牧師の読書日記 

読んだ本の感想を中心に書いています。

3月14日(金) 「ハムレット」 シェイクスピア著  新潮文庫

2014-03-14 07:22:25 | 日記

 久しぶりに『ハムレット』を読んだ。改めて文学性の高さに感動した。表現の仕方が抜群にうまい。訳者も優れていると思う。テンポが良い。内容はまさに悲劇である。

 私が大学生だった時に、大学内にある超教派のキリスト教(聖書)研究会に属していたが、私たちの部室の隣がシェイクスピア劇研究会で、彼らから誘いを受けて校内で開かれたシェイクスピア劇を何回か観に行った。学生なのに質の高い演技をしていたのが今でも印象に残っている。私はシェイクスピア劇が好きで、他の悲劇も読んでいるし、映像(古い映画)でも見たし、海外でも機会がある時には何度か生でシェイクスピア劇を観たことがある。実際に見て聞く演劇は、緊張感があり最高に楽しかったことを覚えている。

 本でも十分良いのだが、でもやはりシェイクスピアは劇のために書かれたものなので、生で劇を見ると本当に味わい深い。最近は見ていないなあ。