ヒルサイドテラスの前を歩いていると、その裏手に古い屋敷があるのが見える。旧山手通りはさんざん通っているし、ヒルサイドテラスにもさんざん来ていたのに、裏手にこんな景色があることにまるで気が付かなかった。
代官山交番前の交差点から、目切坂の方へ入ったところに入口がある。今は渋谷区が管理する、重要文化財に指定されている旧朝倉家住宅である。
公開時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)、11月1日から2月末日までは午前10時~午後4時30分まで(入館は午後4時まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が休日の時はその直後の休日以外の日)、年末年始(12月29日~1月3日)
観覧料:一般:100円 小中学生:50円 10名以上は割引有り 60歳以上の人、障害のある人及び付き添いの人は観覧無料
「旧朝倉家住宅の沿革
旧朝倉家住宅は、猿楽町の南西斜面を利用して東京府議会議長や渋谷区議会議長を歴任した朝倉虎次郎によって大正8年に建てられました。その際、虎治郎は、材木店で働いた経験を生かし、自ら屋敷に使用する材木を選んだといいます。その後、戦後の困難期に社団法人中央馬事会へ売却された旧朝倉家住宅は、農林水産省に譲渡されるなどの歴史を経て、昭和39年から現在の内閣府の前身である経済企画庁の渋谷会議所として近年まで使用されていました。東京中心部に残る、関東大震災以前に溯る数少ない大正期の和風建築として貴重であり、また、都市化が急速に進んだ周縁部に営まれた住宅であることが、近代の和風住宅の展開を知る上で重要であるとして、平成16年に国の重要文化財に指定されました。
重要文化財:旧朝倉家住宅 2棟(主屋・土蔵) 附[つけたり]:庭門 1棟(棟門、杉皮葺)、附属屋 1棟(木造、鉄板葺) 指定年月日:平成16年12月10日
敷地総面積(指定書による):5,419.81平方メートル 建築面積(指定書による):主屋573.76平方メートル 土蔵29.03平方メートル 附属屋42.96平方メートル
所有者:文部科学省(文化庁) 管理団体:渋谷区」
「旧朝倉家住宅の庭園は、崖線という地形を取り入れた回遊式庭園で、石灯籠などの添景物が多く配置され、春はツツジの花や新緑を、秋はモミジ等の美しい紅葉を楽しむことができます。観覧にあたっては、足下の悪い部分がありますのでご注意下さい。また、植物等を採ったり、傷つけたりしないよう心がけてください。」
入って直ぐの左手には車庫がある。
「附属屋(車庫)
旧朝倉家住宅には大正8年の建設当初から車庫がありました。市街地化が急速に進む東京の周縁部で、自動車は必須の道具になっていきました。屋根を支える洋風の構造、コンクリートの土間、両妻の内側の波形鉄板など、普及し始めた頃の車庫の仕様をよく示しています。のちに管理棟として改造されましたが、詳細な痕跡調査によって創建当初の姿に復元しました。」
とにかく、代官山のこんな場所にあるとは思えないような、広々とした庭園が広がっている。背後が目黒川の谷で崖になっていることが、今日でも空が広く圧迫感のない雰囲気を作っていることが大きい。
主屋の正面。堂々たる和風建築。
完璧に修復され、ピカピカのコンディションになっているのが分かる。
さて、今回はまず庭を見ていこう。主屋の左手から庭に入れるようになっている。木々が多い。
そして、説明通りに崖線を取り込んだ庭園なので、裏手の目切坂に向けて下っている。このカットだけ見ると、山荘の庭園のようでもある。
土蔵は、関東大震災の後に再建されたものとのこと。
主屋に繋がる様に土蔵が建てられているのが分かる。
庭から屋内を覗いてみる。中も広い。
邸宅とか屋敷と呼びたくなるようなスケール。朝倉家は江戸時代からのこの辺りの大地主で、現在もヒルサイドテラスのオーナーであるといえば、なるほどと思う。
代官山交番前の交差点から、目切坂の方へ入ったところに入口がある。今は渋谷区が管理する、重要文化財に指定されている旧朝倉家住宅である。
公開時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)、11月1日から2月末日までは午前10時~午後4時30分まで(入館は午後4時まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が休日の時はその直後の休日以外の日)、年末年始(12月29日~1月3日)
観覧料:一般:100円 小中学生:50円 10名以上は割引有り 60歳以上の人、障害のある人及び付き添いの人は観覧無料
「旧朝倉家住宅の沿革
旧朝倉家住宅は、猿楽町の南西斜面を利用して東京府議会議長や渋谷区議会議長を歴任した朝倉虎次郎によって大正8年に建てられました。その際、虎治郎は、材木店で働いた経験を生かし、自ら屋敷に使用する材木を選んだといいます。その後、戦後の困難期に社団法人中央馬事会へ売却された旧朝倉家住宅は、農林水産省に譲渡されるなどの歴史を経て、昭和39年から現在の内閣府の前身である経済企画庁の渋谷会議所として近年まで使用されていました。東京中心部に残る、関東大震災以前に溯る数少ない大正期の和風建築として貴重であり、また、都市化が急速に進んだ周縁部に営まれた住宅であることが、近代の和風住宅の展開を知る上で重要であるとして、平成16年に国の重要文化財に指定されました。
重要文化財:旧朝倉家住宅 2棟(主屋・土蔵) 附[つけたり]:庭門 1棟(棟門、杉皮葺)、附属屋 1棟(木造、鉄板葺) 指定年月日:平成16年12月10日
敷地総面積(指定書による):5,419.81平方メートル 建築面積(指定書による):主屋573.76平方メートル 土蔵29.03平方メートル 附属屋42.96平方メートル
所有者:文部科学省(文化庁) 管理団体:渋谷区」
「旧朝倉家住宅の庭園は、崖線という地形を取り入れた回遊式庭園で、石灯籠などの添景物が多く配置され、春はツツジの花や新緑を、秋はモミジ等の美しい紅葉を楽しむことができます。観覧にあたっては、足下の悪い部分がありますのでご注意下さい。また、植物等を採ったり、傷つけたりしないよう心がけてください。」
入って直ぐの左手には車庫がある。
「附属屋(車庫)
旧朝倉家住宅には大正8年の建設当初から車庫がありました。市街地化が急速に進む東京の周縁部で、自動車は必須の道具になっていきました。屋根を支える洋風の構造、コンクリートの土間、両妻の内側の波形鉄板など、普及し始めた頃の車庫の仕様をよく示しています。のちに管理棟として改造されましたが、詳細な痕跡調査によって創建当初の姿に復元しました。」
とにかく、代官山のこんな場所にあるとは思えないような、広々とした庭園が広がっている。背後が目黒川の谷で崖になっていることが、今日でも空が広く圧迫感のない雰囲気を作っていることが大きい。
主屋の正面。堂々たる和風建築。
完璧に修復され、ピカピカのコンディションになっているのが分かる。
さて、今回はまず庭を見ていこう。主屋の左手から庭に入れるようになっている。木々が多い。
そして、説明通りに崖線を取り込んだ庭園なので、裏手の目切坂に向けて下っている。このカットだけ見ると、山荘の庭園のようでもある。
土蔵は、関東大震災の後に再建されたものとのこと。
主屋に繋がる様に土蔵が建てられているのが分かる。
庭から屋内を覗いてみる。中も広い。
邸宅とか屋敷と呼びたくなるようなスケール。朝倉家は江戸時代からのこの辺りの大地主で、現在もヒルサイドテラスのオーナーであるといえば、なるほどと思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます