Japanese and Koreans invaded Asia. We apologize.

仲良しこよし

2007年09月20日 03時04分15秒 | Weblog
 オブザービングジャパンのブロガーがTPRラジオインターヴューに出演している。で、しさくがそのオブザービングジャパンからネタをもらっている。前にも書いたがデビト氏とTPRは思想的に比較的親近感をもっているらしい。
 仲良しこよしはいいことだ。私もそう教わってきた。また、彼らが全く同一の意見を持っているなどというつもりは毛頭ない。しかし、議論に関しては鋭く対立して欲しい。読者としては似たような論調の記事を読むよりも、対立する議論があった方がより多くの視点が与えられて、思考の糧になるというものだ。
 面白いことに最近の彼らの投稿のなかには、あれほど、安倍を叩いてきたにもかかわらず、自民党の福田擁立に関する談合批判がない。日本的慣習に慣れて談合を評価しているのかもしれない。
 もっともまた、おもしろいことに、オオクマ氏は投稿やコメントでわりにかみつくのである。また、アンポンタン氏もまた然り。ジャパンプローブもまた然りだ。もっとも、オオクマ氏が一番直接的で、アンポンタン氏、ジャパンプローブは穏やかではある。
 日本人は集団主義的で欧米人は個人主義的といわれることがある。しかし、そうとも一概には言えないようだ。
 人格攻撃は知的な読者をしらけさせるものだが、論点を明確にした議論の対峙は知性を活性化する。論点に関する激しい理由付けの応酬、その上での結論の相違があってこそ、論者同士の相互の尊敬にもつながるのではないか?(時に議論に負けた論者が個人攻撃を始める場合があるが、それは当該論者の知性の貧弱さを語るだけで、知的な読者の軽蔑を買うだけだ。)論文でも多くの視点が提示されていない単調な論文、利益衡量のない一方的な論文、宣伝的記事というのは退屈だろう。私は対峙する議論の応酬を楽しみにしている。







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4 コメント

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Unknown (MTC)
2007-09-20 21:18:54
空 -

Yes, Tobias Harris, Okumura-san, the gentlemen at TPR and I do maintain friendly relations. Often we defer to the others' opinions. Nevertheless we are all committed to providing the most honest and unbiased commentary we can. There are times when we have irreconcilably differing interpretations of the same set of facts. The reason you do not hear the clashing of swords is that we have chosen to disagree without being disagreeable.
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Unknown ()
2007-09-21 02:14:33
MTCさん
コメントありがとうございます。
意見の違いがあるというのは結構なことです。
また、麦わら帽子の食べ方など、貴兄とオオクマ氏との友情は読者としても胸をうつものがあります。もっとも主題を同一にする場合もあるのですから、その意見の違い、根拠の違い、根拠の説得力の違いをはっきりされたほうが、読者としてはおもしろみがあり、なれ合いは自民党の政治のようにおもしろくない、、というのが要点です。

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GlobalTalk 21 (Jun Okumura)
2007-09-22 20:59:52
空様:

お読みいただいていることをお聞きしたので、お礼に伺いました。

「仲良しこよし」というのは、そのとおりでありまして、ShisakuもJapan Observerも、親友です。もっとも、意見が食い違うことも結構あり、特に問題があると思ったときには、ぼろくそにやっつけたこともあります。

私は、ブログに関して、いくつかの方針を持っているのですが、一つには、コメントをいただいたら、必ずご返事申し上げるということがあります。それは、自分自身がどれだけコメントすることが稀であるかということを考えると、どれほどいただいたコメントが貴重な、積極的な精神的営みの産物であるかということを強く実感しているからです。それは、賛否の如何を問わずいえることだと思います。その代わりといっては何ですが、異論のあるコメントについては、その礼節の度合いに応じて私の態度もそれ相応に変わってまいります。

また、(いつも、というわけにはいきませんが)できるだけ自分のブログに引っ張らずに人のブログにコメントすようにしているのは、何か触発された場合、それをそこにコメントとして残しておく方が、ブログをご覧になる方々にとって議論の流れが掴みやすくなると考えているからです。加えて、憎たらしいことを書き込むやつでもいいから、何の痕も残さないよりはにぎやかでいいだろう、という気持ちもあります。

もう一つ、一般論として、できるだけ検証可能なことを基盤にして、できるだけ断定的に書こうと心がけております。何もお金をもらっているわけでもなく、命が懸かっているわけでもないのに、かもしれないとか、あれもありうるとかこれもありうるとか、後になって自分が正しかった、間違っていた、それにはこれこれしかじかの理由があったようだ、という事後検証ができないようなことを書き散らしていって何の喜びがあるでしょう。

一つ、ご指摘のあった、具体的な問題として、おっしゃるところの党内談合ですが、国民から見た場合の本当の競争は、言うまでもなく衆参両院の選挙であり、その次には、国会内における首班争いだと思います。その下のレベルでどのようにリーダーを決めるかということは、必ずしも一人一票の多数決が正しい、と言えるものではありません。社長を社員の投票で決める会社はないし、株主の一票一票で決めるといっても、その過程が典型的な意味で民主的な組織なんて、普通はないのです。今回のことについて言えば、非常に透明な形で決まったというか、周章狼狽する有様から、いろんな駆け引き、権謀術策が、メディアを通じて次から次へと伝わってきている、そしてそれも一つの素材にして、次の国政選挙(やはり夏以降かな、と思っておりますが)のときに国民が民主党との間の審判を下す、それで必要にして十分だと、少なくとも私は思っております。はっきり言ってかなり無手勝流で今回の総裁選挙が進んでいますが、私は、それでいいと思っております。

奥村拝

追伸:もともとバイリンガルなブログを志していたのですが、時間がなく、モノリンガルになってしまいました。だが、質問、コメントは、どちらでも(ポルトガル語でも、まあ、スペイン語でも)結構ですから、どうぞご遠慮なく。
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Unknown ()
2007-09-23 09:56:44
おおくまさま
コメントありがとうございます。光栄です。
私は結論よりもその過程における理由づけ、それに対する異論反論を楽しんでおります。実際私自身固定した結論を持ちません。オオクマ氏のブログおよび、コメントはその意味で楽しみさせて頂いております。
 自民党内部の談合についてですが、私の感触はちょっと異なります。感触といっても、世間話のレベルですが、普通のおじさん、おばさんのなかでも、「あれは談合だ、昔の自民党に戻っている」という人も案外多いのです。
 確かに、本当の競争は選挙でありましょう。そして、私は今回の談合が選挙においても自民党にマイナスに働くのではないか、と思います。もっとも、そのマイナス要因が現実の選挙でどの程度、どのように影響するかは、まだ、わかりませんが。
 
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