
8月に見つけた野草の花
オオナンバンギセル(大南蛮煙管)
Aeginetia sinensis G.Beck
ハマウツボ科 ナンバンギセル属
花 期 : 7~9月
生育地 : 山地の草地
分 布 : 本州~九州
RL指定 : なし
撮影 7月~8月 大分県
オオナンバンギセルは、イネ科やカヤツリグサ科、ショウガ科などの単子葉植物を宿主とする寄生植物で、宿主の根に自らの体を食い込ませ、栄養分を奪い取っている
種子は微小で風散布され、ニッチである宿主の根元にたどり着いた場合に限って発芽するとされる
オオナンバンギセルの場合、ニッチに競合する植物が少ないと思われるので、ニッチにたどりつく事が出来さえすれば、容易に生育できるように思われるが、種子の発芽率は低いようで、そう簡単な話ではないようだ
種子の風散布は、種子を軽くする必要から発芽に必要な栄養分を持てないのだ
初版 2020年7月25日
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