途中で放置して長いので、過去の分を一回、まとめました。
ドイツで自転車購入編 その1 (09/10/2009)
新車購入の顛末など。なお、別に、トラブルはないのであしからず。
KG281も10年経ったんで、新フレームを買うぞ~、と昨年あたりから計画。どうせなら、コンポは79デュラ。少なくとも北のクラシック等々でトラブル出切ったところで、というわけで今年の夏になりました。実際、チェーンのミッシングリンクは発売中止になったし。
なお、こちらでの実店舗ではそんなにフレームの種類は売ってません。トレックとピナレロなんて売ってるのも乗ってるのも見たことない。市内の2大プロショップの取り扱いはStevens、コルナゴ、サヴェーロ、セブン、タイム、ルック、ボテッキア、バッソ、オルベア。そう、日本で「ドイツブランド」と認識されてるフォーカス、コラテック、キャニオン、フェルト、ストークは、HHではほとんど見たことない。フォーカスはブレーメン近郊ゆえに、オランダのほうが多いくらい。
せっかくなので、HH地元のStevensを買うことに。日本では知られてないけど、ロードからちょっと高めのシティサイクルまで取り扱い。オルベアよりちょっと規模が小さいと思うとわかりやすいかな。シクロクロスに注力していて、ファクトリーチームはドイツ国内最強。今年はスイスチャンピオンも所属。ファクトリーチームではないけど、ニールス・アルベルトが08/09シーズンの世界選手権で勝ったのもこのフレーム。一回供給をやめたリドレーが再供給の噂もあったけど、優勝した先週のワールドカップ第1戦を見る限り、引き続き供給を受けてる模様。シートチューブに特徴のあるリブが入ってるので、シルエットで判別できる。そのうち、日本でも知られるようになるかも。
ドイツで自転車購入編 その2 (10/10/2009)
さて、次は自転車屋選び。
HH市内に自転車屋もいくつかあるんだけど、シティサイクルよりもロード&MTBのスポーツ車がメインな、いわゆるプロショップは知ってる限りで2店。この2店はサイクラシックスのときは市庁舎前でお店のブースも出してます。他はシティサイクルも多数でロードもやってます、という感じ。
一つ目はRadsport Zentrum Hamburgというお店で、こちらはルック、バッソ、ボテッキア、オルベアを取り扱い。ここが、若頭が言ってた基本はカンパを売るというお店。ちゃんと入ったことはないんだけど、外から見ると確かに展示車は全てカンパ。壁にはカンパのスプロケをギア歯数ごとにずらーっとかけてあったりと、カンパに関しては消耗品等々の品揃えもいい様子。
もう一つが今回購入したVonHact。Stevensを選んだ時点で、ここに自動で決定でした。取り扱いはStevens、コルナゴ、サヴェーロ、セブンだけ。サイクラシックスのときのStevensのブースもここのお店の人がやってたりするくらいで、実際のところ、置いてある車種の90%はStevens。あと、チームカーも止まってるので、シクロクロスのファクトリーチームも、ここで面倒見てるらしい。
VonHactの場合、中庭兼駐車場を囲むように3つの建物からなっていて、それぞれ、自転車&パーツ販売、アパレル販売、修理等受け付ける作業場となってます。
ちなみに、どちらのお店も土曜は昼の3時まで、日曜は閉店してます。
ドイツで自転車購入編 その3 (11/10/2009)
さて、順番は交錯しますが、自転車選び。
Stevensの場合、カーボンフレームは3種。もう、この時点でカーボンフレーム指定。
トップモデルとなってるのが、今年登場のSLRで、シートピラーも専用のエアロタイプ。これが1500ユーロ。
セカンドモデルとなってるけど、値段が一番高いのが最軽量モデルのSLC。これは1800ユーロ。
そして、標準モデルのSCF。シートチューブ周りがシクロクロスと同じ形状で、ロードでカーボンだとこれがメインみたい。これは1300ユーロ。
SLCは形状に特に特徴もないのであまり興味がなく、SLRとSCFのどっちにしようかな~ と悩み、通常の形状のはルックがあるのでエアロタイプのSLCに決定。VonHactだと主要車種は完成車の状態で展示をしてるので、それを見て決められるのも良かった。
ドイツで自転車購入編 その4 (25/10/2009)
さあ、いよいよお店編です
以前駐在してた人の話を聞く限り、最近は英語がかなり通じるようになったとはいえ、専門店で英語が通じる確率って低い。VonHactでも、チューブやローラー台を買ったときに全く英語が通じなかったので、事前にリストを用意しました。欲しいフレーム、ホイール、コンポ、ギアの歯数、ブレーキライン、ペダル、サドル。これを英語版とドイツ語版の両方を作成して、ドイツ語の電子辞書持参のうえで、自転車屋へ。
お兄さんを捕まえる。あ、この人はちょっと英語が通じる。「この自転車が欲しいんだけど」と商談を開始。Stevensの場合、パナソニックのPOSのようなオーダーシステムがあるので、早速それようのシートを持ち出してきてチェックを開始。しかーし、Stevensのオーダーシステムにはタイムのペダルとサンマルコのサドルが入っていない。最初はルックのケオはどうだと言ってきたけど、「組み換えできないの?」と聞いて、お兄さんが問屋用のパーツリストをチェックし始める。タイムの別のを言ってきて、「いや、RXSなんだけど、ほら、前のページにあるじゃん」とやってるうちに、このお兄さん、てんぱってきました。
「ちょっと待って」というわけで、チーフらしい人にチェンジ。あのお兄さんはロード系のほうは得意じゃなかったらしい。この人は英語ベラベラだね。で、この人に変わった途端に「ああ、RXSね」という感じでサクサクと進みはじめる。コンコールライトはパーツリストに載ってなかったんだけど、「頼めるから大丈夫だよ。値段も不明だけど、現時点で全額でこれなんで100ユーロ以下の端数切捨ててこれでどう?」という感じに。
で、リストにも書いてあったブレーキの説明。こっちでは自転車を買うと通常は左前&右後ろのブレーキワイヤ設定になってるので、右前&左後ろにしてもらう。「なんで、この組合せなの?」と聞かれたけど、日本ではこっちがポピュラー&バイクと同じ(少なくとも前は)にしたいと言ったら納得した様子。ちゃんと、先方のオーダーシートの組み立て指示蘭のところに、その旨と「要注意!」と追記してました。
ドイツで自転車購入編 その5 (30/11/2009)
間が空きましたが続きです
お兄さんが変わってからはサクサクと、79デュラを指定したので「電動はどうだ?」と営業されましたが、「必要ない」ということで、ブレーキの左右指定さえ除けば普通に組んでもらうことに。
次は自転車のサイズ。ポジションが出てる(自己流とはいえ、補正するとしても微調整だろうし)KG281を持っていったので、それを元にサイズを決定することに。「ハンドルの高さ、突き出し(を再現できるか)が重要なんだよ」ということで、車軸からヘッドパーツまで、そこからハンドル高さまで等々を重点的に計っていました。インテグラルシートポストじゃないので、サドルのポジションは後でどうにでもなるし。
んで、測定値をスケルトン表を見比べて、モデルは違うけど同じサイズのアルミフレームを持ってきて、あらためてサドルをKG281と同じ高さにしてみて。「ああ、ポジション出るね」ということで、フレームサイズ&ステムの長さを決定。ホリゾンタル換算の芯-トップで540相当。小さいほうから2番目のサイズでした。実際、コラムスペーサー5mm残してKG281と同じになったので、びったしです。まあ、この店では、サイズ違いを売られるという心配はない。
これで全て決定で発注。支払いはECカード(日本のデビットカード)か現金のみ。手付金をECカードで払って、残りは納車のときに現金でということにしました。先方も「ECカードは1週間の限度額があるから、後で現金払いのほうがいいよ」と承知済み。通常は1週間もかからなくて、発注の段階で納車日がわかるらしいけど(さすが、実質的に直売店)、今回はペダルとサドルが取り寄せなので未定。「納車日が確定したら連絡しようか?」とも言ってたけど「別に急がないから、完成後でいいよ」ということにしました。
そうそう、そこはドイツで契約社会なので、オーダー表にサインをして、そのコピーもきちんと渡してくれます。裏を返せば、これと引き換えでないと納車されません。日本って、自転車も口約束の事があるけど、値段を考えると凄い話だよな。
ドイツで自転車購入編 その1 (09/10/2009)
新車購入の顛末など。なお、別に、トラブルはないのであしからず。
KG281も10年経ったんで、新フレームを買うぞ~、と昨年あたりから計画。どうせなら、コンポは79デュラ。少なくとも北のクラシック等々でトラブル出切ったところで、というわけで今年の夏になりました。実際、チェーンのミッシングリンクは発売中止になったし。
なお、こちらでの実店舗ではそんなにフレームの種類は売ってません。トレックとピナレロなんて売ってるのも乗ってるのも見たことない。市内の2大プロショップの取り扱いはStevens、コルナゴ、サヴェーロ、セブン、タイム、ルック、ボテッキア、バッソ、オルベア。そう、日本で「ドイツブランド」と認識されてるフォーカス、コラテック、キャニオン、フェルト、ストークは、HHではほとんど見たことない。フォーカスはブレーメン近郊ゆえに、オランダのほうが多いくらい。
せっかくなので、HH地元のStevensを買うことに。日本では知られてないけど、ロードからちょっと高めのシティサイクルまで取り扱い。オルベアよりちょっと規模が小さいと思うとわかりやすいかな。シクロクロスに注力していて、ファクトリーチームはドイツ国内最強。今年はスイスチャンピオンも所属。ファクトリーチームではないけど、ニールス・アルベルトが08/09シーズンの世界選手権で勝ったのもこのフレーム。一回供給をやめたリドレーが再供給の噂もあったけど、優勝した先週のワールドカップ第1戦を見る限り、引き続き供給を受けてる模様。シートチューブに特徴のあるリブが入ってるので、シルエットで判別できる。そのうち、日本でも知られるようになるかも。
ドイツで自転車購入編 その2 (10/10/2009)
さて、次は自転車屋選び。
HH市内に自転車屋もいくつかあるんだけど、シティサイクルよりもロード&MTBのスポーツ車がメインな、いわゆるプロショップは知ってる限りで2店。この2店はサイクラシックスのときは市庁舎前でお店のブースも出してます。他はシティサイクルも多数でロードもやってます、という感じ。
一つ目はRadsport Zentrum Hamburgというお店で、こちらはルック、バッソ、ボテッキア、オルベアを取り扱い。ここが、若頭が言ってた基本はカンパを売るというお店。ちゃんと入ったことはないんだけど、外から見ると確かに展示車は全てカンパ。壁にはカンパのスプロケをギア歯数ごとにずらーっとかけてあったりと、カンパに関しては消耗品等々の品揃えもいい様子。
もう一つが今回購入したVonHact。Stevensを選んだ時点で、ここに自動で決定でした。取り扱いはStevens、コルナゴ、サヴェーロ、セブンだけ。サイクラシックスのときのStevensのブースもここのお店の人がやってたりするくらいで、実際のところ、置いてある車種の90%はStevens。あと、チームカーも止まってるので、シクロクロスのファクトリーチームも、ここで面倒見てるらしい。
VonHactの場合、中庭兼駐車場を囲むように3つの建物からなっていて、それぞれ、自転車&パーツ販売、アパレル販売、修理等受け付ける作業場となってます。
ちなみに、どちらのお店も土曜は昼の3時まで、日曜は閉店してます。
ドイツで自転車購入編 その3 (11/10/2009)
さて、順番は交錯しますが、自転車選び。
Stevensの場合、カーボンフレームは3種。もう、この時点でカーボンフレーム指定。
トップモデルとなってるのが、今年登場のSLRで、シートピラーも専用のエアロタイプ。これが1500ユーロ。
セカンドモデルとなってるけど、値段が一番高いのが最軽量モデルのSLC。これは1800ユーロ。
そして、標準モデルのSCF。シートチューブ周りがシクロクロスと同じ形状で、ロードでカーボンだとこれがメインみたい。これは1300ユーロ。
SLCは形状に特に特徴もないのであまり興味がなく、SLRとSCFのどっちにしようかな~ と悩み、通常の形状のはルックがあるのでエアロタイプのSLCに決定。VonHactだと主要車種は完成車の状態で展示をしてるので、それを見て決められるのも良かった。
ドイツで自転車購入編 その4 (25/10/2009)
さあ、いよいよお店編です
以前駐在してた人の話を聞く限り、最近は英語がかなり通じるようになったとはいえ、専門店で英語が通じる確率って低い。VonHactでも、チューブやローラー台を買ったときに全く英語が通じなかったので、事前にリストを用意しました。欲しいフレーム、ホイール、コンポ、ギアの歯数、ブレーキライン、ペダル、サドル。これを英語版とドイツ語版の両方を作成して、ドイツ語の電子辞書持参のうえで、自転車屋へ。
お兄さんを捕まえる。あ、この人はちょっと英語が通じる。「この自転車が欲しいんだけど」と商談を開始。Stevensの場合、パナソニックのPOSのようなオーダーシステムがあるので、早速それようのシートを持ち出してきてチェックを開始。しかーし、Stevensのオーダーシステムにはタイムのペダルとサンマルコのサドルが入っていない。最初はルックのケオはどうだと言ってきたけど、「組み換えできないの?」と聞いて、お兄さんが問屋用のパーツリストをチェックし始める。タイムの別のを言ってきて、「いや、RXSなんだけど、ほら、前のページにあるじゃん」とやってるうちに、このお兄さん、てんぱってきました。
「ちょっと待って」というわけで、チーフらしい人にチェンジ。あのお兄さんはロード系のほうは得意じゃなかったらしい。この人は英語ベラベラだね。で、この人に変わった途端に「ああ、RXSね」という感じでサクサクと進みはじめる。コンコールライトはパーツリストに載ってなかったんだけど、「頼めるから大丈夫だよ。値段も不明だけど、現時点で全額でこれなんで100ユーロ以下の端数切捨ててこれでどう?」という感じに。
で、リストにも書いてあったブレーキの説明。こっちでは自転車を買うと通常は左前&右後ろのブレーキワイヤ設定になってるので、右前&左後ろにしてもらう。「なんで、この組合せなの?」と聞かれたけど、日本ではこっちがポピュラー&バイクと同じ(少なくとも前は)にしたいと言ったら納得した様子。ちゃんと、先方のオーダーシートの組み立て指示蘭のところに、その旨と「要注意!」と追記してました。
ドイツで自転車購入編 その5 (30/11/2009)
間が空きましたが続きです
お兄さんが変わってからはサクサクと、79デュラを指定したので「電動はどうだ?」と営業されましたが、「必要ない」ということで、ブレーキの左右指定さえ除けば普通に組んでもらうことに。
次は自転車のサイズ。ポジションが出てる(自己流とはいえ、補正するとしても微調整だろうし)KG281を持っていったので、それを元にサイズを決定することに。「ハンドルの高さ、突き出し(を再現できるか)が重要なんだよ」ということで、車軸からヘッドパーツまで、そこからハンドル高さまで等々を重点的に計っていました。インテグラルシートポストじゃないので、サドルのポジションは後でどうにでもなるし。
んで、測定値をスケルトン表を見比べて、モデルは違うけど同じサイズのアルミフレームを持ってきて、あらためてサドルをKG281と同じ高さにしてみて。「ああ、ポジション出るね」ということで、フレームサイズ&ステムの長さを決定。ホリゾンタル換算の芯-トップで540相当。小さいほうから2番目のサイズでした。実際、コラムスペーサー5mm残してKG281と同じになったので、びったしです。まあ、この店では、サイズ違いを売られるという心配はない。
これで全て決定で発注。支払いはECカード(日本のデビットカード)か現金のみ。手付金をECカードで払って、残りは納車のときに現金でということにしました。先方も「ECカードは1週間の限度額があるから、後で現金払いのほうがいいよ」と承知済み。通常は1週間もかからなくて、発注の段階で納車日がわかるらしいけど(さすが、実質的に直売店)、今回はペダルとサドルが取り寄せなので未定。「納車日が確定したら連絡しようか?」とも言ってたけど「別に急がないから、完成後でいいよ」ということにしました。
そうそう、そこはドイツで契約社会なので、オーダー表にサインをして、そのコピーもきちんと渡してくれます。裏を返せば、これと引き換えでないと納車されません。日本って、自転車も口約束の事があるけど、値段を考えると凄い話だよな。
あるけど、Stevensのロード、MTB、シティサイクルまで、どーんと置いてあります。
でも、カウンターの奥のパーツやらなんやらで
なんとなーく、ロードも普通に扱う雰囲気が漂ってます。まあ、サイクラシックスのStevensのブースにここの店員さんがいたりするし。
平日夕方や土曜は、中庭でバイクの試乗もしてたし。
もう一つのRadsport Zentrum Hamburg(サイクラシックスでルックを置いてたブースのお店)はロードメインだけど、一部、シティサイクルもありました。
確かに、ハンブルク市内でこの2店以外はプロショップというより、ロードも売る、地域の普通の自転車屋という感じかなあ。