
■【老いぼれコンサルタントのひとり言】 6月26日 ◇履歴書は手書きでないとダメ? ◇露天風呂に浸かってのんびりと
「老いぼれていては困ります」
お叱りのような、励ましのような言葉を、後身のコンサルタント・士業からいただきます。
生来、「お節介焼き精神」の塊のような生き方をしてきて「コンサルタントのためのコンサルタント」などと持ち上げられて、その気になって、日暮パソコンに向かひて、よしなしごとをつぶやいています。
お耳汚しのことを、今日もまた、つぶやいています。
■【けふのつぶやき】
◆ 履歴書は手書きでないとダメ?
近年、履歴書の大半が電子データで作成されるようです。応募する側も、応募を受ける側にもメリットが大きいからでしょう。
ところが、そのような風潮な中で、手書きの履歴書を求めるところもまだ残っているそうです。
履歴書を手書きにするのは大変な労力と時間が必要です。応募者の熱意を見ることが目的なのでしょう。
それだけではなく、生成AIで作成した履歴書を提出する学生が多いですので、企業側にとっては、その対策でもあるようです。
しかし、応募する側は、それだけのエネルギーを投入しても内定が出ないのでは、踏んだり蹴ったりです。
そこで考えたある食品メーカーでは、一次応募では電子データで応募させ、内定を出した人にだけ、手書きの履歴書を求めるようにしたそうです。
なるほどな、と思う反面、その価値はどれ程なのかと、少々応募者側寄りの気持ちになってしまいました。
かつて、クライアントさんの面接に立ち会ったことがあることを、なつかしく思い出しました。
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コンサルタントを目指す人達の集まりがあり、【あたりまえ経営のすすめ】について、お話をする機会を得ることができました。
下記のようなテーマでお話しました。
■第5部 【あたりまえ経営のすすめ 戦略思考編】 戦略思考で経営者・管理職のレベルアップを図る
企業経営では、日常業務におけます事項から、経営戦略など、企業の根幹になるようなじこうまで、いろいろなレベルや内容の意思決定をしなければなりません。
高度な戦略的な意思決定を行うには、戦略思考ができませんと、誤った方向に企業が走り出しかねません。
一方で、戦略思考というのは、容易には身に付けることは困難です。この課題に取り組んで行きましょう。
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■5-2 経営理念とは何かを考える
企業が、安定的に成長して行くためには、企業としての基礎がはっきりしていなければなりません。
企業が目指すべき方向にそった「経営地図」が不可欠です。それが戦略であったり、経営計画であったりします。
では、その戦略や経営計画は、どの様に構築すべきなのでしょうか。また、構築した戦略や経営計画が、それでよいのか確認する方法はあるのでしょうか。
このような、企業の意思決定をするときの原点であり、「ものさし」であるのが「経営理念」です。
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■【あたりまえ経営のすすめ 戦略思考編】 5-11 経営理念を簡潔に表現すると
「経営理念とは何か」という問いに対して、回答は十人十色、バラバラな答が返ってくるでしょう。多少の表現は異なっても、ニュアンスが同じであれば良いのですが、多様化の時代ですので、必ずしも同じ意味合いで、それぞれが表現されているとは限りません。
このことが共通認識の難しさですが、一般的には、共通認識ということは、それほど重視されていません。筆者が、「共通目標・共通認識・共通行動」ということを強調しますのは、永年のコンサルティング経験から、「共通認識しているつもり」であって、必ずしも共通認識されていないというのが現実だからです。
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従って、ここでは、「経営理念」とは何かという言葉を、同じ土俵で考えるという共通認識するために、その本質を考えてみましょう。
既述の通り、経営理念とは、経営活動の基本となる考え方で、企業の目的やその実現策の基本となる考え方、これを筆者は「経営思想」といっています。経営理念はまた、経営者の夢を実現するための信条であり、判断や行動の基準となる指針ともいえます。
それでは、経営コンサルタント団体であります日本経営士協会の研修から、いくつかをご紹介します。
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「会社をどういう目的、やり方で経営していくのか」の基本となる経営の思想であるといえます。
経営理念には、目的だけではなく、方法論といいますか、行動の基準となる考え方や方法というものも含まれることが多いのです。たとえば、「市場ニーズに即した商品を提供することにより」というように、その方法論・考え方を盛り込むことがあります。
経営者として、どのような会社にしていきたいかという「思い」や「志」を明文化して、全社員に経営者の考え方を徹底しようという内容が盛り込まれています。
経営者や管理者が、行動や判断をするときの指針としての信念として、身につけなければいけない信条ともいえます。
企業活動における基礎となる、全体を包括する考え方と思想ともいえます。いうなれば、長期的な企業活動の哲学と表現しても良いでしょう。
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それでは、日本で最も伝統のある経営コンサルタント団体であります日本経営士協会では、どの様に定義づけしているのか、ご紹介します。
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日本経営士協会では、次のように定義づけしています。
経営活動の基本となる考え方で、
企業の目的やその実現策の基本となる経営思想として、
経営者の夢を実現するための信条であり、
判断や行動の基準となる指針
戦略や経営計画、管理の仕組みやシステム、組織的に活動するときなどに、バックボーンとなる基本的な考え方であり、経営者を始めとする全員が、経営の判断をしたり、行動を起こしたりすときなど、経営活動の全てにおいて基準となる「ものさし」なのです。
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経営理念に類似した用語も多数あります。それらにつきましては後述いたします。
■【評判の良いブログ】
最近、アップロードしたブログで、とりわけ人気度の高いブログをご紹介します。
◆ 日本経営士協会だより
日本経営士協会は、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできたコンサルタント団体です。
経営管理やコンサルタント・士業に関わる業務に関する情報などを、それぞれの専門家が中心となって情報提供をしています。「コンサルタントの異業種交流団体」というあだ名もあるほどの先生方の集まりです。各種研究会を通じて、日夜研鑽しています。
「共業・共用・共育」といって、会員同士が研鑽し合ったり、仕事を紹介し合ったりしています。これからコンサルタント・士業の資格取得や独立起業を目指している方々へのヒントを得られる場でもあります。
日本経営士協会が提供するセミナーをはじめ各種の行事に関するスケジュールなどの情報を中心に、当ブログの「日本経営士協会だより」カテゴリーで、お届けしています。
総合版 http://keieishi.blog.fc2.com/blog-category-85.html
専門業版 https://ameblo.jp/keieishi-kyokai/theme-10121108310.html
【 注 】
専門業版は、経営管理やコンサルタント・士業向けの情報や【話材】をお届けするブログです。総合版とは、それに加え、癒やしのための写真や映像などのブログも併せてお届けしています。
そのいずれでも、お好みのブログをご選択下さると幸いです。
■【経営コンサルタントの独り言】
半世紀にわたる経営コンサルティング経験を思い出しながら、あるいは、直近に起こったことなどを元に、随筆風に記述しています。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
◆ 露天風呂に浸かってのんびりと 626
日本人は温泉好きで知られていますが、ヨーロッパでも温泉があり、日本の湯治に似ているようです。
病気治癒のための施設があり、そこにはお医者さんもいます。
ローマ風呂は、日本の温泉地にも時々見かけますように、ローマ人は風呂好きだったようですね。
最近は、海外からもお客さんが来るようになってきました。
長い髪を温泉の湯につけたり、洗い水を飛ばしたり、タオルを湯船につけたりとマナー違反も多いようです。
■【老いぼれコンサルタントのひとり言】 バックナンバー
http://keieishi.blog.fc2.com/blog-category-75.html
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