今年も近所の畑でトケイソウの花が咲きはじめた。
冬の寒さの影響で、昨年の開花より少し遅れた。
名前の由来は、黒褐色の雌しべが3本に分かれて
まるで時計の時針・分針・秒針に見えることによる。
花の構造は大変面白い。
雌しべ3本、雄しべは5本で途中まで雌しべに合生。
雄しべの葯は太い花糸の先につき、花が開いた後、
烈開し、花粉のある面を上にむけているが、
その後回転して下を向く。
↓ 開花した後のトケイソウ、雄しべの葯(黄色)が上を向く
↓ その後、雄しべが回転して、葯が下を向く。自家受粉をさけるため。
3本に分かれた雌しべの根もとの白い球は子房。
多数の細い筋にみえるものは、副花冠。
花弁は10枚に見えるが、内側5枚が花弁、外側5枚が萼片。
↓ トケイソウの副花冠は4列ある。
中心部のものは、雌しべに沿い濃紫色、
その外側に短いものが1列(紫色の点のように見える)、
外側に長い副花冠が2列(100本以上ある)
根もとが濃紫色、中ほどが白色、先端が青紫色。
↓ トケイソウの花と蕾
↓ 大きなキャラの木に巻きつき沢山の蕾をつけている。
パッションフルーツも似た様な花が咲くのですけど
似て非なるものなんですよね。
複雑な形に似合わずに爽やかな色合いで
涼しげにさえ見えます。
キャラの木に巻き付いて、ひとつの大きな時計草の木に見えます。
アルママさんみたいに
こんなに観察したことはありません。
あと太陽ギンギラギンが収まったら
観察してきます。雄しべがどうなってるか。
この間知ったことなんですが
受粉樹を植えれば果物として楽しめるそうですよ。
植えようかな?
アルママさんのブログでいつもお勉強をさせてもらっています。
↓アルちゃんこんな遊びができてほっとしました。食欲があるそうで安心しました。
時計草の仲間で実がなるものを言うらしいです。
このキャラの木にまきついたトケイソウは、毎年花を付けます。
大きなキャラが枯れないかと心配になるくらいです。
別のトケイソウを植えて、受粉させれば実を結ぶのですね。
できることなら、どんな実ができるか見たいものですね。
それにしても、面白い動きをする雄しべですね。
見ていました。
果実が生る物も有ると言う事でしたがグットタイミングで
アルママさんのブログでトケイソウの詳しい事を知り
今日はトケイソウの勉強になりました
いつ見ても写真を撮りたくなる魅力的な花です。
アルのリンパに転移したガンが思ったより進行が早くて気がかりですが、食欲があるのがせめてもの救いです。
残念でした。
見ませんでした。
実のなるトケイソウはパッションフルーツと言うと聞きました。
話題性のある果物なので、栽培するのも楽しいかもしれません。