牧師の読書日記 

読んだ本の感想を中心に書いています。

5月12日(日) 病床洗礼

2013-05-12 07:24:40 | 日記

 昨日、埼玉在住で東京の教会に通っている方の依頼によって、地元(私が住んでいる場所)の病院へその方のお母さん(96歳、3年前から入院)のお見舞いへ行った。その方は年2回来ているとのことで、私がこちらにいることをその方の通っている東京の教会の牧師(私がお世話になった牧師)から聞いたので、訪問してもらえないでしょうか、とだいぶ前に私へ連絡をくださって、昨日訪問した。一番の目的は、その方の希望で、救い&救いの確信とできれば病床洗礼であった。耳が遠くて会話は大変だったが、少し会話をしてから、本当に短く福音を語り、「イエス様を信じますか。一緒にお祈りしますか。」と聞いたところ、「はい、信じます。お祈りします。」との答えが返ってきた。素直で幼子のような応答で感謝であった。しかし、それまではかなり頑固だったようである。ここまでくるには大変だったようであるが、この方によってしっかりと種まきがされ芽が出ていたので、昨日実が結ばれたのである。そして病床洗礼を滴礼(頭部に手で水滴をつける)で授けた。病床洗礼は私にとってはじめてであった。私たちの教会は基本は浸礼(身体全部を水に浸す)で、病気や体の弱い方、高齢の方は滴礼である。洗礼を授けるのは、昨年の夏に埼玉の教会の牧師を辞任する直前に高校生に洗礼を授けて以来であった。農業で作物を収穫する前に魂の収穫がなされたのは、農業の仕事も大切だがやはり私の一番の使命は教会の働きであることが示されたのだろう。教会を開拓する前から人が救われたことを見ることができとても嬉しかった。とにかく感謝で、特に依頼された方は喜んでおられた。