診療報酬とは、高額になる医療費の利用者の負担額を減らすことにより、安価で安心な医療を提供し、国民の健康に寄与するものと私は理解しています。
医療を提供するって目的があるものの、高齢化を突き進むなかで、毎年医療費が増大していることも、周知の事実であり、借金がかさむ日本において医療費が占める割合は約17%。
安全・安心な医療の提供は続けていく必要がある。という前提のなかで、無駄となる部分は省き、効率化を進めていく必要があると思います。
安全・安心な医療の提供を進めていくなかでの一番の課題は、医療スタッフの勤務環境がかなりハードであり、人間らしい生活ができるよう、必要な診療部門に対するお医者さんや看護師さんを確保していくことだと思います。
だって、日本は先進国のなかで、人口割合に対する医師の数が圧倒的に少ないから。
それに対して、効率化を図るものとしては、風邪に対しては風邪の治療、癌に対しては癌の治療、生死にふちを彷徨う人、継続的に回復を図る人、今後人生を卒業される間際の人、それぞれの人に対して、適切な治療を行うよう、病院の中で機能を分けるのではなく、病院自体がその機能を専門としていく、としていくことで、
全ての病院に、何億円とするMRIとかCTなんて機械を置く必要がなくなるし、全ての診療医をそろえる必要もなくなる。といった効率化が図られるわけです。
また、病院で長期に入院しての治療より、自宅での療養のなかで、必要な時に病院で治療を行うことにすることで、病院の負担を減らすことができる。
なので、昔のようにお医者さんが家まで診にきてくれたりとか、最後は自宅で見取るとか、大きな手術は大きな病院で行って、その後の回復にあたっては、自宅から近い病院で診てもらったりする。
などなど。
ただ、ひとつの病院が行ったとしてもうまく働かないため、国が主導して、そういった方向にもっていく必要があり、その一番分かりやすい方法が、国が出すお金の配分を変える=診療報酬の改定となるわけです。
まぁ、そのほかにも、時代の移り変わりで、必要とされる診療科が変わってくるので、そういったところのフォローも必要になるわけですが。
例えば、緊急搬送された患者さん。その原因が自殺だとしたら、身体を治療して、おしまいでしょうか?また生きる意志がなければ、やはり人間は回復しないもの。
そんななかで、救命救急に精神科の要素を重視するようになったりもしています。
閑話休題
そんななか、来年度には診療報酬改定がなされます。
内容は、先ほど述べたようなこと、
・病院ごとに機能を分ける
・自宅での治療を推進する
がメインとなっていて、あれやこれやと、飴とムチを使い分け、義務などがかせられてくるわけです。
特に、病院ごとに機能をわけることは急務なようで、今から9年後が、人口割合などからみて、このまま医療費が膨らむ時期のピークにさしかかるので、それに向けて、着々と準備をすすめているわけでして、
これがまた、「お金は国が出すけど、地域の実情ってもんがあるでしょ?だから、都道府県でやんなさいな」と、今までは地域の実情なんてもの関係なしにやっておいて、仕事をぶん投げてきやがりましたでございます。
その辺の事情はさておき、結局、治療費全体の8割が国から来る診療報酬なわけなので、この波にうまく乗れるか乗れないかで、病院の経営状況は一気に変わるわけでして、この動きを、目を皿のようにして見守っていたりするのです。
とまぁ、次の診療報酬について、自分の頭のなかを整えるためにも、書いてみました。
いろいろ大変そうです。
医療を提供するって目的があるものの、高齢化を突き進むなかで、毎年医療費が増大していることも、周知の事実であり、借金がかさむ日本において医療費が占める割合は約17%。
安全・安心な医療の提供は続けていく必要がある。という前提のなかで、無駄となる部分は省き、効率化を進めていく必要があると思います。
安全・安心な医療の提供を進めていくなかでの一番の課題は、医療スタッフの勤務環境がかなりハードであり、人間らしい生活ができるよう、必要な診療部門に対するお医者さんや看護師さんを確保していくことだと思います。
だって、日本は先進国のなかで、人口割合に対する医師の数が圧倒的に少ないから。
それに対して、効率化を図るものとしては、風邪に対しては風邪の治療、癌に対しては癌の治療、生死にふちを彷徨う人、継続的に回復を図る人、今後人生を卒業される間際の人、それぞれの人に対して、適切な治療を行うよう、病院の中で機能を分けるのではなく、病院自体がその機能を専門としていく、としていくことで、
全ての病院に、何億円とするMRIとかCTなんて機械を置く必要がなくなるし、全ての診療医をそろえる必要もなくなる。といった効率化が図られるわけです。
また、病院で長期に入院しての治療より、自宅での療養のなかで、必要な時に病院で治療を行うことにすることで、病院の負担を減らすことができる。
なので、昔のようにお医者さんが家まで診にきてくれたりとか、最後は自宅で見取るとか、大きな手術は大きな病院で行って、その後の回復にあたっては、自宅から近い病院で診てもらったりする。
などなど。
ただ、ひとつの病院が行ったとしてもうまく働かないため、国が主導して、そういった方向にもっていく必要があり、その一番分かりやすい方法が、国が出すお金の配分を変える=診療報酬の改定となるわけです。
まぁ、そのほかにも、時代の移り変わりで、必要とされる診療科が変わってくるので、そういったところのフォローも必要になるわけですが。
例えば、緊急搬送された患者さん。その原因が自殺だとしたら、身体を治療して、おしまいでしょうか?また生きる意志がなければ、やはり人間は回復しないもの。
そんななかで、救命救急に精神科の要素を重視するようになったりもしています。
閑話休題
そんななか、来年度には診療報酬改定がなされます。
内容は、先ほど述べたようなこと、
・病院ごとに機能を分ける
・自宅での治療を推進する
がメインとなっていて、あれやこれやと、飴とムチを使い分け、義務などがかせられてくるわけです。
特に、病院ごとに機能をわけることは急務なようで、今から9年後が、人口割合などからみて、このまま医療費が膨らむ時期のピークにさしかかるので、それに向けて、着々と準備をすすめているわけでして、
これがまた、「お金は国が出すけど、地域の実情ってもんがあるでしょ?だから、都道府県でやんなさいな」と、今までは地域の実情なんてもの関係なしにやっておいて、仕事をぶん投げてきやがりましたでございます。
その辺の事情はさておき、結局、治療費全体の8割が国から来る診療報酬なわけなので、この波にうまく乗れるか乗れないかで、病院の経営状況は一気に変わるわけでして、この動きを、目を皿のようにして見守っていたりするのです。
とまぁ、次の診療報酬について、自分の頭のなかを整えるためにも、書いてみました。
いろいろ大変そうです。