きょうの朝日新聞「私の視点」のページに、「イタイイタイ病 被害者の信頼回復に40年」と題する渋江隆雄・神岡鉱業社長の文章が載っていた。
イタイイタイ病が公害病と認定されて昨年で40年。被害者団体の記念集会に招かれ、講演したそうだ。
「大きな拍手が起きた。やってきたことは無駄じゃなかった。数字ではない、被害者団体のみなさんから『信頼』という大きな贈り物をもらったと思った。地球環境ブームに上滑りすることなく、環境保全を事業の基盤に据えてやっていきたい。
感動した。
「違法でなければ何をやってもよい」「違法でもバレなければいい」「違法がバレても罰則がなければ平気」という企業がやたらと多く、そんな企業の代表たちが恥知らずにも日本経団連で幅を利かせている。
キャノンも、トヨタも、パナソニックも、いすゞも、マツダも、日立も、…(以下略)…狼狽して取り乱し、長年かけて培ってきたはずの信頼を自らボロボロにしている。
雇用を守れ。社会的責任を果たせ。それができないなら辞任しろ。
パナソニックも1万5千人削減か。
合併、合併でやたらとでかくなるか、赤字にビビって人員大削減して「スリム」になるか…。
日本の大企業って、ほんと、知恵がない。
「大」企業ではあっても、一流企業にはなれない。