バーとホテルと農業と…           ほんまはテレビ

東京から徳島の山奥へ移住したテレビディレクターの田舎暮らしドキュメント。毎日なんやかんややっとることの記録です。

初!合コンに参加

2010年02月17日 09時01分07秒 | 日記
先日、合コンに行ってきました。
実は42歳にして人生初合コンです。
男性チームは某放送局の飲み仲間とその友達5名。
女性チームは我がテレビマンユニオンのおしゃべり仲間とその友達5名。
残念ながら僕だけ既婚者なので人数外、審判役になりました。

中目黒のおしゃれなレストランで和やかに会食。
合コンならではの熾烈な争奪戦を垣間見たかった僕は、
みんなの様子をしばらく観察していました。

・・・・・・・・・・

なんだか、おかしい??
女性チームは5人がみんな知り合いだったのですが、
男性チームは5人(僕を入れると6人)がほぼ初対面。
男達は男達同士で盛り上がっているではありませんか。
結局、熾烈なバトルを目にすることなくシンデレラたちは帰って行きました。

よし、もう一軒行こう!
男達は更に盛り上がり、近くのロック居酒屋へ。
深夜まで多いに語り、飲んだのでした。

翌日、合コンで知り合ったアーティストに電話をしました。
早速、メールが来ました。
連絡を取り合い、今週末にもう一度会う約束をしました。
僕にとってはいい出会いがあったようです。
もちろん男×男ですが…。

合コンってこういうもの??

危険な男たち

2010年02月12日 08時03分44秒 | ゼロ・ウェイスト(徳島県上勝町でのこと)
上勝町に滞在中はいつも親友・ケンちゃんの家に泊めてもらいます。
上勝のメインストリートから車で山道を進むこと15分。
山奥の築70年の立派な古民家で40歳を超えた男が二人、
囲炉裏を挟んで夜な夜な語り合っていました。
最初の頃は居間に布団を並べて一緒に寝ていたのですが、
さすがにずっと一緒にいると息苦しくなってきました。

男二人の禁欲生活。

話が下ネタに走った後などは、
男同士とはいえ妙な空気が漂ったり…。

ケンちゃんの立派な身体を見ていると…、
「襲われたら抵抗はしないほうがいいかな…」

なんて思わず考えてしまったり…。
そんな危険性をケンちゃんが感じていたのかどうかは分かりませんが、
最近は納屋の2階にある3畳一間を専用で使わせてもらうようになりました。
この3畳間がなんとも言えずに落ち着く空間なのです。
これで当分、身の安全は保たれた…と思っていたのですが……


今回の滞在で、コウちゃんの写真展のお手伝いのため、
まだオープン前の「くるくるHOUSE」に3泊させて頂きました。
こちらはケンちゃんちの古民家と違って、最新技術を駆使した新築住宅。
オール電化、食器洗い器つき、それでいて憧れの薪ストーブが付いている素敵なお家。
なんとも快適な日々でした。
そして写真展が終わった最終日、手伝ったみんなが集まっての打ち上げが行われました。
飲んで歌って、いつものように上勝流の宴会で盛りあがっていると、
いつしか目の前がくらくらし始め、みんなよりも先にダウンしてしまいました。

朝、目を覚ますと布団の中にいました。
誰かが掛けてくれたようです。
部屋には誰もおらず、ふと横を見るとそこにはコウちゃんが、
同じ布団の中で寝ていました。
????????
全く記憶がありません。
何か妙な予感…。

しばらくして目を覚ましたコウちゃんが、照れくさそうに昨夜のことを話し始めました。
疲れ果てていたコウちゃんも途中で寝てしまったそうです。
そして隣り合って寝ていた僕たちに誰かが布団を掛けてくれたそうです。
しばらくすると、コウちゃんの胸元で不思議な感触が…あったそうです。
僕の手が、コウちゃんの服の下にスルリと入ってきて、
その豊かな胸元をまさぐり始めた…そうです。

この手を追い払うべきか?
それともこの愛を受け入れるか?
コウちゃんは悩んだ末、運命に従うことにしたそうです。

しばらくすると、僕の手はその胸元から去り、
大きないびきが聞こえて、
「助かった…」
と思ったそうです…。
全く記憶はありませんが、まさに危機一髪でした。


上勝での濃密な男同士の付き合いには
危険な匂いが漂っています。
これからどんな夜が待ち受けているのか?




危険な夜を乗り越えた仲間。
(左から)僕、コウちゃん、ゼロ・ウェイストのタイチョー・トオルさんの3人で。
タイチョーのいびきも相当危険です。






上勝町のみなさん、ありがとうございました!

2010年02月09日 11時11分49秒 | ゼロ・ウェイスト(徳島県上勝町でのこと)
今から一年前、
徳島県上勝町に取材で訪れた僕は、
これまでの人生で最高の衝撃を受けました。

上勝町では2020年までに、町から出るごみをゼロにしようという
ゼロ・ウェイスト運動(“ウェイスト”は「ごみ」更に「無駄」という意味があります)に取り組んでいます。
東京での暮らしを考えると絶対にムリだろうと思ってしまう「理想」と「夢」。
そんな「理想」を追い求め、「夢」を現実に変えるため
日々地道な取り組みを続ける人々に出会いました。

そこで僕が目にしたのは廃れた寂しい田舎町の姿ではありませんでした。
どんなに苦しくても希望を失わず歩み続ける人々、
静かでいながら歌や笑い声が絶えない暮らし。

一体この町は何をしようとしているんだろう?
この町の未来はどうなるんだろう?
もっと知りたいと思い、僕はその後も上勝に訪れるようになりました。。





あれから一年、
今回、上勝町で11泊12日のプチ生活体験をさせてもらいました。
大学時代からの親友・ケンちゃんの家に泊めてもらい、
新たに出会った親友・コウちゃんの写真展の手伝いをし、
色々な飲み会に参加して、たくさんの人と酒を酌み交わしました。

一人の友は大声で何度も僕の足りない部分を指摘し、
一人の友は涙を流しながら眠っていた僕の心に火をつけてくれました。
多くの人々の優しさにふれ、勇気と誇りを教わりました。
のんびりする暇は全くない、濃密な12日間。
おかげで自分の根っこをしっかりと確認できたような気がします。

これからは自分を豊かにするライフワークとして、
上勝町に通おうと思います。
そしていつか僕が感じたこの気持ちを多くの人たちに伝えられるよう、
ビデオカメラで撮影していこうと思います。

滞在最終日、ゼロ・ウェイストアカデミー・事務局長の藤井園苗さんにインタビューさせていただきました。

「ゼロ・ウェイストでどんな町を作ろうとしているんですか?」



この自然の中で人々が助け合い
身の回りにあるモノ
身近にいる人々を無駄なく生かし
大好きな人と過ごす“素敵な時間”を持てる町。
そんな町を作っていきたい。




上勝町のみなさま、
いろいろとありがとうございました。
東京に戻り感じたことは、
東京は以外と静かだということ。
この東京でもっとわいわいがやがやと、
歌と笑いが溢れるように、
もっと“素敵な時間”を増やしていけるように
一歩づつ歩いていこうと思います。



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