まだふ化しない卵とふ化直前の仔魚。その隣にふ化した仔魚。
仔魚は卵の殻から抜け出そうと、時々ブルブル動きます。
元気な仔魚が激突して、ふ化を助けたりします。
サケの稚魚を育てる楽しい毎日。
可愛い仔魚が次々生まれ、わくわくドキドキの連続です。最初の仔魚が生まれたのが、1月3日。それから4、5日経っても4個の卵が残っていました。もしかして、ダメなのかな?と不安になります。それでも、最後まであきらめないぞ!と水の交換をして、時々というより頻繁に覗きこんで、様子を観察していました。
もうすぐだよ!
だれか、この殻を取って―!
1月8日の朝、水槽を見ると 残り一個になっていました。やった、後一つだー!と喜んだのですが、その一個がなかなか孵らないのです。気になって、何度も見るのですが、どうも様子がおかしい。
白っぽいまま・・・。
拡大して見ると、背骨のようなものは形成されているのですが、目玉がはっきりしません。それなのに、透明な殻が見える気がします。ふ化の準備が出来ていないのに、体と殻の境目が見えるなんて、今までは無かった事です。卵の周りを仔魚達がウロウロしたり、心配そうに寄り添ったりしています。
「早く出ておいでよー!」
早くふ化した仔魚には、袋の中に体の構造が見えて来たものも居ます。
最後の一個を見守っていたら、仔魚にも気になる一匹が!
オレンジ色の袋に赤い血だまりのようなものがあり、横たわって動かない子がいるのです。休んでいるだけかな?赤い色は、成長途中の変化?と楽天的に考えようとするのですが、元気な仔魚が近くを泳いでも反応しないので、だんだん心配になって来ます。寝る前に動かない様子を見て、「明日の朝には、違う場所に移ってるよね?」と声をかけてからベッドに入りました。
ですが・・・。
翌朝、孵らない卵と動かない仔魚に異常な現象が起きていました。
ん?何か白いものが・・・。
こ、これは?!
あ、あ・・・、これは、完全に・・・合図?
動かなくなっていた仔魚にも、同じ現象が起きていました。
あの白いものは何でしょうか?よく分からないけれど、あの一個と一匹は、ここで命を終えたようです。川に戻れぬまま、こんなところで終わってしまうなんて・・・。48/50 の生存率。上手く行った方じゃないかと家族は慰めてくれますが、他の子が元気な分、あの子たちのことが残念でなりません。全員無事に育って欲しかった!
水交換の時、乱暴にしたからかな?と自己嫌悪に陥ります。今日、これから、あの子たちを水槽から出して、忠別川に流してあげようと思っています。
ごめんね・・・、頼りないママで・・・。
私も御家族同様に48/50という数からいえば
ほぼ全員が生まれたと思います。
二匹ちゃん達は先に生まれた兄弟に自分達の分も
頑張れよ!とエールを送っていると思います。
まだまだ48匹のママさんなんですから
自然繁殖で卵から降海までの生存率は0.1%~40%。って、随分幅がある!
それに、良くても半分以上死んじゃう!
人工ふ化の、卵から放流までの生存率は80%だって。
これは、ふ化場でのお話でしょうね。
うちの子たちは、シロサケだと思います。
とにかく、残りの子達を大事に育てるわ!
わたし、がんばる!!!
水交換は、水道水です。
まさか、川まで汲みに行くほどは、献身的になれません(爆)
仰る通り、水道水を汲み置いて、カルキ抜きをしておきます。
私は、バケツの水を3個分用意して、交換する前日に、
一個玄関の外に出し、キンキンに冷やして、温度調整に使います。
水温を保つのも大変そうで、頭が下がります。
そっか・・・水は水道水のカルキ抜きでいいんですね
川に戻るけど海でも生きるから不思議だったんだぁ
あっ・・・雪まつりはもう直ぐですか?
自衛隊の皆さんが作られる雪の彫刻・・・
もしも御時間があたら、見せてください。
此方は(愛知)冷え込んでいますが雪降らずです。