場所:タケヤマホール
講師:松浦孝成先生
参加人数:20人
1.メーカーごとに着席
・ヤマハ 木管2種類・プラ管
・メック プラ管
・モーテンハウエル 木管
・全音 木管
・ペッツオルト 木管 (黒色。箱バスのミニチュアの様で、膝の上で演奏する珍しい楽器でした。
その方の席が斜め後ろだったため、どの様な感じか見られませんでした。)
・キュング 残念ながらなし 多分これで全てだったかと。。。
楽器毎の特徴を踏まえて、よりクリアで、安定した音や音程を出すための工夫を習いました。
つば抜きは、20分毎にでも、キャップを取って都度吹くと、詰まり癖をつけない。
2.演奏時の姿勢
基本は体の真ん中に構えますが、女性は演奏会等スカートをはいて演奏することもあるので、
斜交いに構えても良い。楽器の音が良く出る構えを見つけて、その時の指の位置もちゃんと覚えておく。
体の真ん中に構えて、先に指を乗せても、実際に演奏する時には、斜交いに構えると指の位置もずれる事があります。
ストラップをかけて、その上で、まだ楽器が安定しない場合は、体に持たせかけても良い。
3.吹き方
直吹きをしたい場合は必ずキャップをつけること。
そうすると、特に背が高く手足の長い人以外は、指が届かなくなるので、全体の音の出方や
クリアな音を出すためには、キャップに管をつけて演奏するのがベスト。
もし、直吹きするなら、息の入れる方向を工夫しましょう。
「バスを吹く」のには、息の量がいると思いがちで、頑張りすぎて、「音が割れる人」
「ぜいぜい言う人」とかもありますが、アルトを吹く感覚で息を入れると、楽器はちゃんと鳴ってくれます。
楽器に依ってはテナーの方が大変かもしれません。
音が低い楽器だからと言って、「ぼうわ・ぼうわ」吹かない。
発音が遅いバスがクリアに聞こえる方法は、皆より早めに出る・切る。
4.指運
バスリコーダーを吹きたくて、そのパートを選んだという人には余り会った事がありません。
大抵は、吹く人がなくて、アルトの指運と同じだからと勧められたと思いますが、アルトの運指とは、全く同じではなく、
間違って覚えている人も沢山あるかと思います。
バスリコーダーの運指表にはちゃんと出ています。らしい。。。
替え指も、音に依っては4つ位あるので、全て試して、正しい音程の音を見つけてください。 と表にしたものを頂きました。
5.2・3・4 パートに分かれて合奏
可愛い(はずの!)「らら・るー」からバスの為の楽曲まで、数曲合奏しました。
エピソード
他の楽器での合奏では、バスパートありきで、大抵はバスの上にそれぞれのパートを組み立てて行くと言う
感じなのですが、なぜか、リコーダーにおいては、高音パートがリードをして、バスは影が薄い。
しかも、主旋律を含むが故に、気持ちもだんだん高揚して、皆、最後には音程も上がっている。
方や、バスは地道に、ぼん・ぼん・ぼん・ぼん やっているから、終止部分では、音程がそれに合うくらい上がっていない。
こんな、寂しい思いをしていることを、皆分かってくれないからたまにアピールしなさいと、笑いを交えてお話を終えられました。
目から鱗
なぜ、私は、我が夢笛のテーマソングである、「ロミオ・・・」肝心の盛り上がり部分で、乗り切れないか。
そうです! 運指を間違えていたからクリアな音が出なかったのです。
新たな課題: 長年やってきた指を、今から練習で替えなければなりません!
この講習に出て良かった!
長い報告になりましたが、皆、最後まで読んでくれたかなぁ?
今回は竹山楽器さんで行われましたので、参加しましたが、滋賀県からの参加もありました。
帰りはその方と楽しく話しながら駅まで来ました。
もし、その方これを読んでくださっていたら、補記・つっこみなんでも歓迎です。
大きなバスをアルトを吹くように吹かれる「素敵な松浦先生」のレッスンがないか、チェックしておりました。
♪楽しいひと時でした♪