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エルゴパワー&STI比較編 その2 操作性

2009-09-21 04:54:35 | シマニョーロ
 レバー操作の重さを抜きにした操作方法の違いは、慣れのレベルと言えばそれだけ。体に染み付いてるのもあるけど、STIで巻き上げと解除を間違えたことはないので(Wレバーからの移行時に、手がダウンチューブに伸びたことはある)

 レバー操作に必要な力量が同じだとしても、力が必要なワイヤー巻上げ(後ろ側はローへ、前側はアウターへ)は、場合によっては指3本、それも指の腹全体で大きく操作できるシマノ方式が圧倒的に軽い。まだ他社の特許の制約もないフリーハンドの中で検討した方式だからか、やはりSTIはいいですよ。エルゴパワーは巻き上げレバーをブレーキレバーとは別にハンドルに寄せて操作可能とも言うけれど、おいらの場合はそれを積極的に使って人差し指と中指を使えるようにしないと重く感じる。

 ワイヤー解除(後ろ側はトップへ、前側はインナーへ)は軽さ自体に差は感じず。ただ、STIには圧倒的なポジションの自由度の高さがある。エルゴパワーで最初の実走で感じたんだけど、解除レバー操作をするには、エルゴパワーはブラケットを握る定位置から手前に手を動かす必要がある。かといって、そこに手をおきっぱなしにすると、握りのところで書いたように逆に解除レバーが邪魔に感じる。STIは関節の自由度の高い人差し指や中指で操作するので、自由度が高い。握ったり体を支えるのに重要だから、あまり、親指に操作をさせるべきではないと思うけど。

 というわけで、エルゴパワーは「焦って出してしまった後発の苦しみ」を、かなり感じる。最早、操作系を変える決断は出来ないんだろうなあ。スラムのダブルタップのほうが、「後発のメリット」を感受してるし、エルゴパワーより理にかなってると思う。巻き上げの力量を、実際に試してみないと何ともいえないけど。

 なお、実は特にワイヤー巻き上げに関して言うと、79になって78より若干重くなってます。さすがに、78以前の単純明快なワイヤーラインっていいよ。あ、それでも79のほうがスーレコよりいいですよ。これは、操作方法の違いが大きい。解除のほうは、ラチェットの角が取れてる使い古しの78と、角が立ってるド新品の79で現状比較は意味がない。78だって、新品時は使い古しの77より硬かったから。

 トリムは、前に変速調整で書いたけど、カンパはトリム操作をすることが前提。ただ、その割にラチェット数が少なくて調整がシビア。だったら、ラチェット数増やしてWレバー風に微調整させてくれたほうが好き。操作は必要なのに下手に機能を限定されて、「ああ、ここを微調整したいのに」というのが一番使いづらいんですよ。だったら、シマノ式のトリム必要なしのほうが潔い。シマノはそれが必要ないチェーンリングを金かけて開発してきたんだけどね。

 そうそう、ドイツからは書き込み規制されてるのでおいらではないけれど、2chのカンパスレで、解除レバーへの手の動きで同じこと書いてる人がいる。
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