バーとホテルと農業と…           ほんまはテレビ

東京から徳島の山奥へ移住したテレビディレクターの田舎暮らしドキュメント。毎日なんやかんややっとることの記録です。

山梨

2009年11月06日 10時11分21秒 | 田舎大好き(山梨でのこと)
11月3日文化の日、久しぶりに山梨へ。
凍てつくような寒さでしたが、澄み渡った空気のせいで雄大な富士山と対面できました。



平林の棚田で出来たお米を受け取り、武川のなごみさんへ。
ツボ(たにし)のお味噌汁とおにぎりをご馳走になり、
のんびりとおしゃべり。
あっという間の休日でしたが、のんびりとした平和な気持ちになりました。


翌水曜日は「傍聴マニア09」第9話の台本打ち合わせ。
最終回に向かう大切なストーリー。
白熱した議論は4時間に及ぶ。


木曜日、先日読み始めた村上春樹の「1Q84」に嵌る。
余りにも話題になっていたので、すぐに古本屋に出回るだろうと思って買い控えていたのだが、結局古本屋では見つからずに新刊を買った。
BOOK1読了。感想は後日。
その後、なごみさんで頂いた山盛りの野菜で料理に熱中。
平林で出来た新米もなごみさんのヨンパチとは違った爽やかな味わい。
秋は太りそうな予感がします。


少し余裕のあったここ数日でした。
明日からは「傍聴マニア09」第5話、7話の仕上げ(編集、MA)をしながら、
第9話の撮影準備。


師走が迫り、ラストスパートです。


稲刈り2009

2009年09月30日 08時10分07秒 | 田舎大好き(山梨でのこと)


先週の日曜日、
山梨県増穂町平林の田んぼで稲刈りをしてきました。



お手伝いをしてくれたのは、マイク・ハン(「怨み屋本舗」野田刑事)と
千葉プロデューサー(「怨み屋本舗REBOOT」「未来創造堂」)の二人。



マイクには昨年の田植えも手伝って貰いました。
「何事も勉強、勉強」ともくもくと作業を続けます。



今年の田植えには来たものの、前日に飲みすぎて何も作業をしなかった千葉P。
「獲ったぞー」とテンション高め。(タオルとカマが似合いすぎ)



昨年は田んぼの面積も広く、作業は夕方まで掛かったのですが、
今年は二人の活躍で午前中に作業終了。



刈り取り終了です。
刈り取った稲を藁で縛り…



はざかけ(天日乾燥)します。





これで今日の作業は終了。
一週間から十日ほど乾燥させて脱穀です。



素敵な笑顔の千葉P。
何か妙案を思いついたようです…。



「欲しかった物が見つかった…?」
お二人ともお疲れ様でした。

今回、なぜ私の写真が無いかと言うと…。



虫歯で右頬が腫れて、苦しみながらの作業だったから。
歯磨きはキチンとしよう!
せっかくの美味しい新米を楽しめないぞ!

以上、稲刈り報告でした。

田んぼ

2009年09月08日 08時38分44秒 | 田舎大好き(山梨でのこと)
怨み屋本舗REBOOTの放送も残すところあと三話。
いろいろ大変なことがあったはずなのですが、
最近は辛かった日々のことをすっかり忘れ始めています。


さかのぼること3ヶ月半、
ちょうど第1話のクランク・インを2週間後に控えた5月24日。
「怨み屋」の監督衆を誘って山梨で合宿を行いました。
その目的は…「田植え」。
山梨県増穂町平林という集落の棚田のオーナー制に参加させて頂き、
みんなで田植えを体験したわけです。


   (左から 石井監督 本田監督 黒田監督)

今年の夏は雨が多く撮影的には苦労しました。
悪天候は農作物への影響も大変だったようで、野菜は不作。
お米も日照時間が少なかったため心配されています。
忙しさの中ですっかりご無沙汰していた田んぼはどうなっているのか?
昨日、久しぶりに見に行ってきました。




稲はすくすくと育ち、稲穂が頭を垂れ始めています。
地元の方がせっせと草取りをしてくださったようで、
ヒエなどの雑草はほとんど見当たりませんでした。

収穫予定は9月27日。
最終回の放送が終わった直後です。
テレビ番組も農作物も、
人間が汗を流して作った結晶。
今年は素敵な収穫の秋となりそうです。

そして、来年へ向けて、
新たな準備を始めたいと思っています。



ごはん

2009年02月02日 06時41分32秒 | 田舎大好き(山梨でのこと)
丸2日の徹夜を経て、ようやくオフライン~本編集が終わりました。

徹夜するのはなんとも思わないのですが、

その間、まともな食事にありつけないのが辛い。

昨日は家に帰って先ず、ごはんを炊く事にしました。



お米は「武川のよんぱち(山梨県武川で採れる農林48号)」の玄米。

そのお米を最近購入した新兵器…



精米機で精米。



山梨で汲んできた湧き水で優しく研いで、炊きました。



炊飯器はそれほどいいものではありませんが、

ふっくらもっちり、満足のいく炊き上がり。

あとはしっかりダシを取った味噌汁さえあれば、もう何も言うことはありません。

私にとって最高の贅沢です。

炊きたてもいいのですが、おにぎりにすると又美味い。

山梨に遊びに行くときには、いつも作って持って行きます。



「武川のよんぱち」は「なごみ」さんで買うことが出来ます。



なごみさん、いつも美味しいお米をありがとう。




山梨

2009年01月19日 23時14分21秒 | 田舎大好き(山梨でのこと)
昨日、2009年になって初めて山梨に行ってきました。

中央高速を甲府南ICで降り、富士川に沿って南下。

目指すは雪で輝く南アルプスを背にそびえる櫛形山。

この櫛形山の中腹標高600メートル辺りに目的地、平林があります。

125世帯303人が暮らす小さな集落(08年8月1日現在)。

ここが、私の惚れこんだ憧れの地です。

どこに惚れたか?

一言では表せません。




今から二年前、

仕事に悩み、人生の行く先に迷っていた頃…

各地の温泉を巡って、遊び呆けていました。

夜、名も知らぬ山を車で登り、たどり着いたのは「赤石温泉」。

人里離れた山中にある秘湯の宿でした。

(「赤石温泉」は「日本秘湯を守る会」の一つ)



温泉につかって出口の見えない悩みを一時忘れ、

山の幸をたらふく頂き、

宿の横を流れる川の音を聴きながらぐっすり熟睡…。

そして翌日、山を降りようと車を走らせていると、

小さな農村がありました。

そして、ふと目を横に向けると、



目前に雄大な富士山がそびえていたのです。

それまで、それほど富士山に興味があったわけではないのですが、

その迫力に圧倒されました。

そして、その小さな農村、平林に一目惚れしてしまったのです。




昨日は富士山は水墨画のようにうっすらと空に浮かび、

写真には写せませんでした。

でも、しっかりエネルギーは貰って来ました。