牧師の読書日記 

読んだ本の感想を中心に書いています。

5月13日(月) 「プロテスタント教会の礼拝⑩」 J・F・ホワイト著

2013-05-13 18:42:23 | 日記

 第11章は「ペンテコステ派の礼拝」。

 本からの引用。「ペンテコステ派の礼拝伝統はプロテスタント教会の中で最も新しく、20世紀の始まりと同時に生まれたものである。、、、、ペンテコステ派の伝統な主な特徴は、聖霊への信頼に基づいた礼拝に対する非構造的なアプローチという点にあり、それは礼拝の内容だけでなく礼拝の流れにまでも影響を及ぼしている。、、、、私たちはプロテスタント教会の礼拝の諸伝統の枠組みの中で、ペンテコステ派をクェーカーよりもやや右よりに位置づけたいと思う。その根拠として、ペンテコステ派の場合は、外面的視覚的なサクラメントを認める点、音楽を多用する点、按手を受けた聖職者の存在を認める点、そして聖書朗読と説教の実践といった点において、中世後期の礼拝の諸要素を維持しているということが挙げられる。」

 昨日は定期的に出席しているペンテコステ派の教会の礼拝に出席した。自分にはペンテコステ派(もしくは現代における聖霊の働きを信じている教会)の礼拝が一番しっくりくるかなと思う。ただ条件があり、それは聖霊と聖書(説教)のバランスが取れている場合である。聖書が少しでも軽視されているペンテコステ派(聖霊運動)には賛成できない。また過度に「聖霊、聖霊」と言って、本当は肉的なのに(人間的であり感情的なのに)霊的にふるまおうとするペンテコステ派の礼拝も自分はあまり好きではない。