気ままな旅

マイカーでの気ままな旅で、束縛された予定や時間にとらわれない、自由奔放な行動をとる旅の紹介です。

アメリカからやってきた孫たちの思い出

2011-05-03 18:27:55 | 思い出

  平成22年(2010年)6月9日(水) 晴  今日はアメリカ合衆国フロリダ州オーランドに住む孫娘たちが二人でやってくる日である。

 空は晴れ渡り、初夏の眩しい太陽が照る続ける中、妻のイザベルと共に愛車を運転しながら関西空港へ向かって行く。

 孫娘たちの到着予定は15時30分である。  愛車が関西空港への大橋にさしかかろうとしていたところ、携帯電話の着信音がけたたましく鳴ってくる。 妻が出ると孫娘のかん高い声が聞こえ、「もう空港へ到着、送迎ロビーにいる。早く迎えに来て」 との連絡であった。

 時刻は14時45分、どうやら 大分早く到着したらしい。  愛車の通過中の場所から15分ほどで孫娘たちの場所まで行けるはずである。

 空港ロビーに着くと、3年ぶりに会う孫娘たちが、長旅の疲れの表情も見せずに、付き添いの係員とともに談笑している姿が目に入ってくる。 

 孫娘たちも すぐに私たちに気づいて、満面の笑顔を浮かべながらやってきて、抱擁キスを交わしながらの会話が始まった。

 3年ぶりに会った孫娘たちも、見違えるように成長し、大きくなっている。

 姉のマリアナは14歳で中学2年生、妹のサヤナは 11歳で小学校6年生になっている。 

 孫娘たちが最初に言ってきた言葉が 「おなかがすいた、日本のお寿司が食べたい」 であった。 

 早速、空港島近くにある 回転ずし店に案内する。

 姉のマリアナの食欲は旺盛で驚かされるが、妹のサヤナは、ワサビ抜きのキュウリ巻きが大好きで、何回か同じものばかりをオーダーしていた。

 孫娘いわく 「日本の食べるお寿司は、アメリカと違って全てがおいしい」 とのことであった。 

     

   関西空港から回転すし店へ直行、食欲が旺盛なのにはびっくりする。 

  

 マリアナとサヤナは近くの小学校と中学校へ体験入学させることになった。

 二人とも日本語がほとんど話せないために、サヤナは小学校5年生へ、 マリアナは中学校1年生に入学する。                          

近くの小学校の正門前に立つサヤナ

中学校に制服で登校するマリアナ、セーラー服姿は良く似合っている。

学校が休みの日の昼食は、弁当を持参して近くの景観の良い場所にドライブ。 孫娘達も大好きであった(和泉葛城山山頂付近)

  

マリアナがカメラを持ちサヤナがポーズ、サヤナのポーズのとり方はプロのモデルのようで驚かされる。

上記写真のサヤナ、素人離れの得意なポーズ(マリアナが撮影)

逆立ちしたりしてお転婆ぶりを発揮するサヤナ

                              渓谷の滝をバックに得意なポーズをとるサヤナ

                                    

渓谷の滝の前で自然とポーズをつくりシャッターチャンスをつくってくれるマリアナ

南大坂で友達と一緒にジャガイモ掘りに行く。 楽しそうであった。

友達と一緒にジャガイモ掘り、子供でも何人かいると、見る見るうちに収穫された芋が籠一杯になる。

貝塚の関西空港がよく見える海岸沿いにある松林で昼食、サヤナが焼きそばを口に、マリアナが得意なポーズをつくる。

大阪市内の天六商店街にて、ふざけた表情を見せるサヤナと微笑むマリアナ

大阪くらしの今昔館(おおさかくらしのこんじゃくかん)
大阪くらしの今昔館は江戸時代から現代までの大阪の生活を展示している博物館だ。 江戸時代のフロアは、フロア自体が江戸時代の大阪の町並みを再現しており、実際にその町並みを歩くことができる。 近代のフロアでは、明治から昭和までの大阪の様子を模型などで学ぶことができる。 

大阪市内にある 「大阪くらしの今昔館」 にて近所の友達と一緒に

大阪くらしの今昔館内で無料の貸衣装があって、ご覧のような浴衣を着せてもらった。

浴衣を着せてもらってご満悦のマリアナ、自然と日本調のポーズをつくってくれる。

大阪くらしの今昔館では江戸時代の下町の夜を再現、表通りでの記念のショット

大阪くらしの今昔館、江戸時代のトイレなどもあり、ふざけてトイレをまたぎポーズを見せるマリアナ

 

 いつもは夫婦二人で南大阪の高台にある団地で、静かに暮らしているところに、アメリカから二人の孫娘がやってきて、私たちの生活も一変。  4人の賑やかな生活が始まった。

 孫娘たちは日本語は全くと言っていいほど話せない。 ブラジル生まれの妻はポルトガル語と日本語。 孫娘たちは英語とポルトガル語の会話である。

 孫娘同士で話をする時は英語で話し、妻と話をする時はポルトガル語で話しているが、私と話をする時は片言の英語しか私が話せないために、妻がポルトガル語で通訳して、それを日本語に翻訳して私に伝え、会話をする様な状況である。

 それでも孫娘と私は、長い会話は出来ないが、意思の疎通は十分に伝わり、短い行動や買い物などには不十はなかった。

 私は3年ぶりにやってきた孫娘たちには、日本の生活を十分に楽しめるように色々と考えていた。

 孫娘たちを学校に体験留学させたのも、同世代の友達をつくってほしいと考え、学校に依頼して入学さしてもらった。

入学しても日本語はわからないために、小学校では担任の先生が、英語で孫娘と会話して授業を進め、その内容を日本語で生徒たちに伝える。  日本の生徒たちには、英語の授業も兼ね、孫娘の英語力がいやがうでも伝わり、英語やアメリカに対して、日本の生徒たちに興味を持たせているようであった。

 ただ、中学校では、小学校と違って担任の先生が、授業科目ごとに変わるために、英語力の低い先生の授業の場合には、孫娘も全くと言っていいほど日本語が分からずに大変なようであった。

 学校が休みの時は、私は精力的に孫娘たちを、近郊にある、公園や名所などに連れて行き、帰りは、回転すし店や中華料理店などに連れて行った。

 カメラもニコン一眼レフが2台あるために、孫娘たちは、お互いに手慣れたポーズをとりながら、撮影するのが大好きであった。

 私が驚いたのは、ポーズのとり方が、まるでプロのモデルのように表情豊かなポーズをとり、自分たちの独特の目線で撮影することであった。

日本の子供たちは、いくらカメラに慣れているとはいえ、孫娘のような自由奔放なポーズや撮影はできないと思った。

やはり、アメリカは自由の国で、子供であっても、このような個人の表現力にも表れているようであった。 

 孫娘たちも、少し日本の生活に慣れたころ、今度はインドネシアバリ島に住む娘が、末の男の子を連れて、二人でやってくることになった。

 6月26日(土)の朝、8時30分 関西空港 到着予定である。

 

  「大阪くらしの今昔館」

  【場    所】  交   通    大阪市営地下鉄 「天神橋筋六丁目駅」 3番出口直結

             住   所    大阪府大阪市北区天神橋6-4-20

             料   金    大 人    600円

             営業時間   10:00  ~  17:00 

             休 業 日  火曜(休日の場合は翌日) 

             電   話  06-6242-1170