鬼笑で行こう。

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ジャイアント馬場と福田首相

2008年04月10日 | 鬼笑が話す
何かの本で読んだが、ジャイアント馬場は大物選手と戦うとき、必ずリング中央に立ったそうだ。
それだけで、大物が挑み、馬場が受けて立つという構図ができ、勝敗に関係なく馬場のほうが格上、大物よりさらに大物という印象をみている人に与えることができる、と。

きのうの党首討論のハイライト(?)をニュースでみたが、福田さん、どんと構えて受けて立ち大物ぶりをアピールするべきときに、自分から小沢さんにリング中央の立ち位置を与え、そのまわりを走り回り跳び回ってしまった。

小沢さんの言ってることもたいしたことなかったんで、試合結果としては引き分けかもしれないけれど、馬場さんの観点からすると、福田さんは一国の首相の資質に欠けるという印象を自ら観衆に与えてしまった。

それにしても自民党一党「独裁」時代の思考習慣はなかなか抜けないものなのだなあ、と変なところで感心してしまった。