先日より告知していた『ミライのランチ』がスタートしました。
第一回目の今日は、
参加者のみなさんの自己紹介と、食に関して気になっていることを話してもらうところから。
年代も職業もばらばら、妊婦さんも生後数ヶ月の赤ちゃんのお母さんもいる参加者の方々は、
みな同じように、溢れるさまざまな情報と現実生活とのはざ間で、どうにも不安定な、
なにが正解なのか答えを出せない状況に、もやもやした思いをされているようでした。
野菜、肉、魚、調味料、どういったものが安心で、安全なのか、
その情報や体験談などいろいろ聞けて、どれも参考になる生の声でありましたが、
終わってみて私が一番強く感じたことは、
“食の問題は、食の問題にあらず” ということ。
今日のテーマは食材選びのギモンについてということで、そのテーマに沿った話しをしましたが、
話せば話すほど、食材のことだけ考えててもどうにもならない、ミライにつなげていけない感が押し寄せてきた。
そもそも良いとされる食材と良くないとされる食材の違いはなんなのか、
その両方それぞれは、誰が、どういう思いと目的(思惑)で生産して、どんな流れで私たちの口に入るのか。
一見たくさんの商品の中から好きなものを選択できる環境にあるみたいだけれど、
本当に欲しいと思う健全な食材が限られた場所でしか手に入らないのはなぜか。
食をめぐる環境の中で、今どんな変化が起きているのか。
もっと違う視点はないものか。
そんなギモンが次々わいてきます。
食の裏側にある問題を知って、広い視野を持つことや、
さらには私たち自身にそれを受け取り次世代へつなげていく
“感性”や“哲学”や“文化”というものへの意識が存在しなければ、
ミライへつながる食は成り立たない。
そんなことを改めて強く思った今日のわたしでした。
つらつら思うままに書きましたけれど、
実のところ私が一番重きを置いているのは、この最後の“文化”としての食なんであります。
文化は自分の生まれた国に対する誇りや自信、生きる力に通じていきますから。
ミライのランチ会は毎月開催予定です。
次回は3月21日(水)。テーマは決まり次第告知いたします。
この会が、どう盛り上がっていくかもまた楽しみに、皆さまのご参加お待ちしています☆
写真は今日のランチ会のひとコマ。