リコーダーアンサンブル夢笛

リコーダーの魅力に取り憑かれて
早30余年。
月二回の練習(第2・4土曜日)を基本に
活動しています。

春byびばるでぇ~♪

2006-05-24 21:36:40 | Weblog
もうすぐ菜の花コンサート
春のオケバージョンを聞きながらため息の毎日です。
1楽章・・100くらいでやってるなぁ・・・
100なら静かに吹ける確立はかなり高くなった!
でも105を越えると確立は下がります。
どうか・・・お願い・・・
100を越えないでください(;へ;
本番で誰が友達で
誰がそうでないかが判る・・・

練習日記 2006.5.13 (myu)

2006-05-14 02:59:00 | Weblog
○音階と和声練習
和声では、5度(例えばド~ソ)の音程が重要なのが良くわかりました。
5度に開ききっていない=狭くなっている事が多いのです。
それではと5度の音を高くするために強く吹くと、音色がカド立って溶け合わないことが多い。
こういう時は、
(1)替え指を使って音色を変える、
(2)根音(ド)の人が心持ち低くして5度の開きを確保する
という気遣いも必要かもしれない。

○ヴィヴァルディ「春」
テンポの設定というか修正。1,3楽章とも少し遅めにしました。
この方が和音がはっきり聞き取れてきれいです。
ちなみに、1990年の録音※を聞き返してみると、1楽章は100程度、3楽章は90くらいでした。
※それにしても演奏が若いというか、前向きというか、攻撃的というか・・・。
現在の、カドがとれたような、ふくよかな?演奏も、好きですよ。
リコーダーの和音がきれいになればなる程、ギターの音程のズレが気になります。
この曲のギターは正直言うとそれ程難しくないので、左手押弦で引っ張ってずり上げたり、弱く引いて低めにしたりと音程を微調整する余裕もあるのですが、本番当日はどうでしょうか?
それとギターの音量や音質もいろいろ変えて試してみると、いちばんよく合うスイートスポットのようなポイントがあるのが判る。
が、これも練習場所とは響きの違う本番のステージではまた違うかもしれない。
音量や音質を会場の響きに合わせて調整するのはギターの役割だと思っています。

○ビリャンシーコ
持っていった数曲を全部やってみた結果、次の3曲が「採用」になりました。
いずれも民謡風な曲で、対位法的ではない縦が揃ったホモフォニックな曲です。
すこし速めに演奏すると、所々にでてくる2拍子と3拍子の交代(タータ・タータ・タンタンタン)が、おもしろい。
歌詞の意味がわかったので、下に載せておきますね。
それにしても②は、なんか物騒な歌詞ですね。

①Pase el agoa(Anonymous)
東京大学音楽部コール・アカデミーによる演奏

Pase el agoa, ma Julieta, Dama,
Pase el agoa venite vous a moy.
Ju me'n anay en un vergel
Tres rosetas fui culler,
Ma Julioletta, Dama.
Pase el agoa venite vous a moy.

水を越えておいで、私のフリエタ、ご婦人よ
水を越えておいで、私のそばへいらっしゃい
私は花園へ行ってきた
バラを三輪切ってきた
私のフリオレータ、ご婦人よ
水を越えておいで、私のそばへいらっしゃい

②Fata la parte(Juan del Encina)
同上

Fata la parte
Tutt'ogni cal
Qu'es morta la muller
De Micer Cotal.
Porque l'ay trobato
Con un espanolo
En su casa solo
Luego l'ay macato.
Luy se l'a'escapato
Por forsa y por arte.

皆、それぞれに
気をつけるがいい。
ミゼル・コタルの
女房は死んでしまったから。
というのは、あいつは見つけた、
女房がスペイン男と
あいつの家で二人きり、
そこでなぐりつけた。
男のほうは逃げだした、
力も強く腕も立つので。

③Riu,Riu Chiu(Anonymous)

新曲開発?(myu)

2006-05-05 22:56:05 | Weblog
①菜の花コンサートのプログラム順を考えたのですが、
紅楽団「ソナタ」と夢笛「春」をくっつけさせて下さいね。
舞台転換の手間や、私自身の仕事(合奏の前の十数台のギターのチューニング)のことを考えるとどうしてもそうせざるを得ません。

②この連休は少しゆっくりネット検索する時間があったので、新しい曲をと思って楽譜を探してみました。
ルネサンスなど古い曲の楽譜はたくさん見つけることができます。
大きく分けるとスザート等の舞曲系のものと、対位法的な声楽作品系のもの(パレストリーナ等)に分けられると思います。
前者は、ちょっと簡単すぎてと言うか、リコーダーだけのアンサンブルでは少々退屈かもしれません。
後者は、合唱楽譜として無償で提供されているものが多く、それこそ無数にあります。こういったルネサンス声楽曲は、確かに高尚で美しいけれど、我が夢笛の“グルーブ感”というかポップ感覚とは少し相容れないものを感じます。
そんな中で、やってみたいなと思ったのは、15~6世紀スペインの音楽ジャンルの中のビリャンシーコと呼ばれる民衆的な声楽曲。対位法的ではない、縦が揃ったホモフォニックな部分も結構あり、どこか南米フォルクローレの匂いもします。(フォルクローレには、新大陸を最初に征服したスペイン・ポルトガル音楽の影響があるということかな?)
こんど楽譜を持って行きます。
一例として、
J.vasquez “De los alamos vengo,madre”(・・・意味は不明)
ここではリュート伴奏の男女二声で歌っていますが、原曲は四声の楽譜です。