リコーダーアンサンブル夢笛

リコーダーの魅力に取り憑かれて
早30余年。
月二回の練習(第2・4土曜日)を基本に
活動しています。

練習日記  9月22日 河西  by shige

2007-09-25 23:31:27 | Weblog
今日は、河西コミセンにもかかわらず10分遅刻してごめんなさい。
何時も、一番遠いmyuさんがちゃんと時刻通り。
和歌山時間なんてやってちゃぁ駄目ですね。


机を並べ替えているとmayuちゃん到着。
さっそく三人で、息の練習、チューナを頼りに差音体験と音階をしながら音程練習。
毎回一時間ほど特訓してもらうってあり難い事なんです。


そこで、ももにゃん到着keiにゃん到着。
今日は、1年余り前の演奏の映像を入手したのでそれを何度も見ながら、
これからはどの様にして行きたいかをかねた反省会兼お茶会から。
(うほっ! 今日はK美さんお手製のパウンドケーキの中に甘納豆が入った
 新作ですって!美味しい~♪ 何時も有難うございます♪
 プリンにおせんべいおかき←これ食べ損ねちゃったよ・・・もありました。)


結果正しい音程を取れる様になる努力は、するとして(これが一番大事なのですが)、
私達なりの輝いた音(個性的って言うのですか?)を大切にしたい。
夢笛ならではの雰囲気や、笛を楽しむ気持ちを大切にしたい。
誰がおっしゃってくれたか、「ビジュアル系(ビジュアルでも楽しんで頂ける)の夢笛」でも居たい。
ということはやっぱり音程頑張れ!ですね。


来月マタニティコンサートに呼んで頂いているので、その曲の練習。
私はバス2曲あります。 このバスの名前は「ロミオ君」って付けてます。
私の元に来てからまだ日が浅いため、慣らすのにはもってこいの曲ですね。


マタニティコンサートまでもう1度練習があるので
次ぎは他に演奏する曲をばっちり合わせましょうね。

2007.9.8 練習記? myu

2007-09-13 02:45:17 | Weblog
このところの暑さでみなさんお疲れ?か、
今日もいきなりお茶会からスタート。

と、書き始めましたが、
実はもう5日経っているので記憶が・・・
苦し紛れに?以前メモしてあった 『なぜ和音は気持ち良いか』 について。

●音とは
 太鼓の皮や弦楽器の表面板が振動すると、その周りの空気を振動させ、その空気の振動が耳の中の鼓膜まで到達すると、鼓膜を震わせ、それを私たちの脳は「音」として感じる。とは言うものの、空気という目に見えない物が「振動する」というのはイメージしにくいかもしれない。例えば、私たちを取り巻いている「空気」が柔らかい「プリン」か「寒天」のようなものでできていると考えると、その一端をプルプルと振るわせると、その振動が波及していってプリン(寒天)全体がプルプルと振動するようになる、とでも言ったらよいかな。

●周波数とは
 上に述べた「振動」、“プルプル”という例えからも想像できるように、その波動(密になったり疎になったりという運動)が規則的な繰り返しになっている場合が多い。この「規則的な繰り返し=振動」が1秒間に何回起こるか、その回数が「周波数」です。昔は「周波数」とは言わずに、そのものずばり「振動数」と言いましたが、はっきり言ってこの方がわかりやすい。

●音の高さ低さ
 「音が低い=周波数が小さい、音が高い=周波数が大きい」の関係です。周波数が大きくなる=1秒間のプルプル回数が多いほど、音は高くなります。例えばエンジンの排気音、低回転の時は「ドス、ドス、ドス・・・」と1回1回の爆発音が聞こえるが、回転が速くなって1秒間あたりの爆発回数が増えるにしたがい、「ドス、ドス・・・」から「ドゥー」→「ブゥー」と音が高くなっていく事からも判るのではないでしょうか。
 人間が「音」として感じることができるのは20~20,000ヘルツぐらいです。それより高くても低くても音として聞こえない。この「可聴範囲」は個人差、年令差※、また民族の違いによってもあるらしい。勿論、人間以外の動物の場合も違う。(※45歳くらいから高音域の聴取能力が落ちてくる、というのをどこかで読んだことがある)

●周波数と音程
 ピアノの真中あたりのラで440Hz※、つまり1秒間に空気が440回プルプル振動しています(※周波数の単位はヘルツ(Hz)、要するに1秒間に振動する回数です)。
 ところで、そのラより1オクターブ高い上のラの周波数はというと、これは880Hz、逆に1オクターブ低いラは220Hzです。そのまた下は110Hz。つまり1オクターブは周波数が2倍の関係です。このことは、弦楽器の弦長が半分になると、管楽器の管の長さが半分になると音は1オクターブ高くなる、そのまた半分になると、さらに1オクターブ高くなる、ことから理解できるのではないでしょうか。

●倍音
 実際の楽器の音、例えばヴィオリンで「ド」の音を弾いた時、「ド」以外のそれより高い音「ソ」や「ミ」や「シ♭」もかすかに鳴っているのです。こういう「ド(基音)」以外にかすかに鳴っている高い音のことを「倍音」と呼びます。弦楽器ではこの倍音だけを鳴らす技法=ハーモニックス奏法があり、実際にそれぞれの倍音をとり出して聞くこともできます。
 実は「音色の違い」はこの「倍音」の含み具合の違いによるところが大きいのです。例えば同じ高さの「声」であっても「あ~」と「い~」の音色が違うのは、倍音の含み具合が違うからです。一般的に弦楽器は倍音が豊かです。倍音を多く含む音ほど「音色」がきらびやかになる傾向があります。一方、リコーダーは倍音が非常に少ない楽器です。また、1本のリコーダーでも低い音の方が音色が豊かに感じるのは、上のオクターブになるにしたがって倍音が少なくなっていくせいです。チューニングに使う音叉という物がありますが、あの音は倍音をほとんど含まない音です。

●倍音の周波数
 上のような「倍音」の周波数は、「基音」の周波数の2倍、3倍、4倍と整数倍になっています※。なぜそうなるのかは、言葉だけではちょっと説明が難しい。(ギターのようなフレットのある弦楽器を使って説明するとわかりやすいのですが) ※これも例外はあって、例えば太鼓とかシンバルとかの音=音程がはっきりしない音=は倍音周波数がきちんと整数倍になっていない。

●倍音の階名
 「基音」の周波数の2倍、3倍、4倍・・・という周波数をもつ「倍音」、それらを基音(ド)に対する階名であらわすと次のようになります。
 基音=「ド」
 第2倍音=周波数が基音の2倍=1オクターブ上の 「ド」
 第3倍音=周波数が基音の3倍≒その上の 「ソ」
 第4倍音=周波数が基音の4倍(=2倍×2)=2オクターブ高い 「ド」
 第5倍音=周波数が基音の5倍≒その上の 「ミ」
 第6倍音=周波数が基音の6倍(3倍×2)≒その上の 「ソ」
 第7倍音=周波数が基音の7倍≒その上の 「シ♭」
 第8倍音=周波数が基音の8倍(=2×2×2)=3オクターブ高い 「ド」
第9倍音=周波数が基音の9倍≒「3オクターブ高いド」の次の 「レ」
 第9倍音以降もずっと続くのですが、高次の倍音になるほど音量も小さくなって行きます。なお、「≒」のところは“ぴったり同じではない”の意味です。

●和音の快感
 仮に倍音を基音と同じ音量で鳴らしたらどうなるか?勿論まったく純正に響きます。もともとが「音色の構成要素」としてひとつの音の中に溶け合って含まれていた音なのですから。
 逆に、2人の奏者が「ド」と「ソ」を鳴らして合わす時、「ソ」を鳴らす人の音と、「ド」の倍音としてなっている純正な「ソ」がずれていると、濁った和音として聞こえてしまいます。
 音程がぴったり合った和音はなぜ気持ちよいのか?音程がずれて合っていない和音はなぜ不快=濁って聞こえるのか?これは至極簡単な理由、不快なうなり(ビート)が無いのが気持ち良い、からと言えます。

●うなり(ビート)とは
 実際的に判りやすい例で言うと、2本のソプラノリコーダーをユニゾンで吹いて合っていない時のあの不快感、あれがそうです。
 二つの音の周波数がわずかにずれている時、その周波数の差に等しい回数の唸り(うなり)が1秒間に発生します。例えば440Hzのラと445Hzのラを同時に吹くと、1秒間に5回の唸り「ワゥワゥ」が発生する。どちらもぴったり440Hzであれば唸りは0回、つまり、唸りは聞こえない。弦楽器では、この事を利用して調弦を行っています。ギターを調弦する時も、2本の弦で同じ高さの音を出してみて、「ワゥワゥワゥ」と1秒簡に3回の唸りが聞こえたら、3Hzの差がまだあるということ、その音を聴きつつ糸巻きを捻っていくと、「ワゥワゥ」だった唸りが「ワ~ゥ~ワ~ゥ」とだんだん間延びしてきて、言い換えると1秒間の回数が少なくなってきて、あるところでほとんど唸りが聞こえなくなる、その時二つの音の周波数は同じになっています。

●差音
 ところでソプラノリコーダーのように高い=周波数の大きい音の場合、その音高のズレによって発生する唸りも当然回数が多くなる。具合の悪いことに、唸りの回数が1秒簡に数十回を越えてくると、それはもう「ワゥワゥ」ではなく、高さをもった「音」として人間の耳には聴こえてしまうのです。これを「差音」と呼ぶ。身近な例では、ソプラノリコーダーでデュエットしている時に耳元で「ヴィー」と聴こえる音、あれが音として聴こえる唸りすなわち「差音」です。
 この「差音」が、本来吹いている音と全く無関係な高さの音の場合、それは耳障りな、音痴な雑音としてしか聴こえません。

●ハモる差音
 ところが、二つの音のズレ(音程)がある関係の時だけ、発生する差音がもとの2音とハモる場合がある。
 たとえば、ラ(440Hz)とファ(352Hz)の2音を同時に鳴らした時、聴こえてくる差音は、
 440-352=88
88Hz の音です。この88Hzの音とは、
 352÷2÷2=88
2オクターブ下のファに他なりません。ラとファを純正な音程で鳴らした時は、差音として低音のファが聞こえる。居るはずのないバス奏者のファが聴こえてくるというわけで、これが気持ち良いのです。
 さて別の組み合わせ、ラ(440Hz)と下のド(264Hz)を同時に鳴らした時はどうでしょうか、
 440-264=176Hz
 352÷2=176
こんどは1オクターブ下のファが差音として聴こえます。
このように、ファ・ラ・ドの3音のうちどの組み合わせの場合でも、何オクターブか下のファが差音として聴こえるはずです、純正な音程であれば。

●ハモらない差音=濁った和音
ところが、ファ・ラ・ドの音程つまり440や352や264という値が少しでも狂うと、その差も88や176ではなくなる、つまりファからは外れた音痴な高さになり、それが同時に聞こえるので濁った和音として聞こえるのです。
 たとえば、ファ+ラ の場合にファが5Hz低くて347Hzだと、差音は、
 440-347=93Hz
これはファ♯の音です。バス奏者がまちがってファに♯を付けて吹いているようなもので、これは気持ち悪い。

●本当のところは・・・
 今まで述べてきたのは、判りやすく説明する為の理想論であって、現実の人間感覚はもっと複雑怪奇だとは思う。正直な話、上に述べたような「純正な」和音だけで演奏される音楽がもしあったとしたら、それは非常につまらない、もしかしたら人間にとって苦痛なものかも知れない。適度な濁り、ばらつき、不確定さといった要素が我々生身の人間には必要だと思います、本当のところは。