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■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する09 気乗りしない誘いを上手に断る

2024-01-08 09:06:00 | 【心 de 経営】 心づかいで人間関係改善
■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する09 気乗りしない誘いを上手に断る
 
 日本経営士協会は、ご存知の方も多いと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
 
 会員は、それぞれ異なった専門分野を持っていますので、経営士同士が競合するというよりは、専門外の分野で補完し合っています。これを「共業・共用・共育」といっています。
 
 コンサルティングという実務を通じて、いろいろな体験をしています。その体験を通して、みなさまに情報をお届けしています。
 
■■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する
 

 人は誰しも、諍いや争いなどのトラブルを嫌うのではないでしょうか。

 そのトラブルの多くは、ちょっとした言動が原因であったり、それが契機となって人間関係がこじれたりしているようです。

 かねてより、【心 de 経営】ということを基本に、永年コンサルティングをして参りました。「de」は、フランス語の前置詞で、英語にしますと「of」に近い意味合いであり用法であると認識しています。

「de」を、英語の「of」の意味で用いますと「心 of 経営」、すなわち「経営”の”心」となります。「de」を、そのまま、日本語の「で」に置き換えますと「心で経営」となります。

 ここでは、後者の「心で経営」に重点をおいて、経営に限らず、人間関係における「心づかいのあり方」を、平素の体験から感じるがままにを徒然に記述してまいります。それにしても、他人に優しくするには、自分に厳しくなければならないことを痛感しています。

 期せずして日本経営士協会理事長の藤原久子先生も、心を大切にすることを常々口にされています。理事長とお話している中で出てきたことを中心にまとめています。ある意味では、藤原理事長との合作といえるブログです。

 物事や人の心には多面性があります。お届けするブログが正論であるか否かは、皆様のご判断にお任せしますが、参考にして下さいますと幸いです。

 
 
■09 気乗りしない誘いを上手に断る
 
 多くの人が、「他の人から悪く思われたくない」「他の人と、うまくつきあいたい」という思いを持っていると思います。

 お恥ずかしながら、私も「ノー」といえない人間の一人でした。

「ノー」と言ったことにより、人間関係がこじれることことが多く、その面での失敗も何度も犯してきました。

 断りについては、全く自信のない私です。

 

 ある「気遣い」に関する本によりますと、気が進まない誘いを断るには、「ノー」と即答しないで、かつ相手が、拒絶感を持たないようにすることが肝要と書かれていました。

 また、たとえ断るにしても、「誘ってくれてありがとう」という言葉を、まず発するべきであるとも書かれています。

 その対応策事例のひとつとして、誘いに対する感謝の言葉を発しながら、スケジュール帳を拡げて、スケジュール確認をする動作をするのだそうです。そして、「ごめんなさい。その日は、別のスケジュールが入ってしまっていますので・・・」と、やんわりと断るのが良いらしいです。

 私は、早速、その手を使ってみたのですが、それにより先方の誘いに対する拒否の意向を示したのです。

 多くの人が、それにより、こちらの意図を察してくれるのですが、ある人は、「それでは、○○日はどうですか」と切り返してきました。

 実は、その日は、スケジュール変更ができない、以前からのアポイントが入っていましたので、その旨を伝えますと、「いつなら大ジョブですか?」と言われてしまい、結局、不本意ながら、行かざるを得なくなってしまいました。<笑い>

 

 そのことがあってから、戦術を変更しました。

「誘ってくれてありがとう。私も、へたの横好きで、その方面にもかつては足を運んだこともあります。でも、終活期に入り、少しずつ、趣味範囲を狭めてきていますので、せっかくのお誘いですが、遠慮させてください」とはっきりと言うようにしています。

 相手も、こちらの終活という立場を理解してくれ、それ以上深入りをしてこなくなりました。

 

  (ドアノブ)

 


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■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する11 部下のやる気を落とさないように注意やアドバイスをする

2024-01-03 12:06:00 | 【心 de 経営】 心づかいで人間関係改善
■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する11 部下のやる気を落とさないように注意やアドバイスをする 20621
 
 
 日本経営士協会は、ご存知の方も多いと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
 
 会員は、それぞれ異なった専門分野を持っていますので、経営士同士が競合するというよりは、専門外の分野で補完し合っています。これを「共業・共用・共育」といっています。
 
 コンサルティングという実務を通じて、いろいろな体験をしています。その体験を通して、みなさまに情報をお届けしています。
 
■■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する
 

 人は誰しも、諍いや争いなどのトラブルを嫌うのではないでしょうか。

 そのトラブルの多くは、ちょっとした言動が原因であったり、それが契機となって人間関係がこじれたりしているようです。

 かねてより、【心 de 経営】ということを基本に、永年コンサルティングをして参りました。「de」は、フランス語の前置詞で、英語にしますと「of」に近い意味合いであり用法であると認識しています。

「de」を、英語の「of」の意味で用いますと「心 of 経営」、すなわち「経営”の”心」となります。「de」を、そのまま、日本語の「で」に置き換えますと「心で経営」となります。

 ここでは、後者の「心で経営」に重点をおいて、経営に限らず、人間関係における「心づかいのあり方」を、平素の体験から感じるがままにを徒然に記述してまいります。それにしても、他人に優しくするには、自分に厳しくなければならないことを痛感しています。

 期せずして日本経営士協会理事長の藤原久子先生も、心を大切にすることを常々口にされています。理事長とお話している中で出てきたことを中心にまとめています。ある意味では、藤原理事長との合作といえるブログです。

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11 部下のやる気を落とさないように注意やアドバイスをする

 

 このブログシリーズで、歩行喫煙をしている人に対する言い方について、相手に気づいていただく例をご紹介しました。

 それが、仕事上の部下であったり、目下の人であったりしますと、相手への配慮を欠いてしまうことがありがちです。

 「注意や叱ることにより、相手のやる気を削ぐことがないように」、できれば、「さらにやる気を高められるように」という視点になります。

 しかし、親にさえ叱られたことがないような人達が多い昨今ですので、上司だからといって、高圧的な言い方は厳禁です。「パワハラだ」と、訴えられてしまうかもしれないご時世です。

 一方で、ストレートに、相手の問題点を指摘し、論理的に話して納得させようというのも、「率直だ」という評価からうまく行く場合もあります。しかし、得てして、率直な物言いを、いきなりされても、逆ギレを買うことになりかねません。

 人によっては、自信を失い、せっかく、成長を意図しての行為ですのに、逆効果になってしまうこともあります。

 この様に、劣等感を抱かせたり、反感を買ったりしないためには、どのようにしたら良いのでしょうか。

 人によっては、「本論から入らずに、相手を誉めるところから始めるのがよい」とアドバイスをする方もいます。

 この方法は、成功することが多いですので、いろいろな人が推奨しています。ところが、反面、「下心が、見え見え」とこちらの手立てを読まれてしまいますと、せっかくの配慮もうまく行きません。


 ありきたりのことではありますが、注意をしたり、叱ったりするときの基本は、自分が冷静であることが第一です。

 相手の性格に応じて、誉めることから始めるのか、率直に切り出すのか、適切な判断が必要です。

 これもよく知られていることですが、他の社員のいる前での、注意や叱責は厳禁です。

 私は、事前に、キチンとストーリーを整理し、メモにしておき、原則は、それに沿って、論理的に、ゆったりとした口調で話をするようにします。

 多くの場合には、これでうまく行きますが、こちらが構築したストーリー通りに進まないことがあたり前のように起こります。そのようなときも、一旦は横道にそれることも容認して、ストーリーを修正したり、状況判断によって補正をしたりします。

 けっして、いつも言っていることや、他の人に言っていることと異なる論旨にならないように、主旨一環が原則です。その場限りのやり方は、矛盾を請じかねません。

 八方美人的に、「嫌われたくない」という気持ちが先行しても、平素言っている論旨から外れてしまうこともあります。

 しかし、中には、論理的に理詰めで話されるのが不得意な人もいます。その様な人の多くは、情緒的な人です。「相手の情に訴える」という戦法も人によっては効果的です。

 要は、目的と手段の選択と、状況に応じた臨機応変性が求められるといえます。

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■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する10 相手を傷つけないで、言いにくいことを話す

2023-12-22 07:15:22 | 【心 de 経営】 心づかいで人間関係改善
■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する10 相手を傷つけないで、言いにくいことを話す
 
 日本経営士協会は、ご存知の方も多いと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
 
 会員は、それぞれ異なった専門分野を持っていますので、経営士同士が競合するというよりは、専門外の分野で補完し合っています。これを「共業・共用・共育」といっています。
 
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■■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する
 

 人は誰しも、諍いや争いなどのトラブルを嫌うのではないでしょうか。

 そのトラブルの多くは、ちょっとした言動が原因であったり、それが契機となって人間関係がこじれたりしているようです。

 かねてより、【心 de 経営】ということを基本に、永年コンサルティングをして参りました。「de」は、フランス語の前置詞で、英語にしますと「of」に近い意味合いであり用法であると認識しています。

「de」を、英語の「of」の意味で用いますと「心 of 経営」、すなわち「経営”の”心」となります。「de」を、そのまま、日本語の「で」に置き換えますと「心で経営」となります。

 ここでは、後者の「心で経営」に重点をおいて、経営に限らず、人間関係における「心づかいのあり方」を、平素の体験から感じるがままにを徒然に記述してまいります。それにしても、他人に優しくするには、自分に厳しくなければならないことを痛感しています。

 期せずして日本経営士協会理事長の藤原久子先生も、心を大切にすることを常々口にされています。理事長とお話している中で出てきたことを中心にまとめています。ある意味では、藤原理事長との合作といえるブログです。

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■10 相手を傷つけないで、言いにくいことを話す

 

 私は、毎朝一時間ほどのウォーキングをしています。家に近くなる頃には、ポツポツと通勤の人に出会います。

 ご自宅では、「寝起きの一本」をしたいところを、ご家族の関係でたばこを吸えないで玄関を出られるのかもしれません。

 ウォーキング中の私がいても、堂々と吸い続けている人、掌でたばこを覆いながら、喫煙を隠そうとする人、さまざまです。

 おそらく、その様などなたも、「歩行喫煙禁止」ということはご存知なのですが、喫煙の誘惑には勝てないのでしょう。

 それを承知で喫煙しているのですから、私はあえて、禁煙すべきだなどと言うつもりはありません。(そう言いたいところですが・・・)

 ただ、通り過ぎるまで、たばこを吹かすのを止めて欲しいだけなのです。


 ある朝、前方からたばこを吸っている同世代の人がやってくるのが見えました。その人がいる近くに横断歩道があります。

 早朝ではありますが、相手が数十メートル先にいらっしゃるので、少々大きめの声で「これから道の反対側に回りますので、ちょっと止まっていて下さい」とお願いしました。

 それが、聞こえなかったのか、無視して、私の方に向かって歩いてきました。すれ違い様に、「人とすれ違うときくらい、たばこを吹かすのを止めていただけませんか」とお願いしました。

 その人は、なんと、私の顔をめがけて、たばこを吹きかけてきたのです。おそらく、私の語調が強かったので、立腹されたのでしょう。

 別の日ですが、見るからに通勤の人らしい、五〇代のでっぷりとした、貫禄のある、重役タイプの男性とすれ違うことになりました。

 その方もたばこを堂々と吹かしています。すれちがう、5m程手前で、頭を垂れて、「大変申し訳ありませんが、私が通り過ぎるまで、たばこを吹かすのを一旦中断していただけませんでしょうか」と言いましたところ、吸うのをやめてくださいました。


 こちらが、誠意を込めてお願いしますと、相手の人も聴く耳を持って下さるのですね。

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■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する12 ユウ・アティテュードで独善を回避する  A628

2023-12-11 12:06:00 | 【心 de 経営】 心づかいで人間関係改善
■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する12 ユウ・アティテュードで独善を回避する   A628
 
 
 日本経営士協会は、ご存知の方も多いと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
 
 会員は、それぞれ異なった専門分野を持っていますので、経営士同士が競合するというよりは、専門外の分野で補完し合っています。これを「共業・共用・共育」といっています。
 
 コンサルティングという実務を通じて、いろいろな体験をしています。その体験を通して、みなさまに情報をお届けしています。
 
■■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する
 

 人は誰しも、諍いや争いなどのトラブルを嫌うのではないでしょうか。

 そのトラブルの多くは、ちょっとした言動が原因であったり、それが契機となって人間関係がこじれたりしているようです。

 かねてより、【心 de 経営】ということを基本に、永年コンサルティングをして参りました。「de」は、フランス語の前置詞で、英語にしますと「of」に近い意味合いであり用法であると認識しています。

「de」を、英語の「of」の意味で用いますと「心 of 経営」、すなわち「経営”の”心」となります。「de」を、そのまま、日本語の「で」に置き換えますと「心で経営」となります。

 ここでは、後者の「心で経営」に重点をおいて、経営に限らず、人間関係における「心づかいのあり方」を、平素の体験から感じるがままにを徒然に記述してまいります。それにしても、他人に優しくするには、自分に厳しくなければならないことを痛感しています。

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■ 12 ユウ・アティテュードで独善を回避する   A628

 

 マーケティングに「ユウ・アティテュード」という用語があります。「あなた好みの」といいましても、奥村チヨの「女になりたい」とは異なります。<笑い>

 相手の立場に立って、すなわちマーケティングでは「ユーザーさん」「消費者」の立場に立って、商品開発をするとよいというような意味合いで使われることが多いです。

 一方で、「自己中」という言葉があります。「利己主義」とも多少ニュアンスが異なるようですね。

 「俺が・・・」というような、自分の視点での価値判断を相手に押しつける人を、私は、ユウ・アティテュードをもじりまして、「アイ・アティテュードな人」といいます。

 アイ・アティテュードは、自己中や利己主義とも、少し異なります。アイ・アティテュードの人は、相手の人のことも考えて判断するのですが、「アイ(I)」が基本なのです。


 出張の帰りに、飛行機が空港に着陸して、飛行機の出口から出るときに、ずらりと並んでしまいます。出口付近では、左側のアレイから来る人と、右側のアレイから来る人がぶつかりますので、滞留してしまうことは専門家のご意見を聞かなくてもわかります。

 私が、出口近くに来たときに、私の前にいた女性が、左手からの流れの人に順番を譲りました。「なんと思いやりのある人・・・」と思ったのですが、ぞれを続けていますので、私は飛行機から降りることができません。

 おそらく、その方は、相手に出る順番を譲るという優しい気持ちで、続けているのでしょうが、その女性の後ろにいる私だけではなく、その後ろの人は、その女性のために外に出ることができなおのです。

 この様な人のことを、私は「アイ・アティテュードな人」と言うのです。

 「左からの人に順番を譲る」という考えは、素晴らしいことですが、その人の後ろにいる人に対しては、失礼なことです。

 交互に出口から出るというのが暗黙の了解ですので、「人に譲る」ということに固執しすぎますと、別の視点で見た場合には、他人に迷惑をかけていることに、その女性は気がつかないのです。

 このように、一見しますと、相手のことを思う、ユウ・アティテュードのように見えますが、他方では、他の人に迷惑をかけていることに気がつかないのです。

 自分の基準で、こうした方が良いだろうと思い込むことは、好ましいことではありません。他の人への気遣いが、別の人にとっては迷惑行為なのです。

 自分の価値観に固執するのではなく、自分とは、異なる価値観を有する人とも積極的につきあうことから、いろいろな価値観を感じ取れるようになるのではないでしょうか。

 自分の価値観に固執しすぎますと、世間を狭くしてしまうことも知っておくべきです。

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■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する13 粗野な男と重厚な紳士の分岐点  A712

2023-11-29 06:54:43 | 【心 de 経営】 心づかいで人間関係改善
■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する13 粗野な男と重厚な紳士の分岐点   A712
 
 
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■■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する
 

 人は誰しも、諍いや争いなどのトラブルを嫌うのではないでしょうか。

 そのトラブルの多くは、ちょっとした言動が原因であったり、それが契機となって人間関係がこじれたりしているようです。

 かねてより、【心 de 経営】ということを基本に、永年コンサルティングをして参りました。「de」は、フランス語の前置詞で、英語にしますと「of」に近い意味合いであり用法であると認識しています。

「de」を、英語の「of」の意味で用いますと「心 of 経営」、すなわち「経営”の”心」となります。「de」を、そのまま、日本語の「で」に置き換えますと「心で経営」となります。

 ここでは、後者の「心で経営」に重点をおいて、経営に限らず、人間関係における「心づかいのあり方」を、平素の体験から感じるがままにを徒然に記述してまいります。それにしても、他人に優しくするには、自分に厳しくなければならないことを痛感しています。

 期せずして日本経営士協会理事長の藤原久子先生も、心を大切にすることを常々口にされています。理事長とお話している中で出てきたことを中心にまとめています。ある意味では、藤原理事長との合作といえるブログです。

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■ 13 粗野な男と重厚な紳士の分岐点   A712

 

 「ぼろは着てても心は錦」という歌があります。

 確かに、人は外見だけではわからないものです。外見だけで、「よい人」という審判が下されるのであれば、どんなに素晴らしい人でも、お金持ちには勝てないことになります。

 では、同じ人が、粗野な態度をとった場合と、落ち着きのある、重厚感溢れる立ち振る舞いをするときでは、どちらの印象がよいでしょうか。

 少々、落差の大きい比較ですが、現実には、人の立ち居振る舞いは、それほど大きく異なるわけではありません。ちょっとした仕草で、好印象を与えることもあり、悪い第一印象になってしまうこともあります。

 たとえば、応接室に招じ入れられ、ソファーにどっかと座るより、ゆったりと座るのでは、印象は全然異なります。。

 ソファーの前に置かれているサイドテーブルの端に少し手をかけたり、座面に掌をゆったりとした動作でおいてから座ったりするだけで、優雅さを演出することができます。

 それには、腹筋を平素から鍛えておく必要があります。座っている場合も、背筋を伸ばした姿勢でいますと、見ていて気持ちがよいです。それには、背筋が鍛えられていませんと、すぐに崩れてしまいます。

 コーヒーが出されたら、ほほえみ、軽く会釈をしながら、謝辞を発するだけで、給仕して下さった方の印象は大きく異なります。それどころか、謝辞によっては、その方のモチベーションアップにつながるかもしれません。

 砂糖やクリームを入れ、それをかき混ぜながら、会話をするのではなく、ゆったりとかき混ぜ、とくに最後にスプーンを上げるときは、意識してゆっくりと行います。そして、スプーンをカップの向こう側に起きます。

 カップの取っ手が、イギリス皇室のルールに従って左側にあるときには、そこに指を当ててカップの向こう側にしながら回して、取っ手を右側にします。この時に、指がだらしなく開いていないことが肝要です。

 この動作だけで、マナーを心得た人であるということを無言のうちに示せます。

 動作の最後は、特にゆっくりと行いますと、美しい動作に見えます。

 この間、数十秒足らずでしょうから、話は、それから続けます。けっして、この様な動作を,話しながら行わないようにします。

 私は、たったこれだけのことに注意をしているだけで、「あの先生は、紳士ですね」と言われることが多いようです。

 

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■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する17 会話の姿勢をただすとコミュニケーションが良くなる A913

2023-11-27 09:59:36 | 【心 de 経営】 心づかいで人間関係改善

■【心で経営】心づかいが人間関係を改善する17 会話の姿勢をただすとコミュニケーションが良くなる A913

 多様化の時代になり、ホンモノ智恵が求められる昨今です。

 世の中には、「専門家」とか「プロ」と呼ばれる人が多数いらっしゃいます。

 ところが、残念なことに、その大半というのが、「エセ専門家」「エセプロ」なのです。

 それが露呈したのが、東日本大震災の福島原発事故ではないでしょうか。

 その対応においても、事後対応においても、専門家と言われる人達な何もできず、口を閉ざしてしまっだではないですか。

 ホンモノのプロ、要は「“真”のプロ」とは、どの様な人を指すのでしょうか。

 40年余の経営コンサルタント経験から、最善の策ではないにしても、ベターな策を講じるための智恵をご紹介してまいります。

メモ

17 会話の姿勢をただすとコミュニケーションが良くなる A913

 サラリーマンとして仕事を始めた頃のことです。課長に報告があって、パーティションの向こう側に座っている課長席に行くときに、迷惑をかけないように、そっと近づきました。

 そして、課長が気がつくまで、立って待っていました。

 課長にしてみれば、部下が黙って立って、課長の様子をうかがっているように思えたのか、態度が冷たいのに気がつきました。

 次に、課長の正面に立っては失礼かと思い、やや斜め前に立って、課長の方に体を向けて、報告を始めました。

 やはり、課長は、居心地が悪そうでした。


 この経験は、今でもはっきりと覚えていますし、逆に課長の気持ちも解るような気がしました。

 ドアがついているわけではない、パーティションだけですが、パーティションをコツコツとたたいてから、「失礼します」とはっきりした声で言えば、気持ちよく応対してもらえたのでしょう。

 さらに悪かったのが、立ち方です。

 課長の正面に、足を揃え気味にして、課長に正面から、まっすぐに立てばよいものを、やや斜めからの位置だったのが、課長に違和感を持たせてしまったのです。

 つま先が、相手の方向を向いていませんと、相手に、あらぬ警戒心を持たせてしまうことに、新人の私は気がつかなかったのです。


 一方で、一対一で、座って話すときには、二人の間にサイドテーブルなどが挟まれていれば、正面からでもよいでしょう。

 ところが、カウンター席やテーブルの同じ辺に座る場合には、イスの位置を直角にすると良いと言われます。

 しかし、私は、直角より、やや鋭角の角度で相手と話すようにしています。

 直角の位置ですと、どちらかというと横から話し掛けるような気がします。75度位の角度が、私にはちょうど話しやすい位置関係に感じます。

 他の人に、このことを話しますと、直角派の人達も、私のように鋭角派を指示して下さる人が増えてきました。

 角度はどうであれ、シチュエーションに合わせて、角度や位置を適宜変えるようにして、親近感を増し、それが信頼感の醸成に繋がるように努力をしています。

 

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■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する14 仕事の指示や依頼の心得  A726

2023-11-19 13:22:49 | 【心 de 経営】 心づかいで人間関係改善
■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する14 仕事の指示や依頼の心得   A726
 
 
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■■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する
 

 人は誰しも、諍いや争いなどのトラブルを嫌うのではないでしょうか。

 そのトラブルの多くは、ちょっとした言動が原因であったり、それが契機となって人間関係がこじれたりしているようです。

 かねてより、【心 de 経営】ということを基本に、永年コンサルティングをして参りました。「de」は、フランス語の前置詞で、英語にしますと「of」に近い意味合いであり用法であると認識しています。

「de」を、英語の「of」の意味で用いますと「心 of 経営」、すなわち「経営”の”心」となります。「de」を、そのまま、日本語の「で」に置き換えますと「心で経営」となります。

 ここでは、後者の「心で経営」に重点をおいて、経営に限らず、人間関係における「心づかいのあり方」を、平素の体験から感じるがままにを徒然に記述してまいります。それにしても、他人に優しくするには、自分に厳しくなければならないことを痛感しています。

 期せずして日本経営士協会理事長の藤原久子先生も、心を大切にすることを常々口にされています。理事長とお話している中で出てきたことを中心にまとめています。ある意味では、藤原理事長との合作といえるブログです。

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14 仕事の指示や依頼の心得   A726

 ビジネスというのは、独りでやっていては効率がよくありません。たとえ、独立起業まもない頃であっても、奥様に秘書としての仕事を手伝ってもらったり、経理業務を担っていただいたりするだけでも、やりこなせる仕事量は全然異なります。

 私も経営士・コンサルタントとして独立起業したての頃は、社員を雇うには、先が読めなさすぎましたので、妻に手伝ってもらいました。

 たとえ妻であっても、協力していただいているわけですので、日常生活で亭主関白であっても、仕事の上ではパートナーという、同格の立場でいる意識を持つべきです。

 すなわち、「糟糠之妻」として、それを口に出さないまで、感謝の念を常に持っていることが肝要です。しかし、時には、感謝の言葉を発することを忘れてはならないと考えます。

 たとえ、社員を雇える身分になっても、あるいは会社の管理職として部下を持つ身になっても、人に指示・命令を出すときには、「お願いする」という気持ちを持って指示・命令を行うべきです。

 指示・命令の基本は、どの様な目的の業務なのかをキチンと理解させ、経験の浅い社員の場合には、簡単な方法や手順を示します。一方、中堅社員などの場合には、目的を説明したら、あまり細かい指示を出さない方が良いでしょう。

 いずれの場合においても、期限は明示します。期限前に、こちらから進捗状況を確認したりして、作業に首を突っ込むことは極力やらないようにします。

 しかし、経験の浅い人の場合には、それとなく進捗状況を確認するとか、中間報告をさせるとかして、方向違いの作業をしないようにチェックしなければなりません。

 結果報告や成果物の提出があった時には、まずは感謝の言葉を発することです。そして、是々非々の観点で確認し、場合によっては部分訂正をしてもらいます。

 私自身は、部下から、「平素は、やさしいけれど、仕事となると厳しく、ケアレスミスなどを起こしたときには怖い人」と陰口をたたかれていました。しかし、社内でのミスは許されても、顧客・顧問先に対しては、常に100満点の作業を行うことを基本とすべきです。

 一方、目上の人に対して、お願いするときには、相手の都合のよい時間帯に、都合のよい場所で会うのが原則です。熱意を持って、語りますと、こちらの依頼を引き受けて下さる確率は高くなります。

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■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する18 初対面の人との会話導入法 A927

2023-11-18 07:26:00 | 【心 de 経営】 心づかいで人間関係改善
■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する18 初対面の人との会話導入法 A927
 
 
 日本経営士協会は、ご存知の方も多いと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
 
 会員は、それぞれ異なった専門分野を持っていますので、経営士同士が競合するというよりは、専門外の分野で補完し合っています。これを「共業・共用・共育」といっています。
 
 コンサルティングという実務を通じて、いろいろな体験をしています。その体験を通して、みなさまに情報をお届けしています。
 
■■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する
 

 人は誰しも、諍いや争いなどのトラブルを嫌うのではないでしょうか。

 そのトラブルの多くは、ちょっとした言動が原因であったり、それが契機となって人間関係がこじれたりしているようです。

 かねてより、【心 de 経営】ということを基本に、永年コンサルティングをして参りました。「de」は、フランス語の前置詞で、英語にしますと「of」に近い意味合いであり用法であると認識しています。

「de」を、英語の「of」の意味で用いますと「心 of 経営」、すなわち「経営”の”心」となります。「de」を、そのまま、日本語の「で」に置き換えますと「心で経営」となります。

 ここでは、後者の「心で経営」に重点をおいて、経営に限らず、人間関係における「心づかいのあり方」を、平素の体験から感じるがままにを徒然に記述してまいります。それにしても、他人に優しくするには、自分に厳しくなければならないことを痛感しています。

 期せずして日本経営士協会理事長の藤原久子先生も、心を大切にすることを常々口にされています。理事長とお話している中で出てきたことを中心にまとめています。ある意味では、藤原理事長との合作といえるブログです。

 物事や人の心には多面性があります。お届けするブログが正論であるか否かは、皆様のご判断にお任せしますが、参考にして下さいますと幸いです。

 
 
■ 18 初対面の人との会話導入法 A927

 初めてあった人との会話は、何を切り口にするのかが決まるまでは大変です。

 相手のことを知りたいがために、「尋問調」になってしまうことがしばしばあります。

 話がスムーズに始まらない場合には、私は、まず、自分のことを話すようにします。

 相手がビジネスパーソンであれば、なぜ経営コンサルタントになったのかとか、経営コンサルタントをやっていての失敗談などを話すようにします。

 相手が、女性で、ビジネスにはあまり興味がなさそうな人の場合には、「犬・猫、どっち派」を切り口にしたり、早朝ウォーキングで見つけた草花や動物の話などをしたりします。

 しかし、前者の場合に、よく失敗するのが、自分のことばかりをしゃべりすぎてしまうことです。尋問口調もよくないですが、しゃべりすぎはさらによくないと、自分自身には言いきかせています。しかし、切りのよいところを見つけられなくて、しゃべり続けてしまうことが時々あります。

 禁句は、人の悪口などは当然のことですが、政治や宗教は、御法度にしています。


 これらで、スムーズに打ち解けられればしめたものですが、その切り口がいずれもうまく行かないことがありましたり、適切な切り口が見つからなかったりすることもあります。

 その様な場合に、昔から言われています「木戸にたてかけし衣食住」という言葉を思い出します。

 き 気候
 ど 道楽、趣味
 に ニュース
 た 旅
 て 天気、テレビ
 か 家族・家庭
 け 健康
 し 仕事
 衣 衣服、流行
 食 食事・グルメ
 住 住居・建物、住所による特性


 話題と共に、心がけていることとしては、相手が雑談にあまり乗り気でないときには、あまり雄弁にならない程度に、上記のテーマから、差し障りのないことをお話しするようにしています。

 自分が商社マン時代に海外に行くことが多かったですので、その時の話、特に面白かったり、珍しかったりする体験や失敗談などを話します。旅行好きですので、スマホに入っている写真などを見せながら、話をすることもあります。

 面会している場所の雰囲気に合わせてテーマ選びやしゃべり方も必要です。また、相手が、ゆっくりしゃべる人の場合には、こちらもゆっくりとしたペースで話すようにしています。

 平素から、話材をためておくことも必要ですね。

 

  (ドアノブ)

 


【経営コンサルタントの育成と資格付与】
 
 
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■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する15 プレゼントの選び方  A816

2023-11-12 12:06:00 | 【心 de 経営】 心づかいで人間関係改善
■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する15 プレゼントの選び方   A816
 
 
 日本経営士協会は、ご存知の方も多いと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
 
 会員は、それぞれ異なった専門分野を持っていますので、経営士同士が競合するというよりは、専門外の分野で補完し合っています。これを「共業・共用・共育」といっています。
 
 コンサルティングという実務を通じて、いろいろな体験をしています。その体験を通して、みなさまに情報をお届けしています。
 
■■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する
 

 人は誰しも、諍いや争いなどのトラブルを嫌うのではないでしょうか。

 そのトラブルの多くは、ちょっとした言動が原因であったり、それが契機となって人間関係がこじれたりしているようです。

 かねてより、【心 de 経営】ということを基本に、永年コンサルティングをして参りました。「de」は、フランス語の前置詞で、英語にしますと「of」に近い意味合いであり用法であると認識しています。

「de」を、英語の「of」の意味で用いますと「心 of 経営」、すなわち「経営”の”心」となります。「de」を、そのまま、日本語の「で」に置き換えますと「心で経営」となります。

 ここでは、後者の「心で経営」に重点をおいて、経営に限らず、人間関係における「心づかいのあり方」を、平素の体験から感じるがままにを徒然に記述してまいります。それにしても、他人に優しくするには、自分に厳しくなければならないことを痛感しています。

 期せずして日本経営士協会理事長の藤原久子先生も、心を大切にすることを常々口にされています。理事長とお話している中で出てきたことを中心にまとめています。ある意味では、藤原理事長との合作といえるブログです。

 物事や人の心には多面性があります。お届けするブログが正論であるか否かは、皆様のご判断にお任せしますが、参考にして下さいますと幸いです。

 
 
15 プレゼントの選び方   A816

 

 1980年代に、今や世界的な有名人になっている方とお会いした時に、「先生、パソコンに関する本を書いていただけませんか」ということを言われました。

 内心では、これは素晴らしいオファーですと大変乗り気になっていました。即引き受けますと、あまりにも軽薄すぎるような気がしまして、「いくら経営コンサルタントといいましても、文系出身の私には、ハードルが高すぎます」と応えました。

 ところが、当時は、まだ一介のベンチャー企業の経営者に過ぎない彼が、「失礼ながら門外漢だからこそ、先生のような方に書いていただきたいのです」と、今日、彼が成功できる片鱗を見せてくれたのです。

 もちろん、お引き受けすることになり、門外漢の私が、PC関連の本や雑誌に数十本もの原稿を書くことに繋がったのです。


 さて、本件の首題の「プレゼント選び」というのは、私の最も不得意とするするところですので、これをテーマにして書いたり、話したりすることは避けてきました。

 しかし、不得意だからといい、逃げているだけでは、経営コンサルタントとして恥ずかしいことだと、かねてから考えていました。

 上述の出版の件ではありませんが、贈答のプロ・アドバイザーの視点とは異なる、オーソドックスすぎるようなことをお話ししても良いのではないかと、考えるようになりました。

 恥をかくことを承知で、書こうと思いつつも、なかなか筆が進みません。その種の本でも読めばヒントを得られるのでしょうが、それでは、上述の出版の精神である、「門外漢だから、よいのです」という発想に反してしまいます。

 この文章の読者には、大変失礼ですが、短いですが、思い切って書いてみますので、ご容赦ください。

 私は、海外でのビジネスの機会が結構ありましたので、お客様の自宅に招かれることがしばしばありました。外国の人ですと、日本的なものが喜ばれますので、数多く経験していますことから、あまり、苦もなく、日本酒だとか、扇子や箸などの小物などで、お茶を濁してきました。

 ところが、手持ち在庫がないのに、急に呼ばれて訪問することになりました。何かないかと、思案しながら、捜し物を始めましたところ、盆栽の本が目に入りました。たしか盆栽の種もあったはずと、それを探しましたところ、すぐに見つかり、それを持参しました。

 私自身は、盆栽に関する知識も経験も、本でザッと見る程度のモノしか持っていません。盆栽の種も、外国人への話のネタとして、買ったものを、ただ、しまっておいただけです。

 わずかな知識も本や種の現物が目の前にありますと、結構説明できるモノですね。大変喜ばれました。


 しかし、この様な、例外的な成功は、特に日本人同士ですと、何の役にも立ちません。ここでは、失敗談を通して、平素、心がけていることをご紹介します。

 私のクライアントさんのお一人から、招待を受けました。甘党であるということを聞いていましたので、季節の和菓子を持参しました。ところが、その社長さんも奥様も、ダイエット中で、反って迷惑をお掛けしてしまいました。

 また、別のケースですが、アルコールが好きな社長さんにお会いすることになったときに、たまたま海外出張時に購入したワインがありましたので、それを持参しました。ところが、その社長さん、願掛けの最中で、アルコールを断っていたのです。

 この両者に共通することは、私が持っていた顧客の好み情報は、いずれも古く、役に立たなかったということです。

 それ以後、顧客の嗜好品や趣味など、仕事以外の個人情報も常に最新のものにするように努力をし、多少なりとも、的外れを減らすことができるようになりました。

  (ドアノブ)
 
 
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■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する19 好感度を高める会話術 Aa11

2023-11-11 07:26:00 | 【心 de 経営】 心づかいで人間関係改善
■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する19 好感度を高める会話術 Aa11
 
 
 日本経営士協会は、ご存知の方も多いと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
 
 会員は、それぞれ異なった専門分野を持っていますので、経営士同士が競合するというよりは、専門外の分野で補完し合っています。これを「共業・共用・共育」といっています。
 
 コンサルティングという実務を通じて、いろいろな体験をしています。その体験を通して、みなさまに情報をお届けしています。
 
■■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する
 

 人は誰しも、諍いや争いなどのトラブルを嫌うのではないでしょうか。

 そのトラブルの多くは、ちょっとした言動が原因であったり、それが契機となって人間関係がこじれたりしているようです。

 かねてより、【心 de 経営】ということを基本に、永年コンサルティングをして参りました。「de」は、フランス語の前置詞で、英語にしますと「of」に近い意味合いであり用法であると認識しています。

「de」を、英語の「of」の意味で用いますと「心 of 経営」、すなわち「経営”の”心」となります。「de」を、そのまま、日本語の「で」に置き換えますと「心で経営」となります。

 ここでは、後者の「心で経営」に重点をおいて、経営に限らず、人間関係における「心づかいのあり方」を、平素の体験から感じるがままにを徒然に記述してまいります。それにしても、他人に優しくするには、自分に厳しくなければならないことを痛感しています。

 期せずして日本経営士協会理事長の藤原久子先生も、心を大切にすることを常々口にされています。理事長とお話している中で出てきたことを中心にまとめています。ある意味では、藤原理事長との合作といえるブログです。

 物事や人の心には多面性があります。お届けするブログが正論であるか否かは、皆様のご判断にお任せしますが、参考にして下さいますと幸いです。

 
 
■ 19 好感度を高める会話術 Aa11

 「口は禍のもと」ということは、しばしば目にしたり、耳にしたりします。

 言わなくても良いことを口走ったり、より適切な表現をすれば相手を傷つけなくて済んだりと、おはずかしいながら、この歳になっても失敗続きです。

 自分では、自慢話をしているつもりはないのですが、聞く人にとっては、それが自慢話に聞こえるという失敗をしばしばします。

 かつて、ある上司から「相手には成功談を話させ、自分は失敗談を話す」ということをお聞きしたことがあります。誰しも、誇りたいことはあるわけですので、話を相手の成功談に繋がるように誘導する技が必要です。


 自分が興味を抱いていないことに対して、相手が得々と話すことがあります。延々と続くのは困りますが、逆に自分が知らないことを聞き出すようにしますと、相手に不快感を持たせずに済みます。

 「私は、そのことについては知識がなくておはずかしいのですが・・・」と前置きして、会話の中に出てきましたキーワードについて、質問するのもよいですね。

 それを契機に、話題を転換しますと、後腐れも少なくて済みます。


 会話中は、相手に優しい眼差しを投げかけるように努力をしています。ジッと、見つめますと、睨んでいるように見えてしまいます。

 相手と視線を合わせませんと、不快感を与えたり、失礼な感じをもたせたりします。時には、自信がないので目を合わせられないと誤解されることもあるかもしれません。

 相手の眉間あたりを見て、笑顔を絶やさないようにします。視線を外さず、しかし、睨み付ける視線にならず、よいように思えます。

 さらに、適切な相づちは不可欠です。相づちがありませんと、話を聞いているのかどうかもわかりません。

 相づちとして、相手に反発するような印象を与える言葉は避け、同意や質問を投げかけるようにしますと、話は発展します。

 とりわけ、私のような経営コンサルタント業をやっている者にとっては「自分でしゃべるより、相手にしゃべっていただく」という姿勢が大事です。

  (ドアノブ)
 
 
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