バーとホテルと農業と…           ほんまはテレビ

東京から徳島の山奥へ移住したテレビディレクターの田舎暮らしドキュメント。毎日なんやかんややっとることの記録です。

さらば2009年

2009年12月31日 12時01分46秒 | 日記
今年は愛車で神戸に帰省しています。
久しぶりに家族揃っての年越しです。
妹の娘、風歌と一緒にぬりえをしました。





42歳と5歳の競作です。
ほとばしるエネルギーが凄い!












左上:仁木啓介作  右上:蓮井風歌作
左下:蓮井風歌作  右下:線 風歌 色 啓介




皆様、良いお年を!!

仕事納め

2009年12月26日 09時02分31秒 | 日記

「傍聴マニア09」の最終回も無事放送終了し、
少し早めですが仕事納めとなりました。

久しぶりに慌しい一年だったのですが、
振り返ってみると沢山の素敵な人との出会いに恵まれ、
新しい目標が見え始めた「芽生え」の年だったように思います。
今は枯れたようにも見える目黒川の桜並木も、
春には満開の花を咲かせます。
その日を信じて、しっかり蕾をふくらませて行きたいと思っています。

最近は家の掃除と片付けに取り組んでいましたが、
年内に終えることは出来ませんでした。
いくつかの仕事と共に、来年まで持越しです。
身の回りをシンプルに、一つ一つの仕事をしっかりと…。
2010年、新たな自分に出会えることを期待しています。

お世話になったみなさま、ありがとうございました。
良い新年をお迎えください。

やるべき仕事

2009年12月16日 21時58分20秒 | 日記
明日12月17日(木)深夜24時08分から
「傍聴マニア09」第9話が放送になります。
最終回に向かって3人の活計が急展開。
お楽しみください。




昨夜、NHKの「たった一人の反乱」という番組を見ました。

主人公は全国犯罪被害者の会代表幹事の岡村勲さん。
岡村さんは山一證券の顧問弁護士でした。
1997年、山一證券の資金運用で損害をこうむったある男が、
岡村さんの家を訪れ奥さんを殺害します。
この日を境に犯罪被害者となった岡村さんは法廷の傍聴席に座り、
司法がいかに遺族の気持ちを無視しているか感じるようになります。
法律家としてではなく、愛する妻を失った一人の男として司法に怒りを感じます。
岡村さんは妻の遺影の前で、自分の手で司法を変えると心に決めます。
そして、光市母子殺害事件の遺族、本村洋さんらと共に全国犯罪被害者の会を設立。
その努力が実り、2004年に犯罪被害者等基本法が作られることになったのです。

壮絶な事件と岡村さんの苦悩にドキドキし、
法廷シーンでは傍聴マニアとしてテレビにかじり付くように見ていました。
…でも、浮かれた気分は一瞬にして吹き飛ばされました。

この番組では所々で、岡村勲さん本人のインタビューが出てきます。
その表情、その言葉の重み、本人だけが伝えられる想い。
脳天を打ち抜かれるような衝撃を感じました。

「事件が起こっていなかったら、この運動はしていましたか?」
という問いに、岡村さんはこう答えます。
「してません。絶対に。たぶんのんきに旅行とかしてたでしょう…」

それが、本当は岡村さんのしたかったことだったのかもしれません。
最愛の妻を失うことで与えられた使命。
それを成し遂げた今も、岡村さんの悲しみは癒されていません。





自分のやるべき仕事は何なのか?
それを求めて僕は悩んだり、迷ったりしてきました。
焦ったり、イラついたりしてきました。
でも「やるべき仕事」は、「やりたい仕事」ではないのかも知れません。

人が僕に求めること、周囲が僕に求めること、
そんな周囲の声に耳を傾ければ、自然に見えてくることなのかも知れません。
自分の感情は後回しにして、人の気持ちを大切に出来る人間になりたい。
番組を見てそんなことを思いました。




この番組を作ったのは時空警察を共に制作した小林正樹監督。
プロデューサーは怨み屋本舗でも一緒だった千葉P。
更に、野田刑事ことマイク・ハンも出演していました。
(今年の稲刈りを手伝ってくれた二人です)

素晴らしい番組をありがとうございました。








「傍聴マニア09」第9話

2009年12月11日 14時08分00秒 | 告知!(放送番組など)
「傍聴マニア09」第9話
12月17日(木)深夜24時08分から
日本テレビ/讀賣テレビ系列

    (↑予告編が観れます↑)

ゲスト;木下ほうか 蜷川みほ 我妻三輪子 吉谷彩子 前田健 雑賀克郎 山本浩司ほか




昨日は「傍聴マニア09」最後のMA(音楽入れ)。

私が担当した第9話と本田隆一監督の第10話(最終回)が遂に完成しました。

基本的には毎回完結のストーリーなのですが、

第9話に限って言えば完全に最終回への前フリです。

上手くつかみになっているか…?

非常に気になっていました。

その第10話を始めて観た感想は…。

「面白い!感無量です!!」

感動で思わず目頭が熱くなりました。

今までも本田監督とは「トンスラ」「怨み屋本舗 REBOOT」でご一緒しましたが、

私と全く違った感性を持った人なので毎回発見の連続です。

最終回を楽しむためにも、ぜひ第9話を観て下さい。

「傍聴マニア09」打ち上げ

2009年12月08日 15時14分21秒 | テレビの仕事
昨夜は「傍聴マニア09」の打ち上げでした。

会場はドラマの中で登場する喫茶店「オシラス」。

ここで北、美和、山さんの三人が様々なドラマを繰り広げました。

限られた時間の中で撮り切るために、いつも張り詰めた撮影現場でした。

そんな思い出の場所に集まったキャスト、スタッフの面々。

みなとても素敵な笑顔をしていました。



2次会は出演者の支度部屋としてお借りしていたカラオケスナックへ。

私もついつい調子に乗って一曲歌ってしまいました。

感動したのは喫茶店のウエイトレス役で出演して頂いた井上佳子さんの歌。

美しい歌声でみんなの心を一瞬にして鷲づかみにし、持っていきました。

こんな才能を隠していたなんて…。

こんど出演していただくときは是非歌のシーンを、と思いました。




2ヶ月以上、朝から深夜まで時間を共にし、

毎日、同じお弁当を食べながら働いた仲間たち。

一つの仕事を終え、喜びを分かち合うことが出来るのは、

この仕事をしている大きな喜びです。




また、どこかの現場でお会いしましょう。

皆様、お疲れ様でした。