大平洋戦争のことはわからないが、多くの人が戦死した、そのみ霊に礼拝しないことは国民の評価を下げる、アメリカにただ従ういわゆる「アメリカ派」ではなく、日本国主義的自立心を持っていると国民に示したいなど、国民の評価を気にした政治的行動と思います。
アメリカから見ると、アメリカ離れしたい国粋主義、後ろ向きに見えるようです。
現代では靖国神社という一宗教法人が、勝手に戦死者の霊を祀っているにすぎない、戦死者だけでなく、戦後、1948年に極東国際軍事裁判で絞首刑になった東条英機ら7名の霊も祀ったということで靖国神社は太平洋戦争に肯定的と批判されました。隣国は今日も批判しています。
さらには、たとえば昭和天皇は、靖国神社参拝をやめ、8月15日の全国戦没者追悼式に主席するだけになり、以来、天皇はこのやり方を変えず、二度と戦争しない、平和を希求すると挨拶を続け、ほとんどの戦没者遺族の共感を得ています。
靖国神社および靖国神社に価値があると見る政治家などは、天皇の言動に不満を示しています。岸田文雄総理も靖国神社に価値を認める方で、総理の名で玉串料を奉納するなど、あえて政教分離の憲法に違反することを実行し、太平洋戦争を全面的に否定しないことで国粋主義的日本人の支持もえている感じがします。
しかし日本全体の雰囲気は、戦争放棄の憲法支持で、現在でも平和憲法支持は60%ぐらいだそうです。
軍事力強化を主張する政治家、評論家らは、日本人は平和ボケと批判するが、平和主義者は平和ボケ結構という姿勢で、戦争には関心を示さず、戦争には非協力です。
国会議員など政治家は、戦争時代の現代世界に刺激を受け、防衛力・アメリカとの同盟強化に賛成するのですが、大半の日本人は、自分の生活を心配し、貧困化を嘆いています。戦争どころではないとの心境です。
自衛隊員になって戦争の戦略戦術に情熱を燃やすような優秀な人はいないようで、自衛隊制服組トップやその業績が国民の間で話題になることはありません。日本の人々の間にはあこがれの「大将」がいません。
しかし、もし中国、ロシアなどが、日本を侵略すれば、一気に戦争意欲に燃える日本人が増えそうです。「貧困な日本」は、戦争意欲を燃え上がらせる培地になりやすいと思います。日本は危険な状態にあると思います。太平洋戦争の前の日本は貧困がひどく、貧困家庭の次男以下は軍人になり、軍人が日本を改善改革すると次第に思い上がり、幼稚な政治地図を描き、戦争による国土拡大へと猛進し、破滅しました。
貧困はこわいですね。自分の事業・仕事に注力し、経済力を蓄える生き方は、暴走を防ぐことになります。日本の政治家が、人々の貧困問題を解決してくれると期待することは空しいことです。腐敗したj民党・公明党に日本を豊かにする力がある訳がありません。自民党などを批判するだけの野党がどうやって国民を幸福にするでしょうか。
日本国のことを考えるなどと大きなことを言わず、まずは自分が自分の事業・仕事に夢中になる事業家・仕事人になりましょう。
よく考えると、私達は日本人ですが、中国に生まれたら中国人でしょう。中国で、一生懸命、事業・仕事で成功するしかないでしょう。ロシアに生まれれば、ロシアで事業・仕事で成功するしか幸福に生きる方法はありません。ものごとは単純ですね。政治家になって空しく生きるより、事業家・仕事人として人々に感謝される方が幸福でしょう。実践家になりましょう。光の当たらない国会議事堂の中に閉じ籠って議論しているだけの人生は空しいですね。パーティーを開いて政治献金をもらってその一部を私物化し、お金をもうけた気分になっている政治家なんてつまらないですね。