしようと思って、昔買ったドイツ製の
インクとGペンを出してみたら


インクの成分が分離して墨汁と黒塊魂みたいになっとるやんけーッ!


はい、たしかに5年ぶりくらいに出して、ちゃんと保存もしてなかった
私が悪いです。ちくしょーっ!


>というわけで、安易にボールペンを使用


■大河原先生に届けこの思い!(似非スコープドッグ的な意味で




はい、というわけで頭身サイズを縮小するために、
わざわざB4を横にして描いたら、スラスラかけたよ!
体重比率?関節もつの?力学違い?パースがやばい?対象比?そんなものは
カッコ良さの前では屑だということを教えてやりましょうよ先生!(暴言)


kirekoの心の声
「Gペンの変わりに太いボールペンを使用したが、この絵とは相性がいいような…」




■ロボットは長方形の箱を重ねていく手法!外装は鋭角と鈍角の間合い!




これが答えだ!ドカッ!!
←○と■で構成されたロボット △と■で構成されたロボット→


■ブラスター化だとぉ…?




昔描いてたテッカマンぽいの!
胴体の失敗っぷりが時代を感じさせるぜ!!

【訃報】アニメーターの逢坂浩司さんが癌で死去

2007年09月25日 07時27分53秒 | 訃報
時代の足音は、なんと無残に命を奪う@kirekoです。


>アニメーターの逢坂浩司さんが死去

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A2%E5%9D%82%E6%B5%A9%E5%8F%B8

http://news23.2ch.net/test/read.cgi/news/1190639664/


80年代のアニメアール黄金期、90年代アニメを支えた御仁が早世した。
Vガン、Gガンのキャラクターデザインや、ガリアン、レイズナーなどの
高橋良輔作品にも原画や動画マン、気に入りのタイトー発の3D格闘ゲーム
サイキックフォースの続編2012のキャラデザも担当してたりと
kirekoの人生において必ずツボをつけるお方と思っていたのに…
ショックという安っぽい言葉を用いるには、余りある訃報ですよこれ…
44歳で癌で早世するとは…余りにも悔しいじゃないですか
ねえ!そうでしょカテジナさん!
サンライズ作品の作画監督を彼が勤めると、だいたい神がかり的な色合いで
キャラクターの魅力を十二分に引き出すことのできるお方で、
カウボーイビバップのセルとデジタルの境目を見事に融和させた、あの力は
日本に誇れるアニメーターだったのに…0083の作画監督勤めたときの特典インタビューの時は、あんなに元気だったのに、癌なんかで死ぬなんてちくしょおおおお!なんでなんだよ!まじやるせないわ…!!!!!!

朝記事を読んだ時、リアルに「えっ!」て声をあげて、情けない話なんですが
首がうなだれて、顔面から涙が出ましたわ…歳ですかね…。
まあこうやって自分が憤っても、悲しんでも、御仁は生き返らないこと、
それは仕方のないことなんですが…これは流石にクるものがありました。
…アニメーター、キャラクターデザイナー長年ご苦労さまでした。
気骨なきファンではございますが、ご冥福をお祈りいたします…。


■Vガンダム
http://www.nicovideo.jp/watch/sm763344

■BONES公式
http://www.bones.co.jp/index2.html

サヨナラは最後の優しさだなんて

2007年09月24日 15時08分12秒 | 末路話
二人とも生まれる時代を~間違えたのさ~ブルーブルーレィニーマイソゥル♪×2@モスピーダのEDが心にしみるkirekoです。


>お前なにやってんねーん
え?一週間もブログ更新せずになにやってた?
温泉旅館湯煙刑事風に軽井沢にいってたんだよ!!!文句あるか!

「おねえちゃんも入りなよぉ~」「タコと一緒なんてやーよ」「へっへっへ」
火野ショウヘイへーイ!

「あ!ん!た!た!ちー!」
温泉刑事の木の実ナナさんに怒られたいです、あとあぶない刑事の
中条きよし演ずる課長にも怒られたいです。

「俺達事件解決したんですよ!」
「減俸!!」

昭和平成初期の臭いがぷんぷんする前口上でした。


>あなたは戦国武将でいうと・・・?

これといったニュースもありまくりなので、あえて沈静化を狙うために
ちまたで噂の(GOOブログ様のニュースランキング5位ってお前ワロタ)
武将診断でもしてみようかのう。


http://web.kyoto-inet.or.jp/people/kazu1110/busyou.html


どうでもいいけどトップになるのがなんで織田、徳川、伊達なんだよ!
影響から言えば北条、斉藤、本願寺やろ・・・!


で、この診断やったところ・・・


北条氏康

うおおおおおおおおおおおおおおお氏康!
早雲の次に好きな北条氏憧れの武将き!た!わぁ!!!


↓診断結果

●武力:65点 [よくできました]
あなたの武力です。この値が高いほどあなたは敵をなぎ倒していき、戦闘で能力を発揮できます。現在でも愛する人を怪しい人から守るなどの時に役立つことでしょう。
●知力:70点 [よくできました]
あなたの知力です。この値が高いほど頭がいいことになります。戦闘で仲間の損害を最小限に抑え、相手の損害を大きくすることができます。現在では、有名大学に入って、一流企業に入るもよし学者となって、後世にまで受け継がれるような研究を行っても良いことでしょう。
●魅力:60点 [普通]
あなたの性格の良さです。この値が高いほど、周りの人の喜びを常に考える性格のいい人であるということです。
●政治力:85点 [すばらしい]
あなたの政治力です。戦国の世でのし上がっていく為には、朝廷や他勢力といかに交渉するかも大事です。この値が高いほど、あなたは自分の会社などで勢力を持ち、出世していくことができることでしょう。
●才能:85点 [すばらしい]
音楽ができるとか人を笑わせるとか、ちょっと個性的な才能。秀吉が天下をとることができたのも個性的な才能を十分発揮することができたからでしょう。

あなたは北条氏康に似ています。北条氏康の戦略手法は、三国志の時代、呉の柱石と称された名将陸遜の戦略と酷似している。最初はへりくだって敵を油断させ、もしくは長陣に疲れさせて、突如急襲。滅してしまうのを手段とした。武略のみならず、民治に非凡な才能を発揮した点でも共通している。あるいは、中庸を好んだ人格者が、兵略に通暁した場合の一典型なのかもしれない。そうした氏康の資質は、家督後まもない一五四六年四月の河越夜戦で早くも開花した。一五四一年、北条氏網が死んで若い氏康が当主となると、反北条勢力は好機来るとばかりに大軍を催し、北条方の河越城を包囲した。配下の将が早期救援を叫ぶ中、氏康は「いっさん戦ってもかない難し。謀あるべし」と、和睦交渉に没頭。敵方の諸将も氏康がいつまでたっても歯向かってこず、和解ばかりせがむので「氏康恐るに足りず」の感を強くする。これぞ氏康の望むところであった風魔乱破の報告で、機は熟せりと見て取った氏康は、手勢を率いて河越に急行。電光石火の夜襲をしかけて、十倍の敵を滅した。待つべきは待ち、守るべきは守り、機に臨んで応変す。氏康戦法の真骨頂である




やばいな、占いとわかっていても
自分が名将評価だと天邪鬼心があおられるわい・・。

マックらの

2007年09月16日 14時44分20秒 | 末路話
タイトルでマクドナルドを想像した諸君にはツライな@kirekoです。



>MACらの

http://www.nicovideo.jp/watch/sm561332


リアル=シルバーブルーメ
僕らの存在=地球を守る防衛隊
単純だと笑いにきた=誕生パーティ
細い体=円盤生物に対しての地球人の弱さ
無数の塵、アンインストール=脱出しようとして散っていく隊員達
今の僕には理解できない=レオ
恐れを知らない戦士のように振舞うしかない=レオ

ぼくらののアニメーションに合わせてる感覚が凄いあるけど
レオの悲劇を失わせない作者の編集の上手さを感じる。
前にも話したけど、このレオの話は前回の明るさもあわせて暗すぎ
ブルーメの体内からマッキー2号の引き出しシーンが余りにも過激だ、わ。
そんな円谷もまたも経営が危ないのかよ…。


>よしおの
http://www.nicovideo.jp/watch/sm905328


理解できない=でもそんなの関係ねえ!の連打はワロタ

どうでもいいけど、この番組なんだよwwwwww
メンツが卑怯すぎるだろwwwwwwwwwww


>まるこの

http://www.nicovideo.jp/watch/sm462695


永沢は前の性格のが良かったなぁ。
火事くらいで卑屈になるかってがんばってるような雰囲気が見えたのに
今じゃただのウザいキャラに成り下がってるからなぁ…
大野、杉山、小杉、佐々木、あたりが居ない世界のほうが
やってることがシュールで、ホームアニメとしては絶妙だったな
やっぱり前作ちびまるこのころの関口の重要さは異常だったな。


>なつかしの

http://www.nicovideo.jp/watch/sm664192

宇宙の戦士の主題歌懐かしいわ・・・
つのだボイスが余りにも秀逸すぎる…カモォン!のシャウトは
並の日本人には歌えないほど響く!
もともとは映画のスターシップトルーパーズ原作の小説で、
内容はリアルにトップとかぶるような感じなんですが
どちらかというと男だらけの風雲児パワードスーツに生きたがれ!
ってな感じなので、女目当てで見るのは辞めとけ的、大人の男臭さ満開!
池田秀一演じる関西弁キャラは最後無残だけどいい!
アニメとしたらかなり人を選ぶ作品。でも全編通してわかりやすいのが良し!

第二十回『治世の英傑達、西都へ向かう道中に語らう』

2007年09月15日 17時48分15秒 | 架空大河小説『英雄百傑』
英雄百傑
第二十回『治世の英傑達、西都へ向かう道中に語らう』



―あらすじ―

昔々、巨大な大陸を統治する皇帝がいた時代。

信暦202年、八代目皇帝新嚇帝ホウショウの即位にあたり
信帝国の治世の世に暗雲が覆い、不穏な動きが見えた。
驚くような天変地異に見舞われ、不安となった民を抱きこんだ
頂天教のアカシラの呼びかけに、郡徒の奸臣達が乗せられ
教主アカシラ率いる頂天教信者の乱が起きたのだ。
東南北の多くの郡が頂天教によって陥落し、戦況はこう着状態に陥ったが
信帝国は各地の名将に働きかけ、郡だけではなく帝国の兵を導入し派遣すると
南軍八騎督のジャデリンやミケイを始め、京東郡の雄、恐将キレイ、
義勇の士ミレム、スワト、ポウロなどの活躍によって
ついにアカシラは南方阪州は大重郡、妖元山にてその身を捕らえられることになった。
人々はこれに喜び、誰一人平和を確信しないものは居なかった。
が、しかし。人々の喜びを反故にするように、信帝国を覆う暗雲は再び黒さを増し
新たに幕あける乱世への不安を予兆させていた。

―――――――――――――――――――――

信帝国帝都 西州 皇安郡(コウアン) 信京(シンキョウ)

信帝国の帝都信京。政治の中央機関である帝府が置かれ
西州で最も栄える皇安郡の中でも、文化が溢れ、道路は掃き清められ
並ぶ店々はどれも華やかだが粛々とし、道に落ちているものは持ち主に届け、
良き善と良き法を守ることが最大の美徳とする信民で溢れていた。
この都では、詐欺や騙しを行う商人は一族揃って一日で締め出され、
盗人は三日として逃げられず、罪人は五日にして善人に生まれ変わり、
刑が執行されるころには罪を受け止め、たとえそれが死罪であっても、
どれも潔く認めながら刑を受けるほどであった。
まさに法治国家である信帝国の威光が際立つ都である。

夜が明け、さわやかな秋の風を運ぶ朝を迎えた都。
中央にある帝府の置かれた場所の中央左に位置する官邸信応保(シンオウホ)殿。
外は粛々とした銀が散りばめられ、中は金と漆で彩られた造詣の深い建物で
西州の良い大木を切り作った、木造づくりの室内には帝の寝所を含む
簡易政務が行える大広間と6つの部屋が連なっている宮殿である。

そこへ、急を発して官邸まで馬を駆けてやってきた官人が一人。
息も絶え絶えに信応保殿の前で衛兵に急用を話しかけると、
官人は皇帝の寝所へと向かい、衛兵数人を引き連れて臣下が
皇帝への謁見を許されるギリギリの場所、寝所の紫色の蚊帳の幕の前で
官人は息を整えると、その間に周囲の皇帝付属の召使達が帝を起こし
秋の夜長に深い眠りに陥っていた所を起こされ、多少の不機嫌を言いながら
寝ぼけ眼をこすり、皇帝ホウショウは官人の前で声をあげた。

「はわぁ…朕はまだ眠い。起きる時間じゃない、何のよう?」

14歳の皇帝ホウショウは、未だに子どもらしさの抜けない人物で
眠りから覚め、体をポリポリと掻きながら、あくびをし、蚊帳の幕の前で
官人を見て不服そうに整わない声をあげる。

「陛下!やりましたぞ!南征都督南軍八騎督のジャデリン将軍が、ついに賊軍の教主アカシラを捕らえ、高らかに今帝府へ報告を致しましたぞ」

「へぇ…ふわぁ…って、ただそれだけで朕を起こしたの?」

「はっ…このような快挙を一秒も早く帝に知らせねばと馬を走らせました」

「ふわぁぁ…じゃあとっとと罪人を裁くように用意をしてよ」

「はっ…?は、は!今すぐ将軍に上京を促す書文をまとめ、陛下のお許しの調印を頂きまして、陛下の意思として帝府へ奏上し、早馬にてジャデリン将軍を…」

「んもう!勝手にやってくれよ、朕はまだ眠いんだ。帝府関連のことは天宰相のパシオンに任せてあるんだからさ。調印儀礼(良し悪しの判断)もパシオンに一任してあるから、いちいち朕を起こさないでパシオンの指示を仰ぎなよ。いちいち命令するたびに帝府までいって上奏文見て、会議開いて、調印するなんてめんどくさいこと朕にさせる気?」

「はっ…は!ではパシオン様に指示を仰ぎまする!」

「んもういちいちうるさいな、わかったなら黙って出ていきなよ」

「は、は!そ、それでは陛下への失礼をお許しくださ…」

「うるさいな!さっさとでていかないと斬首の刑に処すぞ!」

「ひ、ひぃー」

官人は逃げるようにそそくさと宮殿を跡にすると
帝府の事実上運営者である天宰相パシオンの元へ向かい
パシオンは三通の書文を書くと、それぞれに調印をし、
賊征伐に特に大功のあったものの名を書き、帝都への上洛を許した。
その日のうちに、帝都を出発した早馬は、三方で活躍した将軍達の下へ
道々をかけぬけ、その一騎が南軍のジャデリンの元へついたのは
帝が報告を受けた二日後の事であった。



阪州 大重郡 北国境 江慶(コウケイ)

帝府、信京からの勅使(詔を伝える帝の伝令)を迎え
勅使の口から放たれ、書状の文面にあった
『捕らえたる逆賊の徒(アカシラ)の帝府への護送』と
『身分に関わらず賊征伐に功績のあった将軍の上京を許す』の
言葉に従って、ジャデリンは素早く大重郡に守備の兵を配置すると
自らの選んだ手勢数十と功績のあった将軍達を集め、都へと向かった。

選出した将軍の中には、南軍八騎督のミケイをはじめ
キレイ、オウセイら功罪のある東軍の将と
ミレム、スワト、ポウロ達の官軍出身ではない義勇軍三勇士もいた。

護衛兵50を含むジャデリンの騎馬隊は、賊の大将である大罪人
アカシラを乗せた檻のついた牢車を賊の残党を警戒し、護送しながら
ゆるゆると行軍を進め、勅使が去ってから三日後、
大重郡の国境、江慶へとたどり着いたのであった。


「いくら賊軍を征伐したとはいえ、未だ賊の残党がいるやもしれぬ道を警戒しながらの行軍は遅いものだのう」

「大重郡の道は荒れていますからな。乾いた大地気候のため、水を得んがための遠き河地に沿って道が作られており、入り組んだ道作りのためか整備も悪うございます。まあこの事情は周知の事ですから、進軍が遅れたとは思われませぬが、流石に直路に早馬を走らせるようには参りませぬ」

「ふむう…」

「しかし、心配は無用ですぞジャデリン将軍。これからは大重郡を抜け、帝都に繋がる開かれた道、整備された陸路『泉仲道(センチュウドウ)』でございます。西の直線道を駆ければ、遅れは取り戻せましょう」

「そうか。泉仲道の西京への直線路に入れば10日もあれば都につくな…昼夜を駆ければ6日もかかるまい」

「昼夜かけずとも、勅使が伝えた日時は20日後でございましょう。遅きは心配ですが、余りに早い行軍は心身に疲労も与え、護送の失策を招きましょう」

「ふむ。たしかに…。しかし流石にミケイ将軍は文武の人だのう。よく地理に通じておる上に、進軍速度の調節までこなし、次のことを考えておる。ミレムに聞いてたしかめたが、鏃門橋の戦いの用兵や計略、先の山攻めの策の真意といい、その知は一体どこまで見据えておるのやら…」

「ははは、お褒めなさるのはありがたきことですが、ジャデリン将軍の勘ぐりは見当違いでございます。私は将軍の大功に花を飾ったまでの事、義を尽くしたまでです。功名と疑心に邪推するジャデリン将軍のような心は持ち合わせておりませぬので、それ以上を望むことなど私にはとてもとても…」

「ぬぬ、一言多い奴だ…!相も変わらずのその口の悪さは賊を征伐しても健在じゃのう!大将が褒めれば邪推という狭量な文武の将は前代未聞ゆえ、これからも重用せねばいかんのう!!!南軍八騎督のミケイ将軍!!」

「ふふふ…お褒めに預かり恐悦至極にございます」


ジャデリンとミケイは騎馬隊の中郡で馬をゆるゆると闊歩させながら
手綱をきつく握り前後を振り向き騎馬隊の状況を見ながら、
冗談めいた雑談を繰り返し、それはまるで友人のような振る舞いであった。

騎馬隊 後郡

護送する檻車の後ろの騎馬隊の中に、ミレム達三勇士の姿はあった。
今回の賊征伐では、敵の本拠を攻め落とし、本陣奪取など見事な功績を残し
その胸は裂けんばかり張られ、三人の目はそれぞれ意気揚々と道の先を見ていた。

「ふう。都への行軍もはや四日目。ゆるゆるとしているが我らにとっては好都合。都に行けばミレム様の表彰もあるし、説明せねばならぬことが山積み…ああ、時間が惜しい」

「まあまあポウロ。道は気長。心を大きくもって考えようではないか」

「ミレム様は何か考えておられるのですか?」

「ふふふ、帝の血筋と言った以上、それなりに…なぁ?」

「そうですか、思考しておられるなら結構。何も考えずというのは流石にこれから支える身としてつらいので……では後でお話を伺いましょう」


ミレムとポウロは、何度も目配せをしながら怪しげな雰囲気で会話を続けていた。
隣には、大薙刀を担いで馬に乗る、スワトの姿があった。


「ところでスワトよ、傷は大丈夫か?」

「傷…?ハッハッハ!冗談は酒の席だけにしてくだされミレム様!」

「いやいや、賊兵とは言えど300人を相手にして、かすり傷程度で生きて帰るなど常人の考えに普通は及ばん所だぞ」

「このようなかすり傷で心配なされるは、それがしをまだ見くびっておられるな?生きてるのが嘘だと思われるなら体の節々をみなされ!斬り傷は1刻、刺し傷は半日、大小無数の矢傷は1日で癒え申した!豪傑たるそれがしの体は、常人300人分にも下りますまい!」

「たしかに驚くべき回復力ですな。戦の疲労がまだ抜けない華奢な私からみたら、悩もなく、何も考えることもせず、敵兵300人を斬った豪傑殿の、その獣のごとき頑丈な体の作りは、うらやましい限りです。いや、本当に」

「ハッハッハ!そうであろう!そうであろう!」


「はぁ…都へ行って、この猛獣を衛兵に捕まらずに入れる事はできるのか…」


「ん?何か言ったかポウロ殿?」

「豪傑殿が都へ入って、その武功からチヤホヤされるのは羨ましいと言ったんですよ!」

「ガッハッハ!ハーッハッハ!そうであろう!そうであろう!」

スワトの大きな笑い声が、道の木々を揺らし、進軍中の騎馬隊全員の耳に入った。
大小の傷をものともせず、ただただ大笑いをするスワトをよそに
ミレムとポウロはこれから行く帝都で、自分達が何をすべきなのか、
帝の血流を名乗った事に対してどうするか、など、あらゆる事を考えていた。
しかし大薙刀を担いで馬を闊歩させながらのスワトの高笑いは、
ミレムとポウロの思考をとめ、ため息を出させるほど大きな声であった。


「都へ行くのに国境の衛兵に止められないか、心配だのう…」

「本当に…」

不安の顔を浮かべながら、騎馬隊の後郡から行軍を続けるミレム達であった。


騎馬隊 前郡


護送する一列の騎馬隊の前方には、キレイやオウセイ、
タクエンといった京東官軍の将兵が悠々と闊歩していた。

ヒューッ…ヒューッ…

国境を越えた頃、道には独特のそよ風が吹いていた。
季節が夏から秋に変わる時に吹く季節風の一種で、南方の暑い気候とぶつかる
冷たい北風が平野の草花を揺らすと、実りある秋がやってくるといわれている。
普段であれば、甲冑を着ていても涼しいと感じられる喜ぶべき風なのだが
流石に戦の最中に山の獣道を半日駆け回り、後に身を押して
将兵の指揮をとったキレイやオウセイの顔は、猛々しい野草や夏の湿気に
増えた虫に刺され小さく腫れ、余り優れるものではなかった。


「…ううっ、秋口の涼風も今は優れぬなオウセイ」

「若、大丈夫でござるか?」

「言われれば大丈夫だが。お互い傷に染みる風だのう」

「若はこれからを担う人物でござる。若一人の身と思ってはいけませぬぞ。山攻めで失った兵のためにも、これからその体重々大切にしてもらわねば」

「わかっている。此度の戦で学ぶものは多かった、命の重みも然り…」

「その言を草葉に散った兵が聞けば報われるでござろう…」

そういうと、ぽつぽつと点在する青空に浮かんだ雲を見た後、
手綱を強く握ったオウセイは、妖元山のある後ろの大重郡のほうへ向き、
だんだん遠くに見える国境を見つめると、目頭が熱くなるような思いがした。


「しかしゆるりとした行軍で助かった。似合わぬ弱音を吐くようだが、風をきって馬を走らせるようでは、体の痛みも耐えかね、流石にキツかっただろう…ふふ、涼しげな顔をしておるが実際オウセイも、この緩やかな行軍には内心ホッとしているのではないか?」

「そんなことはござらん」

「無理をするな。私とて辛いものを、臣が辛くないと申して何になるのだ。言えば小さくも幾ばくか楽になる、我慢は毒だぞ」

「無理はしておりませぬ。いや、たとえ無理をしていても全ては若のためにござる」

「そうか…お前のような忠義の者をもってキレイは果報者よのう」


先頭を闊歩しながら、キレイとオウセイが談笑していると
後方から馬が一騎駆け寄ってくるのが見える。
参謀のタクエンであった。


「キレイ様。キイ様より伝言を預かってまいりました。大重郡のキイ様は、手勢1000を率いて主君キレツ様への伝令のため京東郡へお帰りなさいましたぞ」

「伝令、ご苦労であった。ところで大重郡預かり(見回り)の将は誰を推した?」

「食料総督のドルアに兵500を与え、巡回させておりまする」

「そうかドルアか…。ふふ、奴は勤忠の男、策を見抜く目もよく、先の兵の統率を見ても能力に不足はあるまい」

キレイの安心した口ぶりを確認したタクエンは、自騎馬を列から離れさせ
伝令の役目を終わらせて、その場から去ろうと馬をとめてキレイに礼した。


「それでは…私はこれで失礼致します」

「そうだな。父上に報告を頼んだ…いや、まて」

闊歩する馬の足をゆるめると、キレイは横道にそれたタクエンを
返す手で呼び戻し、目で語りかけタクエンと馬を併走させると
少しずつ近づくタクエンに、顔を向けることもなくそのまま走らせた。

「何か…?」

「…」

呼んでおいて無言のキレイに、少々の時間は我慢できたが
タクエンは痺れを切らして、疑問を口に浮かべた。
しかしキレイの目は、都のほうをまっすぐに見るだけで、
タクエンの疑問に答える素振りは一向に見せなかった。

「信京の風は清すぎる。私やオウセイには『肌があわん』だろうな」

「…!!」

キレイの口から放たれた言葉に、タクエンはまるで何かを悟ったように
馬をキレイのほうへ歩かせながら、キレイにだけ聞こえるような小声で
口を開いた。

「…然るに、都への上京を許されたのはキレイ様とオウセイ殿のみ。私が行っても衛兵に止められ、待ちぼうけをくらうだけだと思われますが」

「鷹狩の勢子は一人でも多いほうがよい、鳶には許しを得ておこう」

「しかし…」

「万が一、その智を『使う場面』があるかもしれぬのだ」

「それではキレツ様への報告が…」

「ふふ、くどいぞタクエン。なあに、この機会に都の旺盛をしかとその目に焼きつけておくのだ。どれをとっても損はあるまいて。それについて父上から何を言われようがかまわん。責めは私が負おう。わかったな?わかったならついて参れ」


「…は、ははっ」

併走させた馬を再び距離をとるように異動させ、キレイに一礼すると
タクエンはオウセイの後方の位置に馬を滑り込ませ、隊列に参加した。

タクエンは、この時初めてキレイの心が読めなかった。

虫や野草に傷つき、赤く腫れたキレイの顔であったが
まっすぐ都の方角を見る瞳の奥底に眠るのは野望の光なのか
はたまたただ痛みを我慢しているだけなのか、言葉の裏に含まれる
キレイの本心はわからぬまま、しぶしぶ隊列の隅にくっついた。

秋を呼ぶ穏やかな涼風が舞い込む、勇壮な平原地帯を抜けながら、
護送の騎馬隊の列は、将それぞれの思いを乗せて一路都を目指すのだった。

NEI

2007年09月14日 21時27分37秒 | 末路話
たかが胃炎ごときでこの俺が…!!!@kirekoです。


>サバゲー休場
吐き気とキリキリと汗の出る腹痛=おそらく胃炎と思われたので、
今日のサバゲーには行きませんでした。
胃炎だけに良い縁があるといいんですが、はやく直るといいなぁ。


さて、この空気感、相当病んでるな。



さっ、これでも見てお口直しを…
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1042165












座布団と幸せを胃液と大量の吐血でぶち壊す、kirekoでした。

ジャーンジャーン!

2007年09月13日 07時02分59秒 | 末路話
ジャーンジャーンファンのかたお待たせしました!趙子龍です!@すいませんkirekoです。


>現在一番のシバイ萌え動画


http://www.nicovideo.jp/watch/sm1004427


鬼畜マリオ友人プレイの支援系の動画なんですが
戦う孔明にたいしてプレイヤー=シバイと考えると
なんともうけるっていうか、音にあわせて孔明が出陣するところが
漫画のジャーンジャーン!と相まって、もうそれはそれは
横山光輝三国志シバイ好きにはたまらない作品となってますねこれは


どんな知者でも孔明にかかればフフフ…

http://www.nicovideo.jp/watch/sm469556


塩沢孔明はやっぱヌルヌルしてる声がいいよなwww
横山光輝三国志の速水孔明もいいけど、速水シュウユもいいよwww
でもやっぱり関羽=辻親八のイメージが強すぎて堀ボイスはちょっと敬遠…
それにしてもコーエーCD版の曹操は威厳がありすぎてこまるwww
あとアムロ劉備は死ぬ時が面白すぎるwww

前進的蒙名臣招来礼

2007年09月12日 17時46分35秒 | 末路話
安部総理辞任ってまじかよーっ@kirekoです。


>キョウイだと思ってたけど、実はリュウゼンだった


http://www.kajisoku.com/archives/eid1681.html
http://www.kajisoku.com/archives/eid1682.html
http://www.kajisoku.com/archives/eid1683.html


前々から政治家を三国志の人物にたとえるのが密かなマイブームだったんですが
なんというか今回の報道を聞いて、価値観がひっくり返ったというか
泣け、泣けばよいというか、なんというか無念…


小泉=孔明(戦と政治と外征のバランスをもっている知略家)
安部=キョウイ(外征や外交は得意だが政治が下手な戦争家)
だと思っていたが

小泉=劉備(人をよく用いて人物眼がある)
安部=リュウゼン(人の話鵜呑みの奸臣好き)
実際はこんなんでした。

安部総理…どっちに転んでも政治家生命絶たれちゃうだろこれ…
デイコウな俺から見ても全てが中途半端すぎだよなあ…

後釜フラグたちまくってる麻生大先生は
どっちかっていうと蜀のヒイ+トウシに近いイメージがあるなぁ
外交よりも測量に優れている人、外征はやろうと思えば程ほどできる人、
対論に強く答弁に強いけど、どんなに忙しくても自分の生活は崩さないイメージ。でも末期蜀より人材不足な今の政治家の中で、統括のポジションは…。


>暴れん坊将軍のBGMをかえてみた

http://www.nicovideo.jp/watch/sm1034454


ワロタ。後半は???だったわりにはあってるかなと思ったりもしたけど
やっぱり一番最初が一番面白かったわwwwwwwwwwwwww

やばい懐かしい

2007年09月10日 18時11分11秒 | 末路話
こんな動画がまだあったなんて@kirekoです。


>なつかしのフリーゲーム

ピクニックマン氏の作ったカオスなゲーム。
自分もプレイしたときにはその混沌ぶりに腹が痛かったですwww
氏の作る、シリーズは氏の誘い笑いもありシステムとボイスが神でした。

■「いちごマン」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm157604

■「車マン」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm415492

■「ほりょマン」(名作すぎて涙目)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm551602


ほりょマンは弾丸と口SEとほりょマンBGMとあいまって
シューティングとして完成してたな・・・懐かしい・・・