国連総会(193カ国)は、昨日、5月10日、パレスチナの国連加盟を支持し、安全保障理事会に再検討を求める決議案を賛成多数で採択しました。日本を含む143か国が賛成しました。ところが、アメリカ、イスラエルなど9か国が反対し、25か国が棄権しました。法よりアメリカとの関係を重視している国が、少数派ですが、まだまだあります。
安全保障理事会は、最近では、今年4月、パレスチナの加盟勧告を求める決議案にアメリカが拒否権を行使して否決していました。
現在、国連では、アメリカ、イギリス、中国、フランス、ロシアが、いまだに特権に執着し、平等、平和を否定しています。
アメリカは、正義漢ぶって、パレスチナ国樹立、イスラエルとの共存を支持しているが、表向きです。本音は、イスラエル支援です。国連ではなく当事者間の直接交渉を通じて達成されるべきだと主張しています。国連を軽視しています。パレスチナ国が成立してもイスラエルのパレスチナ戦争は続くと読んでいます。
ユダヤ民族は、アメリカを、情報的、経済的に支援し、利用して強引にイスラエル建国を行いました。先住民パレスチナ人の命、人権無視でした。アメリカはその罪を未だに認めていません。
アメリカとの同盟強化で日本の平和を保つ、世界を平和にする。幻想ですね。実現しません。空しい努力です。