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心の旅紀行

人生は神と自我の二人三脚 kiko

反中国を鮮明にし、世界を二分することは望ましくない

2021年04月02日 | 世界
反中国を鮮明にし、中国から圧力を受けている国に働きかけ、反中国陣営に入ることをすすめ、武器を提供するとなると、これはすでに中国を説得する外交から逸脱し、戦争への危険な道を歩むことになります。

アメリカと中国の関係はかなり厳しいものがあります。日本は尖閣諸島問題で中国に対する堪忍袋の緒が切れたのか、中国の政治を批判する、説得するなどの段階から反中国的行動に移ってきたようです。中国も敏感に反応し、外交ではなく、反感を煽るような言動を日本に対しとり始めました。

日本は平和主義国です。戦争体制を積極的にとることは平和主義にもとります。我慢に我慢を重ね、戦争は避け、本当に攻撃を受けた場合を想定し、的確に防衛することを考えるべきです。しかし、局地防衛にとどめるべきです。このような局地防衛でも、中国が受ける損は非常に大きなものとなるでしょう。国連あるいは世界が中国をどう見るかがポイントです。平和主義の日本が実は戦争主義国だったでは日本の信用が落ちるでしょう。喧嘩両成敗となり、国連あるいは世界の支援を受けることができないでしょう。

中国の政治外交を批判することはいいが、世界を二分し、対立構造をつくることは日本がやるべきことではないと思います。問題を明確にし、その問題解決を中国と、さらには国連あるいは世界の場で議論するような外交を展開してほしいと思います。西郷隆盛流の一刀両断は日本人の好むところと思いますが、問題は解決せず、大きくなるのが落ちです。失敗の確率も高いと思います。

尖閣諸島問題について現在の日本はよく耐えていると思います。しかし海警船を撃沈するようなことは考えず、尖閣諸島の有効活用をもっと真剣に考えるべきです。日本の固有の島論、無人島にしておいて所有権だけ主張などはよく島を管理しているとは言えないと思います。

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