牧師の読書日記 

読んだ本の感想を中心に書いています。

12月15日(土) 「ビジョナリー・ピープル④」 ジェリー・ポラス著

2012-12-15 06:47:00 | 日記
 
 ビジョナリー・ピープルを読み終わった。ビジョナリーピープルの本質的要素の3つ目は、「行動スタイル」だ。

 本からの引用。「永続的な成功をおさめている人たちの奇妙な触発的行動スタイルの一つに、本当に論争を求めている、という姿勢がある。、、、、、ビジョナリーな人は、建設的な論争を、どこまでも続く望ましい協調態勢を築くプロセスの一環だと考えている。というのも、それは絶えず変わり続ける環境のもとで毎日毎日、我々を行動に駆り立ててくれるからだ。、、、、、どこまでも成果をあげ続ける人は、自分が設定した最重要の目標にひたむきに迫ろうとする。ところが、筆者を本当に、それも何度も繰り返し驚かせたのは、次のような事実だった。つまり、彼らは、その目標に迫ろうとするひたむきな姿勢のせいで、成果を上げるための違った方法を教えてくれる多くのアイディアに耳をふさいだり、検討の対象からはずすようなことはない、という事実だ。彼らはこうした努力を重ねているのだ。」

 論争は避けたいのだが、建設的な論争(話し合い、意見交換)は大切だと思う。家族や同労者とアイディアを出し続ける努力を重ねていきたいものだ。


 続いて本からの引用。「打ち込む価値のあるもので、一人の力だけで成し遂げられるものなんて一つもない。、、、本来の自分になれる、そして自分の存在以上の立派な大義に打ち込む集団の一員になれると信じられるのは、人生の何よりの喜びであり自由であって、これにまさるものはない。ビジョナリーな人にはこんな奇妙な考えがある。つまり、直接会う人たちの多くは、自分のコミュニティやチームのメンバーになる見込みのある人たちだ、という考えだ。そのメンバーの立場は、新入社員、顧客、納入業者、ボランティア、友人、など何でも良い。というのも、次に取り組もうとしている仕事で何か一つ役割を担ってくれるかもしれないからだ。、、、、つまり誰もがみな、自分のドリームチームの長期的なメンバーだと考える、これが人生を大きく変えることにつながるのではないだろうか。いつまでも続く成功を手にしたいなら、人間関係とは、場合によってその立場を変える人たちと長続きするよう築くものだと考えれば、うまくいくはずだ。」

 自分一人で良い仕事をすることは不可能だ。出会う人がすべて同じチーム(仕事仲間)になる可能性があると考えるのはスゴイ。世界と日本には多くの人間が生き生活をしている。その中で出会える人は本当に一握りの人たちに限られている。その出会いを大切にしていくことで、やがて一人で出来なかった仕事を他の人たちと協力してできるようになっていくのだろう。


 最後のまとめ、結論部分からの引用。「大切なこと、それは意義だ。意義はあらゆるものの原動力になっている。ビジョナリーな人は自分の意識の照準を自分の生きがいに合わせ、その生きがいについて多くのことを把握している。、、、、、ビジョナリーな人は言語を使って、現実に対する考え方を共通にし、そのパートナーやチームのメンバーにとっての意義を明確にしようとしている。行動は言語に通して初めて、具体的に起こされるのだ。彼らは常に直観的に、三つの輪を動かして互いに調和がとれるよう努めている。意義を持っているものはすべて、思考スタイルの輪に分類される。この思考スタイルが次に言葉と行動に、そして行動スタイルへと姿を変え、彼らの生きがいを支える力となる。彼らはあらゆる機会を捉えては、目標と意義を繰り返し確認する。」

 「筆者は、絶えず整合性を図る作業に打ち込むためには、人並みはずれた使命感、自制心、そしてときには人一倍の勇気が必要だと考えている。永続的な成功を与えてくれるものは、例の三つの輪、つまり意義、思考スタイル、そして行動スタイルの輪を、自分の生活や仕事と整合性がとれるように動かす日々の作業と努力以外には見当たらない。この世に生きている限りずっと続く挑戦だからこそ、それは、全身全霊をかけて飛び込んでいくべき冒険なのだ。、、、、もし、筆者が見つけた秘密といったようなものが今あるとすれば、それは次のようなものだろう。<もしいつまでも続く成功を望むなら、そのためには、自分にとって生きがいのある人生を紡ぐことだ。>

 神様から与えられた人生を、自分らしく生きたい。神の栄光が現れるための冒険をしていきたい。意義を繰り返し確認し、自分で考え共に考え、考えたことや出てきたアイディアを実行に移していこう。



ネットで以下の文章を見たので、貼り付けておきます。

  2012年12月10日 掲載  
あとから振り返って「あの時が分かれ目だった」と、数年後に歴史の転換点に気づくことは多い。ほとんどの有権者は、まだ気づいていないが、12月16日の総選挙は、歴史の転換点になるとみていい。この選挙は、日本が終末に向かう序曲になるだろう。法大教授の五十嵐仁氏(政治学)が言う。 「民主党に失望した有権者は『ほかに入れる党もないし』という軽い気持ちで自民党に一票を投じるつもりかもしれない。しかし、軽い気持ちで投票したら、今回ばかりは、有権者の意図を超える重大な結果をもたらすと覚悟すべきです。『3年前の自民党政権時代に戻るだけさ』と思ったら大間違いです。3年前とは自民党の体質も、政治状況も一変しているからです。さすがに3年前は、自民党も〈国防軍〉や〈改憲〉を前面に出すことはなかった。安易に自民党に票を入れたら、こんなはずではなかった、という結果になりますよ」  国民生活も悲惨なことになる。まず、消費税が10%にアップされるのは確実だ。原子力村とベッタリ癒着してきた自民党政権では、国民が切望する「脱原発」も絶望的。オスプレイに怯える沖縄県民も見殺しにされるだけだ。 「最大の懸念は、中国とコトを構えそうなことです。安倍総裁は『尖閣諸島に構造物を造る』と中国を挑発している。しかし、中国との関係が決定的になったら、輸出もストップし、日本経済は大打撃を受けますよ。消費増税とダブルパンチで、国民生活はもたない。最悪なのは、安倍総裁は勇ましいことを唱えるだけで、国民生活にほとんど関心がないことです。このままでは、いつか来た道です。〈国が第一、私は第二〉と、国民生活はないがしろにされるでしょう」(五十嵐仁氏=前出)