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心の旅紀行

人生は神と自我の二人三脚 kiko

世界におけるユダヤ系の分布

2023年11月18日 | 世界

正確な統計はないようですが、1400万人ぐらいと言われています。現在はイスラエルに住んでいる人が一番多く、600万人強、次がアメリカで600万人弱だそうです。昔はイギリスのユダヤコミュニティの影響力が大きかったと思いますが、今はアメリカのユダヤロビーが大きな力を持っているようです。

日本のユダヤ人コミュニティの中心は神戸でした。21世紀に入って東京コミュニティも活動を強めているようです。韓国の宗教団体のように日本の政治家の選挙活動を支援して政治を左右しているか実態はわかりません。今のところあまり話題にはなっていません。

ユダヤ民族は生き残りのため、政治、金融、貿易、学問教育、科学技術、芸術、その他いろいろな分野で静かに大活躍し、大きな力をもっています。必死に生きることが、彼らの生きる力になっています。ユダヤ系でなくてもユダヤ民族は神の選民と思いたくなるような活動です。

伝統的なユダヤ教(律法)を守っていますが、ユダヤ系の価値観は、長い目で見ると世界化していると思います。孤立ではなく融和の方向だと思います。

しかし、人類に貢献するところ大ですが、心の矜持が強く、自ら差別されるような動きをしてしまい、融和はむずかしいようで、各国でユダヤ系は孤立し、マジョリティに差別されることが多いようです。

大昔、ユダヤ民族は、パレスチナに王国を維持しており、そこは神に与えられたユダヤ人の地との思い、そしてパレスチナに帰りたいとの思い(シオニズム)が非常に強く、第二次世界大戦のときドイツから大迫害を受けたので、戦後、アメリカ、イギリス、フランスなどの支援を受けてイスラエル国をパレスチア人の地に建国しました。

パレスチア人から見ればこれは侵略です。イスラエル建国以来、実に75年、パレスチナ人はイスラエルと戦ってきました。今も戦っています。周辺アラブ諸国はパレスチナ人を助け、イスラエルと戦ったのですが、アメリカなどの支援を受けているイスラエルは軍事的に圧倒的に強く、負けるので、戦争は避けています。しかしアラブ諸国のイスラム過激派は反イスラエルで、しぶとくイスラエル、アメリカなどと戦っています。

パレスチナのガザ地区までイスラエルに管理されようとしている今、反イスラエルの動きは、イスラム圏へ、さらには全世界に広がりつつあります。

アメリカ、イギリスは今でもイスラエル支持を明確にしていますが、両国民の間ですらパレスチナ人に対し同情する人が増えつつあります。

イスラエルに平安がないばかりか、世界のユダヤ系に平安がない状態に戻りつつあります。

先に書いたように、長い目で見ると、ユダヤ系にも、各国と、あるいは世界と融和する動きを感じていますが、イスラエルの、戦争による国土拡大は、ユダヤ民族存亡にかかわる大問題になってしまいました。

長年、中東和平で苦労してきた国連、特に国連職員は、イスラエルの勝手な国土拡大を怒るようになっています。グテーレス国連事務総長はイスラエルを非難しています。通常はまとまらない安保理も軍事力によるイスラエルのガザ完全管理は認めないのではないでしょうか。

また、世界の政治地図の書き換えがおこりつつあります。多極化が顕著に起こり、アメリカの衰退が加速しています。アメリカは法を重視していない、政治家が自分の利害でアメリカを動かしていると批判され、その信用は低下する一方です。

アメリカはインドを仲間にしようとしていますが、インドは望んでいません。アジア・アフリカ諸国との連携を深め、アメリカに対抗する一つの極になろうとしています。

アメリカ、イラン、インド、中国、ロシアなどに多極化してきました。日本は背伸びしていますが、アメリカの属国扱いされています。国連は日本に期待していますが、その優柔不断にいらいらしている感じがします。国連は、日本に期待を裏切られることが多くなっています。その原因は日本が真にアメリから自由になっていないからです。


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