視覚障害者きうっちの自立への道

視覚障害者きうっち(S52年生)が気の向くままに日々の生活をツラツラとつづるブログ

各種音声読み上げソフトのショートカットコマンド一覧

2011-09-03 18:00:00 | 視覚障害
 全盲の視覚障害者がPCを使う際に欠かせないのがスクリーンリーダー、いわゆる音声読み上げソフトです。
その音声読み上げソフトにもいくつか種類があり、2011年現在の主なものとしては、PCトーカー、フォーカストーク、JAWS(ジョーズ)といったところでしょうか。
そしてこの音声読み上げソフトには、各音声読み上げソフトによってユーザーを補助してくれる様々なショートカットコマンドが用意されています。
例を挙げるとカーソルがある位置のフォント情報を音声で案内したりだとか、カーソルのある行を全て読み上げたりだとか、はたまた現在の時刻を読み上げたりだとか、まぁそんな感じですね。
ただ、ここで問題になってくるのがそのショートカットコマンドが意外とどのような入力をしたらよいのか?ということが分からないということ。
何よりその数があまりにも膨大であるということです。数がありすぎてまず全部は覚えられません。…まぁ実際のところは『よく使うもの』を10個程度覚えておけば、だいたい事足りるのではあるのですが。

 そこで今回は(自分がこういうのを欲しかった、というのも含めて)自分がこれまで扱ってきたことのある、PCトーカー、XPリーダー、フォーカストーク、そしてJAWS独自のショートカットコマンドを一覧にして紹介しようと思います。
なお、自分独自の判断として『これだけは覚えておいた方がいいかも?』というショートカットコマンドには、行の先頭に『※』を付けておきましたので、よかったら参考にしてください。
ただ、ここで紹介したショートカットコマンドはこれで全て、というわけではありません。というか自分も全部は知りません(汗)ので、そのあたりはご了承ください。m(_ _)m

 なお、今回の記事にしてある内容をExcelのファイルにした各種音声読み上げソフトのショートカット一覧(1).xlsというものを作成したので、このファイルをUPしておきます。
上のリンク先を開くと新しいブラウザが起ち上がります。その起ち上がったブラウザの真ん中あたりに『各種音声読み上げソフトのショートカット一覧(1).xls』というリンクがあるので、そこをクリック(またはEnterキーを押す)をしてください。ダウンロードファイルを保存するダイアログが表示されるので、後は画面の支持に従ってファイルをダウンロードしてください。
ある程度、Excelが使いこなせる人であれば、こちらから見た方がかなり楽だと思うので、よかったら上のリンク先からファイルをダウンロードしてください。

■PCトーカー Windowsのショートカットコマンド
 まず、2011年現在国内シェア最大を誇る音声読み上げソフト、PCトーカーのものからご紹介。
なお、Ctrl+Alt+1などのように、ここに記してはないですが数字の1はテンキーの1でもフルキー(キーボード左上の1)でも基本的にはOKです(ただし、あらかじめ『テンキー』と但し書きがされているものは除く)。

※ctrl+alt+1 or 5 現在開いているアプリケーションファイル名の読み上げ
 ctrl+alt+2 現在起動しているアプリケーションを全て読み上げ
 Ctrl+Alt+B タスク数読み・・・現在、起動しているソフト(タスク)の数を読み上げます。
※ctrl+alt+3 or ctrl+alt+. or Ctrl+Alt+F9 現在カーソルがあるポイント(行・列の順番)で読み上げ
 ctrl+alt+6 現在フォーカスが当てられているブラウザ上のツールバーを読み上げ
 Alt+F1 ファイル名読み上げ
 Alt+F3 ページ設定読み上げ 
 Alt+F8 1行読み
 Alt+F9 段落読み
 Alt+F10 カーソル位置から全文読み
 F6 通常/拡大切換
 ctrl+alt+o カーソル位置の読み上げ
 Shift+Alt+K 罫線情報読み
 Ctrl+Alt+G 書式情報読み
※Ctrl+Alt+M 識別読み
 Ctrl+Alt+H 行頭からカーソル手前読み
 Ctrl+Alt+I 1行読み
 Ctrl+Alt+J 1行読み
※Ctrl+Alt+K カーソル位置から行末読み
 Ctrl+Alt+,(コンマ) カーソル位置読み
 Ctrl+Alt+A カーソル位置から全文読み
 Shift 選択範囲の読みあげ
 Alt+F11 Word読み上げ機能の停止
 Alt+F12 Word読み上げ機能の開始
 Ctrl+Alt+¥ 入力キーの読み上げ・・・・・・入力したキーを音声で確認します。
 Ctrl+Alt+/ キー入力状態・・・特殊キーの状態などを読み上げます。
※Ctrl+Alt+Z ウインドウ全文読み、またはダイアログボックス内の、全スタティック(文字情報)を読み上げます。
※Ctrl+Alt+矢印キー ウインドウの仮想カーソル操作・・・ダイアログボックス上のスタティック文字を仮想カーソルで音声ガイドします。
 Ctrl+Alt+PageUp(過去のログ) 音声ログの読み上げ・・・音声ガイドの履歴(ログ)をさかのぼって聞くことができます。
 Ctrl+Alt+PageDown(過去ログから最近のログへ) 音声ログの読み上げ・・・音声ガイドの履歴(ログ)をさかのぼって聞くことができます。
 Ctrl+Alt+R 再読み・・・直前の音声ガイドを、もう一度ガイドします。
 Ctrl+Alt+S クリップボードに読み上げ内容をコピー・・・直前の音声をクリップボードにコピーします。

音声設定
 Ctrl+Alt+F7 or Ctrl+Alt+アルファベットのQ 音声スピード・・・音声スピードを設定します。
 Ctrl+Alt+W 音声 音程・・・音声の音程を調整します。
 Ctrl+Alt+F8 or Ctrl+Alt+V カーソル文字の読み方(設定)・・・カーソルを移動したときや文字を入力したときの読み方を設定します。
 Ctrl+Alt+T フォネティック読み(設定)・・・フォネティック読みの設定をします。
 Ctrl+Alt+E 英語読み(設定)・・・英語読み(単語読み/スペル読み)を設定します。
 ctrl+alt+u or Ctrl+Alt+F5 括弧や句点の読み上げ on/offの切り替え
 ctrl+alt+; 記号読み上げ設定のon/offの切り替え
 ctrl+alt+: 改行読み上げ設定のon/offの切り替え

PC-Talkerの制御コマンド
 Ctrl+Alt+Tab デスクトップを開く・・・デスクトップ画面を開きます。
 Ctrl+Alt+F12(vf・2) PC-Talkerのメニュー表示・・・PC-Talkerのメニューを起動(表示)します。
 ctrl+alt+n or Ctrl+Alt+F2 音声ナビゲートの停止/開始の切り替え
Ctrl+Alt+F3 PC-Talkerの終了・・・PC-Talkerを終了します。
Ctrl+Shift+F3 PC-Talkerの再起動・・・PC-Talkerを再起動します。
Shift または Escape 読み上げ音声中断・・・読み上げ音声を中断します。

マウス操作
Ctrl+Alt+_ マウスカーソルガイド(設定)・・・マウスカーソルがウインドウなどを通過したときに、自動的に音声ガイドします。
Ctrl+Alt+[   前のコントロールに戻る マウスカーソル自動移動・・・ボタンやコントロールに自動的にカーソルを移動します。  Ctrl+Alt+]   次のコントロールに移動
Ctrl+Alt+@  左ボタン マウスボタンクリック・・・マウスのボタンをクリックします。

■PCトーカー WordとExcelのショートカットコマンド
 次はPCトーカーを用いている際のWordとExcelのショートカットコマンド。
上のWindows編も含めて、このあたりは実はAOKメニューのオンラインマニュアルに全部載ってはいるのですが、
正直な話、自分で調べる、それも調べたいものを探すのは結構面倒なんですよねぇ…。

PCトーカーを用いた際のWordのショートカットコマンド
 Alt+F1 ファイル名読み上げ
 Alt+F3 ページ設定読み上げ 
 Alt+F8 1行読み
 Alt+F9 段落読み
 Alt+F10 カーソル位置から全文読み
 F6 通常/拡大切換
 F9 カーソル位置の読み上げ
 Shift+Alt+K 罫線情報読み
 Ctrl+Alt+G 書式情報読み
※Ctrl+Alt+M 識別読み
 Ctrl+Alt+H 行頭からカーソル手前読み
 Ctrl+Alt+I JISコード読み
 Ctrl+Alt+J 1行読み
※Ctrl+Alt+K カーソル位置から行末読み
 Ctrl+Alt+,(コンマ) カーソル位置読み
 Ctrl+Alt+A カーソル位置から全文読み
 Shift 選択範囲の読みあげ
 Alt+F11 Word読み上げ機能の停止
 Alt+F12 Word読み上げ機能の開始

PCトーカーを用いた際のExcelのショートカットコマンド
 Ctrl+Alt+G セルの数式読み上げ(PC-Talkerの情報読みコマンド)
※Ctrl+Alt+M セルの文字列詳細読み(PC-Talkerの識別読みコマンド)
※Shift+Alt+F セルのフォント情報の読み上げ
※Shift+Alt+G セルの文字配置情報の読み上げ
※Shift+Alt+K セルの罫線情報の読み上げ
 Alt+F1 ブック名の読み上げ
 Alt+F3 シート名の読み上げ
 F9  セルの番地読み上げ
 Ctrl+Alt+H カーソル手前まで行読み
 Ctrl+Alt+J 1行読み
 Ctrl+Alt+K カーソル以降
 Shift+Alt+U カーソル手前まで列読み
 Shift+Alt+I 1列読み
 Shift+Alt+O カーソル以降列読み

■PCトーカー インターネット使用時のショートカットコマンド
 次にインターネット使用時にPCトーカーを用いた際のショートカットコマンド一覧。

※Shift 仮想カーソル位置からページの読み上げ
※Ctrl+↑ 仮想カーソルを上の項目に移動して読み上げ
※Ctrl+↓ 仮想カーソルを下の項目に移動して読み上げ
 Ctrl+PageUp 仮想カーソルを10項目 上へ移動して読み上げ
 Ctrl+PageDown 仮想カーソルを10項目 下へ移動して読み上げ
 Ctrl+Home 仮想カーソルをページのトップへ移動
 Ctrl+End 仮想カーソルをページのラストへ移動
※Ctrl+→ 仮想カーソルを右に移動して文字単位で読み上げ
※Ctrl+← 仮想カーソルを左へ移動して文字単位で読み上げ
 Ctrl + Enter 仮想カーソルの項目を、再度読み上げ
 Ctrl+Alt+A ページの内容をすべて読み上げ
 Ctrl+Alt+F10 ページの内容をすべて読み上げ
 Ctrl+Alt+M リンクのURLを読み上げて、クリップボードにコピー
 Ctrl+Alt+G 情報読み
 Ctrl+Alt+R 再読み・前回の音声を再度読み上げ
 Ctrl+Alt+F9 現在の仮想カーソル位置を項目の位置で読み上げ
 Ctrl+Alt+, 現在の仮想カーソル位置を項目の位置で読み上げ
 Ctrl+Alt+I 仮想カーソル位置の文字をコード読み
 Ctrl+Alt+F 仮想カーソル位置の文字を点字符号読み
 Ctrl+Alt+S ページの内容をすべてクリップボードにコピー

■XPリーダーを用いた際のWordとExcelのショートカットコマンド
 次に自分が2011年7月まで在籍した職リハで散々お世話になった、XPリーダーのショートカットコマンド一覧。
もうXPリーダー自体は販売を停止しているので、このソフトそのものは『過去の遺物』ではあるのですが、このコマンドはほとんどそのままフォーカストークに流用できるのでドドドーンと掲載。

XPリーダーを使用した際のWordのショートカットコマンド
 Ctrl + Shift + Kキー カレット行の読み上げ
 Ctrl + Shift + Jキー 行頭からカレットまでの読み上げ
※Ctrl + Shift + Lキー カレットから行末までの読み上げ
 Ctrl + Shift + Iキー カレット行の一行上の読み上げ
 Ctrl + Shift + ,キー カレット行の一行下の読み上げ
 Ctrl + Shift + Uキー 現在段落の読み上げ
※Ctrl + Alt + ^キー カレット文字の文字の文字装飾の設定状況
 Ctrl + Alt + @キー カレット位置のページ数の確認
 Ctrl + 上矢印キー 段落移動読み上げ
 Ctrl + 下矢印キー 段落移動読み上げ(逆方向)
 Ctrl + 右矢印キー 文節移動読み上げ
 Ctrl + 左矢印キー 文節移動読み上げ(逆方向)

XPリーダーを使用した際のExcelのショートカットコマンド
 Ctrl + Shift + Kキー アクティブセルの読み上げ
 Ctrl + Shift + Iキー アクティブセルの一つ上のセルの読み上げ
 Ctrl + Shift + Mキー アクティブセルの一つ下のセルの読み上げ
 Ctrl + Shift + Jキー アクティブセルの一つ左のセルの読み上げ
 Ctrl + Shift + Lキー アクティブセルの一つ右のセルの読み上げ
 Ctrl + Shift + 左矢印キー データが入力されている行の先頭セルまで選択
 Ctrl + Shift + 右矢印キー データが入力されている行の最終セルまで選択
 Ctrl + Shift + 上矢印キー データが入力されている列の先頭セルまで選択
 Ctrl + Shift + 下矢印キー データが入力されている列の最終セルまで選択
 Ctrl + Shift + Homeキー ワークシートの先頭のセルまで選択
 Ctrl + Shift + Endキー データが入力されている最終セルまで選択
 Ctrl + Alt + Iキー 現在のセル位置を登録
 Ctrl + Alt + Oキー Ctrl + Alt + Iキーで登録したセル位置へ移動
※Ctrl + Alt + Pキー アクティブセルの書式読み上げ
☆アクティブセルの読み上げ内容は、「Excelの読み上げ」タブの「セルの設定書式」で指定する。

■XPリーダーを用いた際のインターネット使用時のショートカットコマンド
 次にXPリーダーを用いた際のインターネット使用時のショートカットコマンド一覧。実はわたくし、XPリーダーを用いてインターネットを閲覧したことはほとんどないのではあるのですが…(汗)。

※Ctrl + Alt + Aキー アクティブウィンドウ読み上げ
 Ctrl + Alt + Bキー 起動タスク数読み上げ
 Ctrl + Alt + Cキー 起動全タスクタイトル読み上げ
 Ctrl + Alt + Gキー ユーザ辞書交換ダイアログの表示
 Ctrl + Alt + Hキー エディットクラスのカレット右側文字の詳細読み
※Ctrl + Alt + Jキー 現在の日付と時刻の読み上げ
 Ctrl + Alt + Kキー キーボード読み上げのオン、オフ切り替え
 Ctrl + Alt + Mキー マウスカーソル読み上げのオン、オフ切り替え
 Ctrl + Alt + Rキー 直前の読みの再読み上げ
 Ctrl + Alt + Sキー Excelアクティブワークシートの読み上げ
 Ctrl + Alt + Uキー Excel読み上げモード切り替え(番地と内容/番地/内容)
 Ctrl + Alt + :キー 現在のIMEの変換モードの読み上げ
 Ctrl + Alt + [キー クリップボード読み上げのオン、オフ切り替え
 Ctrl + Alt + ]キー 記号の読み上げのオン、オフ切り替え
 Ctrl + Alt + \キー 英字の自動読みとスペル読みの切り替え
 Ctrl + Alt + ;キー エディットボックスの読みを通常、音訓、詳細の切り替え
 Ctrl + Alt + 右矢印キー 読み上げ速度を上げる
 Ctrl + Alt + 左矢印キー 読み上げ速度を下げる
 Ctrl + Alt + 上矢印キー 読み上げ音量を上げる
 Ctrl + Alt + 下矢印キー 読み上げ音量を下げる
※Ctrl + 上矢印キー ダイアログ内の前のスタティック項目読み上げ
※Ctrl + 下矢印キー ダイアログ内の次のスタティック項目読み上げ
 Alt + 無変換キー 6点入力のオン、オフ切り替え
 Pauseキー 読み上げの一時停止と解除
 Alt + Pauseキー 音声出力のオン、オフ切り替え

2. IE6.0使用時のショートカットキー一覧
上矢印キー 1つ上の項目に移動
下矢印キー 1つ下の項目に移動
左矢印キー 指定されたIE移動項目数、上に項目移動
右矢印キー 指定されたIE移動項目数、下に項目移動
Homeキー ページの先頭の項目に移動
Endキー ページの末尾の項目に移動
Shift + 上矢印キー 1つ上のリンク項目に移動
Shift + 下矢印キー 1つ下のリンク項目に移動
Shift + 左矢印キー 指定されたIE移動項目数、上にリンク項目移動
Shift + 右矢印キー 指定されたIE移動項目数、下にリンク項目移動
Shift + Homeキー ページの先頭のリンク項目に移動
Shift + Endキー ページの末尾のリンク項目に移動
 Ctrl + Uキー "仮想カーソル位置のリンク項目のURL読み上げ ※URLをスペル読みで読み上げる。

2-3. 操作項目(テキスト入力ボックス、選択ボックス、チェックボックス、各種ボタン、ラジオボタン、画像、水平線)のみを対象としたショートカットキー(リンク項目は除く)
 Ctrl + 上矢印キー 1つ上の操作項目に移動
 Ctrl + 下矢印キー 1つ下の操作項目に移動
 Ctrl + 左矢印キー 指定されたIE移動項目数、上に操作項目移動
 Ctrl + 右矢印キー 指定されたIE移動項目数、下に操作項目移動
 Ctrl + Homeキー ページの先頭の操作項目に移動
 Ctrl + Endキー ページの末尾の操作項目に移動

2-4. フレーム間のみを対象としたショートカットキー
 Shift + Ctrl + 上矢印キー 1つ前のフレームの先頭項目に移動
 Shift + Ctrl + 下矢印キー 1つ次のフレームの先頭項目に移動

2-5. テーブル(表)のみを対象としたショートカットキー
 Alt + Tキー 次のテーブルへ移動
 Shift + Alt + Tキー "前のテーブルへ移動。※開いているページ内にテーブルがある場合、左記ショートカットキーを実行すると、ページにあるテーブルの総数と何番目のテーブルにカーソルがあるか分数形式で読み上げた後、次にそのテーブルの左上のセルの中にある項目を読み上げる。

2-6. テーブルモードがオンの場合のショートカットキー
☆テーブルモードのオン、オフの切り替えは、Ctrl + Tキーで行なう。
 上矢印キー 上のセルへ移動
 下矢印キー 下のセルへ移動
 左矢印キー 左のセルへ移動
 右矢印キー 右のセルへ移動
 Homeキー 現在行の先頭のセルへ移動
 Endキー 現在行の末尾のセルへ移動
 Ctrl + 上矢印キー 現在列の先頭行のセルへ移動
 Ctrl + 下矢印キー 現在列の末尾行のセルへ移動
 Ctrl + Homeキー 左上端のセルへ移動
 Ctrl + Endキー 右下端のセルへ移動
 Ctrl + Kキー 現在のセルを読み上げ
 Ctrl + Alt + Iキー 現在のセル位置を登録
 Ctrl + Alt + Oキー Ctrl + Alt + Iキーで登録したセル位置へ移動
 Ctrl + Shift + Aキー テーブル全体を読み上げ

2-7. その他のショートカットキー
 Enterキー リンクの移動、項目の操作
 Ctrl + Nキー 項目、フレームの番号モードのオン、オフ切り替え
☆項目、フレームの番号モードがオンの場合、ページ内にある総項目数と現在、何番目の項目に仮想カーソルがあるかを読み上げた後、次にその項目内容を読み上げる。
 Ctrl + Sキー スキップモードのオン、オフ切り替え
☆スキップモードがオンの場合、複数項目を一度に移動したときに移動先の項目のみを読み上げる。オフの場合はスキップされた項目をすべて読み上げる。
 Ctrl + Tキー テーブルモードのオン、オフ切り替え
 Ctrl + Zキー キーロック設定のオン、オフ切り替え
 Alt + 上矢印キー ページ先頭から仮想カーソルまでを読み上げ
 Alt + 下矢印キー 仮想カーソルからページ末尾までを読み上げ
 Ctrl + Shift + Zキー ページの再解析
 Ctrl + Shift + Uキー Flash自動更新モードのオン、オフ切り替え

■フォーカストークのショートカットコマンド
 次にXPリーダーの後継ソフトにあたると言われることが多いフォーカストーク。事実、XPリーダーのショートカットコマンドが
そのままフォーカストークでも使えることが多いので、必要な際はそちらをご参照ください。ここではフォーカストークになって
特にWEB使用時に強化されている、フォーカストーク独自のショートカットコマンドを中心に紹介していこうと思います。

 ネット閲覧中、ブラウザ上でe エディットボックス単位で仮想カーソルがジャンプ
 ネット閲覧中、ブラウザ上でh 見出し(<h?>タグ)単位で仮想カーソルがジャンプ
☆上記2つのショートカットはJAWSでも同じ効果
※Ctrl+Shift+Cキー 仮想カーソル位置のテキストをコピー
※Ctrl+Alt+Iキー 現在の仮想カーソル位置を登録
※Ctrl+Shift+Oキー 登録した位置から現在の仮想カーソル位置までの範囲のテキストをコピー
Ctrl+Alt+F12キー 検索キーワードがページ内にあった場合、その位置に仮想カーソルを前方移動
Ctrl+Alt+F11キー 検索キーワードがページ内にあった場合、その位置に仮想カーソルを後方移動
☆上記2つのショートカットキーの違いは、現在の仮想カーソル位置から
下方向に検索するか、上方向に検索するかです。
また、ここでは記載していませんが、キーワード検索のショートカットとして
以下のものもあります。
上記で入力したキーワードで、前方方向に連続キーワード検索:
Ctrl+Alt+Shift+F12キー
上記で入力したキーワードで、後方方向に連続キーワード検索:
Ctrl+Alt+Shift+F11キー
☆ページ内にいくつか検索キーワードがあった場合に、使います。

■JAWS(ジョーズ)のショートカットコマンド
 最後にJAWS(ジョーズと読む)使用時のショートカットコマンド一覧。JAWSはショートカットのコマンド体系が
他の音声読み上げソフトと比べるとかなり異質で、他のソフトで『Ctrl+Alt』にあたる部分は
基本的に『Insertキー』を使うように設定されています。

 また、ここでこれから紹介するコマンドはあくまで『デスクトップタイプのキーボード』を用いた時のショートカットコマンドなので
ノートPCを浸かっている時には、以下に挙げているコマンドは当てはまりません。というかそれらは自分も全然知らないので
どうしても知りたい人は自力で探してください(苦笑)。

※Insert+F4 JAWSの終了
 Insert+J JAWSウィンドウ

※Alt+Delete 現在の選択カーソルの位置確認
※テンキーのマイナス PCカーソル
※テンキーのプラス JAWSカーソル
※Insert+テンキーのプラス PCカーソルをJAWSカーソルに合わせる
※Insert+テンキーのマイナス JAWSカーソルをPCカーソルに合わせる
 テンキーのスラッシュ 左マウス・ボタン
 テンキーのアスタリスク 右マウス・ボタン
 Ctrl+Insert+テンキーのスラッシュ ドラッグ・アンド・ドロップ
 Insert+R JAWSカーソルの制限

 Ctrl 音声を中断
※Insert+T ウィンドウ・タイトルの読み上げ
 Insert+End ウィンドウの上端の行の読み上げ
 Insert+PageDown ウィンドウの下端の行の読み上げ

 Insert+Home カーソルまで読み上げ
 Insert+PageUp カーソルから読み上げ
 テンキーの5 文字の読み上げ  
※テンキーの5をすばやく2度 1文字詳細読み
 ← 前の文字の読み上げ
 → 次の文字の読み上げ
 Insert+テンキーの5 単語の読み上げ
 Insert+テンキーの5をすばやく2度 単語のスペルの読み上げ
 Insert+← 前の単語の読み上げ
 Insert+→ 次の単語の読み上げ
 Insert+↑ 行の読み上げ
 Insert+↑をすばやく2度 行のスペルの読み上げ
 ↑ 前の行の読み上げ
 ↓ 次の行の読み上げ
 Alt+テンキーの5 文の読み上げ
 Alt+↑ 前の文の読み上げ
 Alt+↓ 次の文の読み上げ
 Ctrl+テンキーの5 段落の読み上げ
 Ctrl+↑ 前の段落の読み上げ
 Ctrl+↓ 次の段落の読み上げ
 Insert+↓ 連続読み
 ← 連続読み中に巻き戻し
 → 連続読み中に高速早送り
 Insert+数字行の5 色の読み上げ
※Insert+F フォントの読み上げ
 Ctrl+Insert+↓ 拾い読み開始
 Ctrl+Shift+Insert+↓ 拾い読み設定の変更
 Insert+Windowsキー+↓ 拾い読みサマリの表示
連続読み中に音声速度を一時的に変更
 PageDown 音声速度を上げる
 PageUp 音声速度を下げる
連続読み中でない場合
 Alt+Ctrl+PageDown 音声速度を上げる
 Alt+Ctrl+PageUp 音声速度を下げる
 Insert+Esc 通常の音声設定に戻す

 Insert+Tab ウィンドウのプロンプトとテキストの読み上げ
 Ctrl+Insert+F JAWS検索
 Insert+F3 次のJAWS検索
 Insert+Shift+F3 前のJAWS検索
 Insert+Shift+↓ 選択したテキストの読み上げ
 Ctrl+Insert+V アプリケーションのバージョンの取得

 Insert+E ダイアログ・ボックスの既定のボタンの読み上げ
 Insert+B ウィンドウを上端から下端まで読み上げ
 Insert+C 単語を文脈内で読み上げ
 Shift+テンキーの5 現在のコントロールのホット・キーの読み上げ
※Alt+↓/ コンボ・ボックスを開く/閉じる

※Insert+F1 状況即応型ヘルプ
 Insert+1 キーボード・ヘルプ
 Insert+F1をすばやく2度 アプリケーションのJAWSヘルプ
 Insert+H ホット・キー・ヘルプ
 Insert+W Windowキー ヘルプ

 Ctrl+Shift+[/Ctrl+Shift+] フレームの左上/右下の取得
 Ctrl+Shift+[をすばやく2度 フレームをウィンドウに設定
※Insert+V JAWSガイダンス・レベルの調節
 Insert+F2 JAWSマネージャーの実行
※Insert+F10 ウィンドウ・リスト・ダイアログ
 Insert+F11 システム・トレイ・アイコンの選択ダイアログ
※Insert+F12 システム時刻の読み上げ
 Insert+G 画像ラベラ
 Ctrl+Insert+G 自動画像ラベラ
 Insert+数字行の3 キーを渡す
 Ctrl+Insert+W ウィンドウの仮想化
 Alt+Insert+S スキームの選択
 Ctrl+Windowsキー+L 言語の選択
 Ctrl+Insert+S 音声エンジンの選択

■おまけ:Ctrl+Altキーの代替キーの設定方法
 最後におまけ。既に浸かっている人は使っていると思いますが、ここではCtrl+Altキーの代替キーの設定方法を紹介します。
この記事では散々音声読み上げソフトに設定されているショートカットコマンドを紹介してきたのですが、そこでしつこいくらいに出てきたのが
『Ctrl+Altを押しながら何かのキーを押す』というものでした。JAWS以外の音声読み上げソフトのショートカットコマンドは、実はほぼこれが基本になっているからなのですが、
ところでこの『Ctrl+Altを同時に押す』というのは結構しんどいんですよね。特に『Ctrl+Alt』とキーボードの左の方にあるキー、例えば『z』みたいなのを押そうとすると本当に大変です。
でも、ここで紹介してきたPCトーカーやXPリーダー、フォーカストークには、その悩みを解決してくれる救済方法があるのです。それが『Ctrl+Altキーの代替キー』を設定しておくことなのです。
その設定方法を、ここではPCトーカーを例に解説していこうと思います。

 まず、AOKメニューを開き、そこからPCトーカーの設定→ユーザー補助と順にEnterキーを押していきます。
すると『Ctrl+Altコマンドの代替キー』という音声案内がされます。
その時にカーソルがある位置は、あるラジオボタン上なのでここでは↑または↓キーを使って『Ctrl』を選び、タブキーを1回押します。
次に『代替キーを押す回数』を設定するラジオボタンにカーソルが動いているので、ここでは『2』を選びます。
そしてタブキーを数回押して『設定』ボタンを押したら『Ctrl+Altコマンドの代替キー』の設定作業は終了です。
これでめでたくCtrl+Altを同時に押すというめんどくささから解放されることができるのです。

 では実際にどうなるのか?-。ここでは、試しに代替キーを使って『Ctrl+Alt+8』という現在の時刻を読み上げるショートカットコマンドを実行してみます。
まず、先ほど『Ctrl+Altの代替キー』をCtrlキーに設定したので、CTrlキーを連続で2回押してみてください。すると
ピピッ
という音声が鳴ると思います。実はこれで『Ctrl+Alt』を押した、とPCトーカー側が認識してくれているわけです。
あとはこれで『8』を押せば、PCトーカーが現在の時刻を音声で案内してくれます。
つまり『Ctrl+Alt+8』のコマンドでPCトーカーに時刻案内をさせたのと同じことをさせられたわけです。
これでPCトーカー独自のショートカットコマンドのほとんどが、実行するのが格段に楽になったのではないでしょうか。

 ちなみにここではPCトーカーを例に『代替キー』のことを説明したわけなのですが、
もちろんXPリーダーとフォーカストークにも同じような代替キーを使うことができます。しかもこの2つの音声読み上げソフトには、実は初期設定から『代替キー』が実装されているのです。
ちなみに代替キーのコマンドは『Ctrlキーを連続で3回押す』です。実はCtrlキーを3回押してもPCトーカーのように音は鳴らないのですが、
その後すぐに『j』キーを押してみると、上の例と同じようにXPリーダー(フォーカストーク)が時刻案内してくれます。
ただし、この2つの音声読み上げソフトはどうも『かな漢字入力』がオンになっていると、Ctrl+Altの代替キーを認識してくれないことが多いようです。
なので、この2つの音声読み上げソフトで代替キーを使用する際には、使用前にかな漢字入力を忘れずに『オフ』にしておくといいでしょう。

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