心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

中国は東アジアで政治的にも経済的にも中心になれない

2021年08月27日 | 世界
信じられないことですが中国には国連を立てる、世界に通用する法を追求するなどの価値観が乏しく、国土拡大主義で隣国に圧力を加えています。人口に比して国土が足りないと思っているようです。通常は隣国に配慮するものですが、配慮がありません。

ベトナム戦争の時には中国はベトナムを支援したが、今は政治思想の近似など全然おかまいなく圧力を加えるので、ベトナムはかつては敵であったアメリカに接近しています。

一時は、経済交流で中国と仲良くやりたいと思ったフィリピンですが、最近は中国の露骨な圧力に参り、中国との交渉を諦め、再びアメリカの軍事的支援を求めるようになっています。

中国の本心は、ウインウインの関係でも共存共栄でもなく、中国主義とわかってきたので用心する東アジア諸国が増え、アメリカが中国と対立することを期待するようになりました。アメリカもアジア諸国の期待に応えて中国との対立を明確にするように努力していますが、かつての勢いがなく、中国の圧力を押し戻すことができないでいます。そこでアメリカは、かつての同盟を募って中国への対立を強めるようにしています。

イギリス、オーストラリア、ドイツ、日本、フランスなどは、中国の圧力を問題にし、協力して中国を牽制しています。

中国の圧力を押し戻すことはできていませんが、中国が受ける損は大きいと思います。中国との関係を警戒する国が増えるからです。長い目で見ると中国の経済的孤立化が生じます。また、中国は軍事力強化を続けなければなりません。民生改善は遅れ、政府に対する貧困層の不満は高まり、政治不安定化の原因になります。

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