海藻のうた

kimuhamuの日記でございます。since 21.9.2009(3.3.2005)

まんが日本昔話の怖い話

2015年01月06日 | Weblog
いつも聞いているラジオで
まんが日本昔話の怖い話をしてましたので、
ネットで調べてみてみたところ、

普通、昔話って、教訓とか教えとかあるじゃないですか。

全く救いようがない話があったりします。

「とうせんぼう」

福井県の東尋坊、自殺者が多数出るところとして
有名な切り立った岩壁の海岸が舞台で、
そもそもの東尋坊の由来をアレンジした感じ。

いじめられて育った子が、
そのあまりにもないじめに耐えかねて、
村で狼藉を働くようになり、
騙されてヘベレケにされて、簀巻きにして東尋坊から放り投げ捨てられたというお話。

とうせんぼう、可哀想すぎです。


「飯降山」

福井県の山に野宿して修行に励む三姉妹の尼さんに
毎日3つのオニギリが降ってくるようになりました。
一旦、そのオニギリを食べると、逆に空腹にがまんできなくなり、

ひとり、

ひとり、

姉妹の尼さんに食べられてしまう。
という、カニバリズム的なお話。


「五郎びつ」
これは怖いというより、清々しく泣ける話。

石窯を彫ることしか得意がない五郎という男が、
村中の石窯を彫る報酬で溜め込んだ米を
村が飢饉のときに、村中に配ることで、
なんとか村人が誰も餓死することないような算段が立った。

その時、嫁いだはずの村長の娘が
嫁ぎ先が全員餓死したということで、
子ども二人を連れて帰ってきた。

その場にあった五郎の飯を五郎は子どもに分け与えると、
子どもは嬉しそうに食べる。

ギリギリの量の米なので、3人増えると、誰かが餓死せざるを得ない。

「よし」

その一言を残し、その後、五郎の姿を見たものは誰もいなかった。


他にもいろいろとありました。

正月休みはネットで見て過ごしましたとさ。
(まんが日本昔話風にしめてみました)