リコーダーアンサンブル夢笛

リコーダーの魅力に取り憑かれて
早30余年。
月二回の練習(第2・4土曜日)を基本に
活動しています。

2012.3.10の練習

2012-03-14 23:06:40 | Weblog

さし迫った出演(リコーダー・フェス)のために曲目を決めなければならなくなり、
残された練習日を考えると、
 W.Byrd / Browning(葉は緑に)
をやらざるを得ないことに。
ということで、今日はこの1曲だけに集中練習。

「葉はみどりに、木の実は茶色に・・・」と言う歌詞の
16世紀頃に流行った(と思われる)歌の旋律=主題が、
各パートに順繰りに出てきます。
そのまわりで、主題を奏していない声部パートは、
まるで綾とりのように、絡みつき、様々な模様を織りなしていきます。

そこで、主題だけを取り出して数珠(じゅず)つなぎに吹いてみた。
各パートとも、主題が出てきた時だけ吹き、それ以外の時は吹かずにお休みします。
バス~テナー~バス~アルト~・・・と、主題が途切れずに、
曲頭から最後まで各パートに順繰りに出てくるのがよくわかります。

今度は、同じように数珠つなぎに主題をバトンタッチしながら吹いていくのですが、
1人だけは、主題以外の部分もすべて楽譜通りに吹く。
そうすると、自分のあやとり音形が主題とどう絡み合っているのかがよくわかる。

それよりも、重要な発見は、主題を吹くほうに問題があることが分かったこと。
主題を朗々と歌いすぎると、どうしても規則正しいテンポから外れがちになる。
低音の笛では、息が足りないからと余計なブレスを行うと、そこでずれる。
そのような「主題」のごくわずかの狂いが、
主題のまわりに唐草のように絡みつく他4人のパートと齟齬(そご)をきたしている事が判った。momoさんの指摘でわかったことだが、これは発見だった。
まずは主題を正確に?素直に吹くが非常に大切なのだと判った。

そこで今度は、
主題だけを取り出して曲頭から最後まで数珠つなぎに吹いていくのは最初の試みと同じだが、
それを全員でユニゾンで一緒にやってみることにした。
各奏者とも、主題が出てくるパートを渡り歩きながら、最初から最後まで主題を吹き続ける、それを全員で一緒にやるということ。先ほど書いた事に注意しながら。

その後、楽譜通りに再度合わせてみると、
うん、なんだか少し見えてきた感じがした。
テンポがだんだん遅くなる傾向も少し緩和されたかも。

参考:アニメーションによる「葉はみどりに」
赤色の帯が主題です。

(myu記)


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1 コメント

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ヴィオールコンソートの演奏 (myu)
2012-03-16 22:10:16
以前から、
この曲のリコーダー以外による演奏を探していたのですが、
ヴィオールコンソートによる演奏を見付けました。
最初に数秒間CMが流れますが、その後に非常に美しい演奏で最後まで聴けます。
http://www.npr.org/blogs/deceptivecadence/2011/11/15/142349863/earthy-elizabethan-elegance-from-william-byrd
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