おじいちゃんの小さな疑問集(旧:おもりぽ)

「おじいちゃんがふと抱いた小さな疑問」を、載せさせていただきます。答えや共感や異論があればぜひコメントを!

面白リポート532.3月11日東北大平洋岸を空から

2021年03月12日 | ぷちりぽ

ぷちりぽ.3.11東北大平洋岸を空から

東日本大震災から10年が経過する昨日、2021年の3月11日に千歳発-羽田着の飛行機に搭乗していました。札幌に用件が生じて3月9日に羽田から千歳まで飛行機で飛び、用件を終えて羽田にもどった飛行機は、3月11日の朝に千歳を飛び立つ便だった。

飛行機の予約にあたり、行きの便の座席は25A(飛行方向左)の窓側にしました。雲がなければ、「日本海側の山や海の風景を観れるかな」という思いで。そして3月11日の帰りの便も、同じ25Aの座席を予約した。偶然だけれど帰京フライトの日は、関東大震災からちょうど10年になる当日で、「太平洋側の風景を観ながら帰りたいな」。そんな、思いがあり…。

昨日3月11日(木)は千歳から羽田までよく晴れていて雲に邪魔されず、ずっと大平洋側を眺めつつ飛んでいました。スマホは機内モードのため、風景と地図を照らし合わせながら確認はしていませんでしたが、この写真は岩手あたりの風景かな…。

そしてこちらは、宮城から福島にかけての風景かな…。岩手、宮城、福島の上空通過時は、結構高度が高いので、陸地や海岸の具体的な様子までは把握できない。だからどの程度の痛みが残り、どんな工事が進んでいるなどは、観えません。

ぼくは震災後には仕事も含め、頻繁に札幌通いをしていました。その当時は、千歳発の便の左窓側席に座る勇気は持てなかった。10年が経ち、座り眺めることができるようになったのは、時間の経過がなせることなのでしょうか?  東京湾から、快晴の羽田空港に着陸しつつ、復興への期待がそんな気持ちにさせてくれたのか? それともぼくの中の怖さが風化してきたからなのか? 考え続けていましたが…。

<今回の申し訳なさ>

地上にいて犠牲になったたくさんの命や、その家族。実際に復興に携わる人々の、苦渋や苦労。これらを考えると、空から眺めて通過しているだけの無力な自分を再認識し、素直に申し訳なく思う次第です。

コメント
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