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視覚障害者きうっちの自立への道

視覚障害者きうっち(S52年生)が気の向くままに日々の生活をツラツラとつづるブログ

在勤生活4756日目

2014-08-22 20:03:06 | 在勤生活
■今日の午前中にしていたこと
 膀胱炎に伴う熱→身体の不調とこの1週間続いていたのですが、
正直まだまだ身体の疲れが取れないのはありますね。というよりもこの1週間で体力そのものが落ちているのは明らかで
お仕事を終えた後に残る疲労感が、検査入院前よりもだいぶ大きい感じ。
まぁもっとも、お仕事が終わった後に最近は病院に行くことが一時的に増えていることが大きな原因ではあるんでしょうけど…orz
でもそれもきっと明日で終わりです(^^明日、先日の検査入院でポリープを除去した際「細胞を採取した」のでその結果を聞きに行って
それでもう病院とはしばらくお別れできると思います。いや思いたいです!(笑)。
いずれにしても毎年、何だか「夏」を生き抜くことが段々困難になっていっているような…(>_■今日の午後にしていたこと
 今日のお昼は、昨晩作った焼きそばの残り。
…でもさすがに残す量がちょっと少なすぎたかな(^^;お昼食べ終わった後、不覚にも「…あれ、もう終わり?」と思ってしまいましたし(-_-;

 そして今晩の晩ご飯。今晩は久しぶりに宅配ピザを注文することにしました。やっと胃の状態もだいぶ良くなってきましたし、
いわゆる一人快気祝いというヤツで(笑)。で今晩注文したのは「アンチョビ バジル」というピザ。もちろんサイズはLで♪

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在勤生活473、474日目

2014-08-21 22:31:49 | 在勤生活
■今日の午前中にしていたこと
 随分久しぶりのブログ更新になってしまいましたが、今日からボチボチ記事更新をしていこうと思っています。
先週末、無事大腸・内視鏡の検査入院からは退院することはできたのですが、今度は土曜日の昼からいつもの膀胱炎による高熱にうなされ…orz
で、それを火曜日くらいまでひきずってしまい、同時に身体はキツいのに「体そのもの」はほとんど疲れてないから
ほとんどロクに眠ることができないという悪循環…(>_■今日の午後にしていたこと
 今日のお昼は、そういえばまだ残っていた母親が月曜日作って言ったポテトサラダ。
この数日間、とても自分でご飯を用意する気力が無くて月曜日に母親にいくつか料理を作り置きしてもらっていったのですが、
この数日間はそれらを本当にありがたみを感じながらもしゃもしゃと食べておりましたm(_ _)m

 そして今晩の晩ご飯。今晩は久しぶりに自身で台所に立って用意することにしました。
今晩作った料理は焼きそば。…まぁわたしのおなじみなのですが(^^;

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はじめてのけんさにゅういん

2014-08-15 22:49:45 | 闘病日記
 記事タイトルを何となく「はじめてのおつかい」っぽくしておりますが(^^;
ようするに、今回の大腸・内視鏡での検査入院で体験した出来事を(前日の準備段階から含めて)記録に残してみようと思います。
後でわたし自身が読んで参考になる(思い出す)かもしれないし(笑)。

■いよいよ苦行の始まり
 8月13日。この日はまだ検査入院はしていなかったのですが、
既に「入院のための準備段階」として前日やっておくべきこと、色々な制限が病院側から指示は事前に出されていたので、それらを実施していました。
まずこの日からかなりキツめの食事制限。あんまり詳しく覚えてはないのですが、前日に食べても良いと病院側から言われていたのは
おかゆ、おじや、具が何も入っていないうどん、冷ややっこ、(朝だけ)卵焼き、デザートに何か食べたいのならヨーグルト-。とまぁこんなところで、ようするに「形のあるもの」はまずアウト、
そして「繊維質が多く含まれている食べ物」もアウトと言われました。おかげでこの日はほとんどロクなもの食べてません(TT)
朝は炊飯器で作ったおかゆとヨーグルト。味をつけるために入れた塩が、ちょっと入れすぎてしょっぱかった(苦笑)。で、お昼はヨーグルトだけ食べて、晩ご飯はミニ豆腐で作った冷ややっこ2丁。

 ただ正直、この日は「こんな食事」でも十分でした。というか食べたいと全然思わなかったんすよ。それが以下に述べる、病院側から指示されていた「前日しておくべきこと」なのですがorz
それは朝晩1回ずつ下剤を飲むこと。加えて水分もたくさん摂りなさいと。そしてなるべく腸の中をキレイにして病院にやってきなさいと。
検査の内容を聞く限りは確かにそうなので、この日は朝8時頃まずこの日1回目の下剤を飲んで、
続けて朝8時から3時間くらいの間に、500mlのウーロン茶のペットボトルを5本ほど飲みほしました!おかげでお腹がく、苦しい…orz
そして11時くらいからいよいよ「下痢の波」がやってきて、その後はほとんどトイレとお友達状態。もうキミとは一生離れない!みたいな(笑)。
いや、早く離れたかったんですけど……で、そうやって下痢地獄に散々苦しんで午後2時半頃にはようやく「波」もおさまり、
明日からの入院へ持っていく物などの準備。ちなみにこの日は昼くらいから両親にも来てもらい、入院のための準備を手伝ってもらっていたのですが
正直かなり助かりました、いやホントに…m(_ _)m正直、もうこの時点で体力的にも精神的にもかなり消耗していたので。

 で、その後は下痢と闘い疲れて、夕方6時くらいまでぐっすりとお昼寝をし(苦笑)、午後7時前までに晩ご飯は食べなさいとの指示もされていたので
上述の晩ご飯をいただきました。たったミニ豆腐2丁の冷ややっこ(それもただ豆腐にしょうゆをかけただけ)でも何と美味しかったことか(笑)。
それから8時くらいに下剤をまた飲んで、この日は午後10時半頃就寝。実はこの日夕方くらいからは、あんまり水分は摂っていませんでした。
それはまた散々下痢に悩まされて眠れなくなってしまうのが嫌だったから。それに朝の下剤で相当出していたという手ごたえ?もそれなりにありましたし、
そもそも次の日もまた下剤いっぱい飲んで下痢と闘わなければならないと分かっていたから(TT)、まぁ気分的にこの日は「お願いだから今日はもうカンベンしてくれ…」という感じでしたね…(>_■いよいよ検査入院当日
 8月14日。この日からいよいよ検査入院本番。この日は午前6時頃に起床し、とりあえずシャワーを浴び、
その後はひげを剃ったり適当に朝の洗面ルーチンをこなして……以上(苦笑)。当然この日から水以外は何も口にしてはいけないので、まぁ出かける前にやることなんて言ったら正直こんなものです。
そして午前8時半頃、いよいよ入院先の病院へ到着。それにしても昨日からずっと下剤を飲みっぱなしだからなのか、
朝からお腹が常にユルユルしてて気持ち悪い感じ。まずは医師との問診と同時に検温と血圧の測定。続けてレントゲンの撮影と心電図の検査。
たぶんこのあたりはどんな検査で入院することになってもする「お約束」みたいなもんなんだろうな。これら検査の前段階のお約束を午前10時頃までに修了させ、
いよいよ下剤をたんまり飲むため(TT)わたしは検査室へ-。ではなく、わたしは個室の病室へ行きました。
何で個室の病室(一泊二日で約3万円也。ちなみに相部屋であれば食事代だけなので2000円以下とのこと)なんてブルジョワなことをしたのかというと、それはやはり自身の障害のことを考えて、というのが一番ですね。
このブログの読者ならご存知の通り、わたしは目が全く見えていません。加えて両足も少々不自由なため、歩くことは平均的な全盲の視覚障害を抱える人よりもちょっと大変です。
加えて11年前の病気の後遺症なのか、お尻の穴も少々ゆるい感じなので、間違いなく何回もトイレに駆け込むことになる今回の検査、
一番、というか唯一不安に感じていたことといえば、正直この点でした。でもトイレが病室の中にある個室の病室であれば、
極端に言ってしまえばトイレを「占領」トイレへ「籠城」してしまっても全く問題ありません(笑)。何より、自身が精神的に感じていた不安を大きく取り除けるのであれば、
二日で3万円というのもまぁ仕方がないか-。7月下旬に今回の検査入院の予約をした際こんなことを思っていたわたしは、まぁ正直言うとこのことについてそんなに深くは考えていませんでした。
ただしわたしはこの日の夜、大腸・内視鏡の検査を終え、ベッドの上に寝転がりながらしみじみと思いましたね。3万円ケチらないで、個室の病室を取っておいて本っ当に良かったなと(苦笑)。
以下その顛末。

 午前10時半頃、担当の看護師からこれから飲む下剤の説明を受け、いよいよ下剤をガボガボガボガボ飲むことに。
まず点鼻薬より少し大きい容器に入った下剤を一気に飲み干し、続けて袋のボトル?に入った下剤(約1.8リットル)を少しずつコップに継ぎ足してもらって、1時間程度かけてゆっくり飲みほします。
ところでこの下剤、事前の説明を受けた際「味はアクエリアスみたいな味」と聞かされていたのですが、まさに味はアクエリアスでした(笑)。
下剤を飲み始めて15分語。↑のようなくだらないことを確認する余裕がこの時にはまだあったのですが、だんだんそんなことを愉しむ余裕すら無くなってきます。
下剤を飲み始めて30分後。この時点で「下痢の波」はまだ来ていないですが、お腹はもう正直結構苦しい感じ。
下剤を飲み始めて45分後。まだ「波」は来ず。でもお腹はかなりキツい…orz下剤も一生懸命(苦笑)飲んでいた成果なのか、この頃にはもう全体の4分の3くらいは飲みほしていました。
下剤を飲み始めていよいよ1時間後。「波」はまだ来ず。最初に手渡された下剤もこの頃には全て飲みほしてしまい、むしろまだ「波」がまだ来ないことに段々不安になってくることに(^^;;
事前の説明で「下剤の味に飽きたらお茶や水と合わせて飲んでもいいですよ」と言われていたので、追加で爽健美茶のペットボトル(500ml)をさらに飲むことに。…で…でも…し、正直苦しい…orz(>_<)
そして下剤を飲み始めてから1時間半後。いよいよ「波」がやってきましたよ、怒涛のように!
もうこんな勢いで押し寄せられてきたら、わたしのお尻にはとても押さえきれません!(笑)早速トイレへ駆け込む駆け込む。紙パンツを履いていたからセーフでしたが、この時点で既にちょっと漏れていたと思われorz
そしてこの後30分くらいトイレを占拠するわたし(苦笑)。いや、だって本当にトイレ立つことができないんだもん(TT)
全然力入れていないのに、お尻の穴からそれこそおしっこみたいな便が断続的にチョロチョロ出ている状態なんだから…orzでも看護師さんにトイレを流さないで溜めておいた便の状態を見てもらわないといけないことは分かっていたので、
ある程度お腹が落ち着いてきたら(と思いこむことができたら(^^;)、看護師さんに便の状態を見てもらうことに。
こんだけ便が汁っぽいのだからもう良いでしょ?う~ん…残念ながら、これではまだまだ不合格ですね(^O^)とにこやかに回答する看護師さん。
去り際に「水分が足りないようでしたらもうちょっと水分摂ってお腹の中キレイにしてくださいね(^O^)」との捨てゼリフを残して去っていく看護師さん。
別にこの看護師さんは全然悪くないのですが、去っていくこの看護師さん、もとい白衣の小悪魔さんをうらめしそうな瞳で見送るわたしorz

 そしてこの時点でもうかなり精神的に滅入っているわたし…orzもうやけくそ気味に爽健美茶をちびちびと飲んでいると、またすぐに「波」がやってきてトイレへ駆け込むことに。
で、またトイレを30分近く占拠。あぁ…お仕事って楽しいなぁ…なんて現実逃避もしつつ(^^;
午後1時半頃。もうこの1、2時間で何回便が出ただろう。
もうすがるような目で「…どうですか?」と看護師さんに便の状態を確認してもらい、ようやくOKをもらいました\(^o^)/
ただこの後、お腹がある程度落ち着いてくれないと5階にあったわたしの病室から地下1階にある検査室まで
正直「安心して」検査に向かうことはできないので、「波」がある程度おとなしくなってから、いよいよ検査を受けに検査質へ。この時点でだいたい午後2時半くらいだったかな。
ちなみにこの大腸・内視鏡の検査を受ける際は、お尻の部分が大きく開いてる専用のパンツを履くことになるのですが、
自身は前述しているような不安があったので、病院側にお願いしこのお尻の部分が開いていたパンツを履いて、その上からパットをお尻に当てるという、何だかよく分からない状態で検査室へ向かうことに。
で、この後いよいよ検査開始。車椅子で検査室まで運ばれていったわたしは、検査室に行ってまず検査をするためのベッドのようなところに乗って
ゴロンと横向きにさせられます。いわゆるお尻を検査担当の医師に見せているような状態。そしてこの後痛みどめの麻酔を点滴を通して流されました。
で、麻酔が全部体内へ流れたらいよいよ検査本番-。のはずなのですが、気が付いたらわたしは自身が入っていた病室のすぐ傍にいて、ストレッチャーで運ばれている状態でした(^^;
検査の内容としては、お尻の穴からファイバーを入れて、そのファイバーの先端に付けられている小型のカメラで腸の中を撮影、ポリープのようなものがあれば
同じくファイバーの先端に付けられているレーザーのようなもので焼き切る-。とは事前に説明を受けていたのですが、この病院では大腸・内視鏡の検査を受ける際には
患者に麻酔をしてから、というやり方を取っているらしいので(他の病院ではしてないところもあるらしい)、わたしには残念ながら検査している間の記憶が全くありませんorz

 ちなみにこれで、今回の検査入院の「主な検査内容」は修了。後は以降の検査結果が出るまでの過程や
今後の日程などの説明を担当の看護師から聞いて、この日は修了。
この時点でだいたい午後5時くらいだったのかな。この後は消灯時間までもう完全に自由時間。やっと優雅な入院ライフを過ごすことができました(笑)。
ちなみにこの日の晩、早速夕食を食べることはできました。確か献立はおかゆっぽい白いご飯に味噌汁、煮魚にじゃがいもと大根の煮物という感じ。
というかいきなりこんな形のあるもの食べていいものなのか?わたしは全然大歓迎なのですが(苦笑)。
で、この日は結局消灯時間前の午後9時頃就寝。↑で述べているように、この日はとにかくもうヘトヘトでしたね…(>_■めでたく順調に退院。ですが…
 8月15日。夜中に一度トイレに立つため目覚めつつ(いつもこんな感じ(TT))、この日は午前6時前に起床。
それから7時頃担当の看護師が今日の予定について説明をしにやってきて、午前8時頃朝ご飯。
ちなみにこの日の朝ご飯は不通の白いご飯におかかのふりかけ、味噌汁、白菜のおひたしに牛乳。というか本当にもうこんな「普通のもの」を食べていいのか(^^;?
で、この後9時過ぎに両親と今回の検査結果を医師へ聞きに行き、その後病室を引き払う準備をして(病院へのアンケートを記入したりだとか)
午前10時半頃、会計を済ませてあっさりと退院。午前11時過ぎには、親の車でもう自宅へ戻っていました。
で、これで今回の検査入院の件は全て修了、めでたしめでたし!-。と、言いたいところなのですが、
何か来週またこの病院へ来てくれって病院側からの指示が(苦笑)。幸い、今度は土曜日に来院しても良いと言われたので、8月23日(土)にまたこの病院へ行ってくることにします。
ただ、今回は「ただ検査結果を医師から説明されるだけ(これも既にやってもらっているような気がするんだけど(^^;)」だから、もう厄介なことにはならないと思っているのですが。

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iPadを購入して2カ月経ってみての感想

2014-08-13 18:00:46 | その他
iPadを購入して2カ月経ってみての感想

 わたしがiPadを地元のドコモショップで手に入れたのが、確か6月11日。今日でだいたい2カ月くらいになるのですが、
それまでにiPadに対し自分なりに感じてきたこと、全盲の視覚障害者であるわたしが、一体どのようにしてiPadの操作方法を習熟していったのかなどを記してみようと思います。

■全くの初心者が本当に独力でiPadを触り始めることができるのか
 iPhoneやiPad、ちょっと興味はあるんだけど、全盲の視覚障害者である自分に本当に使いこなせるんだろうか?
もし使いこなせたとして、それはやっぱりどこかの訓練施設などである程度捜査方法を学んだことが前提なんじゃないだろうか?-。これまでスマフォやタブレット端末を使ったことのない、
全盲、あるいはそれに近い視覚障害を抱える人たちがスマフォやタブレット端末に対して抱くのは、まずこのようなことではないのかなと、わたしは考えています。
何よりわたし自身が割とこれに近い感じのことを思っていましたし。で、これに対する回答なのですが、
わたし個人の感触としては「(条件はある程限定されるけど)どうにもならないということはない」と思っております。
わたしもほとんど事前の知識を入れないままiPadを購入してしまったのですが(^^;
そんなわたしも購入先のドコモショップで教えてもらったことといえばiPadの電源の入れ方と切り方、電源スイッチの場所、iPadの正しい順方向について(とホームボタンの場所)、
その他端末本体の周りに付随している接続端子などの説明、そして「ボイスオーバー」と呼ばれるiOSの読み上げ機能をSiri(iOSの音声入力機能)でオンオフさせるための練習をほんの少し-。
わたしがお店で受けたレクチャーといえば、ざっと挙げていけばまぁこんなところ。後は自宅で一人、iPadをプチプチいじっていて
あーでもないこーでもない、と1カ月くらいは週末がくる度にそれこそiPadのためのミニ合宿を張っていたりもしたのですが(笑)
それでも自身のやりたいこと(といってもそんなに数多くはないですけど(^^;)は、どうにか(ある程度は)スムーズにできるようになりました。
なので、上記込み出しのような質問を受けたとしたなら、わたしは「ま、何とかなりますよ(^-^)」とお答えすることにしております。

■わたしはこんな方法でiPadの操作方法を習得していきました
 じゃあ、ほとんど予備知識のない全盲の視覚障害者が「何となく」iPhoneやiPadを購入し、
自宅で「何となく」プチプチといじっていたらこれらの端末はそのうち使えるようになるのか?-。と続けて質問されたとしたら、わたしの答えは「いくら何でもそれはちょっとキツい」とお答えすることでしょう。
別に自宅で一人黙々と「iPhoneやiPadを触って使い方を研究する」のは全然構わないと思いますし、むしろそういう努力の道は必ず通らなければならないと思うのですが、
だからといって「めくらめっぽう」iPhoneやiPadを触っていても、その使い方を習熟していくのはちょっと難しいのかなと、わたしは考えています。

 じゃあ、どうすればいいのか?-。わたしは日本ライトハウスの見えなくても使えるiPhoneというサイトを参考にしながら、iPadの操作を少しずつ覚えていきました。
このサイトがだいたい95%くらいで、後はSPAN(特定非営利活動法人 視覚障害者パソコンアシストネットワーク)が作成したVoiceOver(ボイスオーバー)を使用した全盲者でも使えるスマートフォンの簡易マニュアルというサイトが5%くらい。
あとiPhoneやiPadを「ボイスオーバーの読み上げの音声」で使用する場合、数多くあるジェスチャーが非常に重要になってきます。
(例えば何か音楽やラジオの音声を聴いている際、2本指で画面のどこでもいいから2回「トントン」とタッチすると、その時再生していた音楽やラジオの音声が一時停止する)
PCでいえばジェスチャーはショートカットキーのようなものでしょうか?個人的な感覚としては、このジェスチャーをどれだけ数多く、スムーズに使いこなせるかが
全盲の視覚障害者がiPhoneやiPadなどのスマート端末を使いこなす、重要なカギを握っていると思っています。
ちなみにiOSのジェスチャーは、上記で紹介しているサイトでも数多く紹介されていますが、わたしはそれでもちょっと不十分だと思ったので
自身でEXCELを用いこんな表を作って覚えました。それにこういう表を作れば、ある意味「書いて覚える」ということにもなるので、ジェスチャー自体を覚えるのを早くする助けにもなるのかなと。

 というわけでわたしは上記2つのサイトを主に用い、ジェスチャーを重点的に覚えながら、ボイスオーバー使用時のiPadの操作を覚えていきました。
ただこの方法には「目の前にあるPCの画面で上記サイトを見ながら」という注釈がどうしてもついてしまうのですが。
ただPCがある程度自由に使いこなせるのであれば、上記の方法でiPhoneやiPadの捜査方法を習熟していくという方法は、
中々有効な手かと思います。個人的にはかなりオススメの方法ですね(^O^)

■わたしが主に使っているアプリ
 iPadのようなiOS端末に限らず、スマフォやタブレットは数多くあるアプリをダウンロード、インストールすることが欠かせません。
ただ正直、ボイスオーバーを利用して「読み上げの音声」でiPadを使用していると、どうしても利用が困難なアプリというものはあります。
特に自分が試した範囲ではあるのですが、ゲームアプリはほとんど×ですね(TT)ちなみにわたしがまともにプレイすることができたゲームアプリは、
サウンドノベル(ようするに小説を読み進めていくようなゲーム。途中表示される選択肢をどうするかで物語の展開が変化していく)の「かまいたちの夜」だけでした。

 ただ、ボイスオーバーでも使えるアプリを有効利用すれば、全盲の視覚障害者にとって、
iPhoneやiPadは生活の幅を広げることができることも事実です。
ちなみにわたしはkindle本を読むことができるkindleアプリを恐らく最も利用しているのですが、
全盲の視覚障害者であるわたしは、これまでamazonなどで売っている新刊本を発売日当日に読むということは正直あきらめていました。
サピエ図書館などで公開されている音声化されたDaigy図書以外では読書を愉しむことはちょっと厳しいのかなと。
でも、上記kindleアプリを利用すれば(当然有料ですが)amazonでkindle本を購入し、
新刊本やまだDaigy図書化されていない本も「読書」することができるというわけです。
実際、わたしはこのkindleアプリを利用することでかなり生活スタイルが変わりましたね。実は最近、Daigy図書はほとんど読まなくなってしまいました(^^;;
いやぁ、正直サピエ図書館には「ゆる~い感じのライトノベル」「割とマニアックなスポーツやサブカルチャー本」というのはあんまりラインナップされていないので…m(_ _)m

 ま、まぁそれはともかく(^^;ボイスオーバーを利用しながら利用できるアプリというのも実は結構たくさんあります。
そんな種類のアプリを一番てっとり早く見つける方法としてはこのようなサイトを利用することだとは思いますが、
ここではわたしがよく利用してる、上記kindleアプリ以外のアプリを紹介してみようと思います。

radikker
radikkerは非公式のラジコあぷり。実は公式のradicoアプリは、ボイスオーバーの音声がラジオ局のチャンネルを読み上げてくれないという(2014年7月1日確認)、
全盲の視覚障害者にとっては致命傷の弱点を抱えているので、iPhoneやiPadのようなiOS端末でラジコやNHKのらじるらじるを聴くつもりであれば
こちらのアプリがオススメ(^-^)ただこのradikkerは関東のAM・FMのラジオ局しか聴くことができないという、これもある意味致命傷の弱点がありますorz
ただその点だけに目をつぶれば(つまり関東に住む全盲の人間が利用するのであれば)、このradikkerはとても使いやすいラジコアプリだと思います。
AM・FMのラジオをよく聴く全盲の視覚障害者であれば、かなりオススメのアプリですね(^O^)

※14/9/11追記
この日の時点で、公式のラジコアプリでもボイスオーバーがちゃんとチャンネル選択の画面を読み上げてくれることを確認しました\(^o^)/
なのでこの日以降、この記事を見た方は↑で書いてあるraddikkerのことは忘れてしまってください(^^;

スポナビ プロ野球速報
こちらはプロ野球が好きな全盲の視覚障害者にオススメのアプリ。
セールスポイントは「とにかく使いやすい」ということだと思います。特に試合のスコアを確認するだけであれば、
読み上げの音声では一番分かりやすいのではないかなと、個人的には思っております。利用するために面倒な会員登録などがないのも、個人的にはかなり好感が持てるポイントですね(^-^)

■結論
 これまでiPhoneやiPadの魅力をツラツラと書いてきましたが、
まぁ正直、これらiOS端末を使うのが大変じゃないのか?と問われれば「いやぁそれなりには大変です実は(^^;」とたぶん本音が出てしまうと思います。
これまであえて触れてこなかったのですが(^^;文字入力は正直ハードボタン(いわゆる形のあるボタン)がある普通の携帯電話の方がかなり楽だと思いますし。
ただそれでも、iPhoneやiPadを買おうかどうか迷っているのであれば、わたしは「買い!」だと思っております。
iPhoneやiPadに搭載されているiOSは、実はとてもアクセシビリティ的には配慮されていると思いますし(正直読み上げの音声が聴きとりにくい部分もあるのですが)
これらの端末は上述しているように全盲の視覚障害者にとって、色々と「幅」を広げてくれる可能性が大いにあります。
まずは誰かiOS端末を持っている知人にiPhoneやiPadを触らせてもらうか、
何か視覚障害関係のイベントで触れるようなところから始めてみてもいいのかもしれないですね(^O^)

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在勤生活472日目

2014-08-12 18:00:19 | 在勤生活
■今日の午前中にしていたこと
 いよいよ明日からお仕事は3日間お休み。楽しい楽しい夏休み♪-。に、なるわけはなくorz
明日は下剤を朝から飲んで下痢と闘うことが決定している一日(>_■今日の午後にしていたこと
 今日のお昼は、朝炊いておいたご飯の残りに生卵をかけて卵ご飯♪
…明日からしばらくまともなモノは食べられなくなるのだから「おまえもっといいもの食べとけよ…」という感じなのですが(^^;
実は昨日ほどではないけど、今日もあまりお昼休みをちゃんと休むことができなかったし、必然的にまともにご飯を食べている時間もほぼ皆無だったから(TT)
まぁ結果的にはこんなもんで良かったのかな…。…いや、絶対良くないと思う(苦笑)。

 そして今晩の晩ご飯。今晩は炊きたてのご飯に昨晩ヘルパーさんに作り置きしてもらっていたハンバーグ2個。
上でも触れているように、しばらくまともなものは食べられそうにないので、このハンバーグも普段以上に味わって(笑)食そうと思っておりますm(_ _)m

 ところで明日から3日間お休みなので、基本「勤務日の平日」を更新日としているこのブログもしばらく休止、ということになるかもしれません。
実は明日は「ブログ記事にUPするかもしれないネタ」があるのでブログの更新はするかもしれませんが、14日は確実にお休みします。
15日は余力があれば「検査入院中の出来事」みたいな題材で更新をするかもしれませんが、まぁあくまで余力があったらですね(苦笑)。

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