2013年5月4日(土) 晴 昨夜からここ小豆島の 道の駅 小豆島オリーブ公園の下にあるオリ―ブナビで、妻と二人 車中泊をしていた。 朝、6時頃に目覚めると、駐車場の目の前にある、美しい浜辺のオリーブ゛゛ビーチから、時々打ち寄せてくる、小さなさざ波の音が心地よく聞こえてくる。 車外に出ると、数十台の香川県ナンバー以外の車が見え、昨夜から車中泊をしている。 まだ、朝早い時間帯なのか、車の廻りはひっそりとした静けさが漂っている。
今日も五月晴れの快晴の天気になりそうで、オリーブ関連施設の見学と、日本三大渓谷美で有名な寒霞渓(かんかけい)への観光を予定している。
小豆島の観光地図
小豆島は香川県高松市の沖合に浮かぶ島で、瀬戸内海では2番目、日本の島でも19番目の大きさである。
小豆島は、上記地図のように、横に向いた牛が西を見ているような特徴的な形状で、海岸線は変化に富み、多数の半島や入江がある。
気候は温暖でオリーブやミカン、スモモなどの栽培がおこなわれている。
オリーブ栽培や生産工程のパネル写真
地中海の太陽と風、温暖な気候が育てたオリーブ、良く似た気候の小豆島。
オリーブは数千年も前から 「生命の木」 として地中海沿岸地域の人たちから珍重されていました。
世界に知らされているオリーブの起源
オリーブの実をそのまま搾って作られるのがオリーブオイルです。
また、オリーブオイルは古代ギリシャ時代から、食用だけでなく、医薬品、化粧品、灯火油など生活全般で使われる必需品であった。
オリーブオイルの栽培は、現在では世界的な広がりをみせ、多くの国で栽培されている。
多くの観光客が訪れる小豆島オリーブ園
香川県の県花、県木に指定されているオリーブ、 今から100年ほど前、海の幸である魚の漁獲量が増え、加工保存する方法を検討する。 その結果、オリーブオイル漬けの缶詰にする方法がとられた。 当時のオリーブオイルは輸入品で、しかも高価なために、日本国内での栽培方法が検討されていた。 1908年(明治41年) 試験的に香川県(小豆島)、三重県、鹿児島県で栽培することになった。
三重県や鹿児島県では、台風や害虫などの発生によって栽培が出来なかったが、小豆島では栽培者や関係する方々のたゆまぬ努力により成功を収め、3年後には74kgの果実が収穫される。
私たちは、朝食を済ました午前9時ごろに車中泊をしていた駐車場を出発して、すぐ近くにある小豆島オリーブ園の駐車場に愛車をとめる。 この駐車場の一角に愛車をとめると、写真中央にある階段を上り、商業施設などを見学して、オリーブの原木のある方面に坂道を登って行った。
日本のオリーブ発祥の地の碑
「オリーブ発祥の地」の横にある 説明の碑
日本で最も古い民間のオリーブ園の原木
明治41年(1908年)小豆島で試験的に栽培、果実が収穫されたオリーブの原木が、当時を偲ばせながら堂々と威風を放っている。
植樹されて100年以上経過したオリーブの原木、根元の幹回りや太い枝ぶりが、オリーブの苦難の歴史を語りかけているように感じる。
オリーブ園の中央にある石段と並行的に植えられているオリーブの樹木
オリーブの原木のあるオリーブ園から見た小豆島美しい景観。 複雑な形状をした海岸線や入江が美しさを醸し出している。
香川県の花に指定されているオリーブと花(5月~6月にかけて花を咲かせる)
成熟したオリーブの果実
一般的にオリーブは下記の表のように分類されている。
オリーブオイルの種類
オリーブの用途
オリーブオイルできれいになろう
オリーブオイルと健康
栽培した生の実をそのまま搾って出来るオリーブオイルには、色素、芳香性物質、各種ビタミン、天然酸化防止剤などの
微調整分がたくさん含まれています。
なかでも特徴的なのは、主成分のオレイン酸が、コレストロール値を下げる働きと、
身体に害を及ぼす悪玉コレストロール(LDL)値を下げ、善玉コレストロール(HDL)値を下げない、
私たちの健康にとって理想的な働きをしてくれます。
他の植物油はリノール酸が主成分となっており、悪玉コレストロール(LDL)と一緒に善玉コレストロール(HDL)まで
下げてしまう恐れがあります。
今日の午前中の私たちは、オリーブに関する施設など見学し、オリーブに関して写真やパネルなどから勉強さしていただいた。
改めてオリーブの持つ特性とその素晴らしさに驚かされた。
これだけの素晴らしい特性を持ったオリーブを、これからの食生活に活用して健康管理に活かしていきたいと思った。
オリーブに関する見学を終えた後、小豆島一番の観光名所である寒霞渓(かんかけい)に向かって愛車を走らせて行く。