へもへも日記 blog版

へもへも日記の へもへも は本上まなみさんの「ほんじょの へもへも通信」から頂きました。

シューズカバー改造

2015-01-24 10:55:29 | 自転車

 本年初の投稿です。

 ふと、トゥシューズカバーの改造アイデアが浮かんだんで実行してみた。マビックのウィンターシューズを使い始めてから、まず、シューズカバーは使わなくなりました。というのも、圧倒的に脱着が楽だもの。冬用の機材で脱着が簡単というのは一つの性能だと思う。練習しにいく言い訳にならんので。


 とはいえ、ウィンターシューズほどではない季節にトゥシューズカバーがあれば便利で、実際にパールイズミのを持っているけど、これだって脱着はかなり面倒。特に、タイムのカフェクリートだと歩行用の突起があるんで、上の写真のように突起を乗り越えて装着するのはトゥシューズカバーといえども簡単ではないです。


 で、ハンブルクで購入したシューズカバーを思い出した。これ、MTB用の靴のために土踏まずのところがベルクロになっていて、ロード専用のよりは脱着が楽。ロードでも使えるので、冬用シューズを買うまではこっちに完全移行してました。冬用でもあるけれど防水タイプでもあるので、これも廃棄はしていません。

 基本アイデアはこれの発展系。ただし、土踏まずのところにベルクロだと、固定があまり確実な感じがしない。そこで、クリートより後ろの土踏まずのところをベルトにして、普通のシューズと同じように上側でベルクロで固定するようにすれば、まずはつま先をひっかけて後ろをベルクロ固定するだけなので、脱着はもの凄く簡単になって固定も確実なはず。


 で、自転車屋に見に行って手に入れた、ベースとなるのはGoreのこれ。


 土踏まずのところが幅も狭いし、縫製してくっつけているのが改造に良さそうだったので。


 まずは、縫製部分の糸をバラシます。



 片側に、20mmのベルト用のリングを止めるように縫製します。この縫製が、バラシたところがそれ以上に崩壊しないようにするのも兼ねてます。今回のアイデアでは、リングは足の内側のほうに縫製。



 ベルクロをカバーに縫製します。リングとは反対で足の外側に。ベルクロの硬いのと柔らかい(これで判るかな?)のは、レーサーシューズを参考にして、硬いほうを土台となるシューズカバーのほうへしました。


 そして、バラシたうち、リングとは反対側の外側のほうへベルトを縫製して固定。このときも、バラシたところの崩壊をしないように、カバーとベルトが互いに包み込むようにベルトと折り込んでいます。この時点ではベルトは長めに。


 ここで、アイデアの確認も含めてシューズにつけてみる。うまくいきそうなので、ここでベルトの長さを確定。あまりブラブラするのも巻き込み等々嫌だから、ベルクロ全面にかかるよりはちょっと短めに長さを決めてベルトをカット。


 そして、ベルトにベルクロの片割れの柔らかいほうを縫製。このときもベルトの端がほつれないように、かつ外すときの取っ手代わりになるようにベルトを織り込んでいます。ベルトに縫いつけるときは、ベルトの表と裏があります。実は片方は間違えました。まあ、捻れば使えるので修正はしませんでした。


 装着したときの、足裏側はこんな感じ。一回、足の内側のリングに通してから外側にもってきます。ベルトを内側、リングを外側にしてリングはガイドになるだけという案も考えたけど、それだとリングが遊んで音がしそうなので、今回はこの形式にしました。土踏まずのところでソールが途切れているのなら、MTB用の靴でも大丈夫です。


 装着時はこんな感じ。

 製作費は、トゥシューズカバーに加えて、ベルト、リング、ベルクロが各200円で合計600円ほど。糸と針はもともとあるので。購入はユザワヤです。なお、指ぬきは必須です。ベルクロのベースの素材が硬いので。接着する方式のも売ってたけど、シューズカバー側がそれに耐えられるか不明なので、今回は縫製式にしました。

さて、実際の装着時の手順はこちら。


 まず、靴を履いて、その上にカバーを上からかぶせます。


 土踏まずのところをベルトを通します。履いて立ってる状態で少し踵を上げるだけで出来ます。


 ベルトをリングに通して


 土踏まずの下を通して元の側に戻して。何も意識せずにやったときには踵を支店につま先をちょっとあげて空間を確保して通してました。


 そして、ちょっと引っ張ってあげてからマジックテープで固定。ここまで、やろうと思えば片手でもできます。両手でやれば靴を履いた状態で床や椅子に腰を下ろすことなく装着可能。実際、2枚目のパールイズミのハーフシューズカバーの写真を撮るために、脱いだ靴に装着するのよりも短い時間でできました。

 今まで、なんでこういうの出てこなかったんだろう。もっとも、海外だと室内でも靴履きゆえに、椅子に座って脱着できるから、この手の要求は靴を脱ぐ習慣の日本からでないと出ないかもね。玄関で脱着って、面倒ですから。

 というわけで自力で改造したわけだけど、これ、どこかのメーカーが作ってくれないかなあ。パールイズミやカペル・ミュールあたりで。メーカーが作るもののほうが縫製の質がいいし、ベルトもそれっぽいのが使えるから。もう、ウェブ上にこうやって公開してしまっているので、公知の技術として実用新案やらの登録はありませんから。

 一応記録で、公開は 2015年1月24日 午前11:56 (日本時間)です。

 なお、これを見て自分で作って、ベルクロの固定や縫製が不十分で外れてしまって、チェーンに巻き込み等で怪我をしても当方は責任をもちませんのであしからず。
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2 コメント

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Unknown (じゅん)
2015-03-10 17:27:13
御無沙汰です!
久々に見に来たら、これでいきなり目から鱗が落ちました。
さすがというか何と言うか・・・
おいらもやってみたいですね♪

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おっと (Ken)
2015-03-17 23:48:30
書いた本人が久しぶりに見ましたが

意外とないんですよね。こういうの。
返信する

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