陸軍の一部の反対を押さえ、大平洋戦争を終戦に導いた昭和天皇は、戦前派、戦中派にショックを与えました。一番驚いたのは連合軍です。天皇の戦争犯罪を問うつもりが、天皇を戦後の日本を統一するのに利用しました。今さらながら天皇の日本統率力の大きさに日本も世界も驚きました。
その天皇が今は国によってないがしろにされ、生き雛のように扱われています。100億円以上のお金が皇室維持に使われていますが、今天皇が何を考えているか、考える政治家や国家公務員はいません。平和主義の天皇は棚上げ、皇室の人も人と言う秋篠宮は嫌われ、愛子さんを天皇にする動きが人々の間に生じ、次第に天皇制が混乱してきました。今の国は、鎌倉幕府のようなものでしょう。
右翼の動きは相変わらずですが、右翼にお金をだす人が減っているような気がします。右翼自身も靖国神社集結はお祭り感覚になり、自分の右翼生活を楽しんでいるような気配を感じます。右翼で自衛隊員になり、命をかけて北方諸島を戦争で取り返す覚悟ができている人はいるでしょうか。街宣車で北方諸島を取り返すと、大声で「日本人」に言っているだけでは北方諸島は帰ってこないでしょう。うるさいと同胞に嫌われるだけです。右翼は孤立していると思います。
今進んでいる政治の混乱、維新の動きは、尊皇攘夷で始まった明治維新とは違います。維新派は天皇をかつげません。天皇は政治に関与せず、平和主義に徹し、憲法を守っています。腐った自民党・公明党は捨てる以外に方法がないが、国民は総保守、目先の利益を重視して自公にすり寄る国民民主、維新の会を評価するという腑抜けの状態です。
日本の低迷、衰退は続くと読みます。心ある人は今は、世界、日本をよく観察し、人主義で自分の事業仕事生活を確立し、力を蓄える時です。今政界に飛びこむと自滅します。何ごとも時があります。人生は人が幸福であることがだいじです。自分が幸福であることがだいじです。愚かな国のために尊い命を捨ててはいけません。
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