Bankの秘密基地

個人日記兼つれづれなるままに

オフショア口座の開設Part2(3)

2007年07月10日 | グローバル投資
サイン認証とフォームの再送付

 こんなことでめげてはいけないので、早速行政書士事務所にサイン認証を頼む。サイン認証はHSBCの署名カード欄(Signiture Card Form)のところに行政書士に署名をもらうこと。具体的にはアプリケーションの8ページに申請者のサイン登録のセクションがあり、そこに自署した上で、フォームごと行政書士事務所に送る。その際に身分証明書を添付しなければ行政書士からのサインはもらえない。この辺はサービスをしている行政書士から教えてくれる。料金はパスポート認証よりもなぜか値段が高い。パスポート認証は1800-2500円くらいだが、サイン認証は4500-6000円位する。何故。サイン認証をもらうまで結局、1週間余分にかかり、手紙で香港に書類を再度送る。(送ったのはサインカードのあるページのみ)
実はトラブルというほどではないが、後で開設することになるBoom証券の口座開設でもサイン認証で少しつまずいた。

口座開設

 その後、さらに2週間待つ。最初にも書いたが、手紙、電子メール、電話で口座開設は確かに可能だし、コストも安いが、なんといっても待つ。結構待つ、待っていて飽きる。アビーのときも結局2ヶ月以上かかり、HSBCに関しても2ヶ月と少しかかる。待つのが嫌いな人はやはり代行サービスを頼んで直接香港に行くのが早い。1日で開設できる。でも、先方から連絡を貰うと待ち人来るという感じで嬉しい。さて、送ってからほぼ2週間後に電子メールが来た。

--------------------------------------------------------------
Dear Sakai(仮名),

Thank you for choosing HSBC International Banking Service.

We confirm : -

A/C Name : Sakai(仮名)

A/C No. : ***-******-***

Branch : HSBC Main Office, Hong Kong

Address : 1 Queen's Road Central, Hong Kong

Date A/C Opened : ** *** 07

A/C tools : To be sent by Mail to home country address

Swift Code: HSBCHKHHHKH

Premier Hotline telephone number : (852) 2233 3322

Powervantage Service Hotline : (852) 2748 8333

Customer Service Hotline: (852) 2748 3322

Warm regards,
担当者名
International Banking Center,
L6, HSBC Main Building, 1 Queen's Rd Central,
Hong Kong
--------------------------------------------------------------

おおっ。ついに開設だ。といっても残高はゼロだし、開設に必要なキットは後でメールでくるのでそれまで何もできない。いきなり、送金してはいけない。トラブルの元。まずは先方からくる開設キットを待ってから。


開設キットの受領、口座のアクティベーション

 早く、送金したい衝動に駆られながらもとにかく待つ。口座開設に挑む諸兄にも注意しておくが、口座番号がわかったからといって、絶対にあわてて送金してはいけない。何故ならば、まずは口座自体のアクティベーションが必要。とりわけ、キャッシュカードはすぐには使えない。するとしばらくするとDHLで書類が届く。「おっ、これか」と思ったのは瞬間で開けると少しがっかり。がっかりというのは大げさだが、入っていたのは手紙が2通。1通はATM CardのPIN(暗証番号)が書いてある。もう一通はテレホンバンキング用のPIN。ただし、これを貰っただけではなにも出来ない。カードはまだきていないのだから、ただPINを教えてもらっただけ。

 さらに待つ。ほんとに待つなあ。とすると1週間もしないうちにまたDHLが来る。今度はボリュームがありそうだ。おっ、中にはサービスガイドが2冊、ATMカード、そして小切手帳。おおっ、なんか金持ちになった気分。でも、HKD用だけど。そして手紙が入っている。アビーの時はアクティベーションは電話でオペレータと話したが、HSBCの場合は手紙のやり取りになる。現地で開設なら、そんなことも必要ないが、海外なのでしかたがない。手紙にもアクティベーションするまでカードサービスは凍結している旨が書かれている。同封されている書類に署名をして香港に返送する。

 実はアクティベーションされるまで、口座自体も凍結されていることとは知りもせず、とりあえずインターネットサービスにログオンできるようにしておこうと何度も試みたが、何回もリジェクトされていた。後で、アクティベートされてようやく入れたが、とにかく、それまでまた待つことになる。本当に待つ。実際、理由がわからず、サービスガイドを見てもよくわからない。仕方なく、電話してみると全て自動音声でオペレータにつなぐことができず、悶々とした。そしてログオンできたときは一種の感動を覚えた。でも、今考えると、セキュリティ厳しすぎ。日本の銀行のサービスの方が10倍便利とも思える。これはHSBCから送金しようとしたときにいやというほど思い知る。


インターネットバンキングの登録

 アクティベーション確認のフォームを香港に郵送し、しばらく待ってから(1週間程度もしくは6営業日位は待つ?) 再度登録にチャレンジする。登録はHSBCのHPに飛び、「Banking」->「SmartVantage」->「Register for HSBC Internet Banking」の順にクリックすると登録ページが表示される。登録ページにはまず「Select Account type」とあり、選択することができるが、私の場合 ATM Card No.にチェックを入れて受け取ったキャッシュカードの番号を入力。そしてJoint account かSole Account かどうかを選択して次へ。後はパスポート番号など必要な情報を入力すれば完了する。登録事態はすぐにできる。そしてログインすると....おおっ。入れた。すぐにID及びパスワードの変更を求められる。そして残高をみると...ゼロだ。当たり前か。

 とりあえず口座に金がないと洒落にならんので前回開設したアビーから送金してみる。日本->海外だけでなく海外->海外というネットワークの構築が資産の保全につながる。アビーの送金は簡単。ログインしてTransferをクリックするとUK国内かOverseasか選択して、後は銀行名、スイフトコード、住所、送金額などを入力すればボタン一つで完了。アビーの送金の優れている点はHKDなど主要通貨に変換して送金も可能という点だ。送金手数料は....30ドル...高い....しかも、送金まで2営業日かかる。結局、日本の銀行の方が早いな。HSBCでの入金でも、ちょっと驚くことがあったが、次回に。

拍手する
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする