午前3時半起床。
忘れ物などを確認して4時半に出発。
5時もち小屋到着。
きみちゃん、ふみちゃんは既に準備万端の状態。
餅を二臼付いて、そば屋の準備のためシェアカフェに移動。
今日の手打ちそば30食限定と告知して、前日までの予約が21食。
朝更に予約が入り24食となった。
カメラマンのこーちゃんが二人の写真を引き伸ばしてくれて入り口を飾る。
慌ただしく準備をしていると11時前に第一号のお客様が来店。
以降、続々とお客様がやってきた。
本日のメニューは
☆畑でとれたそばを石臼で挽いた十割そば
☆里芋とこんにゃくのかきまぜ(ちらし寿司)
☆自家製のごまで作ったごま豆腐
☆そば米たっぷりのそば米汁
1時を回った頃には準備していたそばや汁などが残り少なくなり、
僕はそば打ちに専念することに。
厨房は戦場のようになり、きみふみの口数も少なくなった。
しかし、ここからが二人の本領発揮。
決して慌てること無く、一つ一つの仕事を丁寧にこなしていく。
そして、お客様とおしゃべりをしながら高笑い。
そば打ちをしながらそんな笑い声を聞いて、胸が熱くなった。
午後3時閉店。
飛び込みのお客様も何組かやって来て、結局35食を販売した。
片付けを始めていると、温泉でチラシを見たと言うお客様がやってきた。
僕はもう閉店なんですと言ったのだが、きみちゃんは「ほなそばだけでも食べて行き」と言う。
こういうところがまた凄い。
もう食事はしてしまったそうなのだが、おそばとごま豆腐だけをお出ししたらとても喜んでもらえた。
結局4時に閉店。合計37食。
片付けをしてもち小屋に荷物を持ち帰り、5時半から反省会…と言う名の打ち上げ。
きみちゃん、ふみちゃん、こうちゃんと僕。
僕は昨年二人のドキュメンタリーを撮り、こうちゃんは今年写真集を作った。
2年がかりの大プロジェクトの一つの区切りがついた。
表舞台に出たがらない二人をこうちゃんと僕で引っ張り出したのだが、
最終的に二人のこんな笑顔を見ることが出来た。
「仕事ってなんだろう」「友達ってなんだろう」「食べるってなんだろう」「幸せってなんだろう」
二人にはこの2年間でいろんなことを教わった。
こうちゃんは消防団の仕事があるので途中で帰った。
その後も3人で飲み続け、結局2升近い日本酒を飲んだ。
やっぱり二人は凄い。
今夜もきみちゃんくに宿泊。